家族とエントリエ - LIFE STORY - #80

耐震補強工事で安心に暮らす。大人3人+1匹のシェアハウスのような二世帯住宅 | リノベーション事例 #80

小林 めぐみ
設計した人
小林 めぐみ / Kobayashi Megumi
設計営業
住宅・店舗の設計や施工管理などの経験をしながら1級建築士の資格取得。「やっぱり住 宅に深く関わりたい!」と、工務店で住宅リノベーションを中心に設計と施工を一貫で担当していました。お客さまが収納に困る場面に何度も出くわしたことをきっかけに収納プランナーの資格も取得。子育てをしながら働く中で、新しい事業の展開や女性の働き方に柔軟なホームテック株式会社に出会いました。今までの経験を活かし、エントリエで、お客さまをHAPPYにする住まいを届けます!
宮島 夏実
サポートメンバー
宮島 夏実 / miyajima natsumi
作図を中心に建築士として お家づくりのサポートをします!
清藤 晋也
サポートメンバー
清藤 晋也 / Seito Shinya
設計/営業
1986年1月生まれ。北海道札幌市出身。 北海道大学大学院工学科生物機能高分子専 攻を修了。高分子化学の知識を活かし企業にて研究に勤しんでいましたが、2020年我が家購入と同時にリノベーションをエントリエに依頼。設計段階の楽しさや施工時の組み上がっていく面白さ、住居環境の私生活への影響の大きさに感銘を受けて建築の道を進むことを決意し、2023年エントリエに就職。現在、京都芸術大学建築デザインコースにて建築を勉強中。
村田 あやこ
記事を書いた人
村田 あやこ / Murata Ayako
ライター
お散歩や路上園芸などのテーマを中心に、インタビュー記事やコラムを執筆。著書に『た のしい路上園芸観察』(グラフィック社)、『はみだす緑 黄昏の路上園芸』(雷鳥社)。「散歩の達人」等で連載中。お散歩ユニットSABOTENSとしても活動。

海外駐在からの帰国を機に、ご実家をリノベーションしてお母さまとの同居を決めたTさまご家族。entrie times ebisuで開催されたイベントを機にエントリエを知り、感性の合うエントリエをパートナーに決めてくださいました。親戚がワイワイ集まって楽しい時間を過ごせるキッチンやリビング。お互いのプライバシーが守れる個室。耐震補強も行い、ワンちゃんと一緒に安心して暮らせるおうちが完成しました。

物件について

所在地東京都目黒区
建物種別木造在来工法3階建て
リノベ面積95㎡
費用3900万円(解体費・各種工事費用・デザイン費用全て含む)
時期2024年

暮らす家族

お母さま、ご主人、奥さま、インディ(飼い犬)

話し手

お母さま、ご主人、奥さま

担当スタッフ

小林 めぐみ 宮島夏実 清藤晋也

リノベーションのきっかけを教えて下さい。

奥さま:きっかけは、母との同居です。私たち夫婦は海外に駐在していたんですが、コロナ禍を機に帰国したんです。当初は一時的に実家に住んで、別の場所で家を探す予定だったんですが、なかなか良い物件が見つからなくて。最終的に、実家をリノベーションして住むことにしました。

エントリエは、リノベーション検討前からご存じだったそうですね。

奥さま:もともとSANZOKUさんという陶芸作家さんの作品が好きで、2021年に恵比寿のentrie times ebisuで開催されたイベント「インテリアトリップ ワタシのおうち時間を彩るアイテム展」を見に行ったのをきっかけに、エントリエさんを知りました。

イベントについて調べていたら、エントリエさんがリノベーションをやっている会社だと分かって。数年後にリノベーションする際に、エントリエさんのことを思い出してコンタクトを取りました。他の会社にも数社ご相談しましたが、過去の事例を見て感性が合うなと思いました。

最終的には、リノベーションの場合と建て直しの場合の費用の比較など、予算のご提案が明確だったことも決め手になりました。

AFTER

どのようなご要望をお持ちでしたか?

ご主人:築26〜27年経っていて、構造の問題なのか、台風でも経験したことないくらい家が揺れていたんです。台風でこれだけ揺れるのだったら、大きな地震が起きたらと心配だったので、耐震補強工事は絶対でした。

奥さま:特に3階は、船酔いするレベルで揺れて。耐震補強工事をしっかり行いたかったので、全面的にリノベーションをお願いしました。あとは窓も、防音のために二重窓にしています。

リノベーションを体験してみて、いかがでしたか?

ご主人:「こうしたい」とお伝えした要望に対して、実際の使い勝手など考慮したプロの目線でのアドバイスをいただけたのが、とても助かりました。

奥さま:小林さんには、気になるイメージがあればその都度共有していました。例えば「かわいさは1%も入れたくない」「掃除しやすいようにしたい」など、早い段階で私の好みを把握してくださって、ご提案してくださるものが好みや感覚にあったものだったので、とても助かりましたね。

大変な面もありましたが、段々と内装が出来上がっていったり壁紙が貼られていったりと、途中経過を見ると、住んだ後のイメージも膨らんで楽しかったですね。

お母さま:私自身、過去に何度か家作りを経験していて。今回は基本的に、娘夫婦の好きなようにしてほしいと、お任せしました。

3階にトイレができるなんて思わなかったですし、玄関横にシューズクローゼットが作れたのもすごい、と思って。同じ家でこれだけ変化するのか!と、ビフォーアフターの変化に驚きました。昔と今とでは家づくりもずいぶん変化していたので、驚きましたね。

お母さまとの同居で、間取りはどう工夫されましたか?

