本は、たくさんあっていい – 鴨home 28羽目

「本は欲しい時にいつでも買っていいぞ」

小さい頃、父にそう言われたことを覚えている。

よく買ってもらったのは傑出した小説家や文学者の本……ではなく、子ども向けの文字の大きな小説や、好きなミュージシャンが載っている音楽雑誌、『週刊少年ジャンプ』を主だったけど。コミックは鳥山明や松本零士の作品。ああ、けれど少女漫画だけは、なぜか「自分のお小遣いで」と言われていたな。

高校に入ると、用もないのに授業を抜け出して図書館でひとり過ごすことに、どこか人生の意味のようなものを感じていた(これは黒歴史というやつかもしれない)。当時はファンタジー小説ばかり読んでいた。

いわゆる本の虫というわけでもないし、国語の点数が良かったわけでもない。ただ父のあの言葉があったからだろうか。昔から今まで、欲しい本はすぐに手に入れてきた。書店やネットで気になる本を見つけては購入。すぐに読む本もあれば、しばらく本棚に置いたままにしておく本もある。

吉本隆明の『幸福論』(青春出版社、2001年)書影

装丁のデザインに惹かれて手に取った本が、意外と大切な一冊になることもある。ブックデザイナー祖父江慎さんが手がけた吉本隆明の『幸福論』(青春出版社、2001年)も、もともとは単なるジャケ買い。けれどそこから、吉本隆明の本を何冊か読むことになった。

新刊も古書も、できるだけ手元に置いておきたい。これは読書というより、収集に近い行為かもしれない。美術大学での卒業制作も、ただ神保町で購入した古本を並べただけのようなものだった。

自室の施工事例_本棚
自室の本棚。現在は、この上にリンゴ箱を並べて、もう2段分ほど増えている。

そういえば、リノベーションの際、「本」というキーワードを大きな要望として挙げなかった気がする。改めて書いてみて気づいたのだが、自分にとって日常的に思い出すほど特別なものというわけでもないのだろう。

それでも自分の部屋にはDIYした(といっても板を重ねただけの)本棚があり、リビングのヌックには造作してもらった本棚がある。ヌックは共有スペースなので、子どもたちの話を聞きながら「こういう本を読んだらいいんじゃないかな」と思ったものに、たまに入れ替えている。子どもたちがそれを読んでいる気配はほとんどない。けれど、それでもいつか手に取る日が来るかもしれないと思って並べている。

ヌックスペースのあるリビング
右側が本棚のあるヌックという空間。最近は子どもの物置になっていて困ってもいる。

この文章を書きながら、本棚の現在を写真に収めようと思った。けれど、本棚はやっぱり私の今と直結していて、少し秘密にしておきたいような気がしてやめておいた。何を読んでいるか、読もうとしているかは、思っている以上に自分の内側を映し出してしまう。気分や興味の変化がそのまま並んでいる本棚は、私にとってわりと大切な場所だ。たぶん、かなり。

実用的なものももちろんあるけれど、どこかへ行きたい気分のときや、寂しいとき、悩んだとき。本は、途中で閉じても、最後まで読まなくても、だいたいこちらの都合に合わせてくれるので良い。

割と厳しい方だったと思うけど、父がなぜ、いつでも本を買ってくれたのか。父もまた、本に何かを預けていたんじゃないかな。

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やさしいあなたへお手紙を #143 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ

こんにちはー!
お元気ですか?冬本番!
と思いきや今日もこちらは
春の陽気でポカポカー。
でも雪が大変な所も
あるようで!同じ日本でも全然
ちがうなーと感じます。

でも共通しているのは必ず
春はきて、あったかくなって植物
が出てくるところ。まだかまだか
と待っています!

今日は庭のビオラを摘ん
でき押し花にしました。
デッシュの上に
花びらをならべて
手前ゴムでぐるぐるまきにしてから
重し(本)をおいて2週間くらい。
忘れた頃に出来上がっていて、
ギャーカワイイ〜♡!!となります。笑

先日いちぢくの木の下枝を剪定
しました。これで合ってるか分からないけどハジメテの剪定でドキドキでワクワクと。
枝、何かに使えないかなー。

では、またお便りします。
体に気を付けてお元気でいて下さい ♡

Mayamoo〜

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

《1/25開催》「はじめる」を大切にした日──編み物と片づけのワークショップレポート

2026年1月25日(日)、entrie times ebisuでは、かぎ編み物作家・日々編人さんによるpop upとワークショップが開催されました。

会場は穏やかな空気に包まれ、来場者は女性を中心に、おひとりで参加される方の姿も多く見られました。ただ静かに「手を動かす時間」を過ごしたくて、この場所を選んで来た人たちが、ゆるやかに集まっているような一日でした。

糸なのに、アクセサリーの存在感

pop upのスペースに並ぶのは、かぎ針で編まれたアクセサリー。糸でできていると聞くと、やわらかく軽やかな印象を思い浮かべる方も多いかもしれません。でも、日々編人さんの作品は、どこかシルバーアクセサリーのような質感と存在感をまとっています。

実際に手に取ってみると、その印象はよりはっきりします。編みのリズムが生み出す陰影や、糸ならではのやわらかさ。その一方で、金属のようにも感じられる質感があって、身につけたときに自然と肌になじむ理由が伝わってきます。

ワークショップで使われている糸も、アクセサリー制作と同じ素材です。「つくる」と「身につける」が同じ素材でつながっていることを、感じることができました。

「編み暮らしはじめ」の時間

イベント告知後、すぐに満員となったワークショップ「編み暮らしはじめ」では、参加者がテーブルを囲み、それぞれ静かに手を動かしていきます。表情は真剣で、自然と視線は手元へ。会話も最小限になり、会場には心地よい集中の空気が流れていました。

張りつめた雰囲気になることはありません。日々編人さんがときどきやさしく声をかけることで、場がふわっと和み、笑顔がこぼれます。迷ったときや不安になったときに、すぐ近くで支えてもらえる距離感が、あたたかく感じられました。

参加者さんにはなしかける、かぎ編み物作家・日々編人さん

完成したあとには、ふっと肩の力が抜けたような表情が広がります。

「楽しかった」「時間があっという間でした」

「日々編人さんが配信している動画などで見る編み物は、スイスイと軽やかに手が動きます。ただ実際にやってみると、なかなか簡単には進まないんです」という声もきかれました。

そんな言葉とともに、ワークショップ終了後には達成感とほっとしたような笑顔が会場を包んでいました。

同時開催|たんざわさちよさんによる、「お片づけはじめ」

整理収納アドバイザー・たんざわさちよさん(左)

またこの日同時開催されたのは、エントリエでの連載「たんざわさちよの暮らしのひとしな」の著者で整理収納アドバイザー・たんざわさちよさんによるワークショップ「お片づけはじめ|自然素材の収納タグをつくる」でした。

たんざわさんは、収納タグづくりを「切り替えのきっかけ」として捉えていた参加者さんに驚かされたといいます。「収納タグが、暮らしの中で切り替えのきっかけになる」という言葉があり、それを聞いたたんざわさん自身が「逆に教わったようだった」と教えてくださいました。

ただタグをつくるだけではなく、暮らしのスイッチを入れ直すための入り口として、この時間が設計されていたことが伝わってきます。

編むこと、片づけることを共に。

後日、日々編人さんからはこんな感想をいただきました。

東京遠征が終わり、今もなお余韻に浸りながら編んでいます。
限られた時間の中でも、目が合い、言葉を交わせる対面の時間はやっぱり特別でした。
ワークショップでは、同じ空間に「好き」が流れているのを感じられて、とても心地よかった。
対面の場は、届けるだけでなく、今の在り方や進む方向を確認する場所。
ワークショップを通して、私はやっぱり「編む時間」を大切にしたいと再認識しました。
事前のエントリエさんの取材をはじめ、東京開催が決まってから当日まで、周りの方と一緒に進めてきた感覚があります。
そしてこの遠征をきっかけに、「編みびとの集いチャット」という新たな取り組みも始まりました。
感謝の気持ちを胸に日々編んでいきます。また来るね、東京。

編むこと、片づけること。編むこと、片づけること。ふたつの異なる行為が、同じ「暮らしを大切にする時間」として、この場所で静かに重なっていました。

日々編人さん、たんざわさちよさん、そしてご参加いただいたみなさま。ありがとうございました!

たんざわさちよさんの連載はこちら

普通の「かわいい」じゃ、物足りなくて|ハンドメイド作家 LIBRO(リブロ)

LIBROさんがつくるのは、樹脂粘土で生まれた、どこか眠たそうな目をした小さな存在たち。まぶたを重くしたその表情は、はっきりした感情を持たないからこそ、見る人の気持ちをそっと受け止めるようにも見える。ものづくりの始まりは、意外にもとても身近なところからでした。

偶然から生まれた、リブローさん

Instagramでたまたま樹脂粘土の動画を観たのがきっかけで、「やってみよう」と思いました。本当は、ぬいぐるみを作りたかったんです。以前に、さし目と鼻のパーツだけは買ってありました。

でも、粘土に挑戦したときに、「これ、つけてみようかな」となんとなく思い、さし目と鼻をつけてみたんです。それが、リブローさん誕生の瞬間でした。

こだわりは、目つき。まぶたを重くしています。なんとも言えない表情になって、それが自分でも癒されるんですよね。

普通の「かわいい」ではなく、私にとっての「かわいい」。そんな一味違う子を作りたかったんです。

作るうちに増えていく仲間たち

リブローさんが生まれてから、仲間も増えていきました。「仲間がいたら楽しそうだな」と思って。

顔を変えて、色を変えて、どんどん生まれていきました。生まれるきっかけは、とにかくまず作ってみること。そこから、いろんなアイデアが生まれますね。

世界観を決めてから作る、というよりも、手を動かす中で自然と仲間が増えていく。そんなつくり方をしています。

「つくること」は、私にとって未知との遭遇です。わくわくします。無我夢中で、時間があっという間に過ぎます。

楽しくてたまらない、大切な存在です。

いつかつくりたいのは「LIBROの森」

もともと、私はレジンアクセサリーを作っていました。マルシェには旦那と一緒に出店していて、8年ほどになります。

そんななかで、ふと思ったんです。「マルシェって、男性が楽しめるアイテムって少ないな」と。

「フィギュアなら、興味を持ってもらえるかな」そう思い、販売するようになりました。

作ったとき、まず旦那が高評価してくれたんです。それが嬉しくて、ますますやる気になりました。

そして、はじめて買ってくれたのが、マルシェに来ていたおじさん。とても嬉しかったです。

いずれはぬいぐるみも作りたいと考えています。

たくさんの仲間を集めて、眺めているだけで幸せで、楽しくなる。
そんなLIBROの森を、作りたいです。

LIBRO(リブロ)
粘土を使って、本能のままおもしろおかしい癒しの世界を作り出すハンドメイド作家。
☑ Instagram
@lib.robi

やさしいあなたへお手紙を #142 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ

こんにちは!2月になりましたが
お過ごしですか?私は元気。
今月はたくさん遊ぼうと思っていて、
やりたいことが多々あります。
その1つに、スマホを置いておでかけ
するのをイベントとしてやります。
スマホを持たずに近所に…という
のはあるけど電車に乗って出かける
というのはハードルなこと!

まず乗り換えもわからない!Suicaを
スマホに入れてるし!時間も不明!
人と待ちあわせがまず第一関門!
車内で音楽も聞けないし、おいしそうな
ごはんの写真も撮れない!
地図もないので迷子状態!!
わざわざ何か失われたことをする!?
という感じですがスマホを持たずに
過ごすことで得る何かもあるんでは!?
という自由で開放的な
気分になれる?自分の感性や
直感を取り戻せる?不便さの中での
おもしろさを楽しみたい!

どうなるか全く分からないけど
とりあえずやってみよう!興味ある方、
ハードル高いと思うけど参加して下さい!
インスタDM @mayamoon0000 にて
参加希望とメッセージ下さいませー♡

日時:2026.2.11(水・祝)10:00〜16:00
行きあわせ:上野中央改札
みどりの窓口前
持ちもの:遊び心・現金・ちょびり
ルール:スマホは家に置いてくる!
参加費:ドネーション

月の庭|ノースマホジャーニー

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

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《2月の12星座別占い》さあ、とびだそう。自由の世界へ!Byイルマーヤ

全体運:古い殻を脱ぎ捨てて、未知なる自由へ

まだまだ厳しい寒さが続きますが、2月4日は立春。新しい季節の足音が聞こえてくるこの時期、みなさんは今、どんな心地で過ごされていますか?

