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「小さく咲いた色たち。」色はにほへと #14

建築士としてエントリエブランドのリノベーションを手がけるとともに、このウェブマガジンの編集長でもある、エイミーこと鈴木栄弥。このブログでは、カラーコーディネーターとして登場。快適で心ときめく住まいの要素として、欠かすことができない色にまつわる話を、自身の仕事や街の景色のなかから拾い上げて紹介していきます。ちなみに、本人が好きな色は、薄いピンクと赤。

 

#14「小さく咲いた色たち。

今年も夏が終わろうとしている。

まだまだ暑い日差しの中、
ひまわり畑にみんな駆け寄り
カメラを向けている。

目の前に広がる
眩しく、黄色にぼやけた世界。

ふと、隅のほうに
青々と生い茂る緑の中に、
小さく咲く純白と
青がかった藤色の花。

静かに初々しくも
鮮明で上品でとても綺麗だった。

新しく大きく咲くためには、
揺るがない根っこの
強い気持ちが必要である。

なかなか花が咲かないと、
引っこ抜かれたり、
急いで咲かせようと欲張って
枯らされてしまったり。

でも、傘をつくって日差しから
守ってくれる人たちもいて。

その隙に、ただひたすらに
傘の下で根っこを
強く強くはりつづける。

ずっとずっと、そんな気分だ。

ひとつひとつが
嬉しくて、大切で、
ありがたい。

気づいてくれる人が
わかってくれる人が
守ってくれる人が
ひとり、またひとりと
確実に増えていることが、
ありがたい。

いつかそう遠くない未来、
ひまわり畑に負けないくらい
注目される場所になると確信する、
そんな今年の夏の終わり。

■今日の色たち

全体的に寒色なので落ち着きがあり、白を筆頭に明度が高い色が中心のため、明るい軽さがあります。この風景を見て、「青々と」という言葉が自然に出てきました。平安時代は葉の深い緑色や寒色の色はまとめて「青」と呼ばれ、そのなごりで、緑が際立った様子を表現するときに、「青」が使われるようになったそうです。

 

●過去の色はにほへと一覧
https://entrie.net/category/iro/

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▪︎鈴木 栄弥  / emi suzuki  / エイミー
設計営業、ウェブマガジン編集長

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2級建築士、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター

「ジェルコデザインリフォームコンテスト」リビングダイニング部門 全国優秀賞 受賞
「RoomClip全国理想の住まいコンテスト」500万円以下部門 全国優秀賞 受賞

小学3年の時ミニチュアが好きで、建築模型が作りたくて、建築士になりたいと将来の夢になる。大学入学とともに上京し、人が楽しく暮らす住まいをつくりたいと学び、今に至る。間取りを見て生活を想像することが好き。

趣味:美味しいものを食べる、何かしらハンドメイドする、ダイビング
好きなもの:間取り図、ミニチュア

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