年末の賑わいを味わう御徒町編 #31

SABOTENSのまちのミカタ。今回の舞台は、東京・御徒町です。取材日は2023年12月28日。お正月まで、あと数日となった年の瀬ムード漂う御徒町を歩きました。

2023年を漢字一文字で表すと……?

村田:今日は御徒町です。

藤田:年末感があるね。

細野:年末の景気のいい雰囲気を味わえたらいいな。

村田:去年と比べるとコロナ禍もようやく落ち着いて、にぎわいが戻ってきた感じだね。

細野:今日は歩きながら「師走ポイント」を探そう。師走ポイントを見つけたら10点です。

村田:やったー!

村田:はい!ファースト師走、見つけました。「謹賀新年」と、お休みの知らせ。

細野:年末って、みんな休みモードになるのがいいよねえ。

藤田:クリスマスが終わった瞬間、世の中一斉に年末モードになるよね。

細野:ふたりは年末年始、毎年恒例の行事はあるの?

藤田:年越しそばを食べるくらいかなあ。

村田:私もそば食べたり、うどんを食べたり。

藤田:うどんも食べるんだ。

村田:九州の実家では、そばよりもうどんを食べてたから、その名残で。

藤田:この飾り、良くない?

村田:装テン(装飾テント)が細長い。

細野:白い飾り、レストランにあるペーパーナプキンみたい。

村田:担々麺とかを食べる時に、服につかないようにする、あのエプロンに似てる。

藤田:あ、猫ちゃん!

村田:わー、なんで待ってるんだろう。どうしたの。

藤田:ご飯が食べたいのかな。

村田:あ、お店の人がご飯を出してくれてる!

藤田:そうか、ご飯待っていたのか。偉い。

細野:ご飯もらえるのが分かるんだね。

村田:よかったね。

商店街を歩いていると突然、神棚や縁起の良さそうな何かが当たるガチャガチャスポットを見つけました

村田:ひやー、あと少しで2024年かあ。

藤田:あやちゃん、今年はどんな年でした?

村田:バッタバタだったけど、いろいろなことができていい一年でした。

藤田:今年を漢字一文字で表すと。

村田:「肩」かなあ。それか「凝」。肩凝りに悩んで整体をジプシーした一年だった。

藤田:あはは(笑)。来年はよくなるといいね。

村田:来年は運動をちゃんとしよう。

藤田:じゃあ来年は「運」だね。

村田:よっちゃんはどうだった?

藤田:人生の岐路だったよ。激動だったな。

村田:そうだよね! 結婚もして。今年を一文字で表すと?

藤田:「結」です。

村田:まさに。

藤田:ゆきえちゃんはどうだった?

細野:大変なこともあったけど、最後の方になるに従って楽しいことがいっぱいあったよ。

村田:よかった! 今年を一文字で表すと?

細野:一文字で表すと……「猫」!

村田:そうだね、おいどん(飼い猫)がきたもんね。これで私たちみんな、猫と暮らしてるね。

石のまち・御徒町

村田:御徒町には、石とか宝石のお店が多いよねえ。前に、よっちゃんと石屋さんに入ったことがあったよね。

藤田:あ、このお店だ!

村田:そうそう、ここだ!入ってみよう。

クリスタル・ワールド御徒町店(東京都台東区上野5丁目16−9 サンエイビル 1階&2階)さん。本店は京都なのだとか!

御徒町駅すぐのところにある、クリスタル・ワールドさん。鉱物や化石、隕石、天然石など、多種多様な「石」を取り扱うお店です。

村田:いろんな種類の石がある。

藤田:それぞれ色が違うね。一つひとつ形が違うのも楽しい。

細野:石はいいねえ。

村田:なんでこんな色になるのか、不思議な石もあるね。

藤田:自然にこんな色や形になるなんて、すごいね。

藤田:値段もお手頃。

村田:アクセサリーにすると良さそうな石、たくさんあるね。

細野:立方体の石もある。ピアスをつくろうかなあ。

藤田:いいね!じゃあ私は、尖った石で矢じり(矢の先端、突き刺さる部分)をつくろうかなあ。

村田:いいね。肉とか切ったりして。

細野:角煮みたいな石もある!

村田:「豚肉石」っていう名前なんだ(笑)。

細野:豚バラだ。

村田:恐竜の化石がある!

クリスタル・ワールドさん:これは本物で、売っているんです。

藤田:売ってるんですね。

村田:126万円……!

クリスタル・ワールドさん:お安い方なんですよ。「宝くじが当たったら買いに来ます」というお客様もいらっしゃいますね。

クリスタル・ワールドさん:それぞれの石に対する「石言葉」っていうのがあるんです。

村田:「体力改善」「ストレス解消」。

藤田:「物事を成功に持っていく」。

村田:「あれこれ悩まず全身で生きる」。これもいいな。石言葉から選ぶのも楽しいですね。

クリスタル・ワールドさん:石言葉を見て石を選んで、アクセサリーをつくる方もいらっしゃいます。

村田:いいですね!

藤田:なんか石見てたらお腹へってきた。

村田:なんで(笑)。おいしそうに見えたの?

商店街の上にある神社で、気になる落ちもんを発見

思い思いの石を購入した後は、上野方面へ。アメ横は買い物に訪れる人々や外国人観光客など、たくさんの人でにぎわっています。

細野:人に飲み込まれていく……

藤田:アメ横は混んでるね。

村田:みんな年末のお買い物かな。

藤田:今度こういう場所で、「1000円で、お互いにプレゼントを渡し合う」っていうお買い物企画してみたいな。

村田:楽しそう!それぞれに似合う一着を探してみたいな。

細野:鉄火丼にアイスに……美味しそうなお店がいっぱいあるな。

藤田:アイスって、不思議と寒くても食べたくなるよね。

村田:あ、神社があるよ!

藤田:さっき電車の中から見えた神社だ!入ってみよう。

アメ横の商店街の上にある寺院「摩利支天 徳大寺(台東区上野4丁目6−2)」。江戸時代初期に創建された、400年近い歴史を持つ日蓮宗のお寺です。摩利支天は、「気力・体力・財力」を与え、「厄を除き、福を招き、運を開く」という、霊験あらたかな守護神であると伝えられているそう。
立地は商店街の上という、おもしろいつくりが特徴で、お店の前で飛び交う「かまぼこセット1000円!安いよ〜」「栗きんとんあるよ!」といったにぎやかな声を聞きながら、階段を登っていきます。

村田:スポーツ上達祈願に、勝守に、いろんなお守りがあるね。「ぼけ封じのお守り」なんていうのまで売ってる。

藤田:認知症予防かな。来年は辰年だから、私は龍の置物を買おう。

村田:いいね。

村田:敷地の一角には、お稲荷様もある。

藤田:縁結び地蔵尊だ。お参りしていこう。ご縁だからな、仕事は。

村田:本当に。フリーランスだと、人の縁で仕事が広がっていくよね。

藤田:来年もいいご縁がありますように。よろしくお願いします。

村田:よろしくお願いします!

お参りを済ませたら、今年最後のおみくじを引きます。

藤田:私は……「吉」だ!よかった。「時を考えて、早くあらため進むが良い。人と人と互いに力を合わせてすれば時あり」だって。みんなの力を借りて生きよう。

村田:周りの人が助けてくれるってことだね。私も「吉」だ。「碁に白黒の石が置いてあるように吉凶はないが、努力あれば後にはすべて良くなる」だって。「遅れれば利なし」。早くやれってことかな。

藤田:SABOTENSふたりとも「早くやれ」っていうことが書いてあるね。早めに早めにやろう、いろいろと。

細野:私は「大吉」だ!

村田:おおー、みんないい運勢でよかった。

細野:「太陽を手に取る相あり。志の達せられること、意のまま。しかし、運強く、身の及ばないことあり。身を辞すること謙虚なれば、幸せ必ずきたり」って。

藤田:いいことが書いてあるね!太陽の力を借りてって……植物のように光合成をしながら生きればいいのかな。

藤田:それにしても、エントリエのお散歩のとき、毎回晴れてるね。

村田:歩くときは、必ず晴れてるもんね。よかったよかった。来年もきっと、いいお散歩ができるでしょう。

「年末にお参りできてよかったね」といいながら帰ろうとしたところ、気になる落ちもんを発見したよっちゃん。

藤田:うわ!!!

藤田:かつらが落ちてる!!

細野:すごい落とし物だ。カラスの羽かと思った。

藤田:2023年最後の最後に、すごいものを見つけてしまった。かつらの落ちもん、いつか遭遇してみたいと思っていたから、いま夢が叶った(笑)。

どんな人が落としたのか?と、妄想しつつお寺を後にすると、後方から爆笑する女性の声が。

藤田:あの女の子が「私の前髪」だって。爆笑してる。

村田:主が現れた……!おしゃれ用のヘアウィッグなのか。見つかってよかった。

衝撃的な落ちもんとの遭遇に興奮冷めやらぬまま、摩利支天を後にし、ふたたびアメ横へと繰り出します。

村田:通路沿いにいろんなお店がぎっしり並んでる。

藤田:台湾の夜市っぽい感じだね。

村田:昼間だけど、もう飲み屋さんも開いてるんだね。忘年会をする人たちで賑わってる。

藤田:私たちもどこかに入って一杯やる?

村田:いいね、忘年しよう!

村田:昆虫食が売ってる!タガメサイダーもある。美味しいよね、タガメサイダー。

藤田:確かに!前飲んだら美味しかった。

村田:上野のお店のガチャガチャだ。みはし(上野公園近くにあるあんみつ屋さん)もある!

藤田:アメ横のキーホルダー、かわいいな。

村田:確かに。一番かわいい。

プロも通う御徒町駅前の魚介専門店 「吉池」(東京都台東区上野三丁目)

再び御徒町方面にしばらく歩いていくと、「吉池」が見えてきました。新鮮な魚介類や加工品が豊富な、老舗のスーパーです。

村田:吉池、楽しいよねえ。海苔の佃煮だけでもたくさん種類があって。行ってみない?