2026年の2月は、少し前から「変化」というキーワードが前に出てきていましたが、ようやく肌で感じることがありそうです。これまでの「当たり前」が少しずつ形を変え、新しい扉が目の前に現れるような、そんな清々しくも少し緊張感のある、不思議な空気が流れています。

仕事や家事、育児など、誰かのために走り続けてきたみなさんにとって、今月は「誰かの期待に応える私」から、「本当の私」へと脱皮していく、大切なターニングポイントになるはずです。

今月の運気のメインテーマは、「自分という存在の再誕生」。

月の前半は、これまであなたが積み上げてきた努力が、目に見える「成果」として現れやすい時期。同時に、ずっと心の中にあった「もっとこうしたい」という本能的な情熱が、力強く湧き上がってくるのを感じるでしょう。

特に2月17日の「日食」を伴う新月のあたりは、ドラマチックな変化が訪れやすいタイミングです。これは単なる始まりではなく、「古い自分を卒業し、新しいステージへ進むための儀式」のようなとき。もし、今までのやり方に違和感を感じたり、急に新しいことに挑戦したくなったりしたら、それは運気があなたを「真の自立」へと押し広げようとしているサインです。

変化は少し怖いもの。でも、今の星たちは「怖いままでも大丈夫、羽を広げてみて」と、あなたの背中を優しく、力強く押しています。

月の後半は、少しずつ心が落ち着き、直感や感性が研ぎ澄まされていきます。慌ただしく過ぎる日常の中で、ふと立ち止まって「私はこれから、どんな景色を見ていきたいだろう?」と、自分の心と対話する時間を持ってみてください。

2月はバレンタインシーズンなので、今回は12星座別におすすめのチョコレートを書きました。自分に、大切な人に、あたたかい愛の時間を過ごせますように。

♈ おひつじ座

牡羊座のイラスト

今月の牡羊座さんは、どこか背筋が伸びるような、凛とした空気に包まれています。これまで「いつかやらなきゃ」と思っていたことに対し、いよいよ腹が決まる時。特に仕事やライフワークにおいて、あなたが主導権を握る場面が増えそうです。忙しくはなりますが、それはあなたが信頼されている証。誰かの期待に応えるのではなく「私がやりたいから、やる」というスタンスでいることが、幸運の鍵です。

●おすすめのチョコレート:ハイカカオチョコレート

♉ おうし座

おうし座のイラスト

ここ数ヶ月、なんだか足止めを食らっていたような感覚はありませんでしたか?今月に入ると、重かった腰がふっと軽くなるような、軽快な運気に切り替わります。特に「お金」や「所有」に関することで、新しいアイデアが湧いたり、嬉しい動きがあったりしそう。直感を信じて、どんどん外の世界へ飛び出してみてください。「なんとかなる」という楽観的な姿勢が、思わぬチャンスを引き寄せます。

●おすすめのチョコレート:プラリネソースのボンボンショコラ

♊ ふたご座

ふたご座のイラスト

今月は、外に向かってバリバリ動くよりも、自分の内面や「身近な居場所」を整えることにツキがあります。ふとした瞬間に過去の思い出が蘇ったり、懐かしい人から連絡が来たりするかもしれません。今必要な「心の栄養」です。後半は少しコミュニケーションに工夫が必要な時期に入りますが、「伝えたいことを整理する時間」にしましょう。言葉の質が深まり、周囲との絆がより深まります。

●おすすめのチョコレート:オランジェット

♋ かに座

蟹座のイラスト

今月は「ネットワーク」があなたの運気を大きく動かします。仕事仲間やママ友、趣味のコミュニティなど、人との交流の中に、これからの指針となるようなヒントが隠されています。一人で頑張りすぎず、誰かに頼ったり、知恵を借りたりすることを自分に許可してあげてください。また、あなたの持つ「育む力」が周囲を癒し、結果としてあなた自身の居心地の良さにも繋がっていくような、温かい循環が生まれていくでしょう。

●おすすめのチョコレート:ホットチョコレート

♌ しし座

2月前半、あなたは主役の座に躍り出ます。これまで積み重ねてきたことが認められたり、注目を浴びたりする機会が巡ってくるでしょう。そんな時、「私なんて」と謙遜するのはもったいない!あなたの情熱をストレートに表現してください。中旬以降は、一対一のパートナーシップに焦点が当たります。仕事の相棒や家族と、本音でぶつかり合うことで、より深い信頼関係へと脱皮できるはずです。

●おすすめのチョコレート:金箔入りチョコ

♍ おとめ座

おとめ座のイラスト

今月は「整える」ことが最大の開運アクション。家事の導線を見直したり、体調管理に気を配ったりと、日々のルーティンを丁寧に扱うことで運気が安定します。また、対人関係では相手の優しさに触れる機会が増えそう。完璧主義な面が顔を出したら、「不完全さも魅力」と自分に言い聞かせて。後半は言葉の行き違いに注意が必要ですが、丁寧な確認を心がければ、かえって信頼が増す結果になります。

●おすすめのチョコレート:ヴィーガンチョコレート

♎ てんびん座

てんびん座のイラスト

​​あなたの感性がキラリと光る月です。フリーランスの方なら、自分の作品やアイデアを世に出す絶好のタイミング。誰かに評価されるためではなく、あなた自身が「楽しい!」と感じることを形にしてみてください。パートナーシップや子育てにおいても、クリエイティブな関わりが功を奏します。中旬の日食は、あなたの「好き」という純粋な気持ちを、より社会的な活動へと繋げてくれるきっかけになりそうです。

●おすすめのチョコレート:宝石チョコ

♏ さそり座

今月のテーマは「ホーム(居場所)」。家族との関係や、住環境、あるいは自分の心の拠り所を再確認する時期です。外での活動が忙しくても、一度立ち止まって足元を固めることで、後半の大きな飛躍を支える力が蓄えられます。古い不要な思い込みを手放し、風通しの良い環境を作るよう意識してみて。内側が整うと、自然と外に向かうエネルギーも満ち溢れてきます。

●おすすめのチョコレート:ウィスキーボンボン

♐ いて座

いて座のイラスト

好奇心が刺激され、フットワーク軽く動ける月です。新しいスキルの習得や、SNSでの発信、あるいは近場への旅など、「知りたい」という欲求に従って動いてみてください。そこでの出会いが、あなたの世界を大きく広げてくれます。月の後半は、少しペースを落として家族や身近な人と過ごす時間を大切に。動と静のバランスを意識することで、運気の波を上手に乗りこなせます。

●おすすめのチョコレート:ドバイチョコレート

♑ やぎ座

やぎ座のイラスト

今月は「価値あるもの」に焦点が当たります。あなたの持っているスキル、才能、そしてお金。それらをどう活かしていくかを真剣に考える時期です。特に自分を過小評価していた人は、その呪縛から解き放たれるような出来事があるかもしれません。自分への投資は惜しまずに。後半、言葉のやり取りに懐かしさが混じります。昔の学びを再開したり、古い知人と再会したりすることが、新たな豊かさのヒントになりそう。

●おすすめのチョコレート:金貨チョコレート

♒ みずがめ座

みずがめ座のイラスト

2月はあなたにとって、まさに「生まれ変わり」の月。17日の日食を伴う新月は、あなたの星座で起こります。これまでの自分をリセットし、全く新しい自分として歩み出すような、強烈なスタートのエネルギーが流れています。周囲の意見よりも、自分の直感を優先して。あなたの個性が輝き、それが多くの人に影響を与えることになります。自由であること、自立していることを恐れずに楽しんでください。

●おすすめのチョコレート:スパイスチョコレート

♓ うお座

うお座のイラスト

月の前半は、少し静かに過ごしたい気持ちが強まるかもしれません。けれど、それは大きな幸運が舞い込む前の「準備期間」。19日に太陽があなたの星座へ入ると、一気に主役の運気が巡ってきます。2月はあなたの魅力や優しさが周囲を惹きつけるときになりそうです。月の後半、少しだけ物事がスムーズに進まないと感じたら、それは「もっと自分を労わって」という星からのサイン。自分へのご褒美を忘れずに。

●おすすめのチョコレート:チョコスフレ

お楽しみいただけたでしょうか?
いろいろな味わいのチョコレートを楽しみながら、春を待ちましょう。
今年も皆さまが心地よい暮らしができますように。

またお会いしましょう!

遊び心を染める、暮らしを繕う – てぬぐい・ふろしき制作 七梅

注染てぬぐいや麻のふろしきを制作する「七梅(ななうめ)」。自身の生まれ月である七月と、好きな植物の梅を組み合わせて名付けられた屋号は、かつて読みやすく柔らかい雰囲気にしたいとひらがなで「なな梅」と名乗っていました。その後、麻布を縫い合わせた作品や繕いものなど、和の世界にとらわれない活動へと広がるにつれ、「ななうめ」という音の響きはそのままに、きりりと背筋を伸ばすような気持ちで漢字表記に改めたそうです。「万能な梅の実のように、暮らしを支える一枚の布でありたい」。てぬぐいが持つ歴史も大切にしながら、有機的に表現の幅を広げる七梅さんにお話しを伺いました。

古いてぬぐいを収集し始めたきっかけは、素朴さと愛嬌。特に昭和40年代まで盛んだった「配りてぬぐい」と呼ばれる、商店や個人が広告やご挨拶や名刺代わりに配っていたてぬぐいが好きです。

絵の中に店名や意味が隠されていたり、謎解きのようなものまである。当時は銭湯通いの家庭が多かったものですが、体を洗いながらてぬぐいを通じて会話が広がる光景が見えるようです。

配りてぬぐいのコレクション
「シンプルな絵柄の中に洒落が効いていて、見ていて楽しいのです」。

年始のご挨拶として手渡されるてぬぐい、そこに遊び心にあふれた柄があることで、ただの広告でも、道具でもない、ぬくもりのあるコミュニケーションツールになっているところが、とっても素敵だと思います。

分業で仕立てる注染てぬぐいと、即興性を楽しむ麻ふろしき

注染てぬぐいは、図案を描く人、型紙を彫る人、染める人…と、分業で仕立てていくのが基本です(なかには複数の工程を手掛けられる方もいらっしゃいます)。わたしは図案を描く者として、仕上がりの色や雰囲気の希望を伝えた後は職人さんに託します。

竜のてぬぐい(図案:七梅)
撮影:yukari takano

ですが制作をしているうちに、自分ひとりで始めから完成まで手がけることのできるものをつくりたいという気持ちが生まれました。

そこではじめたのが、麻布を縫い合わせたふろしきです。

麻布を縫い合わせたふろしき
「肌ざわりがよく、風や光を通して見える風合いが心地よい素材を選んでいます」。

自分で布の手触りを感じながら染め、色を組み合わせて縫い合わせるのは、その日その時の気分や、日々変わる季節の空気を反映させるなどの即興性もあるのが楽しいです。

麻ふろしきは、色の響き合いを大事に見ています。「もう少しだけ薄く」「柔らかく」「縫い糸だけビビットな色に」など細かく調整しながらも、おおらかな色の広がりが生まれるように構成しています。

麻布を縫い合わせたふろしきのエプロン

もともと、布というのは多様な使い方をするものでした。

切って縫って「何か」にしてしまう前の、1枚のプレーンな布だからこそ、こう結んだらこう使える、こうねじったらこんなふうにも使える、という「工夫のしどころ」を再発見していくのが楽しいです。

古い唄に、てぬぐいの使い道を何通りも連ねたものがあります。

読み人知らずの手拭いの唄

江戸から明治、昭和のはじめ頃の光景を唄ったものと思われますが、てぬぐいという1枚の布が、人生と暮らしのあらゆる場面に寄り添う道具であることがわかります。わたしのつくるものも、そうありたいです。

集まって、繕って、笑顔になる場所を

現在の屋号を名乗ってからの年月は長いのですが、活動の密度にはかなり濃淡が。出産後に体調を崩した頃、そしてここ数年は身内の介護が始まり、制作も活動もほぼ休止している時期がありました。

疲れてしまって、もう続けられないと思ったことも。

衣類を繕う

そんなとき、繕いものの作業に助けられました。傷んだ衣類を淡々と繕うことで、自分をいたわり、再生への力を蓄えていけたのです。ヘビーな時期は無理を重ねず、「できるようになる時が来る」と、静かに回復の時間を持つことも必要だと知りました。

わたしが開催している「繕(つくろ)いものをする会」は、穴が開いたり、擦り切れたり、シミがつくなどした衣類を持ち寄って、お茶を飲んだりおやつをつまんだり……

また、最近あった出来事などの気楽な雑談をしながら、針と糸でチクチクと繕います。お酒とおつまみをお供に、という時もあります(笑)。

繕いの会の写真
手近な糸と道具で手早く直す、昔の繕いのシンプルさ。ご自身で実践しているうちに、ご友人から「一緒にやりたい」と声がかかり、ワークショップが始まったそうです。

衣類のちょっとした傷みは、どうにかしたいと思いつつも、せわしない日々のなかで後回しになりがちですよね。それを、えいっと腰を上げて集まって、世間話をしながら手を動かし、最後は「直った!」と喜び合う。参加者さんたちがスッキリした笑顔で帰られるのを見送るのがうれしいです。

