
人生の節目を迎え、夫婦と三人の姉妹、そしてお母さまが住む2世帯住宅としてリノベーションを決めたMさまご家族。4階建の鉄骨造 築50年の思い出あふれる大きなお家づくりのパートナーにエントリエを選んでいただきました。それぞれが安心して暮らせる住まいとはなにか? みんなの理想が詰まったお家のできあがりです。

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東京都北区
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戸建 重量鉄骨造(築50年)
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リノベ面積:240㎡
暮らす家族
(3,4階)ご主人、奥さま、長女、次女、三女、(2階)お母さま
リノベーションのきっかけを教えてください。
ご主人:もともとは自営業を営んでいた両親が住んでいた実家です。父親が病気で亡くなったことをきっかけに会社をたたみ、この大きな家に母がひとりになったんですね。これを機にリノベーションを決めました。
お母さま:当時は1階2階が工場で(3,4階が住居)、大勢住んでいた場所だったんですよ。
BEFORE / AFTER
エントリエとの出会いを教えてください。
ご主人:とにかくはじめてのことだったから、まずはインターネットを通じて近所の会社を探したんですよね。5、6社に声をかけてお話しを聞くうちに、我が家は「重量鉄骨」という特殊な家だということを知ったんです。さまざまな条件もあるなかで対応してくれる業者さんも限られていました。そうしているうちに3社との面談が決まり、その1社がエントリエでした。
決め手を教えてください。
ご主人:3社それぞれに色があり迷いましたが、いちばんにアイデア出してくれたのも、(完工後の)イメージも想像ができるように工夫して伝えてくださったのも、エントリエの小林 めぐみさんでした。おかげで自分たちが「こうしたい」というイメージを持ちながら進めることができました。
奥さま:お話しをしはじめてから動線や家事のこと、たくさん考えてくれていることが伝わって。もう「小林さんがいい!」と感じました。
どのようなご要望がありましたか?
奥さま:家事がしやすい家が良いということは伝えましたね。あとは、3人の子どもたちにはそれぞれの部屋と十分な収納が欲しいということです。
ご主人:わたしは築50年の家なので雨漏りや耐震、断熱性能……そもそも、この家はもちますか? というところからスタートでしたね。
お母さま:そうね、もう長く住んでいますから。これから住む家族のためにも、(建物そのものが)しっかりしているのかどうかがいちばんの心配でしたね。

その点は納得して話を進めることができたのでしょうか。
ご主人:そうですね。現地調査で構造耐震部の方が来て、いろいろとお話しいただいたんですね。不安な点をひとつずつ説明してもらい、さまざまな基準を満たすように考えてくださったので安心でした。
担当者である小林からのプランをはじめて見たときのことを覚えていますか?
奥さま:はい。「他にはない部屋」という感じでした。まず、アイデアが違いましたね。例えば、寝室はベットをふたつだけおける程度のスペースをとっただけなのですが、これまでは6畳ないと……なんて漠然と決めつけていたところがありましたから、これまでの考えが覆されましたよね。理想を全部伝えたら、全て叶ったんですね。
ご主人:それに小林さんのプランを見たときは、これはどうなの? という疑問はほとんどありませんでした。とにかく、暮らしやすそうだなと感じたんです。

窓の数も減らしたと聞きました。
ご主人:窓を変えるということもできるんだと知りましたね。60個ほどあった窓も減らしてもらいました。それもただ、単純に減らすだけではなくて風の通りや間取り、予算に合わせて、微調整していきましたね。また、減らすだけではなくて、部屋の用途に合わせてサイズを変えてもらったりもしました。
BEFORE / AFTER

こだわりの部分は?
奥さま:壁紙です。キッチンやリビングはグレートーンなんですが、洗面所だけ少し落ち着いたピンクにしたんです。
ご主人:書斎をつくってもらったというのはありますね。あとは、洗濯機がふたつあるということ(笑)。ランドリールームは3階に、バルコニーは4階にあるのですがそこまで洗濯物を運ぶとなると家事動線もよくないし、重労働です。バルコニーも活かしたいなと考えているうちに……
奥さま:4階にも洗濯機おいちゃえば良いんじゃないって(笑)。
次女:わたしは間接照明が好きだな。
ご主人:最初は予定がなかったんだけれど、パナソニックのショールームを見に行ったときにいいなって。梁もいかせて、たしかによかったね。

長女:わたしは、4階のトイレ。
奥さま:そうだ、(壁紙など)自分で決めたもんね。

たしかに、自分で決めると納得感が増しますね。お母さまは、いかがですか。
お母さま:わたしはもう、人生がほぼほぼ自分で見えているんで(笑)。若い頃と違って「今を考えるだけでいい」っていう考え方で進めようと思いまして。それも、自分が動ける範囲で維持できる形にすることも考えていました。孫たちもいますし、いつかはここに誰か住むんだろうなと思うと、ごちゃごちゃさせずに直せばだれかが住めるように、ね。

ご家族の仲の良さが伝わってきます。担当の小林から、お料理もすごくお上手だと伺いました!
お母さま:ありがとうございます……代々伝わった料理を出すとね、みなさんびっくりしてくださって。キッチンに立派なオーブンもつけてもらってね。一時、ケーキばかりつくっていたから。
ご主人:わたしたちが仕事でいないときに、子どもたちはよく母の部屋にいってね。行ったり来たりしてますね。
三女:とっても楽しいよ!
BEFORE

AFTER

今回のリノベーションを通して、楽しかった瞬間を教えてください。
ご主人:フローリングの工事が終わったときですね。思い切ってアカシアを選んだのですが、物によっては木目が激しく出ている素材なのですごく悩んだんです。心配もありましたが、結果的によかったですね。
奥さま:壁紙を選ぶ工程ですね。いろんなところからイメージを集めて、ひと部屋ずつ決めていくのがすごく楽しかったかな。

お母さま:わたしは、全然違うんですけど……何十年ぶりにお家を出て、マンション生活をしたことです。近くの物件を探してもらったので、工事中はよく見にきて大工さんとたくさんおしゃべりをして、いろんなことを教えてもらいました。1回、エレベーターに閉じ込められちゃって! びっくりしたこともありましたがとにかく、いろんな経験させてもらって楽しかったですね。強烈に印象に残ってますね(笑)。
ご主人:大工さんと一番仲良くなっていたしね(笑)。
住んでみていかがですか?
ご主人:前の家はソファにみんな集中していたんだけれど、今は小上がりにソファにキッチンに。それぞれの位置があるような感じですね。

長女:(小上がりの)カウンターで勉強したりね。
三女:小上がりにもテレビがあるから、喧嘩しないで見れるんだよ。
お母さま:朝起きて何時間かすると、上から足音が聞こえるんです。「これは誰の足音かな」って。それがね、なんていうんでしょう……一緒にいるんだなっていう安心感になるんですよ。


