作家さんの作品の良さが引き立つように / 木工作家 KURI:KURII

越谷で木工品の制作・ワークショップやオーダーもお受けている、KURI:KURII(クリクリ)です。

もともと小さい頃からものづくりが好きで、工作の延長上に木エがありました。

つくりたいものを形にしていくうちに自己流に工夫して、現在に至っています。オーダーを受けるようになったキッカケは「ひびのや」さんの駐車場看板でひとつ。この商品がターニングポイントだったと思います。

わたしにとってオーダーしてくださる方のお話を良く聞くことが、インスピレーションの元。使う方にしかわからない要望やイメージから形にしていきます。

「技術的にがんばった!と、思い入れのあるのは『遊佐農場』さんの種のディスプレイ番重です」

私の木エは、作品というよりも商品であり、それで良いと思っています。木工単品は、本当に地味で、インテリアとして置いといても「素敵」と思うようなものではないかもしれません。

ただ、オーダして頂いた作家さんの作品が並んだ時の作品の良さが引き出せるようなモノがつくれたらベストなんです。

自分にとって「普通」でも、誰かに喜んでもらえること

現在は特に工房がある訳でもなく、リビングで木を切ったりしているので(笑)子どもたちには全く普通の景色になっています。おかげで素敵な大人との関わりも増えましたし。モノづくりも好きな子どもに育っているかな? と思っています。

KURI:KURIIは、実は3名でのグループ作家でもあります。最初の最初は、3人で「ちょっと、ネット販売をしてみる?」くらいな気持ちでしたので、今の状況全てが想定外。人とのつながりがとんでもなく広がりました。そこから色々な考え方や想い、感じる幅も広がったと思います。

木工は私にとってただただ普通のことです。好きなことをしているだけ。その好きな事をして、誰かに喜び、必要と思ってもらえたら。なんてラッキーなんだろうと思います。

向上心がないようにも思いますが、今がベストかもしれないです。家のこと、子どものこと、木工のこと、あまり働き者ではないので(笑)。自分を含め誰も無理をしない生活をしていきたいです。