ご自分で繕ったものを「今までよりもっと好きになった」とおっしゃった方もいて、きっと、直した服と一緒に、直した自分のことも好きになれたのではと感じました。

ついてしまった傷を否定せず、きれいな糸を通して直し、ものや衣類との新しい関係を創造することが、自信と勇気になっていく。衣服のほころびが繕われるだけではなく、心や時間が再生していく瞬間にハッとします。

これからは、ものではなく「場」を作ることにも挑戦していきたいです。

オランダのアムステルダムから世界に広がっている「リペアカフェ」という活動を、身近な地域でできないかと考えています。アムステルダムでは、壊れたものを直してくれたり、直し方を教わったりする場がたくさんあるそうです。

そこで修繕されていくのは、ものだけではなくて、思い出や、地域のコミュニティ、消費社会への眼差しであったり…。そんな現地の様子を紹介したドキュメンタリー映画がとても素敵だったので、まずはその映画の上映会の企画を…と思うのですが、わたしひとりでは難しいことなので、これも、楽しんで関わってくれる仲間集めからですね。

毛糸の風景

お知らせ

2026年2月にネットショップを開店します。糸やてぬぐいなどのこまごましたものから、大きな麻ふろしきまでご覧いただけるよう、準備しています。また、札幌と東京を中心に、各地でダーニングのワークショップ(繕いの会)を開催しています。詳細は七梅のホームページやInstagramなどでの告知をご覧ください。

七梅(ななうめ)
注染(ちゅうせん)という昔ながらの技法で染めるてぬぐいと、麻布を縫い合わせたふろしきの制作、繕いもののワークショップなどの活動をしています。
☑ Instagram
@umenofu
☑ WEB(SHOP)
​​​​https://nanaume.handcrafted.jp/

心に余白が生まれる、カゴ編みのある暮らし #1

ちょうど一年前、わたしの1月の誕生日を機に「カゴ編み」を習い始めました。

「はじめて編んだ籐のカゴ」_たんざわさちよの暮らしの一品_エントリエマガジン
2025/1 はじめて編んだ籐のカゴ

整理収納アドバイザーとして活動しているわたしは、この前年にご縁があり、長年カゴ編みを教えてこられた先生のお宅を、“お片づけ”させていただく機会がありました。

お片づけをしていく中で、素材・編み方・魅力など、本当に貴重な貴重なお話を聞かせていただき、わたしのカゴへの想いは膨むばかり。

残念ながらカゴ編みの指導をご勇退され、その方に直接教わることは叶いませんでした。しかし、“お片づけ”という手仕事をしながらお話しさせていただいた時間は、その後のわたしにとってかけがえのないもの。先生が書かれた書籍もまた、わたしの宝物となっています。

山梨の教室で学ぶ、ヤナギのこと

「ヤナギのカゴ」_たんざわさちよの暮らしの一品_エントリエマガジン
自分たちで育てたはじめてのヤナギ。生木で編みました。乾いていく色の変化も楽しみ

その後もカゴ編みについての本を読んだり、動画を見たりするうちに「ヤナギの枝」で編まれたカゴの色味が今のわたしの好みに近いと気が付きました。

そして、山梨県のカゴ編み教室「Basket Moon」へ弟子入りすることに。

「柳と暮らす12ヶ月」プログラムでは、実際に畑を耕し、苗を植え、柳が育つ過程を一年通して体験しました。カゴ編みに適した良いヤナギが育つ環境は寒い地方が適していること。最近は、地球温暖化の影響で良いヤナギが育ちにくくなっていること。素材の確保は決して容易なことではなく、カゴになるまでの過程に携わる方々へのリスペクトが深まります。

「山梨県のカゴ編み教室「Basket moon」へ」_たんざわさちよの暮らしの一品_エントリエマガジン
柳を刈り取った畑、奥の富士山がくっきり

わたしが思うカゴ編みの魅力は、一本一本を編み重ねる毎に心に余白が生まれていくことです。力を使う工程もありますが、慣れてくると規則的な編み方には瞑想効果があるようにも感じます。

一本一本を編み重ねる様子。意外と力を使う作業です_たんざわさちよの暮らしの一品_エントリエマガジン
意外と力を使う作業です

生徒同士で「眠くなってきた」と話すこともしばしば。(笑)

枝に触れ、体に良いことをしている気持ちにもなります。

「カゴと私」_たんざわさちよの暮らしの一品_エントリエマガジン

暮らしに馴染む、カゴという収納

収納は、効率だけでなく、気持ちがどう動くかも大切だと感じています。

仕事柄、さまざまなカゴを扱います。自然素材のカゴの魅力は、出しっぱなしでも自分らしいカッコ良さや、かわいらしさを演出してくれるところ。暮らしの中に自然と馴染み、絵になります。

また、収納を引き出したり、扉を開くといったワンアクションを省けて、ものを出しやすく戻しやすく、お片づけの観点からもとても効果的です◎

ただし、「出しっぱなし収納グッズ=インテリア」となりますので、自分の“好き”を見つめることも欠かせまん。「あぁ、やっぱり良いな」と心が整うようなものを、日々の中で丁寧に選んでいけたらと思っています。

「この時期限定のシュロ編みに挑戦」_たんざわさちよの暮らしの一品_エントリエマガジン
この時期限定のシュロ編みに挑戦

これからも、編み重ねるごとに心が整う「カゴ編み」を愉しみます。こちらを読んでくださった方が、「カゴ編みをはじめてみようかな」とおもってくださったら、とても嬉しいです。

先生が編まれた柳のカゴ。柳の産地や皮あり・なしで色々な表情が見られます。

やさしいあなたへお手紙を #142 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへー

こんにちは!お元気ですか?
毎日寒いけど、ところどころで梅の花が咲きはじめています。
かわいいな〜♡
今年も梅林に見に行きたいです。

個展が終わってホッと一息。
今日は台湾からの友人が遊びに来たので、
いつも行くカフェや、
お気に入りの図書館、神社をアテンドしました。

今年は初詣も近所の氏神さんにしか行ってなかったので、
大きな神社でおみくじもひけてよかったです。
おみくじは吉!これはいいのか!?
また1月だというのに、今年はいろいろあって色々なことがあり、もうお腹いっぱいです。
難しいな〜。

台湾の友人は自分の感情をダイレクトに、ストレートに表現していて、そういう所がめっちゃ好き…。
私も自分の感情(特に相手を思う気持ちや感謝)を、もっと届けていこう!という気持ちになりました。
小さなやりとりで人を喜ばせること、もっともっとできそうです!
ですですまた来週♡
お元気でお過ごしください!

mayamoon

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

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意外とはみだしてるまち・麻布十番編 #49

SABOTENSのお散歩。今回は、年末の東京・麻布十番へやってきました。クリスマスが近づくまちの空気に触れ、“港区女子”気分を少しだけ味わいながら、2025年を振り返りました。

落ちもんを交番へ届ける

村田:麻布十番なんて、お散歩自体はじめてかもしれない。ちょうど学校が終わる時間なのかな。このへんの学校に通っているらしき子たちが駅の中を歩いていて。みんな、品が良さそうな子たちだったよ。

細野:コミュニティが違いそうだ。今日はこれまでの散歩を振り返りつつ、港区女子気分を味わおう(笑)

藤田:仕事でも、ときどきこのへんに来るんだけど、仕事のときは常に“戦闘モード”だからな。

村田:そうか、ゆっくりお散歩するような余裕はないよね。

藤田:今日は楽しみ!

いつも散歩中、まちの神社を見かけるとお参りするSABOTENS。今回なんと、駅の出口のすぐとなりに神社を発見。商売繁盛などにご利益のある十番稲荷神社(港区麻布十番1丁目4−6)です。

村田:きれいな神社だね。

細野:さっきSNSを見てたら、ショート動画にDr.コパが出てきて、「今日は神社にいくといい日」なんだって!

村田:そうなんだ!

藤田:行こう行こう!

十番稲荷の入口には、大きなカエルが。江戸時代の大火の際、境内の「がま池」の大ガエルが水を吹きかけて火事を鎮めたという「がま池伝説」にちなんで、祀られているそうです。

村田:カエル好きな人におすすめの神社。そういえばよっちゃん、カエル苦手だったよね……

藤田:こんなでっかいカエルが実際にいたら、ちょっとやだな(笑)

村田:肌のブツブツも大きいだろうね。

藤田:怖い……

藤田:あ、七福神もいる!

村田:いい表情してるねえ。

「今年も無事に1年を終えました。ありがとうございました。2026年もよろしくお願いします。」それぞれお参りを済ませたあと境内を見渡したところ、お社のようなおみくじの箱を発見しました。

細野:お金を入れたらおみくじが出てくるのかな。ガチャガチャみたいだね。

村田:やってみようか。

藤田:今年最後のおみくじだ!

村田:散歩のたびにおみくじを引いて。

細野:何枚引くんだっていう感じだね(笑)

左から、藤田・細野・村田のおみくじ

村田:私は吉!

細野:私は末吉!

藤田:あ、大吉だ!

村田:よかったね!

藤田:今日は仕事でメンタルがやられてたから、嬉しい……!

村田:年末まで大変だったね。今日はゆっくり散歩して心を整えよう。

さあ、お散歩だ……と歩き出したところ、神社の入口付近であるものを発見します。

村田:あら、スマホが落ちてるよ。

藤田:本当だ。

細野:どうして落としちゃったんだろう。

村田:急いで駅まで走ってたのかな。

細野:港区女子のスマホかも。これ、近くの交番に届けてあげた方がいいよね。

藤田:そうしよう。スマホを落としたら、悲しいもんね。

落とし主の方、今頃必死でスマホを探しているかもしれません。いつもは「落とし物には触らない」というポリシーのよっちゃんですが、今回ばかりは例外。これは急がねばと、すぐに近くの交番に届けました。

村田:まだまだ充電もあったし、さっき落としたばかりの感じがしたね。

藤田:ホーム画面がワンちゃんだった。

村田:飼ってる犬なのかな。

細野:無事に届くといいね。

このお散歩は12月末に実施したものです。持ち主の方に、無事にスマホが届いていますように!

麻布十番の子どもたちはすごい

日が暮れるのが早い12月。まだ16時台ですが、まちの建物や車には、早くも明かりが灯り始めています。

細野:麻布十番を走る車、“ベンツ率”が高い……(笑)

村田:公園には塵一つ落ちてないね。鳩に餌をあげてるじいさんもいない。

細野:このへんに民家はあるのかな。

藤田:確かに。住んでる人なんているのかな。

村田:想像もつかない。

学校の数も多い麻布十番エリア。学校帰りと思われる学生さんたちもちらほら見かけます。

藤田:学校帰りの子どもたちもいるね。キッズたち、一人でこんな街なかの学校に通っていて偉い。私が同じ年代だったらドキドキしちゃいそう。

村田:東京だと、電車を乗り継いで学校に行くのも一苦労だよねえ。すごいよ。

そんな話をしながら歩いていたら、向こうの方に商店街らしきアーケードを発見。

藤田:都会の商店街だ。

村田:あ、不動産の広告がある。家賃をチェックしてみよう……うわ、やっぱり高いな。

藤田:マンションの中にジムまでついてるんだって。

村田:すごいなあ。毎月いくら稼いだら、これだけの家賃を払えるんだろう。

藤田:このへんにはみだす緑、なくない?

村田:あ、よく見るとちっちゃいスペースに、ちんまりと生えてるよ。

藤田:すごい。あやちゃんの目にかかると見えてくるね(笑)

村田:このスペース分だけでも、だいぶ地価は高そうだ。でも、あまり無法地帯にははみ出してないね。

村田:あ、ここの写真館、表が緑でもりもりだ。有名人の方の写真もある。土地柄だね。

細野:こういう写真館で、プロフィール画像を撮ってもらいたいな。

藤田:いいねえ!

村田:ワンちゃんと一緒に写ってる方もいるよ。

藤田:前に、猫たちとスタジオで写真を撮ってもらったことがあったけど、大変だったよね。

村田:そうそう。うちのアロエちゃんはパニックを起こして、天井裏に逃げてホコリまみれになって。

藤田:うちのムーちゃんも、ずっと固まってたな。

村田:あ、仮囲いの中に鉢植え。麻布十番園芸だ。こういうまちでアロエを見つけると、落ち着くよ。

細野:いい感じの看板。

藤田:すごくいいね。

細野:メニュー名が英語で書いてある。

村田:さすが麻布十番。

細野:よく見ると気になるメニューだらけ。

村田:卵がたくさん乗ってるね。

チンパンジーがほしかった

村田:まちがクリスマスムードだね。

藤田:昔ながらの雰囲気のお店も結構あるね。

村田:あ、おもちゃ屋さんがあるよ。にぎわってるね。クリスマスプレゼントを買う人たちかな。

村田:「みんな大切な人達です。幸せを造りましょう」だって。なんだか、まちのいろんなところから余裕を感じるよ。

細野:ほんとだね。

店内は子どもたちで賑わっています。おもちゃを眺めていたら、童心をくすぐられた3人。クリスマスの思い出話に花が咲きます。

村田:よっちゃんは、何歳頃までサンタさん信じてた?