藤田:ここ、いいよねえ!ここで買い物して帰ろう。

年末の楽しい雰囲気を満喫し、お散歩スタート時に話した「年末ポイント」のことはすっかり忘れていた三人。みかんや焼き芋など、思い思いの品を買ってお開きとなりました。

本日の一コマ漫画

イラスト/藤田 泰実(落ちもん写真収集家)

こころに残る御徒町の風景

村田のミカタ:この日の戦利品、石に焼き芋にみかん。
藤田のミカタ:藤田の戦利品

「家族が家族じゃなくなる家」って? – 鴨home 1羽目

まちを散歩すると、未だに家の多さに驚く。家があるということは、そこに人がいるということだから。当然その家の中に住む人も、暮らしも、文化も、当然ながら違う。しかも面倒臭いもので、そこに家族がいればその人数分、それが違うから。

さて、今回からはじまったこの連載では、この家づくりの過程や家族のこと、それぞれが好きなものについて気ままに書いていきます。が、はじめに「家族が家族じゃなくなる家」についてお伝えしてみようと思います。

私たち家族がリノベーションを決めた(というか、必要だった)のは、家族それぞれに自分が自分でいれられる場所が必要だったため。約10年間、家族というグループのようなものになって、同じ場所に住んでみてわかったは、それぞれが「やりたいことを、やりたいときに、やりたい」といったようなタイプであるということ。これが四六時中一緒にいるとなるとなかなか、むずかしい。我慢して過ごすのは家族といえど健全でなく、むしろ安心して全員がわがままでいられる場所の大切さを知りました(一時は家族崩壊になりそうになったのは、ここだけの話)。

リビング〜ダイニングは、家の造りを利用してできるかぎり視界を遮れるように。ヌックもまた、同じ場所に居ながらにして「こもれる」感覚になります。

今回リノベーションをするにあたり、「自分にとって、いい家ってなんだろう?」と考えたとき、家族である前にそれぞれがひとりの存在として尊重される場所でありたいということを、エントリエの建築士エイミーさんに伝えました。「家族」ではなく、「個」として安心で過ごせる家、それが「家族が家族じゃなくなる家」なのです。

【おまけ】猫の「おいどん」を探せ

飼い猫のおいどんについても、ときどき紹介していきます。リノベーション後の家への引っ越しと共にやってきたスコティッシュフォールドのハチワレ。写真を撮ると必ず映り込もうとしてくる、気のいい猫です。


▷「家族が家族じゃなくなる家」を設計した人はこちら

やさしいあなたへお手紙を #40 – mayamoonからの日々の芽便

 オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

日常に美しさを。日々に幸せを #53

皆さん明けましておめでとうございます。

悲しいニュースの連続となってしまった新年、改めていつもの日常が奇跡の連続なんだと、気付かされた方も多いかと思います。

まずは、自分にできる事を。

私は、こちらの連載が少しでも誰かのパワーになれたらいいなと思っています。

今年初めの連載は、そんな日常に輝くアイテムを。

ずっと探していて、やっと見つけたアイテムです。

こちら、一見すると「???」となる箱なんですが……

この穴がヒント!

そう!ティッシュケースなんです。

時間が許すタイミングで、店舗やご紹介の個人のお客様のインテリアコーディネートの依頼を受けており、必ずと言っていいほど「素敵なティッシュケースありますか?」と聞かれるのです。

みんな、そんなにティッシュケースを探しているのか!?(笑)

と不思議に思っていたのですが、いざ、探してみると何となくその理由が分かりました。

ティッシュケースのバリエーションて、そんなにないのですよねー。

中には派手好きな人もいますが、色もだいたいグレー、ベージュ、ホワイト、ブラック、ブラウンなど。

素材もプラスチックか、レザー、もしくは天然木など。

器などと違い、「何となくこれでいいかなー」「そこそこオシャレに見えるかなー」という感じで、皆さん選んでいて。

一目惚れでした!とか、もう買わずにいられなくて!というインパクトはあまりティッシュケースにはない。

そもそも、インテリアの脇役中の脇役。

でも、だからこそ名バイプレイヤー的な存在を皆さん探しいるのだな……と。

で、ようやく見つけたこちらは、BYOKAというジュエリーブランドのティッシュケース。

蓋部分は真鍮で、本体は桐。

ティッシュが、お香の煙のように立つ姿も計算されたという佇まいは、ジュエリーブランドならでは。

テーブルの上にあるだけで、にんまりしてしまいます。

プレートには、さりげなくブランドのロゴが。

送られてきた際も、こんな素敵な布にくるまれて。

いつも通りの日常は、決して当たり前ではない事に気付かされた新年。

この気持ちを忙しさの中で忘れないように。

このティッシュケースを見るたびに、奇跡のような毎日に感謝したいと思うのです。

■今回ご紹介したお店
BYOKA

いろいろな布が織りなす、“今だけ”の特別な作品 /布もの作家 KATAKULI(カタクリ)

布を使った雑貨や子ども用アイテム、大人服などを手掛けるKATAKULI(カタクリ)です。響きが可愛いとつけた名前には特別な理由はありませんでしたが、北海道のお花「カタクリ」にちなんで、北海道らしい雰囲気を感じてもらえたらと思っています。

ブランドコンセプトは、さまざまな種類の布をミックスして、そのときにしかできないオンリーワンの作品をつくること。色や柄のバランスを大切にしながら、使いやすくて丈夫な日常使いのアイテムを心掛けています。まずは、自分が「これはかわいい、欲しい」と思えるものをつくるのが私の基準です。

現状を大切に、制作を続けていく

カタクリとしての活動をスタートしたのは、現在は18歳になる我が子が生まれたことがきっかけ。もともと好きだったミシンを使い、赤ちゃんのためのアイテムをつくり、ヤフオクに出品したことが最初の一歩でした。その後は徐々に、札幌のクラフトイベントに出店し、オンラインショップも運営するように。現在のようにお客さまが増えるにつれて、オーダーメイドやリクエストに応えることも多くなり、商品の種類も増えていきました。

自分がつくったものが必要とされていると感じられる瞬間は、何物にも代えがたいものです。布の組み合わせを楽しんで選んでいただけることやプレゼントとして贈られた商品を気に入ってもらえること。そして贈られた方がまたお客さまとしていらっしゃること。こうしたやりとりが生まれる対面販売は、私にとって大切な時間です。ひとりで作業しているときは迷いや不安もありますが、お客さまと話すことで勇気をもらったり、励まされたりします。

カタクリのお客さまは、みなさんとてもやさしく、嬉しい言葉をかけてくれます。こうして長く活動を続けられるのも、お客さまのおかげだと思います。制作と対面販売、このふたつの時間が私にとって必要なのだと感じます。

これからも、今のペースや規模で、続けていくことが一番の願いです。そしてそれにプラスするならば、遠くのまちや知らない場所に出店して、各地のおいしいものや素敵な場所をたくさん知りたいです。

KATAKULI
■SNS
Instagram:https://www.instagram.com/katakuli_/
■online shop:https://katakuli.thebase.in/

鉄骨造リノベーション事例集 – リノベをマナブ。 #79

鉄骨鉄筋コンクリート造(以下、鉄骨造)や鉄筋コンクリート造(以下、RC造)は、その名の通りコンクリートを用いており、高い耐久性と強度が特徴(*鉄骨造はさらに「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」の2種類に分類されます)。

構造別で国内の住宅比率を見た際、2008年とやや古いデータではありますが、総務省統計局では日本において「木造」は2923万戸で住宅全体の58.9%、「鉄筋・鉄骨コンクリート造」や「鉄骨造」などの「非木造」は2037万戸(41.1%)とされています(統計局ホームページ/日本の住宅・土地-平成20年住宅・土地統計調査の解説-/2-1 住宅の種類,建て方及び構造より)。

また、オフィスビルは鉄骨造、マンションはRC造が多い傾向にありますが、これは主に、建築特性とコスト面に起因します。現代の建築業界では、オフィスビルには柔軟性と迅速な建設を可能にする鉄骨造が好まれ、マンションには耐火性、耐震性、防音性に優れるRC(鉄筋コンクリート)造が多く採用されているのです。

鉄骨造住宅は、これらの建築形態に比べて一般的な住宅市場ではコストが高くなる傾向にあり、また建設工程が複雑になることもあるため、リノベーション事例が少ない現状があるかもしれません。実際にエントリエが行ったお客さまへのアンケートにおいても、3名に1名のお客さまが物件特有の条件が理由で、工事を断られた経験されています。エントリエにはそういった特殊な条件がある物件も手掛けてきた経験豊富なスタッフが在籍しております。

今回は、鉄骨造でリノベーションした3事例をご紹介します。

築50年の重量鉄骨造を2世帯住宅に

BEFORE / AFTER

BEFORE / AFTER

リノベーションを検討し始めた際、ご自分のお家の構造が重量鉄骨造だと知ったご家族。難しいとされていた工事のパートナーとして、エントリエを見つけてくださいました。耐震などの住宅性能をしっかりと調査した上で、240㎡の広い面積のフルリノベーションを行いました。

ビル2階分をフルリノベーション!

「築30年近く経っていたので、家の中だけでなく建物全体の見えない部分のメンテナンスもお任せできる会社に」と考えていたご家族。この先も数十年安心して住めるよう、くまなくチェックしたうえでご要望をとりいれていきました。

家族4世代で暮らす重量鉄骨造の家 

祖父母の代で建てた思い出のあるお家のリノベーションを選んだご家族。重量鉄骨造の建物は相談できる会社も少なくリノベーション会社探しの当初は不安もあったといいます。そんな中出会ったエントリエの担当者と二人三脚で、ご希望の叶うかたちを模索し続けました。

難しいといわれた工事も、まずはご相談ください。

ご相談いただいたお客さまの大切なお家に担当建築士が伺い、プロの目でしっかりとチェックさせていただいております。お困りのお客ぜひ、ご相談ください!

