家族とエントリエ - LIFE STORY

《子どもの成長に合わせて、柔軟に変化できる家づくり | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #27

澤 雄太
設計した人
澤 雄太 / Sawa Yuta
設計営業
一人ひとりのお客さまを大切に、住まいづくりのお手伝いしたいと考え 2級建築士、福祉住環境コーディネーター、愛犬家住宅コーディネーター 神奈川県出身の1987年生まれ。 東海大学工学部建築学科を卒業。 幼いころから建築、特に日本家屋が好きで近所の民家園によく遊びに行ってました。 縁側でまったり過ごす時間が大好きでした。 人のことが大好きで、その人の頑張ってることを聞くとつい応援したくなってしまうお人よしです笑。 好きな建築を通して沢山の人の幸せ応援が出来るように頑張っています。 その人の大切な想い出がカタチになるように その人の幸せな時間がより豊かになるように その人の人となりが浮かんでくるような そんなご提案を心掛けています。 是非お気軽に色んなお話を聞かせて下さい! ■ジェルコデザインリフォームコンテスト 2020年関東甲信越大会 優秀賞 2021年関東甲信越大会 家族のつながり賞 2022年関東甲信越大会 優秀賞 2022年全国デザイン部門別優秀賞 個室部門 #バスケットボール #読書 #料理 #お弁当男子 #ランニング #ウサギ #犬 #猫 #食事 #居酒屋巡り #高校野球 #漫画 #アニメ #縁側 #押入れ位の空間 #海 #山 #動物園 #水族館

「みんなで協力しながら、安心できる家に育てていきたいです。」

今回の「家族とエントリエ」に登場するのは、埼玉県鴻巣にお住まいのNさんご夫婦です。コロナ禍でできたおうち時間でじっくり話し合いながら、マンションの購入と自分たちの理想の家づくりを決意。エントリエのショールームを活用しながらイメージを固め完成させたのは、子どもの成長に合わせて育てていけるお家でした。

物件について

所在地埼玉県鴻巣市
建物種別マンション 鉄筋コンクリート造(築23年)
費用819万円(解体費・各種工事費用・デザイン費用全て含む)
リノベ面積90.5㎡

暮らす家族

ご主人、奥さま、長女、長男

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

澤 雄太

リノベーションのきっかけを教えてください。

ご主人:2020年からのコロナ禍で、家族でいる時間が増えたことがきっかけでした。元々同じエリアに住んでいましたが、子どもが保育園に行くタイミングだったこともあり、「ここら辺で家を買ってもいいね」となって。

奥さま:今までだったら忙しくて家のことを話し合う余裕はなかったけれど、おうち時間ができたおかげで、しっかり話し合うことができたよね。

ご主人:最初は駅近の戸建てを購入しようかと考えていましたが、予算の問題もあって。中古マンションを購入してリノベーションするのが、私たちには一番いいねとなりました。

エントリエを選んだ理由は?

奥さま:鴻巣は戸建ての物件が多くて、マンションが少ないエリア。いざリノベ業者を探してみると、近隣にリノベの実績がある業者がほとんどいなかったんです。一方で都内のリノベ業者だと、「鴻巣は対象エリアではないからできない」と断られてしまって。

ご主人:業者選びに難航していたとき、SUUMOが発行している雑誌で、鈴木 綾(以下、鈴木)さんの施工事例を見かけたんです。その事例が、僕たちがイメージしていた「やりすぎない北欧テイスト」に近くピンときて、すぐに問い合わせました。

奥さま:実はエントリエ以外にも、不動産屋さんに紹介してもらったリノベ会社など、3社で相見積もりをとっていたんです。他の業者は見積もりを出すだけでしたが、エントリエの方々は、見積もりの段階から積極的にプランを提案してくれて。私たちのことをわかってくれる人たちにお任せしたいなと思って、エントリエに決めました。

こだわったポイントを教えてください。

ご主人:僕は壁紙の色やパーツなど、ひとつひとつ綿密に調べた上で決めていきたくて。澤さんの「ショールームへいらっしゃって、現物を見ながらの方が決めやすいですよ」というアドバイスに従って、少し遠かったけれど聖蹟桜ヶ丘のショールームまで通い、3~4ヶ月かけて決めていきました。現物を見ながら考えていったおかげで、結構スムーズに決められたと思います。