藤田:結構遅くて。小学校5、6年くらいまで信じてたよ。ちょっと大人ぶって、親に「サンタさんってほんとはいないんでしょ?ひろき(弟)には言わないから、こっそり教えて」って聞いて。

村田:自ら聞いたんだね!

藤田:「そうだよ、お父さんだよ」って言われたときは、ガーンって。強がった割には、ショックだった(笑)。うちは、プレゼントをベランダに置いてくれてたの。

村田:すごい!「外から来たんですよ」って。

藤田:「サンタさん、家の中に入ると帰れないから、ベランダに置いたんだよ」って。すっかり信じてたよ。

村田:リアルな演出だったんだね。

細野:優しさだね。

藤田:ゆきえちゃんちの子どもたちはどうしてる?

細野:サンタさんは去年、病気で死んだことになってる……。一昨年、夫がAmazonのラベルをつけたまま息子にプレゼントを渡して、子どもが「え?」って戸惑って。で、「もう!サンタさんなんていないから!」って、思わず叫んじゃった。

村田:え!子どもたちの反応はどうだった?

細野:「なんとなくわかってたけどね」って。

村田:落ち着いてる。

キラキラしたまちを歩きながら、各々のクリスマスを思い出します

村田:私はよっちゃんと同じく、小学校高学年まで信じてて。小5の頃、テレビの動物番組でチンパンジーを見て、「サンタさん、チンパンジーがかわいくて、どうしてもほしいです。どうかよろしくお願いします」って手紙を書いたの。そしたらプレゼントは、ドンジャラ※だった(笑)

※ドラえもんのキャラクターの絵を合わせる、麻雀を簡略化したゲーム

藤田:うける(笑)

村田:次の年、急に母親から「サンタさん、いないから」って、ユニクロに連れて行かれて、「この中から好きなもの選んで」って言われた。ちょっとショックだったよ(笑)

藤田:演出もなくなったんだ(笑)

村田:しかも実用的なユニクロ(笑)

藤田:確かにチンパンジーはかなり難易度高いよね。

村田:実際にチンパンジーが家の中にいたら、怖かっただろうな。

藤田:人間ひとり増えるくらいのインパクトがあるもんね。もし飼ってたら、まだ生きてたかもしれないよね。あやちゃんの弟として。

麻布のはみだす緑

だいぶ日も暮れてきました。向こうの方には、夜空にきらめく何らかのヒルズの光。さすがは都心・麻布十番。

村田:「鳥居坂」だって。

細野:なんで「鳥居」って付いてるんだろう。

村田:鳥居があるのかなあ。(案内板を読みながら)江戸時代半ばまで、このへんに鳥居家のお屋敷があったんだって。すごいねえ。自分ちの名前が坂になるなんて。

藤田:すごいね。

村田:前に茅ヶ崎に住んでた時、加山雄三さんの家があったところに「雄三通り」っていう通りがあったな。似たようなもんかな。

細野:この照明、かわいい。

村田:あの下で読書したら、現代版・二宮金次郎になれそうじゃない?

藤田:やってみようよ。

藤田:新宿みたいなまちだと、「ここから奥は男と女の園だから、入っちゃいけませんよ」みたいなテリトリーとかグレーゾーンが至るところにあるのを感じて、それが人間味にもなってるけど、麻布十番はまた違った雰囲気だね。

細野:いろいろと削ぎ落とされて、洗練されてるね。

村田:あまり無法地帯な感じはないね。……あ、でも、見て。

村田:麻布十番の地に、アロエを植えてる人がいるよ。……あ、よく見るとゴムノキにリュウゼツランも。すごいすごい。

藤田:こういうの見ると、安心するね。

暮らしの延長線上としての、アート

コンビニで温かいお茶を買って、公園のベンチに座りながら一年を振り返ります。

細野:今日は49回目のお散歩です。

藤田:年明け最初のお散歩が、50回目になるんだね!

村田:節目だね。めでたいねえ。それにしても50回か。すごいね。ゆきえちゃん、よっちゃんのおかげだよ、本当に。一回のバズよりも、続くっていうことが一番うれしいよ。

藤田:続けるのって、結構大変な場合もあるけど、この3人だとまったく苦じゃない。ストレスゼロでできるから、ありがたいよ。

村田:毎回、楽しいおしゃべりの延長だもんね。

ここから、話題はそれぞれの仕事や、ものづくりの話へ。

村田:ありがたいことに秋に新しい本が出て。しばらくは販促のためのイベント続きでてんてこまいだったけど、ようやく一段落。これからどんな仕事を広げていきたいか、一呼吸おきながら考えてるところだよ。来年はもうちょっと丁寧に、考える時間や書く時間を取って、質の高いものを生み出していきたいなあ。

藤田:『緑をみる人』は、あやちゃんの人生の新たな扉を開いた気がする。アーティストとしての新たな扉。

村田:時間軸の長いブックライティングの仕事も、広げていきたいなあ。

藤田:私は今、クライアントワークの割合が大きくて。クライアントさんありきのお仕事はとてもありがたいけど、40代のうちに少しずつ、自分発信の仕事の幅も広げていきたいな。

村田:素敵だね。よっちゃんだったら、もう後は「いつやるか」というタイミングだけな気がする。ゆきえちゃんも、金継ぎのワークショップをはじめたりと、2025年はいろんな変化があったよね。

細野:そうだね。前は“アート”に対して勝手に崇高なイメージを持っていたんだけど、金継ぎを通して自分の中の敷居が下がって、“アート”や“作ること”に、どんどん抵抗がなくなっていった。

村田:そうだったんだ!

細野:「アートって、もっと身近なテーマでいいんだな」と思えたというか。DIYで棚を作ってみたりもして。

藤田:素晴らしい!

村田:前は作ることに対するハードルが高かったのには、なにか理由があったの?

細野:通っていた美術大学には周りにすごい人がいっぱいいて、勝手にアートのハードルを上げて、勝手に嫌いになっちゃった。その後、出産したらさらに、所帯じみていく自分とアートが遠く離れた存在に思えてきて。でも最近、ようやく取り戻した感じがして。

村田:前にゆきえちゃんの家にお邪魔したときも思ったけど、身につけるものや家に置くものなど、周りを取り巻くものを選ぶ審美眼も含めて、アートだなと思っていたよ。

藤田:ゆきえちゃんは、普段通り生きているだけで、見たり選んだりするものがアーティストっていう感じ。

村田:暮らしと地続きなのがいいよね。

細野:嬉しい。こちらこそ、いつも2人から学びを得ているよ。

村田:生活とアートが地続きみたいな感覚は、3人とも共通している感じがするよね。まちの中の石ころだって葉っぱだって味わい深いよね、みたいな感覚。

細野:本当にそうだね。

村田:私は美術の専門教育を受けたことはないんだけど、「なんで路上園芸が好きなんだろう」って考えた時、最近になってふと、20代の頃にアルバイトしていた旅館※を思い出して。

※エイミーズトークでも以前、取材させていただきました。

藤田:へー!

村田:今の五代目の方は、明治時代に建てられた旅館の雰囲気に合うように……と館内に民芸の調度品を並べていて。映画監督の小津安二郎もよく逗留していた旅館で、小津監督も民芸調の日用雑器を愛用していたみたい。

「生活の中で生み出された自然体の緑っていいな」って、街なかの緑に目が止まり始めたのも、ちょうどアルバイトをしていた時期で。仕事を通して見たり聞いたりしたことに、結構大きな影響を受けてたのかもな……とつながったよ。

細野:そうだったんだね。

村田:私にとってのアートや美しいものって、どこか別の場所に見に行くものというよりは、自分の生活や肌感覚と地続きなもの。2人との街歩きを通して教えていただくことは、すごく大きいよ。

藤田:3人それぞれ、惹かれるものは完全には一致していないけど、「おもしろい」と思うものの核は共通している感じがするよね。

村田:核が一緒でありながら、見てるものが少しずつ違うからこそ、思いがけない発見があるんだろうね。

公園で話し込んでいたら、あたりはすっかり真っ暗に。
2026年に50回目を迎える本連載。これからもいろんなまちで、いろんなものや人と出会っていきたいな。これからも、よろしくお願いします!

本日の一コマ漫画

イラスト/藤田 泰実(落ちもん写真収集家)

こころに残る麻布十番の風景

村田のミカタ:「ふんどしみたい」と盛り上がった、布製の注意書き看板
藤田のミカタ:「都会育ちの子供の落ちもん」

書籍情報 『緑をみる人』(雷鳥社)

SABOTENSまちのミカタ_村田あやこ_書籍情報 『緑をみる人』(雷鳥社)_エントリエマガジン
  • 著者: 村田あやこ
  • 発売日: 2025年10月6日
  • ページ数: 384ページ
  • サイズ: 17.8 x 11.2 x 2.3 cm

アスファルトのひび割れ、マンホール蓋のふち、側溝の奥底、室外機の下……。整備された都市空間の隙間で、人知れず芽吹き繁茂する植物たち。「路上園芸鑑賞家」として活動を続ける著者が、世界13カ国18人の”隙間植物愛好家”を約2年にわたって取材。日本、フランス、トルコ、メキシコ、韓国、台湾、イタリア、スウェーデン、ブラジル、シンガポール、アメリカ、オランダ、ニュージーランドの緑をみる人たち19人のストーリーと、総数800枚もの写真を通して見えてくる、日常にひそむ地球の「野生」を描いた一冊です。

11年目のいまも、ひとりひとりへ想いを縫いながら | ぬいぐるみ専門店 tsumikinomura

「tsumikinomura(つみきのむら)」は、“今しかない瞬間”を愛の形として残す記念日ぬいぐるみの専門店。2014年の活動開始以来、代表のわだあかりさんが大切にしているのは、特別な日だけでなく、何気ない毎日こそがかけがえのないものだということ。怒ってしまった夜も、泣き笑いの一日も、それはきっと誰よりも一生懸命だった証。手に取る方それぞれの時間や気持ちに想いを巡らせ、作品や届け方の細部にまで心を配っています

何気ない日を、記念日にする

活動初期は「tsumikipoche(つみきのぽっしゅ)」というブランド名で制作制作していました。

制作しはじめた当時、私は「何でもない普通の日を記念日にする」というイメージで制作していました。普段でも使えるものを、日々の中で少し特別に感じてもらえたらという感覚で。何気ない日々こそが本当はかけがえのないもの。それは当時から、そして昨今のニュースなどを見ても強く感じています。

実際には、お客さまが記念写真の撮影や結婚式のウェルカムドール、節目のお祝い、お守りのような存在として迎えてくださることがとても多くあります。「自分の作るものは、思っていた以上に“記念日”に近い存在なんだな」と感じるようにもなりました。

作品には、笑顔などのはっきりした表情は、あえてつけないことを徹底しています。

それは、手に取るお客さまが、今どんな気持ちでいるのか、私には分からないから。悲しいときかもしれないし、とても嬉しいときかもしれない。だからこそ、こちら側で感情を決めてしまわず、どんなときでも寄り添える存在であってほしい。そういう想いがあります。

ひとりひとりへ、届けたいもの

11年間も活動を続けることができたのは、お客さまの存在です。

イベント出店時の様子

以前よりイベント出展などの機会も減り直接お会いする機会が減って寂しく感じることもありますが、レビューをいただけることは本当に嬉しいです。そのひとつがあるだけで、「よし、また頑張ろう」「あと一年頑張ろう」と思えるくらい大きな原動力になっています。

どんな商品やサービスも、向こう側には必ず「人」がいます。作品の背景が少し分かるだけで、受け取る側の思い出になることってあると思うんです。

そのため、「つみき通信」という小さなお手紙を同封しています。また最近は名刺をやめて、オリジナルの小さなショップカードを作るようになりました。1枚の画用紙に色を塗って作るので、絶対に同じものはできません。「あなたひとりに向けて送っています」ということを、形として伝えたかったんです。

一時期はすべてデジタルにしていたこともありました。ただそれだと、「何も残らないな」と感じるようになったんです。もちろん手紙も、いつかは捨てるものかもしれません。「今すぐじゃなくていい」「あとで読もう」。手元に“ある”ということが、意外と心に残るなというのは紙ならではだと思っています。

つながりを大切にし続けるために

提供している月額制サービス「わぐまファンクラブ」は、1、2ヶ月目には「わぐま新聞」の葉書が、3ヶ月に1回ぬいぐるみがポストに届くという過去に購入してくださった方に向けたものです。