やさしいあなたへお手紙を #39 – mayamoonからの日々の芽便

 オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

未来も好きなものに囲まれて | リノベーション事例 #63

10年間、イメージしてきたリノベーションをするためにエントリエを選んでくださったTさまご夫婦。3人のお子さまも独立され、ここから新たにはじまる、ふたりの時間。空と風、自然を感じる場所で、好きなものに囲まれ、また幸せに歳を重ねていくための幸せなお家ができあがりました。

物件について

所在地東京都八王子市
建物種別マンション築30年
リノベ面積138㎡
費用2000万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み)
時期2023年

暮らす家族

ご主人、奥さま

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

鈴木 栄弥

リノベーションのきっかけを教えてください。

奥さま:リノベーションは、10年も前からやりたかったんです。でも、自分の仕事や介護などライフステージの変化もあり、なかなかリノベーションにのめり込むことはできなくて。5年くらい前にはじめてリフォームの相談に行きましたが、自分の中ではそこからより具体的に構想を練ってきました。マンション自体もう直ぐ築30年ということもあって、あらゆる設備が痛んでいたので、やるなら一気に取り掛かりたいなと。

ご主人:もともとは子どもが3人いて、5人で住んでいた家です。リノベーションを機に三男にはね、出ていってもらったんだけど(笑)
ふたりになると広すぎるので、引越しもどこかでは考えていたんですよね。でも彼女には住まいに対する思いがあったようだから、納得するようにやってもらうのが一番だなと。何年間も彼女が情報を集めてくれて、「リノベーションをするならこういうイメージで」というのは共有できていたので。

エントリエとの出会いを教えてください。

奥さま:いろいろな事例をみていたのですが、「これ、いいな」「素敵だな」と思う事例の設計した人がいつも鈴木 栄弥さんで。どれもワンパターンではなく、住んでいる方の思いが散りばめられている様に感じました。なので、絶対に栄弥さんにお願いしたいなって。

実際にお会いすると、ほんわかされている方で(笑)。ホームページのお写真で見ると、ご自身の主張が強い方なのかななんて思っていたので肩透かしにあったようでした。いつもニコニコしていて、話したことは全部覚えていてくれているし、好みもよく理解してくださって。リノベーションの成功は、建築士さんや大工さんが大切だということは知っていたので、これはもう「離さないぞ!」という気持ちでした。

どのようなご要望をお持ちでしたか?

ご主人:子どもたちが独立したこともあり、5つあった寝室は3つあれば十分だということを伝えました。あとは、前の間取りから、夏でもエアコンをつけないで生活できるほど風通しが良いお家だったので、もともと良い部分はもっと良くしたいと。もうひとつは、マンションでこれだけ部屋があると、どうしても壁が多くなって中央部分が薄暗くなってしまうので、光が入ってくるようにということです。

before

after

奥さま:壁を取り払って、居心地の良い、広々としたリビングがいいなと思っていました。雰囲気は、いろいろと資料を見せて、こんなイメージがいいということやステンレスのキッチンが好みだということをお伝えして。あとは以前の間取りだと冷蔵庫があることで、洗面所への出入りが渋滞してしまったので、動線をどうしたらいいかなと相談しました。

before

after

担当者からの提案で驚いたことはありますか?

奥さま:やっぱり、提案力です。こちらの要望を汲んで、いろんな商品や素材の提案をしてくださるんですね。ショールームも何軒も廻りました。良いものをしっかりと見せてもらえたおかげでこちらも納得できて。

ご主人:キッチンの周辺の配置を見て、優秀な設計だなと感じていました。以前の間取りから排水の位置も変えられるというのは、素人では考えつかない。結果的に通路も通りやすくなって、冷蔵庫もスッキリおさまって、リノベーションの経験を積んでないとできない提案だったのではないかなと思います。

before

after

おうちのこだわりを教えてください。

ご主人:僕はこだわりというか……自分が病気をしたこともありまして、とにかく彼女の方が、多分、僕よりも長く人生を生きると思っていたので。年齢的にもね、60半ばを過ぎて親も看取り、子どもも独立したので、後々彼女が困らないようにできたらな良いなということですよね。高価であるとかグレードとか、世間一般の評価ではなくて、例えば床にしても節目があるような自然を感じるものなど、「好きだ」と思うのを選んでもらえたらと。

奥さま:好きなものに囲まれてね。自然が好きで。空も緑も見えて、外とのつながりがあるといいですよね。私は、心地よい生活がしたい、ふたりでゆっくりとやりたいなって。

ワクワクしたことを教えてください。

ご主人:僕はプランがまとまったときに「これは、すごく良くなるだろうな」と思っていたんです。彼女はタイルにしても、フローリングにしても、一つひとつ決めていくことが、すごく楽しいんだろうなと思って横で見ていました。あまり、足手まといにならない様になんて思いながら(笑)。

奥さま:大工さんの工事が始まって、無垢材の床を1枚1枚丁寧に貼ってくれていたんです。だんだんと出来上がっていく様子に、なんだか嬉しくなりましたよね。

お気に入りの場所を教えてください。

ご主人:僕はひとつだけわがままを言って、リビングにハイバックのチェアを置いてもらったので(笑)。大半はここでテレビやYouTubeを見ながら過ごしていますね。以前は、奥の部屋で仕事をすることが多かったんですが。

奥さま:前は私も一緒に事務を手伝ったりしていましたが、主人の仕事が一段落したので。今は各々リビングで好きなことをして過ごす、そんな時間ですかね。

ご主人:僕が自分で仕事をしていましたので、一緒に過ごしてきた時間は、比較的多かったと思うんです。今は広いリビングで、そんなにこう顔をつき合わしてということもないんだけど。それでも、なんとなく一緒にいる、みたいな感じですよね。

おふたりの空気感がすごく素敵です。暮らしてみていかがですか?

奥さま:もう大満足で、200点です! すごく、思っていたよりもずっと快適です。本当はお掃除も嫌いなんですけど、磨く時間は増えたかもしれないですね。キッチンも床も、もっともっと光るかなーなんて思って(笑)。

ご主人:実はつい先月、結婚して40年目だったんです。それもあって、子どもたちが孫を連れてきてくれて、みんなここで集まり食事をしました。人数が増えても、せせこましくなくていいですよね。楽しく過ごしています。

《2024年1月の占い付コラム》あれもこれも思い通りに進んでいくよ!

こんにちは。イルマーヤです。
2024年もいよいよスタートし、新しい気持ちでお過ごしの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、現在も進行中のわたしに起きている「住まいの変化」についてお伝えしていきます。
この「住まい」に関しては、わたし(水瓶座)にとっての2024年前半までのテーマのひとつということで、星の流れに乗っていておもしろい!と感じました。

みなさんも「言われてみれば、そんなことが起こっているかも?」ということがあるかもしれませんので各星座の2024年前半までのテーマを12星座別の占いの中に記していきます。そちらもぜひご参考にしてみてくださいね。

まずは1月の占いをチェックしたい方はこちらをクリック

新しいワークスペースを手に入れた!

前回(2023年12月)のコラムで木星についてお伝えしました。
わたし(水瓶座)の2023年後半から2024年の木星の指し示すテーマは「家庭・居場所・住居」といった、自分自身を取り囲むものです。

2023年の春ごろから、わたしはぼんやりと「自分だけのワークスペースが欲しい」と思いはじめました。買い物などで外出すると、賃貸物件や空き地などをチラ見する日々。だんだん自分の中の理想的な場所をイメージしていったのです。

家から近くて、空が見えて、出来れば木も眺めたい。広くなくてもいいけど、ちょこっと人が呼べて、いろいろなお仕事できるところ。

ところがイメージすればするほど、当時使っていたLDKの一角にある家事スペース兼ワークスペースがベストに思えてきました。
移動しなくていいし、窓から空も木も見える。現状も恵まれているし、なんで別のところにワークスペースが欲しいと思ったのかな?まあいいか…

そして、そんなことをすっかり忘れていた2023年後半のある日のこと。
突然、自宅の一角にある夫のオフィスを移転する話が出てきました。あれよあれよと事が進み、移転先のショールーム兼オフィスが完成。

今のオフィスはわたしが使うことになりました。

あれ?知らない間にイメージした通りの条件がそろった、わたしのワークスペースが手に入ってる!

ロフト付き。これからどのように使おうかワクワクします。

オフィスは家具デザインの仕事をしている夫がこだわって作ったスペースなので、雰囲気も居心地もすごく気に入っています。これからはわたしの雰囲気も入れていきたいな、と思いますけど。


この記事も、その新しいワークスペースで書いています。
家事スペースと兼用していた時よりもずっと集中できるし、気持ちも落ち着きます。

本だけ先にお引越し。占いの本と画集、手芸や植物の本。まだバラバラ。

これから少しずつ整えて、わたしのスペースにしていこうと思います!
どんなスペースになるのか、楽しみです。それでは、2024年の占いにいってみましょう!

全体運:気持ち良いスタートで始まる2024年1月!

「さあ、今年もがんばるぞ!」という気持ちが、自然と湧いてくるような1月になりそうです。物事がするすると、スムーズに進んでいく感覚がモチベーションの維持につながっていくでしょう。
お正月気分が抜ける頃には、仕事や家庭の中にやりがいを感じていきます。仲間とも協力し合えるので一体感や充実感も感じていくでしょう。「これからどうしていこうか?」という、未来のビジョンや目標も見えてくるかもしれません。

後半は、チャンスやアイデアに恵まれて、やりたいことが盛りだくさんです。自分で「やる」を決めてからチャレンジすることが成功のカギになりそうです。すぐに結果や評価を得られることばかりではないかもしれませんが、大事な道のりの途中です。

今回は「おすすめのコミュニケーションツール」をお送りいたします。
12星座別の占いと一緒にお楽しみくださいね。

♈ おひつじ座

牡羊座

「これはちょっと無理かも」と今までなかなか着手できなかった目標にいよいよ手をつける時です。目標達成のための課題が見えてくるので、ひとつずつクリアしていきます。これまでに積み重ねてきた経験や学んできたことが自信につながるでしょう。
26日の満月には、自分らしく輝く力強いエネルギーが降り注ぎます。
2024年前半のテーマは「所有物・価値観」

●おすすめのコミュニケーションツール:電報

♉ おうし座

ぼんやりと感じていた見えない天井のようなものを突破する時です。前に進めない言い訳のようなものときっぱりと離れることができるので、気持ちもすっきりと前を向いていくでしょう。必要な学びや出会いも引き寄せていきます。今まで蓋をしてきた「自由」に向かって新しい冒険への出発です。
2024年前半のテーマは「アイデンティティ・自己表現」

●おすすめのコミュニケーションツール:伝書鳩

♊ ふたご座

丁寧で地道な努力をコツコツと積み重ねる時期になりそうです。「無理してやる」という感じではなく「夢中になっていて気がついたらやっていた」というように、楽しみながら過ごせます。
対人関係では、大切な人との関係が「こういう関係ならいいな」と思うような理想的な方向へと進展していくでしょう。
2024年前半のテーマは「見えないもの・過去・秘密」

●おすすめのコミュニケーションツール:モールス信号

♋ かに座

日々の何気ないルーティンを楽しめそうです。
朝の目覚めから「今日はどんな1日になるだろう♪」と楽しみな気持ちでスタートできます。
良好な人間関係にも変化が期待できる時期です。今まではあまり身近に感じることのなかった人が「大切な人」の中のひとりになりそう。
2024年前半のテーマは「仲間・未来・自由」

