菅野 絵美
記事を書いた人
菅野 絵美 / Kanno Emi
設計営業
三重県出身。子育て奮闘中の一児の母。名古屋の大学で建築を学んだのち、造作家具の設… 計や職人さんの手仕事に携わる会社に就職しました。 たくさんのデザイナーや設計士の方々と仕事をする中で、「お客さまの顔が直接見える仕事がしたい」「自分の手で空間をつくりたい」という思いが強くなり、リノベーション業界へ転身。 名古屋で7年、仙台で9年、東京で1年。初回のヒアリングから設計、施工管理まで一貫して携わってきました。 転職の際に大切にしていたのは、「きちんとお客さまと向き合っている会社かどうか」「新しいことにチャレンジできる環境かどうか」。 そんな思いで探していた中、エントリエと出会い、仲間に加わりました。

関東に引っ越してきて3年目。

つい最近まで、家を買うのはまだ少し先のことだと思っていました。

ところがある日、突然。
「今住んでいる社宅を出ることになった」
そんな話が出てきました。

もうこれは家の購入のタイミングだ!
せっかく家を買うなら、
自分たちらしい家を作りたい。

そう考え、フルリノベーションをすることを前提に物件を探すことにしました。

私がずっと意識している「用・強・美」

ここで少し、私が考える「デザイン」のハナシを。

・建築は、使いやすく快適であること
・安心して長く使えること
・美しくあること

この言葉は、建築を学んでいたときに教わったものです。

学生の頃に教わってから、私はこの3つの言葉がずっと頭の片隅にあります。

だから、今でも計画をするときに思うのは、
「美しいだけでない家づくりをしよう」ということ。

好きな素材を使ったり、きれいな納めかたを追求したり、光や視線が気持ちよく入るように考えたり。

そういう「美」の部分はこだわっていきたいところですが、
家族と、どんなふうに暮らしたいのか。

朝起きてから、どのような動きをして、どこで何をするのか。
収納はどこにあれば使いやすいのか。

そうやって暮らしを整えていくことも、私にとってはデザインです。

1軒だけ見て、決めました

家づくりは、物件探しの段階から始まっています。

以前勤めていたのは、不動産の仲介からお手伝いする会社。

設計担当の私も、物件探しの段階からお客さまと関わることがあったのですが、
思い描くような物件を買えないという状況にいらっしゃる方を見てきました。

「気に入った物件があったら、じっくり考えてから」では、間に合わないこともある。

その経験が、この物件選びにもつながっていました。

今回、私が実際に物件を見に行ったのは、1軒だけ。

その場で購入を決めることができました。

なぜ、その1軒だけで決断できたのか?というと、
実は何もかも理想通りの物件だったわけではありません。

でも、リノベーションを前提に考えれば、
「最低限の条件が揃っていれば、あとはリノベーションで、どうにでもできる」
そんな自信がありました。

「ここはちょっと気になる」と思う所も、
「ここを変えれば何とかなる!」
購入申し込み時のワクワクを今でも覚えています。

(その日に寸法も全て測って、図面を描きはじめていました。笑)

今回はフルリノベーションが前提だったので、
物件購入金額+工事費もある程度考えた上で、物件を探していました。

実際お客さまからは、
「物件を買うときに、こんなに工事費がかかることを知っておきたかった」
と、言われることがあります。

購入する前から、その後の暮らしと工事まで考えておく。

これも、リノベーションの設計や現場管理をしてきた私だからこそ、
即決できたのだと思っています。

100点じゃない家を、どうつくり変えたのか

今あるものを読み解いて、自分たちの暮らしにどうあてはめていくのか。

それを考えること自体が、私にとっての「デザイン」です。

今回の家は、私にとっての実験住宅でもあり、
これまで仕事で考えてきたことを試し、完成後は、暮らしながら確かめてみる場所でもあります。

次回は、実際にこの物件を選ぶときに、
「ここは気になる」と思っていたところを、計画でどう解消していったのか。
施主である家族との折り合いもどうつけていったのか。

建築士の視点から、少しずつお話しできればと思います。

菅野 絵美
設計営業

菅野 絵美 / Kanno Emi

三重県出身。子育て奮闘中の一児の母。名古屋の大学で建築を学んだのち、造作家具の設… 計や職人さんの手仕事に携わる会社に就職しました。 たくさんのデザイナーや設計士の方々と仕事をする中で、「お客さまの顔が直接見える仕事がしたい」「自分の手で空間をつくりたい」という思いが強くなり、リノベーション業界へ転身。 名古屋で7年、仙台で9年、東京で1年。初回のヒアリングから設計、施工管理まで一貫して携わってきました。 転職の際に大切にしていたのは、「きちんとお客さまと向き合っている会社かどうか」「新しいことにチャレンジできる環境かどうか」。 そんな思いで探していた中、エントリエと出会い、仲間に加わりました。

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