これまでに、ぬいぐるみを集めてくださるお客さまも多くいらしたなかで、お子さまの成長とともに、どうしても関係が薄くなってしまうことがありました。

一度つながった関係が、完全に途切れるわけでもなく、負担にもならない距離感で、昔からのお客さまと、またつながるきっかけになれば嬉しいと考えています。

はじめはひとりでスタートしたこの活動。現在は、自分ひとりではできないことは人の力を借り、より良いものを一緒に作っていくようになってきています。私たちから見るとたくさん発送している中のひとつかもしれませんし、お客さまにとっても数ある買い物の中のひとつかもしれない。

それでも、1対1のやりとりの大切さを忘れずにいるということ。少しでも伝わればいいなと思っています。

届け方を変えても、変わらない想い

tsumikinomuraを本格的に始める前の私には、子育てを通して頑張れば頑張るほど苦しくなり、毎晩のように自分を責め、泣いていた時期があります。そんななか、私が作ったくまさんが「大丈夫だよ」と言ってくれた気がしました。

大変だったけど、あの頃の自分がいたからこそ今の自分があるんです。だから、今の私から当時の私へ、徹底的に悩んで、悩み抜いて、自分のできる限りの努力をしてほしい、と思います。苦しんでいい。泣きながらご飯を食べる日があってもいい。悩むなら、徹底的に悩み抜けと。

長く制作を続けてきたからこそ、「やりたいことは、もう全部やれたな」という感覚があります。だからこれからはいまある形だけにとらわれず、いろいろなものを届けていける仕事をしていきたいと考えています。

もともとブランド名も違いましたが、「tsumikinomura」に変えた理由も、アパレルだけ、ベビー・キッズだけに限らず、いろんなものを作れる“村”を作りたいと思ったからでした。

恐れずに、少しずつ新しいことにも挑戦しながら、お客さまにとって喜びや実りのあるものを届けていけたらいいなと思っています。時代に合わせて、変わっていくことも大切にしていきたいです。

 tsumikinomura(つみきのむら)代表 / わだあかり
写真には残らない“想い”を、 ぬいぐるみと刺繍で、やさしく縫いとめる。 「怒ってしまった夜」も、「泣き笑いの一日」も。 それはきっと、誰よりも一生懸命だった証です。 tsumikinomura は、 “今しかない瞬間”を愛の形として残す 記念日ぬいぐるみの専門店です。
☑ Instagram
@tsumikinomura
☑ WEB(SHOP)
https://www.tsumikinomura.com/
※月に一度、webshopをオープンしています。サブスク会員さま募集中

やさしいあなたへお手紙を #141 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ。こんにちは。お元気ですか?今日もこちらは晴れていて、庭には鳥がやってきて、ピーチクパーチクしています。
何か食べるものはあるのかな、なんて思いながら眺めています。

寒い冬は外の生き物は大変だ。
こうして家の中で、ぬくぬく過ごせることをありがたく感じます。

最近は夕方の空がとてもきれいで、時々高い建物に上がって見に行きます。
富士山も見えて、本当に美しくて、泣けてきちゃう。
去年、朝日文庫から出ている
「マイブック」は使っていますか?

マイブック
2026年の予定表

日付と曜日だけが記入されている文庫本で、
あとはすべて空白。
日記にしたり、手帳にしたり、自由に使えます。

私はこれに絵日記を書いています。

毎日の、なるべくどうでもいいことを書くようにしていて、
それが結構いい気分転換になっています。
インスタの @mayamoon_artwork の方で、10日に1つアップしているので、
よかったら見てみてください ♡

ではでは、また来週お便りします。

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

安物のれんげが愛着のある道具に – 鴨home 27羽目

多分、世の中より少し遅れて、お正月気分がようやく抜けた一週目。年末年始にゆるんだ心身も、数日しか経っていないのにかちこちだ。仕事のことを考えていると「100歳まで生きるとしたら、あと60年もこの調子なのか?」と、うんざりした。

今朝、食器棚から木製のれんげを取り出した。こいつの存在を忘れていたけど、一本400円ほどで買ったれんげ。使い始めて数ヶ月で縁が毛羽立ち、口に入れるとちくちくして、大きく口を開けると、口の端が切れそうになった。以前の私なら、迷わず捨てていた。

直す前のれんげ(右から2番目は、欠けに合わせてパテを足す)
5回目の拭き漆

ただ今回は、紙やすりで削り、拭き漆をしてみた。布に生漆を含ませ、薄く塗っては乾かし、また塗る。乾く条件は「高温多湿であること」。お手製の室(むろ)にいれて、時間をかけて乾かし、何度か繰り返す。時間もかかるし、効率は悪いけど削りながら木目を眺め、少しずつ艶が出てくる時間は、気分が高まる。

直したれんげは、口当たりが滑らかで、手に馴染むし「自分で直した」ものには愛着が残る。もうこれは、400円の道具ではない!

金継ぎをするようになってから、壊れたものをすぐに捨てなくなった。代わりに、直すか、向き合うか、一度立ち止まるようになった。タイパやコスパとやらを気にすれば、いいこともあるけど、その価値観だけで生きていると窮屈だなと感じることが年々増えていく。効率を優先するほど、なぜか疲れていくし(ただの老いかもしれない、とも)。

あと60年生きるのなら、もう少し、手間をかけて生きたい。面倒でも、非効率でも、自分で触れて、直して、作って。そういう時間の重ね方のほうが、私には合っているかも……と、思った翌日には、晩ごはんのお惣菜を買っているんだけど。

▷「家族が家族じゃなくなる家」を設計した人はこちら

《1月のコラム》「居場所」という土台を育てる1月の星の話 Byイルマーヤ

1月は、新しい流れが静かに動き出すなかで、自分の足元を確かめ直す季節。占い師イルマーヤさんが今月のコラムで見つめるテーマは、「居場所」という心の土台です。本格的な一年の始まりに向けて、少し気が張ったり、知らず知らずのうちに疲れが溜まっていたりしませんか。今、あなたが「ホッ」と力を抜ける場所はどこでしょう。誰かの期待に応えるためではなく、自分自身が安心して戻れる場所を整えること。それは、これから先の時間をしなやかに生きていくための、大切な準備でもあります。
イルマーヤさんによる、1月の12星座別占いはこちら

心のより所をはぐくむ時

1月も中旬ですね。新しい一年が本格的に動き出す時期。 冷え込みが厳しい毎日ですが、皆さんは今、どこにいる時に一番「ホッ」と心を緩めることができますか?

実はいま、占星術的な視点ではとても大切な「土台作り」の時間が流れています。拡大と発展を司る幸運の星・木星が、2025年の後半から蟹座のエリアに滞在しているのです。

蟹座が象徴するのは、「家・家族・安心できる居場所」、そこで育まれる「心の土台(ベース)」。 この木星蟹座期は2026年の6月末まで続きます。つまり、わたしたちは今まさに、自分自身の根っこを深く降ろし、安心できる場所を耕していく季節の真っ只中にいるのです。

2025年7月、星の導きでやってきた家族

振り返れば、我が家に愛犬ロクがやってきたのは2025年の7月のことでした。 ちょうど木星が蟹座へと移動したタイミング。今思えば、この子との出会いそのものが「自分にとっての居場所とは何かを学ぼうね」という、宇宙からの贈り物だったのかもしれません。

そこからの毎日は、まさに居場所を整えることの連続でした。 ロクが滑らないように床のものを片付けたり、ゴミ箱に頭を突っ込まないように工夫したり、快適な温度を保てるよう空調に気を配ったり。お世話のための新しい習慣が始まり、家の中は少しずつ「ロクにとって安全で、みんなにとって暮らしやすい場所」へと形を変えていきました。

物理的に環境を整えることは、そのまま相手を大切に想う気持ちを形にすることなのかもしれません。

「ちゃんとしまっておかないと」と毛糸を加えた黒い犬を追いかける女の子

ケアをされる側からケアをする側へ

この変化は、子どもたちにとっても大きな成長の機会となりました。 これまでずっと親から“ケアをされる側”だった子どもたちが、小さな命を前にして、“ケアをする側”としての役割や自覚を持ち始めたのです。

フードを準備し、体調を気遣い、自分よりか弱い存在を慈しむ。 自分たちの行動ひとつで、この子の命や心地よさが変わるという経験は、子どもたちにとっては新しい責任感と、命に対する優しい想いを与えてくれました。家族全員でひとつの命を育む経験は、わたしたちの「家庭」というベースをより強固なものにしてくれています。

正解という型を手放し、余白を愛でる

ロクを迎え入れてから数ヶ月、最初はわからないことだらけでした。 ネットで情報を集めたり、しつけの動画を見たりして、「こうしなきゃいけない」「これができないとダメ」と、正解という型に自分や愛犬をはめようとする窮屈さを感じたことも。

けれど、日々向き合うなかで気づいたのは、正しいしつけの形よりも何よりも「目の前のこの子をしっかり観察すること」の大切さでした。 この子は何に不安を感じて、何に喜びを感じるのか。どんな時に安心して眠れるのか。

焦って答え合わせをするのではなく、時間をかけて関係を育みながら、少しずつの成長を見守る。完璧を目指すよりも、どこか「ほどほど」の器を持って、ゆらぎのある日常をそのまま受け入れる。 その学びは、いつの間にか、私自身や子どもたちに対する向き合い方にも重なっていきました。

理想の子育てやしつけという幻の物差しで、子どもたちをコントロールしようとしていなかったか。 ロクを一つの命として尊重するように、子どもたちも、そして自分自身も、一人の人間としてありのままを尊重したい。そんな当たり前で大切なことを、ロクが身をもって教えてくれたのです。

モコモコした黒い犬のイラストと、「トリミングのペース」「フードの食べ方」「日々の様子を見ながら」などを考えるメモが添えられている。

そこにあるのは、いつだって「愛」

こうして日々を積み重ねる中で、ふと気づいたことがあります。 私たちが必死に整えてきた環境や習慣、そのすべての土台にあるのは、「そつなくこなすコツ」ではなく「愛」そのものだったということです。

そしてもう一つ、大きな気づきがありました。 私はこの子を「見守っている」つもりでいましたが、実は私自身もまた、この子に「見守られている」のだということです。

わたしが疲れているとき、そっとそばに寄り添ってくれる温もり。 何も言わなくても、ただ肯定してくれるような真っ直ぐな瞳。 この子が私を信頼し、安心して眠る姿を見せてくれることで、私自身の心も癒され、守られている。

「居場所」とは、一方的に誰かが作るものではなく、互いに見守り、見守られる関係性の中で、愛を分かち合うことで育っていくものなのだと、感謝の気持ちをじんわり感じるのでした。

落ち込んだ表情の女性のイラストと、その様子を見て「オスワリ」「オテ」を考えている黒い犬のイラスト。

2026年後半、新しいステージへ向かう前に

この「ベース作り」の時間は、2026年の6月末まで続きます。 その後、木星は獅子座へと移動して「自分を外へと表現していく」という、より華やかなステージへとテーマが変わります。

豊かな花を咲かせ、堂々と自分を表現するためには、今のうちにどれだけ深く、栄養たっぷりの根を張れるかが鍵になるのかもしれません。

もし今、何かに焦りを感じていたり、自分を見失いそうになっていたりするなら、2026年の前半が終わるまでに、まずは自分の“居場所”を物理的にも精神的にも心地よく整えることを試してみるのはどうでしょう。

自分を愛し、大切に想う人たちを見守り、そして自分も見守られていることに感謝する。 そんな安心できる土台を作ることで、2026年後半からの新しいステージへもっと自由に、自分らしく踏み出していけると思います。

「みんなが心地よく暮らしていける」

そんなシンプルでいて、一番大切な目標を胸に、わたしも家族とロクとの日々を一歩ずつ重ねていきたいと思っています。 木星が次の星座へ移るその時、あなたの心に、温かくて揺るぎない「居場所」が育っていますように。

部屋の中でくつろぐ女性と、奥で横になって様子を見ている黒い犬のイラスト。

やさしいあなたへお手紙を #140 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ

こんにちは!
毎日寒いですがお元気ですか?
私はボチボチやっております。

今週末は私は個展!
今はもうやるべきことをやるのみ。
どんな出会いがあるか楽しみですー!
ドキドキするけどー。

今は神保町にあるコーヒーやさんで
これを書いています。
コーヒーは3種類から選ぶスタイルで
私は14番にしました。

これは温度が下がると
花の香りがかなり立ち上がるとのこと。
温度によって表情を変えるそうです。
今、台湾の作家仲間の展示をやっていて、
それを見に来ました。めっちゃいいー。