●おすすめのコミュニケーションツール:フォトメッセージ

♌ しし座

公私ともに忙しい時期になります。スケジュールに追われてしまう感覚もあるかもしれませんが、趣味や楽しみなイベントなども盛りだくさんなので、充実した日々を送ることができるでしょう。
26日の満月のころは、自分のことを大事にする気持ちや創造するエネルギーで癒されます。
2024年前半のテーマは「天職・社会的立場・地位」

●おすすめのコミュニケーションツール:簡易書留

♍ おとめ座

いつでも楽しいことが頭に浮かんでくるような楽しく、ワクワクする日々になりそうです。
ちょっと難しいと思っていたことにもチャレンジする勇気や情熱もあります。いつもは躊躇してしまうようなことも、たまには思いつくままに行動してみると、道が開けるかもしれません。
2024年前半のテーマは「海外・宗教・専門的分野」

●おすすめのコミュニケーションツール:動画メッセージ

♎ てんびん座

身の周りのことが動き出します。例えば、住まいに変化を求めたり、家族との関わり方を考えたりする出来事があるのかもしれません。これから活動しやすいような、居心地のよい環境を整えていきます。
会話やコミュニケーションを楽しめる時なので、交流会やワークショップなどへ参加してみましょう。2024年前半のテーマは「先祖・伝統・生と死」

●おすすめのコミュニケーションツール:糸電話

♏ さそり座

好奇心がウズウズする楽しい期間です。情報収集をしてみたり、近い場所なら思い立ったらすぐに行ってみたり。フットワークも軽く、いろいろなことを軽やかに楽しみます。読んでみたい本、チェックしておきたい動画など、たくさん見つかりそうです。
26日の満月のころには、心が満たされて、純粋に感謝の気持ちが湧いてくるでしょう。
2024年前半のテーマは「パートナーシップ・契約」

●おすすめのコミュニケーションツール:手紙

♐ いて座

自分磨きを楽しむ期間です。持ち物やメイク、髪型を変えてみたくなるかもしれません。自然と「これからのわたし」に似合うものをチョイスしていくでしょう。価値観にも刺激が入るので、今までとは違う考え方や感じ方に出会います。新しいものの見方ができるようになり、新鮮な気持ちで日々を過ごせそうです。
2024年前半のテーマは「仕事・健康・役割」

●おすすめのコミュニケーションツール:カフェでおしゃべり

 やぎ座

パワフルに自分を押し出していく時です。
今まで積み重ねてきたものを信じ、自信をもってチャレンジできます。持ち前の誠実さや忍耐強さで結果につなげていきます。
心の奥の声を聞くためのくつろぎの時間や、賑やかな場所で楽しむことがモチベーションアップにつながります。
2024年前半のテーマは「自己表現・子ども・創造」

●おすすめのコミュニケーションツール:電話

♒ みずがめ座

「準備中」という看板を出して、中では一生懸命下ごしらえや新メニューを考えているレストランのような時期。「OPEN」にするタイミングはもうすぐです。水面下で頑張っていることを宇宙はちゃんと知っているので、力強く応援が入ります。時には仲間からヒントや力を借りつつ、自分の道を歩んでいきます。
2024年前半のテーマは「家庭・居場所・住居」

●おすすめのコミュニケーションツール:マンガ

♓ うお座

未来への希望にあふれた新年のスタートになりそうです。仲間からもエネルギーをもらってモチベーションも上がります。冷静な意見も素直に取り入れて聞き入れながら、みんなで力を合わせて理想へと向かっていくでしょう。

26日の満月頃には、人の役に立つ喜びを感じ、満たされていきます。
2024年前半のテーマは「コミュニケーション・学習」


●おすすめのコミュニケーションツール:ビデオ通話

お楽しみいただけたでしょうか?

今年も皆様が心地よい暮らしができますように。

またお会いしましょう!

2024 新年のご挨拶と営業について

あけましておめでとうございます!

2018年にホームテック株式会社が立ち上げた、新しいブランドentrie(エントリエ)。

わたしたちらしく、そしてお客さま一人ひとりが自分らしくいられるリノベーションを目指して、これまで努力を重ねてきました。ブランド立ち上げから6年経ち、同じ目標に向かって歩む仲間も増えました。スタッフ一同、みなさまにとって良い暮らしを実現できるように精一杯努力してまいります。

リノベーションをお考え中のお客さまにおかれましては、お会いできること、心より楽しみにしております。

本年も変わらぬご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

営業開始は、2024年1月6日(土)です。頂いたお問い合わせは順次お返ししてまいります。

ご了承いただきますようお願い申し上げます。

「資料請求・お問合せ」はこちら

《年末年始休業のお知らせ》2023年12月27日(水)~2024年1月5日(金)

営業・お問い合わせにつきまして、
年末年始の休業を下記の通りとさせていただきます。

2023年12月27日(水)~2024年1月5日(金)

なお、休業期間中も「お問合せ」フォームよりご連絡いただけますが、
返信は1月6日(土)以降、順次対応となります。

お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

「資料請求・お問合せ」はこちら

やさしいあなたへお手紙を #38 – mayamoonからの日々の芽便

 オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

夫婦ふたりで立てるキッチン、洗面のあるお家 | リノベーション事例 #62

理想の住まいを求め、中古物件の購入・リノベーションを検討し始めたKさまご夫婦。購入時は不安だった間取りも、リノベーションの打ち合わせが進むにつれ、イメージは膨み「いい家になりそう」と実感していったのだとか。
和室を思い切ってキッチンに変更し、パントリーのための十分な空間も確保することができました。仕様や家具ひとつひとつを丁寧に選び抜き、大満足のお家ができました。

物件について

所在地東京都板橋区
建物種別戸建て2階建て
リノベ面積49㎡(2階クロス張替えのみ)
費用700万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み)
時期2023年

暮らす家族

ご主人、奥さま

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

二見 奈々絵

リノベーションのきっかけを教えてください。

奥さま:はじめは新築も検討して不動産屋さんと一緒に建設中の物件も見に行きました。でも、価格に対して「こうしたい」という自分たちの希望が反映された家ではないことや、間取りになかなか納得いかなくて。
ご主人:それであれば、中古物件を購入して自分たちの好きなようにリノベーションした方がいいねとなって。

エントリエとの出会いは?

奥さま:ホームページを見ました。たくさん掲載されている施工事例に、「いろんなことができそう」と感じたんです。それに、WEBページや実際に打ち合わせに行った会社がおしゃれで、ここに頼めばきっとおしゃれな家ができると思ったんです。
ご主人:そう。妻が探してきてくれたんですよね。すごくいい雰囲気だなという印象を受けました。

エントリエの決め手を教えてください。

奥さま:他にも地元の工務店やデザイン性重視の会社など、全部で4件の見積もりを出してもらい、比較検討しました。エントリエを選んだのは、一番に自分たちの要望に合った設計図を出してくれたというところ。自分たちだけだったら考えられなかった提案がたくさんあったのが、決め手でしたね。

ご主人:家づくりは、最終的に完成しない状態で決断しなきゃいけないのがむずかしいですよね。でも今回担当いただいたエントリエの二見 奈々絵さんは、私たちの好みをすごく理解してくれた上での提案してくれているなと感じたんです。

担当からの提案で驚いたポイントは?

奥さま:私は元の間取りから洗面所を、全く違う場所に移すという発想がなかったので、それにはびっくりしました。
脱衣室と分けることでふたりで使える広い洗面台を叶えることが出来ました。

あとは、どうしても欲しかったパントリーの提案。もともとは6畳の和室でした。窓や壁の制約もあるなかで収納をどうしていいのかと悩みどころでした。でも、ふたりでキッチンに立つことを想定し、広々とした空間を保ちつつ、冷蔵庫の配置場所と壁の裏にあるパントリーをつくってくれた二見さんのアイデアはすごかったなと。

BEFORE

AFTER

担当者との打ち合わせでの印象的なエピソードを教えてください。

ご主人:最初にお打ち合わせしたとき、二見さんが「エントリエのリノベーションは決めていくことが多く、建築士だけでなくお客さまも意思を持って一緒につくりあげていくことが特徴だ」と伝えてくださったのは印象的でした。

奥さま:ひとつひとつサイズも一緒に決めていったので、実際に住み始めて物を置いてもギャップがないんです。

実際にリノベーションを体験してみていかがでしたか?

ご主人:納得がいくまで打ち合わせをしたので、時間はかかりました。でも、その分返ってくる嬉しさは人一倍あったかなって思います。

奥さま:昼食後にはじまった打ち合わせが終わった頃には、もう晩御飯の時間なんてこともあったよね(笑)。それでも、最初に決めてから施工するまでに期間が空くと、気持ちが変わってしまうこともあって。そんなときも二見さんは優先度をつけながら、調整してくれました。

ワクワクした瞬間を教えてください。

ご主人:間取りの提案をもらったときですね。家具の配置や玄関からの動線を想像したり。あとは工事期間中、徐々に間取りが変わっていくところを写真で共有いただいて。それも楽しかったです。

奥さま:このお家を買ったときは、1階がすごく暗くて、キッチンも狭く見えて不安もありました。でも、間取りを変えるだけでこんなに良くなるんだって思えて。その後に、壁紙やキッチンの設備を選びながら、実際にどう使うか? インテリアと合わせるか? と自分で調べたり、SNSで気に入った写真を集めたり。そういった「どうするか?」を想像できた時間が、とても楽しかったです。調べたものを二見さんに共有すると、「それいいですね」なんて言ってくれて(笑)。

暮らし始めて、おふたりのなかで変わったことはありますか?

ご主人:家事に使う時間がすごく減りました。食洗機をいれたので洗い物の時間がなくなった分、自分たちの趣味の時間に当てることができて。生活に関わるストレスみたいなところは、減った気がします。

奥さま:前は脱衣所と洗面所が一緒なのがストレスだったんです。どちらかがお風呂に入っていたら洗面所が使えないといったように。今回、空間を分けてもらったことで、その点も自由になりました。

洗面台もふたりで立っても良い広さなので、持ち出して違う部屋で化粧をするというような手間がなくなって、ノンストレスですね。こういう生活の不満を解消するのも、大切ですよね。

ご主人:お互いに抱えていた困りごとをひとつずつ丁寧に引き出して、「こういう風にすると、解決できますよ」みたいなご提案があったことも印象に残っています。

暮らしてみて、いかがですか?