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奥さま:わが家は主人の方がこだわりが強くて、基本的に主人が主体となって決めていきましたが、キッチンとダイニングは私が担当しました。特にキッチンの配置はすごく悩みましたね。担当の澤 雄太(以下、澤)さんと鈴木さんに相談しながら、最終的に“ごはんをスムーズに出せるように”とキッチンからダイニングの導線を重視してグラフテクトの2列型キッチンに決めました。

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濃いグレーで、ナチュラルテイストなリビングになじむのか心配でしたが、提案してくれたフロアタイルがうまく中和してくれて。要望を詰め込みながらも、100万円以内で見た目も機能も満足できるキッチンに仕上げることができました。

ご主人:僕たちは予算が潤沢にあるわけではなかったから、予算をかけるところとかけないところのメリハリは大事にしたよね。

お気に入りの場所は?


奥さま:キッチンの奥につくったパントリーですね。実際に使ってみると、すごく便利で。趣味のお菓子づくりのための大きなオーブンも置くことができたし、ごちゃごちゃしがちな食材やキッチンアイテムも、パントリーにしまうことですっきり見えるんです。壁の色も水色にしたことで、とてもかわいい空間になったと思います。


ご主人:僕はリビングが気に入っています。特に壁。リビングだけは風合いを重視して塗料で塗りたいなと。いろいろと検討した結果、パルプ混の塗料を選びました。これがほんのりやわらかなテクスチャーでいいんですよ。


あとは、スケルトンにしたときに、澤さんから「きれいだから、天井の梁の部分は塗らずに素材を見せたらかっこいいんじゃないか」と提案してもらって、そのまま残してアクセントにしたことも良かった。他にも、すっきり見えるリビングになるように、カーテンではなくブラインドを設置して。理想を詰め込むことができて、楽しかったですね。

今後この家でどんなことをしていきたい?


奥さま:子どもたちが成長したら、寝室が必要だと考えて、最初はリビングにパーテーションをつくることで子ども部屋にしようとしていました。だから、リビングのクローゼット内は子どもが好きな色に。ただ、パーテーションの設置は今回予算オーバーということと子どももまだ小さいということもあり、将来的に部屋をつくれるような設計にしておくに留めておいたんです。

ご主人:結果的に、パーテーションはなくてよかったよね。みんながリビングで過ごすようになって、楽しくコミュニケーションが取れてます。マンションだけど、1階だから広いベランダもあって、一軒家のように使えているのも嬉しいです。今回、玄関の下駄箱はDIYでつくったのですが、今後も自分たちで手を加えていきたいですね。ベランダもちょっとずつ変えていって、家庭菜園や子どもたちが遊べる場所として使えるようにしたいな。

奥さま:家具も最初から揃えずに、子どもたちの成長に合わせていいものを徐々に増やしていきたいよね。みんなで協力しながら、コミュニケーションが取りやすい、安心できる家に育てていきたいです。

● インタビュー・文/ 宇治田 エリ
● 編集 / 細野 由季恵

STAFF VOICESawa Yuta

ありがとうございました。

「ここに良く座るんです」工事後に久しぶりにお伺いさせて頂きました際に教えて頂いた事です。こことは配管の為に一段高くしたキッチンの床の段差部分にお嬢さんとご子息が並んで座ってお菓子を食べているところでした。お話して頂いた以外にも普段は見えないけど家族が明けた時にテンションが上がる収納のお気に入り色の塗装。ダイニングテーブルで集まったり、ソファ廻りで遊んだり、陽の光もよく入り風通しの良い明るいLDKには色んな居場所があって過ごし方がある。朗らかなN様ご家族らしいお家が出来上がったかと思います。最後まで細部にこだわりぬいたのはこんな時間を過ごされたいからかと思います。そんな思いにご助力させて頂いた時間はとても楽しかったです。今後とも何かございましたら呼んでいただけますと嬉しいです。ありがとうございました。

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