ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、
こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお訊きします。

仏像をピクトグラム化 / 仏像ピクト

仏像の造形の魅力をピクトグラム化

仏像をピクトグラム化し、アクリルキーホルダーや手ぬぐい、缶バッジ、ステッカー、ポーチなどのグッズとして展開しています。

制作をはじめたのは10年ほど前。
当時、世に流通していた仏像グッズは、造形がリアルなものが多く、例えばカバンにつけたりTシャツにした場合、なかなか身につけづらいなと個人的に感じていました。

 デザイナーとして身近な存在だった「ピクトグラム*」と「仏像」を掛け合わせたら、フォルムもシンプルで日常で身につけやすくなるのでは? と閃き制作してみたのがきっかけです。

*ピクトグラム …物事や情報の視覚的なイメージを抽象化し、文字を使わずにシンプルに記号化したマークのようなもの

その後は、仏像好きの友人らと結成した「仏像部というサークルで企画した「仏像ナイト」という自主開催のイベントでの販売をメインに、デザインフェスタや、友人と企画した小規模音楽フェスでの販売、仏像フィギュア店で展示販売など、少しずつ販売先を広げていきました。
最近では、「マニアフェスタというイベントへの出展や、Web販売に力をいれています。

細部のフォルムにこだわり
仏像を身近なアイコンに

制作過程は、対象となる仏像を選定し、資料画像をもとにラフスケッチ、それをトレースし調整しながらデータを仕上げています。
制作にかける時間は通常8時間程度。フォルムが複雑なものやバランスが取りづらいものは、数週間〜数ヶ月の時間をかけることもあります。

仏像は髪型や衣、持物、印相などさまざまな特徴があり、ひとつひとつに意味が込められています。対照的に、ピクトグラムは説明がなくても誰でもわかる記号的な性質をもっています。
この相反するものを掛け合わせることで、仏像の特徴をシンプルにしつつピクトグラムとして皆が「○○仏」と認識できるようなフォルムにできるかにこだわっています。

ちょっとしたラインの角度や長さが変わるだけで、フォルム自体の印象がガラッとかわってしまうので、細部まで微調整を繰り返しています。

子どもから大人まで楽しめる
仏像の世界を伝えていきたい

影響を受けた人物は、江戸時代の仏師・円空。
荒い彫りながら仏像の特徴を捉えていて、その質感や愛らしい表情の作風に影響を受けています。
全国を巡りながら、庶民の心のよりどころとなった仏像を12万体彫った生き方にも共感を得ています。 

今後の展望は、まだピクト化していない仏像を制作していくこと。
ある程度数がたまってきたら、ZINEやかるたを作りたいと思っています。
ZINEは仏像に詳しくない人でも仏像の種類や成り立ち・役割などがわかりやすい内容のもの、かるたは仏像ピクトに「遊び」の要素が加わることで、子どもでも楽しみながら仏像を覚えることができるものにしたいですね。

仏像ピクト
【Twitter】https://twitter.com/butsuzo_pict
【Online shop】https://butsuzopict.thebase.in/

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