奥さま:わたしは、ダイニングテーブルからの風景が好きで。キッチン側もリビング側も見えるので、照明や壁紙、ニッチなどこだわったものが全て見渡せるんです。以前の賃貸では、ダイニングからはテレビがうまく見えなかったのですが、壁つけテレビの金具は位置を動かせるものにしてもらったので、今はどこに座っても見えて快適です。

ご主人:気に入っている場所は、ふたつあるんです。ひとつは、リビングのソファー。ここからテレビを見るのがとても好きですね。もうひとつはキッチン。友人が遊びに来たときに、皆が楽しそうな様子が見えて、わたしにとってはとても幸せな時間です。ふと一息ついたときも「あー、いいデザインだな」と思える。ひとつひとつに考えたポイントがあるから、愛着もすごく沸きます。

大掃除は家だけじゃない!大切な衣類の掃除のお供に #52

こんにちは。あっと言う間に年末ですね….

一年が、まるで1時間のように感じる昨今です。

さて、そんな今日は衣類関係のお手入れのお話です。

年末、大掃除はしますが、衣類のお手入れまでなかなか気が回らないもの。

クリーニング以外の選択肢でも、充分お手入れできますし、自ら手をかける事で、服や靴に対する愛着も深まります。

道具さえあれば、驚くほど手軽にできますので、今日はそんなアイテムをご紹介させて頂きたいと思います。

まずは…

こちら!

ROSY LILY というブランドの、シューズクリーナーとブラシです!

靴のお手入れって、革靴にクリームを塗ったり、スニーカー系を水洗いする以外の選択肢を知らなかったのですが、こちらを知って驚き!

こちらは、水を使わずに洗う、というクリーナーなんです。

「洗い流さないシューズシャンプー」というコンセプトのもと、泡で出てくるクリーナーをシューズに付けたら、ブラシでこすり洗いして、タオルで拭き取るだけ。

泥だらけの靴は厳しそうですが、ちょっとした汚れただけならこちらで充分!

まるっきり手入れしないか、水洗いか、の中間の選択肢というか、とにかく手軽にできるのでオススメです。

プレゼントにもいいですよね。

次は

洋服のブラシです。

ニットの季節。なかなか簡単に洗えないニットのお手入れ方法として、ニット用のブラシを使っています。

こちらはウール用。

LOFTのオリジナルです。

帰ってきたら、ひとまずこちらで、アウターや、ニットをささっと。

埃や汚れも落ちる上、毛流れが整うので、ニットが長持ちします。

ブラシはこれからも色々試してみたいと思ってますが、こちらお手頃で、軽いし、なかなか良かったです^_^

こちらもニットブラシ。浅草アートブラシさんの『毛玉取りブラシ 匠』です。

毛玉取り用で、左の小さいのはブラシのお掃除用。

毛玉取り機だと、ニットの毛が少しずつ薄くなってきてしまうのですが、こちらは毛玉だけ取れるので安心。

固い毛に毛玉が絡め取られて便利です!

大切な洋服も、年末の大掃除と一緒にお手入れ!

オススメです!

■今回ご紹介したお店
ROSY LILY
浅草アートブラシ

第2回エントリエカフェ 開催レポート : 体験を共有する場所

こんにちは、エントリエ編集部の細野です。今回は、2023年12月10日に”entrie times ebisu”にて行われた「エントリエカフェ」のレポートです。

前回のエントリエカフェに続き、今回もエントリエでリノベーションを体験された多くのお客さまにお集まりいただくことができました!

第1弾を経て、参加者がさらに増えた今回のエントリエカフェ。写真や間取り図を見ながら「この照明はどちらのですか?」「収納はどうしていますか?」などお互いの住まいに関する具体的な情報交換や、担当が同じ建築士であるお客さま同士は「●●さんは……」と思い出を語り合う姿が見られました。

お客さま同士がお互いの住まいを褒め合い、自宅の好きなところを語る姿は、エントリエカフェならではの光景です。

また今回用意している飲み物やお菓子は、それぞれの建築士所縁の土地やお客さまのご自宅に伺った際に出会ったものです。空間をつくるひとつひとつに、大切な出会いや思い出があります。

お土産は、エントリエのWEBマガジン「愛しいものたち」に登場してくださった作家さんによるハンドメイド作品!

今回も編集部の細野が参加するなかで感じたのが、リノベーションを体験することによって、自分以外の誰かの暮らしを考える想像力を持てたということです。お客さまの家のつくりを見ながら「家族との食事の時間を大切にされているのかな」「本を読む時間が大切なのかな」と考えていると、自然と質問が込み上げ、会話が弾みます。

そしてエントリエの建築士にとっても、お引渡後のお客さまにお会いできる機会は貴重なものです。お客さまからの「建築士との対話で、自分の理想を実現できた」という声や「家づくりは、担当者との信頼関係が大切」という意見から、リノベーションの大切な要素を改めて確認することができました。施工から4年経過したお客さまとも再会することができ、リノベーション後の暮らしや生活の変化を聞かせていただきました。

エントリエカフェは、今後も定期的に開催される予定です。リノベーションの魅力を共有できることを楽しみにしています。次回のご案内をお待ちください。皆さんにお会いできる日を心より楽しみにしています!

お客さまからいただいた花束。ありがとうございました!!

やさしいあなたへお手紙を #37 – mayamoonからの日々の芽便

 オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

上を向いて歩こう!有楽町でネオン散歩編 #30

今回のSABOTENS まちのミカタは、東京・有楽町です。今回はSABOTENSの藤田さん(よっちゃん)がお休み。特別ゲストとして、エントリエのインタビュー記事エイミーズトーク第66回目『視点を変えたネオンの楽しみ方を発信 |アオイネオン株式会社 荻野 隆さん』でお話を伺った、アオイネオン株式会社事業企画部長の荻野 隆さんをお迎えしました。荻野さんと一緒に、日本有数のネオン街・銀座からほど近い有楽町周辺を歩き、まちなかのネオン看板を鑑賞しました。

BŌSŌ TOKYO × アオイネオン初のコラボイベントを鑑賞

取材日当日は阪急メンズ東京​​(有楽町)にて、NFT*プロジェクト「BŌSŌ TOKYO」とのコラボレーションイベント「暴走燈京」を開催中だったアオイネオンさん。イベント会場にて荻野さんと待ち合わせます。

*NFT(非代替性トークン)とは、主にアートなどの独自性のあるデジタル作品と、その所有権を証明するために使用される仕組み

村田:荻野さん、こんにちは!

荻野:こんにちは。

村田:阪急メンズ東京の入口入ってすぐの場所が会場なんですね!これはどういう展示なんですか?

荻野:「BŌSŌ TOKYO」という、デジタルアートをベースに、メタバースなどデジタル空間で利用可能なアバターを展開するNFTブランドと、アナログな「ネオン」がコラボレーションしたイベントです。今回のイベントに合わせて新しくつくったネオンアートも展示しています。

荻野:例えば今回、穴守稲荷神社とコラボしたネオンアートを展示しています。宮司さんや神社ソムリエ・井口 エリさん監修のもと、ネオン画家・はらわたちゅん子さんにデザインしていただきました。

狐が稲穂を持っていますが、もともと稲荷神社は、豊作を祈願するための神社。それが近年になって商売繁盛を祈願する神社に変わってきました。稲荷神社の実際のレギュレーションに沿ったデザインになっているんです。

村田:これだけ細かいデザイン、ネオン管を曲げるのも大変だったでしょうね。

荻野:稲穂の細かな部分は、ネオン職人が「熱い、熱い」と手も一緒にあぶりながらつくっていましたね。

細野:「電上電下 唯我独尊」!

村田:BŌSŌ TOKYOさんのキャッチコピーですね。複雑な漢字が、ネオン管で表現されていて、すごい……!

荻野:筆文字の輪郭を取るのが非常に難しいんです。

村田:画数も多そうですよね。「尊」とか。

荻野:ネオンにする際に、漢字を部分的にデフォルメするんですが、「どこまでデフォルメしていいかどうか」も難しい点ですね。

村田:ブランドのロゴにもなりますもんね。

荻野:そうなんです。ただ、元の通りにやっても実際にはつくれないので、「この部分はデフォルメできない」「ここまでは曲げられる」というのを、お客さんや職人さんとディスカッションしながらちょっとずつ調整していって。

「どこまでデフォルメしていいか」が決まった後は、「どこからどこまでを1本のネオン管でつくれるか」という部分は、職人が頭の中だけで考えています。

ネオン管の中にガスを通して光らせるネオンサイン。中に入ったアルゴンガスが、青く光っています。

細野:制作期間はどれくらいかかったんですか?

荻野:ネオンの制作だけだと3週間くらいです。「どこまでデフォルメしていいか」が決まった後は、「どこからどこまでを1本のネオン管でつくれるか」「どういうパーツ分けをすると、一番文字がきれいに見えて、なおかつ電極同士やネオンを取り付けるためのネオンサポート同士がぶつからないようにするか」は、職人が頭の中ですべて考えています。それを原寸大の図面に書き込んでいく時間が結構長いですね。図面に沿って実際に曲げていく段階で、「やっぱりダメだ」という場合もありますね。

村田:すごいなあ。

30年前に、ネオンサインの営業の際に実際に使われていたという色見本。さまざまな色があります。

荻野:なかなか大変な作業です。この赤いネオン管は、厚みや柔らかさの関係で、他の色よりも割れやすいんです。途中で何度も割れてやり直したり、完成間近だったのに最後の最後で割れてしまったり。相当苦労して製作しましたね。

村田:大変だ。くっつけるわけにはいかないですもんね。

荻野:完成してガスを注入して点灯したときに「パリン」と割れたことも。

村田:繊細な作業なんですね……。

村田:ロンTにパーカーに、オリジナルグッズもあるんですね。

荻野:今回、BŌSŌ TOKYOさんのAR技術で、背後の文字にインスタグラムの写真アプリをかざすと文字が飛び出す仕掛けになってるんですよ。デジタルやバーチャルとコラボしたいとずっと思っていたんですけど、ようやく叶いました。

村田:すごいすごい!浮き出てきた!不思議だ。

細野:わー、すごい!インスタと連動できるのもいいですね。

荻野:そのまま投稿もできます。インスタのアプリだと誰でも無料で手に入るので、手軽なのが一番いいかなと思って。

村田:いやー、楽しい展示でした。ありがとうございました!

