#147「ズッキーニ」
押し入れの中には
星屑のドレス
改ざんされた戸籍
消し去った記憶
花柄のベルベットの箱に
悲しみを閉じ込めて
時々開けては
繰り返す陳腐なドラマ
オーブンに首を突っ込んで
死んだ詩人のことを考えながら
ズッキーニの上にチーズをのせ
予熱で溶けていく情熱
深夜の道路工事を通り過ぎ
このまま穴に埋められたいなどと
考える私を見透かしたように
星のない夜空が見ている
mayamoon暮らしのエッセンス
「ズッキーニ」
この時期はズッキーニが畑を占領します。
きゅうりに似ていますが、かぼちゃの仲間です。
低カロリーで生でも焼いても煮ても食べられます。
花は肉詰めで食べると美味しいです。