せっかく神保町に来たので、
本屋さんも寄って帰ろうー。

神保町に住んでる友人に急に
連絡してみたら、今から来てくれる
みたいです。グルメな友人なので、
おいしいカレーやさんに連れて行って
くれることでしょう。

その前に御茶ノ水
やさんに寄って、街の空気を見てきます。

ではでは、また来週!
ご自愛下さい ♡

mayamoon

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

編む時間を、暮らしの真ん中に | 日々編むミニマリスト

日々編人(ひびあむひと)」は、編み物作家であり、ミニマリスト。幼稚園教諭の休職中に編んだ帽子がきっかけとなり、活動をスタートしました。「考えすぎず、手を動かす。編む時間は、私にとって無になれる大切な時間」という日々編人。穏やかに暮らすために本当に必要なものは何か。ミニマリストとして暮らしを見つめ直す中で、編む時間こそが暮らしの軸だと気づいたといいます。

編むことが、暮らしの軸になるまで

休職中、時間ができたことがきっかけとなり始めたのが編み物でした。自分用に編んだ帽子が、思いのほか楽しく、気に入ったものができて。そこから少しずつ、編み物が暮らしの一部になっていきました。余った糸で子どもサイズの帽子を編み、販売もスタート。

当時はハンドメイドが注目されていたタイミングでもあり、ありがたいことにピックアップ商品に選ばれたり、雑誌に掲載されたことも、続けていくきっかけになりました。

編むことは、私にとって趣味ではありません。暮らしの軸です。穏やかに暮らしたい。それを実現させるために必要なのは編む時間だと、たくさんのものを手放したり、新たなことを取り入れていく中で気づきました。

日々、編み、穏やかに暮らす。けれど、それだけでは生活は成り立ちません。そのため、日々編むことを仕事にしています。無意識にやってしまうほど好きなことで、編むと心が穏やかになります。

ワークショップで伝えたいこと

「糸の魅力を伝えたいという思いもあります。私はニッティングバードさんの作るこの糸に魅了された一人で、糸の”推し活”に近い感覚です」

ものづくりを始めた当初、三軒茶屋のカフェで展示したことをきっかけに出会った方が、今も変わらず応援してくださっています。その方のお子さまの結婚式では、ウェルカムボードを作らせていただきました。今も時々、ハガキのやり取りをしています。ぐりとぐらの葉書がポストに見えると心が躍ります。その存在が、今も活動を続けている大きな励みになっています。

ワークショップを始めるきっかけをくれたのも、お客さまです。資格を取らなければ、と思っていた私に、「おーちゃんに会いに来ているんだから、資格があると逆に緊張して来づらいよ」と言っていただいたことがあります。その時、私が届けたい、届けられるのは編み物の技術ではなく、編む時間やリフレッシュできる空間なのだと気づきました。

私はかぎ針を始めた当初、編み図や編み物の本を見て練習するのが苦手でした。「ここを知りたい」「ここが分からない」と、四苦八苦していた経験があります。実際にワークショップ中にも、参加者さんが難しさを感じたり、忘れやすい箇所があるんです。そうした部分を中心に、意識すると楽しくなるポイントをSNSの動画では載せるようにしています。「あー、今日のワークショップで言ってたのはこのことか」となってくれたら嬉しいです。

現在Instagramをメインに公開しているリール動画。「ワークショップ参加者さんの振り返り用としてでした。帰ってからも自分で編めるように、そんな思いで撮り始めたんです」

作家と人が出会う場所、アルパカマルシェも主催

こだわりを持つ作家と、暮らしに彩りを添える一品に出会える場所が、アルパカマルシェです。これまでさまざまなイベントに出展してきましたが、会場で感じるのは、作家さんが作るモノだけでなく、「誰が作ったか」に興味を持つお客さまが多いということです。「この方が作ったから迎えたい」、「作家さんに会いに来る」。結局、人なのだと感じています。

私の周りには、本気でものづくりをし、こだわりを持った魅力的な作家さんがいます。微力ではありますが、その方々をたくさんの方に紹介したい。たくさん買って応援することはできなくても、発信して紹介する場所なら作れるかもしれない。そう感じたのがきっかけでした。アルパカマルシェが、作家さんが活動する中で、お客さまとつながる一つの場になってほしいと願っています。このマルシェには、私が心から応援したいと思える方しかお呼びしていません。それは、楽しみに来てくださるお客さまへの信頼にもつながると考えています。

本当に大切にしたいものは

Instagramで「おーちゃん|日々編むミニマリスト」として公開しているご自宅の様子。ミニマリストとしての暮らしをメインに紹介されています。

たくさんの不要なものを手放し、ミニマリストになりたいと思っていた時、ものを作り販売する編み物作家という仕事との間で、ジレンマを感じた時期がありました。一度、編むことを手放したこともあります。けれど、手放した時に気づいたのは、本当に大切にしたいのは、『編む時間』だということでした。

私が発信しているのは、過去の自分のためです。もがいていた過去も必要な経験だったのだと、編み続ける今の日々の中で確認し、その歩みを記録していきたい。そして、大切な人との繋がりのために。

私は、完成したものよりも編んでいる時間そのものに価値を感じています。ひと目ひと目、丁寧に編んでいくと編み目が整い、心も静かに満ちていく。今後は編む時間、そしてそれに必要なものや空間を提供していきたい。編み物のアクセサリー作家としては、より洗練されたものを届けていきたいと思っています。

もう一つの夢は、一階が商いの場、上が暮らしのアパートを建てること。シェアハウスなどではなく距離感のある空間。個が大事にあり、コミュニティのある空間。そこで編み物をし、整えながら静かに暮らしたいです。名前は、アルパカアパートメントでしょうか。

そんな「編む時間」や「整った暮らしの空気」を、これからも静かに紡いでいきたいと思っています。

日々編人・plage_bambine
編み物作家|日々編むミニマリスト
福岡県で余白ある空間と手しごとを大切にし、編む人として活動。2026年夏に手芸本を出版予定。
☑ Instagram
@plage_bambine
☑ Information
公式LINE
note(編み物動画販売中)

お正月のお花を選んでもらった – 鴨home 26羽目

お節、門松、鏡餅。年明けの雰囲気は好きだけれど、「らしいこと」はそんなにしない。それでもなんとなく、この時期特有の浮かれた気分を味わいたくて、いつもよりほんの少しだけ贅沢な生花を買うことにした。

2年ほど前に最寄り駅の近くにオープンしたle.nidというお花屋さんがある。

年の瀬の挨拶をかわしながら、ざっくりとした予算を伝える。「おまかせで」と頼みつつも、頭の中では松に紅白の色彩を足すとか、そういうお正月っぽい記号を想像していた。けれど、お花屋さんが「duckさんぽく……」と呟きながら選んでくれた花束は、予想に反してゴールドとブルーが効いた仕上がり!

完成した花束を見て思わず「Gacktの楽屋にありそう!」と口走ったのは、別に笑いを取りにいったわけではない。世間のお正月の定番から意図的に外れているような、そんな世界観がカッコよかったから(別にGacktに詳しいわけではない)。

ふたりで大笑いした後、次は郷ひろみの楽屋バージョン、ビヨンセの楽屋バージョンも作ってみようという話をし「良いお年を」と店を出る。

ちなみに右にあるのは、自分でつくった「黒いアルファードに乗っている人が飾る鏡餅」というタイトル。

2025年は、我が子の思春期という節目が不意に訪れ、私から母親としての役割が少しだけ、静かに剥がれ落ちていった。

同時にやってきたのは、子どもから離れ自分と向き合う時間。「自分らしさって……」と人に伝えるには恥ずかしくなるような、名状しがたい感情もたくさん湧いてきてしまい、もう、“自分探し”にでも旅立ちたいような日も多かった。

そういう時期に作ってもらったお花は「私らしさ」をすくい上げてもらったようで、le.nidさんのお花はいつも素敵だけどこの日は特別感激した。

ひとりでは浮かんでこなかった言葉やニュアンスを含んだ花を家に飾る。わざわざ自分探しに旅立たなくても他者との関わりの中で見えてくる自分らしさもあるのかもしれない、なんて考えながら。
自分だけでなく周りにいる人たちを大切に、丁寧に過ごしていきたいと思えた良い年の瀬だった。

猫のおいどんを探せ

ひょっこりと土間から顔を出す猫

▷「家族が家族じゃなくなる家」を設計した人はこちら

やさしいあなたへお手紙を #139 – mayamoonからの日々の芽便

2026

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

素晴らしい1年になり、
いかがお過ごしですか?

今年はどんな1年になるかな〜。
私は、
静かに、穏やかに過ごしたいー!

1/16〜1/18に
金葉舎で個展をします。

石窯ガーデンテラスというレストランの2F、
お手の中にある建物で、
こんなステキな所で
ちゃんと展示ができるのか、

今は
不安80%、
楽しみ20%。
みんな、そうだと思うけど、
やったことのないこと、新しい世界に飛びこむことは
小さくて、おっくうで、
直前になるとジタバタしますー。

でも、
絶対にやってなかった!
行ってよかった!
となると分かっています。

必要なのは、
ほんのちょっとの勇気と
自己暗示
(大丈夫!できる!いつかは終わる!)です。

ドキドキですが、
お近くの人は
よかったら来て下さい ♡

今年も、
まっ白で何も書いていない
ノートのような1年が
用意されていることが
嬉しいですね ♡

これを読んでくれている人みんなにとって、
素晴らしい1年になりますように。では!

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

《1月の12星座別占い》地から風へ、運命が動き出す1ヶ月の運勢 Byイルマーヤ

全体運:地から風へ、新しい時代への扉がひらくとき!

あけましておめでとうございます!2026年の幕開けとなる1月は、星たちの世界でも「大きな節目」を感じさせる、とてもドラマチックな1ヶ月になりそうです。

まずは、星の動きからの全体運をみてみましょう。

前半はこれまでの歩みを振り返り、確かな手応えを感じる「地のエネルギー(現実的で着実な力)」。足元に積み上げたものがあるからこそ見えてくる扉。後半は、その扉が開いて自由な未来への道が開けていきます。「風のエネルギー(自由で軽やかな流れ)」が軽やかに寄り添ってくれるでしょう。

ノートで整理をする人と、編み物をしながら「自由にやってみよう」と思い描く人のイラスト_エントリエ

2026年のはじまり

太陽をはじめ多くの天体が山羊座に集まっている1月前半は、これまでのあゆみが確かな基盤に変わるとき。山羊座は「積み重ねること」「伝統」「信頼」を司る星座です。2日には水星も山羊座へ入ることで、私たちの思考はとても現実的で落ち着いたものになりました。

また、お祝いムードというよりは、「これからどう生きていこうか」「自分の役割は何だろうか」と、地に足をつけてじっくり考えたい時期。これまで頑張ってきたことが、単なる過去の出来事ではなく、あなたを支える強力な土台になっていることに気づけたはずです。

3日 蟹座の満月 ♋️🌕

この日の満月は、目に見える成功だけではなく、もっと深い部分にある知恵や、先祖から受け継いできた精神的な守護に目を向けることを教えてくれます。あなたが今、ここに存在していること。それを支えてくれている家族や仲間、そして自分自身の内側にある優しさを再確認してみましょう。頑張りすぎていた人は、この満月で一度心を緩め、「自分を労う時間」を大切に。

19日 山羊座の新月♑️🌑

この新月は、これまでの「古い時代の自分」の集大成であり、同時に明日から始まる「新しいステージ」への橋渡し役でもあります。理屈や論理だけではなく、直感やひらめきが冴えわたる時です。 「なんとなくこっちの方が良さそう」「なぜかあの言葉が気になる」といった、目に見えないサインに意識を向けてみてください。この新月であなたが感じる「予感」は、とても重要なナビゲーションになってくれるはずです。

20日〜23日 水瓶座への大移動♒️💫

新月の翌日、1月20日に太陽が水瓶座へ移動すると、星たちの「お引っ越し」ラッシュが始まります。

  • 20日:太陽が水瓶座へ
  • 21日:水星が水瓶座へ
  • 23日:火星が水瓶座へ

    すでに冥王星が水瓶座に滞在している今、この大移動は「個性の解放」や「改革」のスピードを一段と加速させます。これまで「こうしなきゃいけない」と自分を縛っていたルールが、急にどうでもよくなってくるかもしれません。「私は私らしく、自由でいたい」という純粋な欲求が、溢れ出てくるでしょう。 これまでの常識をアップデートし、横のつながりや、フラットな人間関係を楽しんでいく時期の到来です。

27日海王星が牡羊座へ♈️

1月の締めくくりとして、非常に大きな出来事が待っています。それは「理想と夢」を司る海王星が、約14年ぶりに牡羊座へと足を踏み入れることです。

海王星が12星座のトップバッターである牡羊座に移ることで、世界中の人々が「新しい夢」を抱き始めます。これまではどこか曖昧だった理想が、「まずはやってみよう!」という情熱に火を灯し始めるのです。