「ネオンサイン」と「LED」の見分け方を伝授いただく

展示を堪能した後は、建物の外へ。荻野さんの解説のもと、有楽町周辺のビルのネオンサインを見て歩きます。

村田:ちょうど日が落ちて、これからネオンが灯り始める頃ですね。いつもは下ばかり見ているんですが、今日はぜひ上空を見上げて歩こうと思います。

荻野:わかりました。ネオンの匂いがする方にいこうと思います。

村田:ネオンの匂い……!どうやって嗅覚が働くんですか?

荻野:もう30年以上、ネオン業界で働いているので、経験で「こっちにあるな」とわかりますね。

村田:すごい!

荻野:まず見ていただきたいのが、右手の上にある、かの有名なイチロー選手の看板。あれは僕が入社当時に弊社がつくったもので、実は先月までネオンだったんですよ。先日ネオンが撤去されてしまいました。

村田:うわー、そうだったんだ。

荻野:まずは「ネオンじゃないもの」から見ていただきます(笑)。

荻野:あそこに見えているFUJIYAの看板も、40年ほど前に弊社がつくったものです。元々ネオンサインだったんですが、5年ほど前にLEDビジョンに切り替わりました。ちなみに弊社が手掛けたものではありませんが、隣のBIG ECHOはネオンサイン、その隣のプリマハムは少し前にネオンからLEDに切り替わりました。

もともと銀座には、ああいう屋上のネオンがたくさんあって、「銀座といえばネオン」だったんですが、いまはリニューアルのタイミングでほぼLEDビジョンに変わっていっています。銀座もネオンが減りましたね。

村田:全盛期は何年くらい前なんですか?

荻野:30年くらい前のバブル期ですね。

村田:LEDに切り替わっているのは、メンテナンスの問題とかですか?

荻野:というよりは、LEDビジョンの方が演出方法がいろいろあるので、季節によって変えたり商品の動画を流したりできて、広告宣伝効果が高いんです。

村田:荻野さんはまちを歩いているとき、上を見ることは多いですか?

荻野:そうですね。「新しくなったな」「昔あったものがなくなっちゃったな」とか、自然に目がいっちゃいます。

村田:ネオンサインの変遷を見守っているんですね。

荻野:あの、東映会館の屋上に乗っているのはネオンサインです。

村田:書体が味わいありますね。

荻野:あのネオンサインは、結構古いはずです。

村田:ネオンを使い続ける場合は、どれくらい持つものなんですか?

荻野:ネオン管は、割れなければ30年以上は持つんですが、変圧器の方が寿命を迎えてしまいますね。

村田:そうなんですね。日本の屋外で台風やビル風にさらされて何十年も持つなんて、すごい耐久性ですね。

荻野:ちなみに、この長細い照明もネオンです。ネオンサインは、ガラス管に「ネオンガス」や「アルゴンガス」といったガスを封入して、電極から放電させて光らせます。

ネオンガスは、電気が通ると赤く光る性質があるんですが、アルゴンガスは青く光ります。

村田:2種類のガスが使い分けられているんですね。

荻野:このネオンサインは、電極の部分が赤いのでネオンガスが使われていますね。ネオンガスは高圧で放電しないと光らず、屋内で使うと感電の危険があるので、屋外のネオンサインでよく使われています。屋内で使用するネオンサインは、ほぼアルゴンガスですね。

ネオンサインについて、少し詳しくなった私たち。ここで荻野さんから「これはネオンかどうか」クイズが出されます。

荻野:これはネオンとLED、どっちでしょう?

細野:どっちだろう……。

村田:もしかしてネオンですか?

荻野:正解は、ネオンです。

村田:電極のところが微妙に青く光っている感じが。アルゴンガスが入っているのでしょうか。

荻野:そうです。電極を白く塗っているのでわかりづらいんですが、よく見ると、ちょっと曲げたところが青く光っています。ネオンサインは、電極の部分を文字の裏側に曲げているので、LEDと比較して厚みや奥行きがあるというところも、LEDとは異なる点です。

村田:なるほど!LEDとは曲げ方も違うんですね。

荻野:そうです。

細野:ネオン、面白い。

荻野:これはどっちだと思いますか?

村田:今の説明を伺ってどっちだろうと考えると……

細野:わかった気がする!

村田細野:せーの、LED!

荻野:そうです!これはシリコンチューブという、シリコンの中に発光ダイオードを仕込んだものを切って、ペタペタと貼ってつくっています。だから、壁から浮かせて裏に電極が回るための厚みはないんです。ネオンのように裏側に陰影がつかず、直接的な明かりなので、結構明るいですね。

「ネオン警察」出動!

荻野さんと一緒に上を見上げながら歩くにつれ、まちの光る看板に対する解像度が少しずつ上がっていきます。

細野:いろんなまちを歩くなかで、「これはすごいぞ」と思ったネオンサインはありましたか?

荻野:30年前には、銀座にすごいネオンがたくさんありました。最近だと道頓堀のスーパードライの看板ですね。あれはすごいと思いましたね。ビールが注がれているようなイメージで、二段階で色が変わっていくような仕様になっていて。でもこの間、弊社も道頓堀で大きなネオンサインをつくったので、少し爪痕を残せたかなと思いますね。

細野:かっこいい!お話を伺うと、夜のまちの見方が変わりますね。

荻野さんいわく、ネオンに非常に似た見た目のLEDも、どんどん増えているそうです。

荻野:我々は「ネオン警察」ですね。

細野:ネオン警察(笑)。

荻野:“ヤツら”がネオンにどんどん似せてくるので、大変ですよ(笑)。“犯罪”が高度になっています。

荻野:ちなみにこれは、どっちだと思いますか?

村田:どっちだろう……

細野:LED!

村田:厚みはない感じがするよね。私もLEDに一票!「A」のように、管が接着している部分が、ネオンだと違う感じになるのかな、と思いました。

荻野:鋭いです!まさにネオン警察です。

村田:ドヤ顔で語るようになってきてしまいました(笑)。

細野:「ネオン警察」の試験があったら何級だろう?

村田:「8級」くらいにはなれたでしょうか。

村田:このあたりも、少しずつ看板が増えてきましたね。

細野:さすが銀座の近く。

荻野:ネオンがありそうな匂いがしてきました。

荻野:ネオンクイズ、いきます。こちらはどうでしょう?

村田:はい、わかりました。LED!

荻野:正解です。遠くから見ると一瞬ネオンに見えるんですが、巧妙です(笑)。これは相当“悪い”ですね。

村田:とんでもないやつが現れたと、ネオン警察的には注意しなければならない(笑)。

荻野:これはシリコンではなく、塗装された樹脂を切り抜いたタイプで、もしかしたら本物のネオンよりも高価なものかもしれません。

細野:あ、あそこにも気になるものが!

荻野:さすがネオン警察。よく気づきましたね。

村田:これはどっちだろう……はい、ネオン!

荻野:正解!ネオンです。

村田:LEDを見た後だと、違いがわかってきますね。

村田:お、あの「BAR」の文字は怪しいぞ。あれは……はい、ネオンです!横から見たら、ガスが青く光っているのが見えました。

荻野:はい、正解です。アルゴンガスですね。

村田:興奮してドヤ顔になってしまいました。

荻野:さすがネオン警察。

村田:ネオン警察7級くらいにはなれたでしょうか。

村田:こちらの「RESTAURANT」もネオンでしょうか。

荻野:はい、そうですね。

村田:LEDと比較して、絶妙な丸みがありますね。

細野:なんとなくネオンというと、黒い背景でビカビカと光っている印象だったんですが、まちに溶け込むと上品ですね。

村田:たしかに。柔らかい光ですね。

村田:いやー、今日はありがとうございました!

荻野:こちらこそありがとうございました!

村田:すごい楽しかった!これから、光る看板を見かけると「どっちだろう」って気になってしまいそうです。

細野:かしこくなった気がします。

村田:これからは上を見て歩こう。

その後、村田と細野は、ネオン灯る飲み屋街に吸い込まれていったのでした。

こころに残る有楽町の風景

村田のミカタ:クリスマスを控え、電飾を身にまとい働く木々たち。

イベントのお知らせ

懐かしく新しい“レトロ”を旅する 古今東西ニッポンの風景

「懐かしく新しいニッポンの風景」をテーマに、祭りの風景、東北地方のこけしや玩具、架空の温泉街のネオンサイン、観光地の店先の風景など​​、時代や地域を旅するような​​気分を味わえる企画展です。ネオン画家・はらわたちゅん子氏の描く2次元作品を実際のネオン管で再現した立体展示をご覧いただけます。

開催期間:2023年12月2日(土)~12月24日(日)、2024年1月1日(月・祝)~1月14日(日)​​
時間:11:00~18:00(最終入館17:30)​​
会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」​​
料金:[当日券]¥1,500 / 学生¥800(いずれも税込) ※未就学児無料、学生は要学生証呈示​​
詳細・お申込みhttps://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/nippon

FORMATerial Vol.2【生まれかわるガラス】

アップサイクルやリサイクルされたガラス、自然とガラスの関係性に着目した作品など、人の手を経て次々と形を変えていった、「生まれかわるガラス」を展示。アオイネオン株式会社は、オンサインを作る際の端材をアップサイクルしたアクセサリーを出展​​します。

開催期間:2023年11月23日(木)~2024年1月17日(水)
時間:11:00~18:00(木曜定休日)​​
会場:ウサギノネドコ ギャラリー(京都市中京区西ノ京南原町37 カフェ2F)
詳細・お申込み:こちら

大ネオン展‐FIND NEW WAVE‐​​

開業65周年を迎える東京タワーで開催される、ネオンアートの殿堂。「ネオンの新しい概念と技術の革新や応用を見つける」〝FIND NEW WAVE〟をテーマに、ジャンルを越えたアーティストによるネオンアートが集結。よりパワーアップした『ネオンアート展』を体感していただけます。

開催期間:2024年1月10日(水)~ 2024年2月4日(日)
開催時間:10:00〜22:00 (最終日は20:00まで)※東京タワーの営業時間に準じます
会場:TOWER GALLERY(東京タワーフットタウン3階)
入場料金:無料
詳細:https://kyodonewsprwire.jp/release/202312134229

香港映画『燈火(ネオン)は消えず』

香港のネオン職人夫婦を主人公にした映画『燈火(ネオン)は消えず』。アオイネオン株式会社は、日本での公開を記念した映画のタイトルネオンを製作し、PRに協力しています。

上映開始:2024年1月12日(金)〜
会場:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネマート新宿ほか全国順次公開​​
詳細:https://moviola.jp/neonwakiezu

壁紙・収納・支給品で遊ぶトイレ事例を一挙公開! – リノベをマナブ。 #78

おうちのメインというわけでもない、けれど毎日必ず使う場所といえば「トイレ」。実際、わたしたちの施工事例 家族とエントリエでも、お客さまにトイレのことをたくさん語っていただくという機会はたしかに多くはありません。でも実は小さな空間だからこそ、「ちょっと遊べる」場所でもあるんです。今回は、エントリエでリノベーションをしてくださったお客さまのトイレをテーマごとにご紹介します!

