リノベーションをしたいけれど、わからないことがたくさん……そんなみなさまに向け、entrieがリノベーションの基礎知識をお伝えするコーナー「リノベをマナブ」。 家づくりのことから住宅に関わる法律やお金のことまで、一緒に学んでいきましょう!
床材、何を選ぶ? – リノベをマナブ。 #58
わたしたちエントリエのリノベーションでは、間取りといった大きな変更はもちろん、床材や照明スイッチまでお客さまとひとつひとつ選んでいきます。
今回のテーマは床材。床材=フローリングというイメージを持たれる方も多いかもしれません。ですが、実際は部屋の用途やご希望のデザインに合わせ様々な素材があるんです! それぞれと特徴ともにご紹介いたします。
クッションフロア
洗面所など水回りで見ることが多いのがクッションフロアです。塩ビ素材で作られ、床材の中では一番コストが抑えられます。1.8m程度のサイズで手に入るシート状になっており、広範囲に継ぎ目なく貼ることができるのも特徴です。クッション性があるため、お子さまには安心ですが重たい家具などを置いた際には凹みが目立ちやすいといった側面もあります。
フロアタイル
クッションフロアと同じく塩ビ素材で作られ、メンテナンス性や耐久性に優れているフロアタイル。最近人気のモルタルや石目調だけではなく、木目調のものも多くあり、デザイン性を重視したい方におすすめ。
ただし、クッションフロアとの大きなちがいは、1枚1枚タイル状になっているため敷いていく手間=コストもかかってくること。その分、タイル同士をくっつけて敷き込むか、または、目地棒(タイルとタイルの間)を入れ、色を変えることが可能ですので、より自分の好みに近づけことも可能です。
織物ビニル床タイル
ビニール製の織物をシートやタイル上にした床材です。凹凸はありますが、ほこりやゴミが入りにくいためお掃除も簡単で、耐久性が高くシミや傷になりにくい特徴があります。コスト面では、上がってしまうケースもありますが畳や絨毯のような高級な雰囲気が好きな方にはおすすめしています。
フローリング
おなじみのフローリングでも、無垢フローリング(単層フローリング)と合板フローリング(複合フローリング)材がありさらに色味や幅など数え切れないほどの種類があります。コストはもちろん、お手入れのしやすさや表情豊かな木材にこだわるか……選ぶポイントはお客さまによって変わっていきます。
数え切れない種類がある床材。何を重視したいか考えよう!
今回ご紹介した以外にも、タイルや敷き込みカーペットなど選び切れないほどの素材とデザインがあります。
最近リノベーションを体験中の私、エントリエ編集部の細野ですが、はじめはデザインで選んでいた床材。実際に足触りを体感した途端に、選ぶ床材がかわってしまいました。まずは簡単にSNSやwebカタログから好きな雰囲気を選び、実際にショールームで足触りを体感してみるのも良いかもしれません! 水回りなのか、寝室なのか……お部屋の機能によって使い分ける必要もありそうです。
部屋の大きな面積を占める床材。ぜひ「これ!」という素材やデザインを探してみてください。