木星や天王星も常に問いかけてくれます。私たちに「大切なものは何か」と。闇雲に突き進むのではなく、過去の経験というギフトを抱えながら、新しい理想の地へと一歩を踏み出す……。そんな勇気が湧いてくる月末になるでしょう。

1月の空は、私たちに語りかけてくれます。「積み上げてきた時間は確かにここにある。守ってきたものは未来に持っていっていい」と。残すものと手放すものを見極めて次の世界へ向かう、新しい時代の入口に立つ私たちを、空はやさしく見守ってくれるでしょう。

今月の12星座別占いでは、1月の運勢と2026年前半の流れをお伝えします。また、新しい年を迎えるあなたに勇気と元気をくれる、各星座におすすめの縁起物もご紹介します。

♈ おひつじ座

牡羊座のイラスト

1月前半はキャリアや目標において「基礎」を固める時です。今は足場をしっかり固め、信頼を積み重ねることが大切。27日には海王星があなたの星座にやってきます。後半からは仲間との交流が活発になりますが、そこでも「自分は何を成し遂げたいか」という意志を明確にしておきましょう。

2月には土星もあなたの星座に入り、激動の2026年が本格的に始まります。6月まで幸運の星・木星があなたの「基盤」を後押ししてくれるので、この波に乗るために、今月は直感を研ぎ澄まし、未知の魔法を受け入れる準備を。

●おすすめの縁起物:赤べこ

♉ おうし座

おうし座のイラスト

1月は、これまで大切にしてきた価値観を「社会でどう生かすか」に意識を向ける時期。前半は学びを深めることで、2026年前半に好調なコミュニケーション力を最大限に活用できます。後半からの多忙さは、あなたが新しい役割へと変わるための予行演習です。

4月には天王星が牡牛座から双子座へ移動し、あなたを取り巻く環境は春に向けて大きく変化しそう。周囲の目よりも自分の「心地よさ」という確かな感覚をコンパスにして、変化の波を楽しみましょう。

●おすすめの縁起物:信楽焼のタヌキ

♊ ふたご座

ふたご座のイラスト

1月前半は、大切な人と深く向き合うことに。後半からは視界が開け、新たな風が吹き始めます。27日の海王星の移動は、あなたのキャリアにおける理想を塗り替えます。

3月以降、好奇心はさらに加速。4月の天王星、6月の木星の移動により、あなたの言葉はより強い影響力を持つようになります。2026年前半は「自分を刷新する」期間。魂が惹かれる方向へ舵を切ることが、この激動の半年を最高のものにする鍵になるでしょう。

●おすすめの縁起物:木うそ

♋ かに座

蟹座のイラスト

1月は「自分という存在をどう開花させるか」を見つめ直す月です。3日の満月は、その成果を確認する大切な節目。これまでの自分に「よくやったね」と声をかけてあげて。後半は、他者から受け取る知恵やギフトに感謝する時期です。

また6月まで幸運の星・木星があなたの星座にいます。2月の獅子座満月からは、身につけた力を具体的な「豊かさ」に変えていく時期に入ります。2026年前半は土星や海王星が移動することで、あなたの精神的な旅路はより冒険的なものへと変わるでしょう。

●おすすめの縁起物:犬張子

♌ しし座

1月前半は、日々の生活を整え、心身ともに新しいことを受け入れる準備をしましょう。丁寧なルーティンが、これからの飛躍を支えます。20日以降、対人関係がドラマチックに動き出します。27日には海王星が移動し、目に見えない絆や理想の共有がテーマになります。

2月の獅子座満月は、あなたの個性が輝き始める前触れ。6月には「12年に一度の幸運期」がやってきます。2026年前半は、その幸運期に向けたカウントダウンの時期です。

●おすすめの縁起物:だるま(特に金や赤)

♍ おとめ座

おとめ座のイラスト

1月前半は、あなたの中に眠る創造性を思い切り発揮する時です。完璧主義を少し手放して、純粋な遊び心で活動してみましょう。後半は、働き方をより自由で独創的なものへ変えるチャンス。月末からは直感が鋭くなり、あなたが本当に力を発揮できる場所がより明確に見えてくるはずです。

6月まで木星があなたの「仲間・未来」に関する運勢を後押ししています。2026年前半は、土星や天王星の移動により、あなたの人間関係や仕事のスタンスが大きく変わるでしょう。

●おすすめの縁起物:福助

♎ てんびん座

てんびん座のイラスト

​​1月前半は、「心の安全地帯」を整えることが大切な課題です。この時期に固める心の土台が、6月までのキャリアの拡大につながります。中旬を過ぎると、運気は華やかでクリエイティブに。27日に海王星が移動すると、対人関係で深いつながりを求めるようになります。

あなたの守護星である金星は、1月に水瓶座、3月には牡牛座へと移り、あなたの魅力を多角的に引き出します。パートナーと一緒に新しい夢を見ることが、これからの半年のあなたを後押しするでしょう。

●おすすめの縁起物:招き猫(両手上げ)

♏ さそり座

1月前半は学びと対話に幸運があります。この時期に得た知識が、2026年前半のあなたの大きな武器になります。後半からは、家族や居場所に対する価値観を見直すことになるでしょう。下旬からは、直感やひらめきを大切にした活動を始めてみて。

6月まで木星があなたの「学び」を後押ししています。2026年前半は、海王星や土星があなたの日常や仕事のスタイルを変えていきます。あなたの深い洞察力が、周囲に新しい視点をもたらすでしょう。

●おすすめの縁起物:起き上がり小法師

♐ いて座

いて座のイラスト

1月前半は、自分の持つ才能や価値を形にし、現実的な豊かさを手にする時期です。新年早々にたてた計画は、今後の大きな指針になります。20日以降、コミュニケーションがさらに軽やかになり、人との交流が活発に。後半からは身近な環境に変化の兆しが現れます。27日に海王星が移動すると、あなたの表現や恋愛において新しい展開が始まります。

2026年前半まで、あなたの守護星・木星は蟹座にあり、内面的な成長を後押ししています。情熱に素直に従うことが、この半年を充実させる秘訣です。

●おすすめの縁起物:左馬(ひだりうま)

♑ やぎ座

やぎ座のイラスト

1月19日に訪れるやぎ座の新月は、2026年前半を象徴する重要なスタート地点です。まずは「自分がどうありたいか」を明確にしましょう。後半は、自分の価値や大切にしたいことを見つめ直す時期に。27日の海王星移動は、あなたの学びやコミュニケーションに新しい風を吹き込みます。

6月まで木星が「対人関係の広がり」を後押ししています。2026年前半は、あなたを縛っていたものが次々と解けていく解放の時期。これまでの「正しい道」から、これからの「ワクワクする道」へと歩み出すときです。

●おすすめの縁起物:大黒天

♒ みずがめ座

みずがめ座のイラスト

1月前半は、一人静かに内省する時期です。20日からいよいよみずがめ座のシーズンが始まり、後半は主役のような華やかさに。これは、これまでの自分から新しい自分へと生まれ変わった証です。27日以降、海王星の移動はあなたの金銭感覚や才能の生かし方に新しいひらめきをもたらします。

6月まで木星があなたの「心と日常」を整える手助けをしてくれています。2月の水瓶座日食新月へと繋がる大きな変化の時期に突入します。2026年前半は、冥王星があなたの星座にいる中、天王星の移動がさらに自由を加速させるでしょう。

●おすすめの縁起物:ふくろう

♓ うお座

うお座のイラスト

1月前半は、仲間と夢を分かち合い、感謝を伝える時期です。後半は少し内省的になりますが、それは2月の魚座金星入りや3月の魚座新月に向けた準備の時間。27日には、あなたの星座に長年滞在した海王星が牡羊座へ移動します。

6月まで木星が「喜び」を後押ししてくれています。2月には土星も去り、あなたは一気に軽やかになるでしょう。2026年前半は、夢を見るだけでなく、それを現実にしていく時期。自分の中の新しい情熱を信じて、前へ進んでいきましょう。

●おすすめの縁起物:お多福・おかめ

お楽しみいただけたでしょうか?
自分を信じて、直感を信じて。素晴らしい1月の旅を楽しんでくださいね。

今年も皆さまが心地よい暮らしができますように。

またお会いしましょう!

2026 新年のご挨拶と営業について

新年、あけましておめでとうございます。

新しい年が、みなさんの暮らしにとって、少しでも楽しく、心地よいものになりますように。

今年も「entrie MAGAZINE」では、リノベーションに限らず、暮らしをより楽しむためのさまざまなコンテンツをお届けしています。
自分らしく暮らしを楽しむヒントを、エントリエで見つけていただけたら嬉しいです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

営業・お問い合わせにつきまして、
年末年始の休業を下記の通りとさせていただきます。

2025年12月26日(金)~2026年1月5日(月)

なお、休業期間中もフォームよりご連絡いただけますが、
返信は1月6日(火)以降の対応となります。

お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

「資料請求・お問合せ」はこちら

今すぐダウンロードできる資料請求もご活用ください。

空間設計で描く、心地よい暮らし。家族の居場所が自然と生まれるお家。 | リノベーション事例 #90

リノベーション済みのマンションを購入し、ご夫婦とお子さま2人で暮らしていたOさまご家族。お子さまが成長し、住まいの使い勝手が気になることも増えてきて、リノベーションを検討するようになりました。空間設計で住み心地を向上し、家族それぞれの暮らし方にフィットする住まいができあがりました。

物件について

所在地東京都港区
建物種別マンション (築42年)
リノベ面積70㎡
費用1600万(浴室除く、解体費・各種工事費用・デザイン費込み)
時期2024年

暮らす家族

奥さま、ご主人、息子さん(小学生、保育園児)

話し手

奥さま、ご主人

担当スタッフ

二見 奈々絵、長谷川果菜

リノベーションを決めたきっかけを教えてください。

奥さま:この家は、購入時はリノベーション済み物件でした。もともとリノベーションには興味があったのですが、その時にはすぐに住み始められることを優先して選んだんです。でも住んでいるうちにやはり、暮らしにフィットしない部分が気になるようになって。

ご主人:ごく一般的な間取りで住むには困らないですし、こんなものかと思いながら過ごしていたんです。でもやっぱり収納が使いにくいとか生活動線がよくないとか、あとは天井が低いなど、もう少し住みやすくならないかな、という思いが生じてきて。

奥さま:子どもたちも成長して、もうすぐ小学生になるというタイミングで。この地域で暮らし続けるイメージもできてきたところで、本格的にリノベーションを考えはじめました。

リノベーション事例_マンション_64㎡_リビング_施工後_二見 奈々絵_エントリエ

エントリエとの出会いは?

奥さま:リノベーション雑誌などで調べて何件か問い合わせを始めた頃に、エレベーターで貼り紙を見たんです。マンションに住んでいると、工事に入る業者さんからお知らせが貼られますよね。その中でも、雰囲気が良くて丁寧だなと感じるものがあったのがエントリエさんでした。

貼り紙に注目してくださったとは、嬉しいです!

奥さま:そうなんです、その貼り紙が決め手でした(笑)。それでエントリエの二見 奈々絵さん(以下、二見さん)にお会いしてお話しして、すぐに「こちらにお願いしよう」と決めました。

ご主人:初回から、いい意味で他人行儀な感じのしない、業者さんぽくない印象がすごくよかったんです。子どもたちも連れていったのですが、親切にしてもらって。リノベーションをお願いするとなれば毎週のように打ち合わせに行くことになるだろうとわかっていたので、エントリエならそんなに負担を感じることなくお願いできるなと安心できました。

奥さま:私たち家族の考え方や生活の様子も細やかに聞いてくださったのも決め手の一つでした。単にキレイになる、機能的だけではなくて、本当に私たち家族にフィットする住まいを考えてくれているなと思えたんですよね。

ご主人:ヒアリングしてもらっている中で、実は自分はこんなふうに考えているんだな、こんな住まいのほうがいいんだなと、自分でも意外な気づきがありました。他とは違うアプローチをしていただいたのが、すごくいい感じに僕たち家族にフィットしたと思います。

Before

After

ご要望に対して、担当者からの提案はいかがでしたか?

奥さま:私たちから具体的に「こうしてほしい」と要望を伝えるというよりは、朝起きてから寝るまでの生活の流れや、今の間取りで使いにくいところや生活面で改善したいことをお伝えして。それを解決して心地よい住まいにしていく提案を二見さんからいただくというかたちで進んでいきました。

ご主人:例えば、子どもたちがランドセルを玄関に置きっぱなしにするのをなんとかできないか、僕の靴がすごく多いのでうまく収納したいなど、いろいろとお話をして、「じゃあこういうかたちにしてはどうですか」という提案をいただきました。

いくつかの間取りプランから、よさそうなものをベースにどんどん深めていく中で、自分たちでは思いつかないような間取りや収納をご提案いただいて。やっぱりプロにお願いしてよかったなと改めて思いましたね。

リノベーション事例_マンション_64㎡_土間_施工後_二見 奈々絵_エントリエ
靴収納の他に、お子さんの習い事用のクロークやベンチを造作。
リノベーション事例_マンション_64㎡_WIC_施工後_二見 奈々絵_エントリエ
事前に洋服の量を細かく把握して、
空間を最大限に生かした収納計画。

なかでも印象的だったご提案はありますか?