壁紙や床材タイルで遊ぶ

「アクセントクロスを広い面積に使うには勇気がなくて……」という方は、トイレの壁や床で思い切るという手も! また写真の様に、壁全面ではなく、一面のみにアクセントクロスを使用される方も多くいらっしゃいます。

ニッチで遊ぶ

壁面を利用した棚のような空間を建築業界でニッチといいます。トイレットペーパーなど収納だけでなく、インテリアを置く場所としても活躍!

手洗い周りで遊ぶ

手洗い付きトイレは、周辺に好みのタイルを使ったり、インテリアを置いたり、アイデア次第でオリジナルな空間がつくれます。

+支給品で遊ぶ

トイレットペーパーホルダーや壁つけの棚など、好みのデザインのアイテムを取り入れることも可能です。工事中に取り付けたい場合も、ご相談いただいております!

他にもたくさん! 個性が出るトイレ事例集

他にも「介護のために手すりをつけたい」、「お掃除のしやすい床にしたい」、「DIYをしたい」などさまざまなご要望からご家族に合うプランを提案しております。ぜひ、細かいことでも、ご希望をお聞かせください!

またトイレ自体も、衛生面や素材にこだわった商品も日々さまざまな種類が発売されています。YouTubeでは、エントリエの建築士 エイミーこと鈴木 栄弥が、【おしゃれで清潔】掃除がしやすいおすすめトイレ3選をご紹介しているのでぜひご覧ください!

やさしいあなたへお手紙を #36 – mayamoonからの日々の芽便

 オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

刺繍で紡ぐ思い出を、あなたの暮らしのなかに /刺繍 作家 FABBRICA(ファブリカ)

“いつもの生活に馴染むもの、持っている・使っていると、なんかちょっとうれしくなるもの、大切にしたいと感じてもらえるもの”。そんなコンセプトで、刺繍を施した布小物を制作している「FABBRICA(ファブリカ)」です。

刺繍ブローチ

作品は、昔飼っていたウサギや猫、子どもの頃好きだった花、母がつくってくれたアップリケなど、インスピレーションは思い出のなかにあります。資料を集めて研究するというよりも、植物なども架空のものが多く、動物も「こんなんだっけ?」と思うこともありますが、可愛いと感じれば良し。「FABBRICAらしさ」はあまり意識せず、好きなものをつくることで私らしくなるのではないかと思います。

制作は、あたりまえのことですが、とにかく丁寧に。自分が持っているスキルを充分に発揮できるように心がけています。刺繍した布をバッグやポーチなどの小物に仕立てるので、生地のセレクト、色落ちや縮み、歪み、脇役の接着芯選びなどにも注意を払っています。長く使ってもらい、ときが経ち「あの頃使っていた刺繍のバッグ可愛かったな」とその人の思い出に刻まれたら最高の気持ちです。

【刺繍キット】刺繍ニードルブック

現在は、みなさんにつくっていただける「刺繍キット」も販売しています。こちらのコンセプトは「悩まず楽しく最後までつくれるもの」。ワークショップでは、お客さまがお帰りになる前に、できるだけ疑問を少なくすること、ご自宅でひとりでつくる際にスムーズにできるように理解して頂くことを心がけています。

2021年からはYouTubeでの解説も配信しています

心で感じ取った、作品づくりへの情熱

婦人服のデザイン縫製をしていた母の影響で幼い頃から手芸や服づくりが好きで、あまり迷うことなくデザイナーになる道を選びました。企業デザイナーの仕事では、直接お客さまの感想などを聞く機会は少なく、つくったものを送り出したという実感はあまり得られませんでした。当時はSNSがないという、時代背景もあったかもしれません。

息子さんの入園時につくったというバッグ。「作ってから18年ほど経っているのでだいぶくたびれています(FABBRICA)」

退職後は、結婚・子育てを経て子どもの服やおもちゃ、身の回りの小物などを気ままにつくりました。思いの外、褒めていただくことが多いのに驚き、またつくってあげたり、つくり方を教えたりするととても喜んでもらえました。「手にした人の感想が聞けるのってとっても良いな。手づくりって良いな」と思いはじめたのがこの頃です。

徐々に直接販売をしたいと思いはじめましたが、私が子育てをはじめた頃は、SNS同様、スマホはもちろんなく、ケータイもガラケーで画面はモノクロ。個人がWEB販売をするなど、ほとんどありませんでした。そうしているうちに大病を患い、手づくりも仕事復帰も諦めました。

そして長年の闘病の末、やっと通常の生活に戻ったとき、いちばんに「やりたい」と思ったのが、自分の手を動かしてものをつくるということでした。

オンイランショップ「minnne(ミンネ)」

2010年代前半になるとハンドメイド作品をオンラインで出品できるサービスがいくつかスタートし、誰もがWEBを通して作品を販売することができるようになりました。さまざまなサービスを検討し、わたしも「minnne(ミンネ)」というサービスを使い、FABBRICAという作家名で販売をスタートさせることができました。

そして、FABBRICAとして活動を続けていくなかで、2017年に「minneハンドメイド大賞篠原ともえ賞」を頂きました。作品は『手刺繍とアップリケのサイコロ』。これをひと回りほど小さくして『手刺繍のサイコロ(ミニ)』として、限定1点で販売したことがあります。

受賞作品『手刺繍とアップリケのサイコロ』

ご購入されたお客さまより「赤ちゃん向けのお話会で使っている」「次は、もう少し大きいお子さまのお話会にも使います」とのお知らせをいただきました。飾るだけではなく、実際に遊んでくれたということがうれしくて強く印象に残っています。

『毛糸の刺繍(誠文堂新光社)』

2023年11月には、念願の単独著書『毛糸の刺繍(誠文堂新光社)』を発売することができました。本づくりに携わって下さったスタッフの皆さんには本当に感謝しています。プロフェッショナルなお仕事を間近で見ることができ、学んだことがたくさんありました。読者の方からも感想のメッセージが届いていて大変嬉しいです。

これからもやりたいことは、たくさんあります。

2024年はもっと作品自体を皆さまの手にお届けしたい。時間のかかる刺繍作品にはつくれる数に限りがあるので、グッズ販売などにも挑戦したい、FABBRICAのwebショップをオープンしたい。刺繍たっぷりの子ども服や大人のつけ襟など、着るアイテムの制作に着手したい!でもこれは現在は時間を取ることがむずかしいので、実現するのはおばあちゃんになった頃かも知れません。

そして、大きすぎる夢かもしれませんが、2冊目の刺繍の本をつくる機会をいただけるよう技術を磨いていきたいです。

著書の紹介『毛糸の刺繍』

『毛糸の刺繍』 著者: FABBRICA
2023年11月08日 発売
誠文堂新光社
ISBN:978-4-416-62356-5

この本で使う糸は、手編みに使う毛糸です。刺繍糸にくらべて太くボリュームのある毛糸は、シンプルなステッチでもふんわり立体的になるのが魅力。特徴的なものとしては表紙のアルパカに用いているふわふわのターキーノットステッチです。生地に植え付けるように刺すステッチで、カットやほぐし方で仕上がりに変化をもたらす事ができます。

本書では、仕上げのバリエーションも含めて詳しく説明しています。毛糸は色んな種類や素材があります。慣れてきたら、お家に残っている毛糸なども組み合わせて、自由に作って頂きたいです。

詳細・購入はこちら▷
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/craft/83546/

イベントのお知らせ

①『毛糸の刺繍』出版記念 FABBRICA刺繍展
日時:2024年2月10日(土)〜12日(月・祝)  
場所:GALLERY IRO (武蔵野市吉祥寺本町1丁目 37−7 1F)

FABBRICA初の出版記念個展を開催予定です。『毛糸の刺繍』掲載の作品の展示を中心に、新作の展示販売、刺繍キットの販売などを予定しています。詳細が決まりましたらFABBRICAのSNSで告知いたしますので、お近くの方は足をお運びいただけたら嬉しいです。

②「毛糸の刺繍」(一部作品の展示)
蔦屋書店、手芸店などで一部作品を展示します。
場所、会期などは近くなりましたらFABBRICAのSNSで告知いたします。

FABBRICA
■SNS
Instagram:https://www.instagram.com/fabbrica_yaji47
X:https://x.com/yaji_47
YouTube:https://www.youtube.com/@fabbrica-embroidery

■online shop:https://minne.com/@fabbrica/profile

やさしいあなたへお手紙を #35 – mayamoonからの日々の芽便

 オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

《12月の占い付コラム》年末年始に知りたい運気アップの秘訣とは?

こんにちは。イルマーヤです。2023年も、残すところあと1か月となりましたね。12月になると、次の年の運勢が特集された記事や動画が次々と目に入ってきます。どんな年になるのか、楽しみにしている方も多いはず。
そこで今回は、“占いを読むときに知っているだけで、運気がアップ”しちゃうようなヒントをご紹介していきたいと思います。

その前に「12月の占いをチェックしたい!」という方はこちらをクリック

新年の「占い」を読むときに知っていると運気倍増!

占いは「なりたい自分になる」「理想をかなえる」「やりたいことを見つける」というように、前向きで楽しく生きていきたい方にとっては最高の味方になってくれるツールです。

例えば、「あなたにとって、2024年は飛躍の年!」と書いてあったとしましょう。
読んだときにどんなことを思い描きますか?

“仕事でよい評価をもらって、やってみたいことに挑戦できるチャンスがくるといいな”
“ずっと続けている習い事に、進展があったらいいな”
“家族との関係が深まって、なんでも相談できる仲良し家族になったらいいな”

占いを読むときは、こういった自然と浮かんでくる「こうだったらいいな」という心の声に注目してみてください。そうすると、自分のやりたいことや望みを具体的に知ることができます。

望みを知ることができたら、10月のFORTUNE LIVINGで取り上げた「自己実現サイクル」を参考に、より具体的にイメージして現実化していきましょう!

もしも、嬉しくないことが書いてあったら?

最近の占いって、優しくて、ポジティブなことがたくさん書いてある印象ありませんか?