奥さま:水回りや玄関、階段は共有していますが、それぞれのプライバシーが確保できるように、母、夫、私の個室を3部屋作りました。3階に夫婦それぞれの個室、2階はキッチンとリビング、1階には母の個室という間取りです。お互いの物音が気にならないよう、個室は1階と3階で分けました。

トイレは、それぞれの個室から行きやすいよう、3階と1階に。以前は2階にトイレがあったんですが、2階をLDKにしたのでお客さまが来ても気兼ねなくトイレに行けるようになりました。

個室ごとに、少しずつ印象が違いますね。ご家族それぞれの好みやご希望を反映させたのでしょうか。

ご主人:ときどきテレワークがあるので、部屋にパソコンを開いて仕事ができるスペースを作りました。壁紙は、各部屋で自分の好きな色にすることにしたので、自分で選びましたね。家具はベッドやテレビ台くらい。

奥さま:部屋に入った時にすっきり見えるよう、本棚は入口から見えない向きで作っていただきました。またWeb会議の際に部屋が見えないよう、カーテンで部屋を仕切れるようにしました。テーブルも買いたくなかったので、壁付けのデスクを作っていただきました。

奥さま:圧迫感をなくしたいのと広く見せたいという理由で、それぞれの個室のクローゼットには、扉はつけずカーテンで仕切っています。風通しが良くなって、掃除も楽になりましたね。

お母さま:私の部屋の窓は、二重窓と障子をそれぞれ付けたいと思っていたのですが、障子タイプの二重窓があると教えていただいてそれを選びました。壁紙は、一面だけグリーンを取り入れています。

収納家具がなく、スッキリ暮らされているのが印象的です。インテリアや収納でこだわった点は?

奥さま:今回のリノベーションは100%、私が指揮を取りました(笑)。シンプルにスッキリ暮らしたかったんです。母には、荷物を収納に収まる量にしてもらうようお願いしました。引っ越しまでの限られた時間の中で、20数年分の荷物を処分するのは本当に大変で。

お母さま:これから長く住むことになる娘の好きなようにしてほしいと思っていました。ただ、荷物整理がとにかく大変!季節ごとの器や写真、着物……娘には、いらないと言われてしまって(笑)
考えたら、私がいなくなった後に使うのは娘たちなので、彼女が使わないのならもういいかと。結果的に収納家具もなくなった分、すっきり暮らせるようになって、地震の時もものが倒れる心配がなくなりましたね。

奥さま:インテリアは、黒やグレーをベースに色のトーンを揃えたいと思って、Web等で見かけて気になったものを担当の小林 めぐみさんと共有しながら提案いただきました。とにかく、表にものが出てごちゃごちゃしているのがいやだったんです。収納家具は買わず、造作家具に全て収まるように設計してもらっています。キッチンも、全てシンクやカウンターの下に、食器やゴミ箱を収納しています。

お気に入りの場所はありますか?

ご主人:お気に入りの場所は、お風呂です。以前よりも浴槽が広くなって、寒さも軽減されました。安心して、快適に入浴できるようになりましたね。

奥さま:自分の部屋ですね。音楽をガンガン流して本を読んだりYouTubeを見たりしている時間が、至福ですね。みんな家にいるときは、母がたいていリビング、私と夫は自分の部屋で、とそれぞれ好きなように過ごしています。

お母さま:私はリビングですね。日中はずっとそこで過ごしています。キッチンが広くなったのも良かったですね。

住み心地の変化を教えてください。

ご主人:帰国の準備や仮住まいでしばらく落ち着かなかったんですが、ようやく快適な生活ができるようになりました。仕事柄、帰宅が遅くなることもあるので1階の母の部屋で眠る犬を起こしてしまわないか気を使っていましたが、玄関から母の部屋の間に1ドア追加で付けて音を遮断できるようにしたことで、その心配がだいぶ解消されましたね。
また耐震構造をしっかり行ったおかげで、地震や台風による揺れもだいぶ改善されました。

お母さま:リビングのある2階は、滑りにくいペット仕様のフローリングにしていただいたので、インディ(愛犬)ものびのびと走り回っています。以前はカーペットだったんですが、フローリングになったことで、抜け落ちた犬の毛に気づきやすくなりました。清潔に保てるようになったと思いますね。

奥さま:とにかく地震や台風が怖くなくなったのは大きいですね。また二重窓にしたおかげで、防音効果が高く、夏の暑さや冬の寒さも遮断されて快適に過ごせるようになりました。

キッチンが広くなったことで、姪っ子たちが遊びに来た時にみんなでキッチンに立てるようになりました。ハンバーグを作ったりと、一緒に料理を作る時間を楽しんでいます。

小林 めぐみ
設計営業

小林 めぐみ / Kobayashi Megumi

1級建築士、住空間収納プランナー、木耐協耐震技術者

住宅・店舗の設計や施工管理などの経験をしながら1級建築士の資格取得。

「やっぱり住宅に深く関わりたい!」と、
工務店で住宅リノベーションを中心に設計と施工を一貫で担当していました。
お客さまが収納に困る場面に何度も出くわしたことをきっかけに収納プランナーの資格も取得。
子育てをしながら働く中で、新しい事業の展開や女性の働き方に柔軟なホームテック株式会社に出会いました。

今までの経験を活かし、エントリエでお客さまをHAPPYにする住まいを届けます!

受賞歴
『2023年ジェルコ リフォームコンテスト 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター理事長賞』受賞
『2020年リフォームコンテスト関東甲信越支部 優秀賞』受賞
『2019年RoomClip全国理想の住まいコンテスト1000万円以上の部 全国優秀賞』受賞

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