#148「夏空」
サイズの違う靴を履いて
度の合わないメガネをかける
騒音のなかで育つうちに
順応してくい子供
何気なく感じている違和感や
できるけれど負担になっていること
米粒のように散らばる声を
無視せず拾っていく
人がどう思うとか
世間がどうかとか
そんなものに動かされて
うまく立ち回るうちに
人生の時間を消費する
信念に背いて
ポケットの中に隠してしまう
カタツムリは殻を置き忘れ
夏空の下で干からびていく
mayamoon暮らしのエッセンス
「夏空」
このところ夕方に空を見上げるのが日課です。常に表情が違う空を見上げて思いを馳せることが、一日のうちで一番癒される時間です。