ご主人:僕も妻もリモートワークが多く、会議が重なると居場所に困ってしまうんですよね。それで、リビングのワークスペースのほかに、洗面所にデスクスペースとして利用できる長めのカウンターをしつらえてもらったんです。無理に個室をつくるのではないやり方でスペースをつくり出してもらえたのはすごい発想だと思いました。

リノベーション事例_マンション_64㎡_リビング_キッチン_施工後_二見 奈々絵_エントリエ
リビング入り口のワークコーナーは格子を採用し、
手元が見えないようにデザイン。
リノベーション事例_マンション_64㎡_洗面所_施工後_二見 奈々絵_エントリエ
ランドリースペースを広げたことで、
個室のリモートスペースにも活用。

奥さま:天井が低いのが気になっていたのも、できるだけ高くしていただいて。排水などの構造も考慮しながら床面を下げる工夫で空間に変化が生まれました。

BEFORE
リノベーション事例_マンション_64㎡_玄関_施工後_二見 奈々絵_エントリエ
AFTER:床を直貼りにすることで天井高を確保

柔らかなグレーと木のぬくもりが調和したデザインも素敵ですね。

奥さま:デザインもいろいろと二見さんにご提案いただきました。リビングに入ってすぐの間仕切りや、キッチンのグレーのパネルはいいアクセントになって、とても気に入っています。

このソファはリノベーション後に二見さんに教えていただいて新たに購入したんですよ。家具は持っていた物をベースに空間設計していただいたんですが、新しく取り入れた物も相談すると部屋に合う素敵なものをご提案いただけて。リノベーションが終わったあとも相談させていただいて頼りにしていました。

リノベーション事例_マンション_64㎡_リビング_施工後_二見 奈々絵_エントリエ

リノベーションを通して、ワクワクした瞬間は?

奥さま:プランを3パターンだしていただいて、そこから選んで、私たちと二見さんで相談しながら具体的に決めていく過程がすごくワクワクしました。最終的に私たちの暮らしにぴったりマッチする間取りが完成した瞬間は、「これだ!」という感じですごく嬉しかったですね。

ご主人:僕はリノベーションが完成した部屋に入った瞬間ですね。引っ越しの時にも、もともとあった家具がどんどんぴったりはまっていく過程を見ていても、やっぱりすごいなと感動しました。

リノベーション事例_マンション_64㎡_書斎_施工後_二見 奈々絵_エントリエ

リノベーション後、ご家族の暮らしに変化はありましたか?

ご主人:リビングと小上がり、両方のスペースで家族と過ごす時間が増えましたね。

奥さま:小上がりになったところも、もともと開けたスペースだったのですが、あまり活用できてなかったんですよね。結局リビングにみんながぎゅっと集まってきて(笑)。

Before:以前は使い方がわからないフリースペースでした
リノベーション事例_マンション_64㎡_小上がり_二見 奈々絵_エントリエ
After:リビングつづきの空間を活かした小上がり。おもちゃや勉強道具の収納や、壁面にマグネットボードを設置することでお子様の必要な物をまとめて置けるスペースに。

二見さんから「子どものエリアは、空間のつくり方で感じ取れるように設計してあげるのがいいですよ」とアドバイスをいただいたんです。おもちゃなど子どもが使うものを置いてスペースをつくると、「ここは遊んでいいエリア」と認識するようになるんですよ、と。あっちで遊びなさい、と口に出して伝えなくても、子どもたちも小上がりで遊ぶ時間が増えました。家族の暮らしかたに住まいがフィットして、自然に心地よく過ごせるようになったのがいいですね。

リノベーション事例_マンション_64㎡_書斎_施工後_二見 奈々絵_エントリエ
寝室は2枚の扉を設け、お子様が大きくなったら2部屋に分けられるよう計画。
リノベーション事例_マンション_64㎡_リビング_施工後_二見 奈々絵_エントリエ
小上がりスペースは将来ご夫婦の寝室にできるよう、目隠しロールスクリーンと布団がしまえる吊り押し入れを設置。

毎日に、そっと寄り添うヘアターバン。|サクラ・サク

朝、鏡の前で髪を整える時間は、その日の気分や体調があらわれるひとときです。
サクラ・サク、名前の由来は娘さんのお名前から。そして産後の実体験から生まれたヘアターバンは、毎日の暮らしの中で「無理なく心地よく身につけられること」を大切にしてきました。隠したいという気持ちから生まれ、今では気分を整える一枚として。日常にそっと寄り添う存在です。

はじまりは、髪の悩みと向き合った体験

出産後、前髪の生え際の髪がごっそり抜けてしまった時期がありました。外出のたびにどう隠そうか、また自分の髪質の困りごとを考えていた際、「ヘアターバンなら隠せるかもしれない」と思ったのがサクラ・サクのはじまりです。

現在は、東海地方の特産品の生地を使って制作しています。私は新潟県出身で、結婚して名古屋に来るまで、東海地方に特別な縁はありませんでした。でも活動を通して、関西や関東、沖縄や北海道など、全国の方とつながるようになり、「せっかくなら、この土地の特産品を使ったものづくりができないだろうか」と考えるようになり、少しずつ今の制作につながっていきました。

もちろん、どんな生地でもヘアターバンに向いているわけではありません。サンプルを取り寄せたり、実際にお店で触れたりしながら、ひとつずつ確かめていきました。現在使っている「遠州綿紬」や「知多木綿」は、洗濯に強く、使い続けるほどにやわらかくなっていく生地です。日常の中で育っていく、その感じも含めて気に入っています。

サクラ・サク_ヘアターバン_着用画像
「ヘアターバンを、毎日洋服のように使ってほしいからこそ、一般的な洋服一枚分くらいの価格帯で届けたいと考えています」

人と出会い、土地を知る、イベントという場

普段は家族以外の人と会う機会が少ない分、イベント出店でのお客様とのやりとりは、私にとって特別な時間です。他の出店者さんとの交流も楽しく、感覚の近い人たちからたくさん刺激を受けています。

地方のイベントでは、その土地のお客さまの雰囲気や、どんなものが手に取られるのかを感じ取れるのも面白いところです。観光で訪れるだけでは分からないことを知れるのも、イベント出店の魅力だと思っています。仕事ではありますが、日々の楽しみでもあり、幸せな時間でもあります。

サクラ・サク_ヘアターバン_イベントの様子
イベント出店の様子

印象的な出会いとして、主人の海外赴任でタイに住んでいた頃の出来事があります。
私が40代を迎えるタイミングで、日本のお客様からInstagramのDMが届きました。「このターバン、黒はありませんか?」というメッセージでした。

当時、私は生成りやギンガムチェックなど、ナチュラルな生地を中心に作っていて、黒無地のターバンは作ったことがありませんでした。コロナ禍で日本に帰れない中、義母に生地を送ってもらい、時間はかかりましたが黒のターバンをお届けしました。

サクラ・サク_ヘアターバン_ブラック
黒ターバンのお写真

その時、「どうして今まで黒を作ってこなかったんだろう」と、はっとしたんです。

タイに住む同世代の日本人女性たちと話す中で、「もっと実用的で、毎日使える色やデザインが必要なのでは」と考えるようになりました。身近に意見を聞ける環境があったことも、大きな学びでした。

タイでの生活は短いものでしたが、ハンドメイドイベントへの参加や、お客様からの言葉を通して、制作に対する自信につながる大切な時間です。今でも友人としてお付き合いが続いているお客さまの一言がなければ、サクラ・サクの現在のスタイルはなかったと思います。

装いを思い浮かべながら

制作の際は、「この柄は、どんな場面で身につけてほしいか」を思い浮かべながら生地を選びます。生地を組み合わせる時も、「このワンピースに合いそう」「この色のニットに合わせたら素敵かも」と、コーディネートを考えています。その時に思い描いたことは、販売の際にお客様への提案としてお伝えしています。

ヘアターバンを通して伝えたいのは、「何歳でもおしゃれを楽しんでほしい」ということです。

「もうおばあちゃんだから」と言われることがありますが、私はそうは思いません。着てみたい、してみたい、と思う気持ちがあれば、ぜひ挑戦してほしい。そのお手伝いができたら嬉しいです。少しでも「つけてみたい」と思って手に取ってくれた、その気持ちに応えられるよう、ヘアターバンは種類豊富に揃えています。

これからは、もっと日本全国のイベントに出てみたいと思っています。理想はスーツケースひとつで各地を巡ること。そんな夢も描きながら、制作を続けています。

サクラ・サク
ヘアターバンクリエーター兼デザイナー。
名古屋市を拠点に、イベントやマルシェを中心に活動中。
☑ Instagram
@hand_made_sakura_saku
☑ minne
@rienori1102

《1月25日(日) 開催》pop up 『日々編人』|ワークショップ『編み暮らしはじめ』

恵比寿のエントリエにて、人気のかぎ編み物作家さん「日々編人 plage_bambine」によるpop upイベントを開催します。会場では、かぎ針で編んだアクセサリーの販売とあわせて、編み物のある暮らしを気軽に体験できるワークショップ「編み暮らしはじめ」などを実施します。年の初めに、手を動かしながら、編み物の楽しさを感じる時間を過ごしてみませんか?

こんな方におすすめ

  • ・編み物アクセサリーが好き、気になっている
  • ・かぎ針編みをはじめてみたい
  • ・手仕事やモノづくりが好き

イベント概要

【日付】2026年1月25日(日)
【時間】10:00〜17:00 ※ワークショップ他、アクセサリー販売あり(予約不要)
【場所】entrie times ebisu
【住所】〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-11-12 The HONDA ARMS 101
・山手線/恵比寿駅 徒歩3分
・東京メトロ日比谷線/恵比寿駅 徒歩2分
・東急東横線/代官山駅 徒歩8分

開催内容

10:00〜12:00 「編み暮らしはじめ|イヤカフを編む」*要予約
12:00〜15:00 pop up 日々, 編む人 アクセサリー販売会
15:30〜17:00 「編み暮らしはじめ|チェーンを編む」*要予約、参加条件あり:くさり編みが編める方、またはnote販売動画①を購入済みの方

※詳細なお時間は参加者さまにお伝えいたします。

ワークショップ詳細(第一部・第三部 共通)

  • 参加費:4,500円 (材料費込み、ワンドリンク、焼き菓子付き)
  • 定員:各回6名
  • 予約制
  • 受付開始:12/26(金)21:00〜
    公式LINEよりお申し込みください。

主催者のご紹介

日々編人 plage_bambine

《1月25日(日) entrie times ebisu開催》『日々編人』プロフィール

日々暮らし、日々編む。
編み物を暮らしの真ん中に置いて生きている人。

「編むこと」は、心を整え、自分を取り戻すための時間。
静かに手を動かし、ただ編む。その瞬間を何より大切にしている。

アクセサリー制作やワークショップを通して、
日々の中で編む楽しさや、編み物がもたらす心地よさを伝えている。

ミニマリストとしての暮らしや、
余白のある日常のこともあわせて発信中。

■ Instagram
https://www.instagram.com/plage_bambine/

同時開催:お片づけはじめ|自然素材の収納タグをつくる

「日々編人 plage_bambine」のpop upイベントと並行して、
整理収納アドバイザー・たんざわ さちよさんによるワークショップ
「お片づけはじめ|自然素材の収納タグをつくる」を開催します。

編み物のワークショップやアクセサリー販売を楽しみながら、
暮らしを整える小さな手仕事にも触れていただけます。

※本ワークショップは、編み物のワークショップとは別内容・別講師となります。

ワークショップ詳細

  • 時間:13:00〜15:00
  • 参加費:1,100円
  • 定員:各回3名
  • 予約制
  • 受付開始:12/26(金)21:00〜
    公式LINEよりお申し込みください。

講師の紹介

《1月25日(日) entrie times ebisu開催》お片づけはじめ|自然素材の収納タグをつくる_たんざわさちよ_プロフィール

自然素材、古いものが好き。「循環」を大切に、愛着のある暮らしへ。

お片づけのサポートを訪問・オンラインにて行う。

1/25(日)はお片づけをはじめるキッカケに、収納タグづくりで日常をあたたかく整える小さな手仕事を。
2026年1月末より、リノベーションブランドentrieメディア内にて『暮らしのひとしな』連載開始予定。

■ Instagram
https://www.instagram.com/sachiyo__kurashi/

やさしいあなたへお手紙を #138 – mayamoonからの日々の芽便

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

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2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

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