占い師全体の雰囲気として「幸せに暮らしてほしい!」「平和になってほしい!」という願いがあります。恐れや不安から行動することは、わたしたちが望む世界には向かっていきません。

だからといって、恐れや不安を抱かないというのは無理なことです。
だって、私たちは人間だから。

わたしは、恐れや不安を抱いたとしても、安心や希望、感謝、といった満ち足りた未来を思い描いてから行動してほしいと思いながら占いをしています。

それでも、ときには読んでみて嬉しくない占いの言葉を目にすることもあるかもしれません。たとえば「波乱」「衝突」「破壊」「抑制」「混乱」を意味する文章は、イヤな感じがします。そんなときは、思い出してほしいことがあります。

・乗り越えられるピンチしか来ないこと。
・ピンチの先には成長した自分が待っていること。

わたしの娘は、占い(というか、文化祭で中学生がやってくれた心理テストのようなもの)で「人生で100回ピンチが来る」といわれました。

そのまま受け取ってしまえば「100回もピンチが来るなんて!勘弁して!」ですが、
隣でわたしは囁きました。「100回もピンチを乗り越えられるんだね!」
それ以来、娘は不安なことがあるたびに「わたしは100回もピンチを乗り越えられるんだ!」といっています。100回のピンチを乗り越えた娘はどんな人に成長しているのだろうと、楽しみです。

なんだかイヤな感じの占いだって、前を向くための言葉に変えることはできるのです。

占いにもたくさんの種類があります。ここからは「12星座占い」などの占星術を使った占い記事を読むとき、楽しんで幸運を引き寄せるヒントをご紹介していきますね。

「幸運期」って、いいことばっかり?


さて、「12年に一度の幸運期の到来です!」と書いてある記事を読んだことはありますか?実はこの幸運期は、誰にでもやってくるサイクルなんです。占星術でいう12年に一度やってくる幸運は、「幸運・拡大・発展」の象徴である木星の位置をみています。

2024年の木星は、前半は牡牛座に、後半は双子座に位置します。

では、牡牛座の方や双子座の方にしか幸運は訪れないのでしょうか?

もちろんそんなことはなくて、それぞれの星座に別のテーマでの幸運を与えてくれるのです。「年間占い」には、そのテーマが書かれていることが多いので、「今年、自分に訪れる幸運のテーマは何か」に注目して読んでみるのがおすすめです。

木星の与えてくれる幸運は、自分の“器”を広げてくれるような幸運です。

これは、その瞬間瞬間では「幸運」とは思えないようなことも、あとで振り返ってみると、行動範囲が広がっていたり、今までにないような経験をして、出来ることが増えていたりします。

その最中にはなかなか気付けないかもしれませんが、自分にとって最適で、素晴らしい道を歩んでいることを信じて「今」を過ごして欲しいな、と思います。


金運が良いときは、対人関係もGOOD!

そして、運といえば「金運」も気になるところ。でも「金運が良い」とはどういうことでしょう。どこかからお金がもらえるのでしょうか?

ビジネスの方法を思いつくかもしれないし、報酬の条件が良くなることもありそうです。占星術での金運は、愛と美を象徴する「金星」の位置でみています。

金星は、人を惹きつけるような魅力をアップさせてくれるパワーを持っているので、恋愛運や対人運も良いといえます。「金運が良い」「恋愛運好調」と書いてあるときには、金星があなたの味方している時期なので、たっぷり恩恵をうけましょう!

金星は、ワクワクすることを受け止めることが得意な星です。
「これ、楽しそう!」ということに出会いやすいのです。ワクワクしてやりたいことを見つけると、モチベーションも上がるし、意識していなくても輝いてみえるので、魅力もアップしていきます。

あなたの魅力に惹きつけられて出会ったり、交流する機会が増えてきた人は、ビジネスの協力者になるかもしれないし、人生のパートナーの可能性だってあります。素晴らしい友情を築くこともありそうです。

その交流は、あなたにとっての「財産」につながっていきます。
それは、もしかしたらお金や物としてだけではなく、あなたの人生にとって価値の大きなものになっていくでしょう。

まずは「これ、楽しそう!」を見つけてみましょう。

では、ここからは12月の星模様をお伝えしていきますね。

全体運:来年はどんなわたし?夢を思い描く12月。

大きな夢や目標を思い描く12月になりそうです。高い理想を掲げたとしても、現実的な行動に移すための計画的な準備も出来ていきます。

毎年12月になると慌ただしく忙しい中でも「来年はこんなことをしたい」と考えます。今年の「来年の目標」はいつもよりも大きなものを思い描くかもしれません。

2023年12月13日、いて座で新月を迎えます。この新月では、高い目標を持ち、積極的に難しいことにもチャレンジしようとするエネルギーが湧き出てきます。もし、目標が大きくなりすぎたり、広がりすぎたりするとぼんやりしてしまって、結局何をしていいのか分からなくなってしまいそうになっても大丈夫。落ち着いて立ち止まり、道を確認することを思い出してください。

「もっと知りたい!」「もっと学びたい!」という意欲を大事にすることで、「実力を試したい」というチャレンジしようとする勇気が湧いてきます。

27日はかに座の満月です。
この日の満月は「野心」ともいえる強い燃えるような情熱を押し通そうとしたい気持ちと、仲間や家族のことを思う気持ちの間で、心が揺れるかもしれません。しかし、道はどちらかひとつではないことに気づき、みんなにとって最善の方法が見えてきます。

自分や家族を大切にしながら、多くの人たちへの貢献をしていくことになっていきます。
社会的なムードなど、自分を取り囲む環境が変化して、心地よいバランスが見えてくるでしょう。

夢を現実化していくサポートをしてくれる星、水星は23日にやぎ座に移動します。
地道に努力していくやぎ座と実務の得意な水星がタッグを組むので、新年に向けての準備もスムーズに整っていきます。

「来年のわたし、どうなっている?」

来年を思い浮かべるときには、ぜひ夢をかなえて楽しくて幸せになっている気分に浸ってみてください。胸の奥が温かくなるような、口角があがるような。きっと、素晴らしい新年を過ごせるでしょう。

今回は「おすすめの冬のあったかメニュー」をお送りいたします。心も体も温めて、ハッピーな年末年始にしましょう! 12星座別の占いと一緒にお楽しみくださいね。

♈ おひつじ座

牡羊座

11月はサポートを受けながら、楽しいことを身近な人や大切な人と分かち合う時間を過ごしました。
12月は好奇心いっぱいのおひつじ座さんを満足させてくれるようなワクワクが待っています!「やってみたい」「もっと知りたい」ということがたくさん見つかり、充実した日々になりそうです。

●おすすめのあったかメニュー:チーズフォンデュ

♉ おうし座

パートナーやライバルから刺激を受けてやる気に満ちた11月でした。12月は、いってしまえば「目の上のたんこぶ」的存在の人とも協力関係になっていきそうです。対人関係も、いつもより肩の力が抜けて軽いノリのお付き合いができます。思いがけないサポートのオファーもあるので、スムーズに物事が進んでいくでしょう。

●おすすめのあったかメニュー:薬膳料理

♊ ふたご座

11月は誰かのために忙しく動き回ることが多かったかもしれません。12月は深い人間関係を築いていきます。たとえ、ぶつかることがあっても、今後大切にしたい関係だと感じたら、相手と本音で向き合うことも必要なことです。あとで振り返った時にはよい思い出になるでしょう。また、趣味や娯楽の時間が充実する期間なのでたっぷり楽しんでください!

●おすすめのあったかメニュー:あつあつ餃子

♋ かに座

11月は「自分にしかできないことって何?」ということを考える時間になりました。12月はまわりの人からの、「あなたの力が必要!」という声が後押しとなって、何か行動にしていくことがありそうです。27日の満月はかに座で起こるので、心の揺さぶりは大きいかもしれませんが、その分得るものも多くあります。振り回されず、まったり過ごしましょう。

●おすすめのあったかメニュー:すき焼き

♌ しし座

11月は目標に向かって進み、周りの環境も整ってきました。12月は「自分らしく輝く姿」が遠くにまで届きます。自分が本当に楽しいこと、好きなことに夢中になるほど広く伝わっていきます。SNSなども写真や言葉の選び方にセンスが光り、クリエイティブな活動にも力を発揮するでしょう。楽しみながら来年の準備を進めていけそうです。

●おすすめのあったかメニュー:焼肉

♍ おとめ座

11月は身のまわりの情報が活発に動き、あっというまに過ぎていった気がするかもしれません。
12月は自分を取り巻く環境の変化がありそうなので忙しさは続きます。自分のやりたいことを進めていくための人間関係や条件なども整ってくるので、新年はリフレッシュした気持ちでスタートできそうです。

●おすすめのあったかメニュー:寄せ鍋

♎ てんびん座

11月は「もっと高いところを目指そう!」と気持ちを固めるような心境になった期間でした。12月は対話が大切。誰かとの会話ややりとりの中で多くの気づきを得られそうです。年末のご挨拶がてらたくさんの方と話す時間を大切にしてみてください。「これからの話」を楽しみましょう!

●おすすめのあったかメニュー:ご当地ラーメン

♏ さそり座

11月は自分の持つエネルギーを熱く感じた1ヶ月でした。12月はとにかく心地よく過ごしていけそうです。自分の価値観にしっくり合うようなものに囲まれて、物事も気持ちよく進んでいきます。遠慮したい気持ちも出てくるかもしれませんが、自分にOKする大らかさも時には忘れずに、たくさん受け取りましょう!

●おすすめのあったかメニュー:ミネストローネ

♐ いて座

11月は同じ思いを持つ仲間たちと楽しく前向きな未来について語り合いました。12月は一新します。目指すところを新たに設定し、気持ちもすっかりリフレッシュ。生まれ変わったような感覚で色々なことにチャレンジしていくでしょう。お誕生日でパワーチャージできるので、すっきりと前を向いていくでしょう。

●おすすめのあったかメニュー:お好み焼き

 やぎ座

11月はチームワークで問題解決に向かっていきました。12月は過去を振り返ったり、心の奥の方にあるものを取りにいくような感覚で、自分の本心と向き合う期間になりそうです。着々と生まれ変わりの準備をしていきます。お誕生日を迎える方はそこがターニングポイントになります。1月生まれの方はもう少し準備をしていきます。

●おすすめのあったかメニュー:ブイヤベース

♒ みずがめ座

11月は自分の活躍する場が広がってきました。今は実感がなくてもいずれピンと来る時がきます。12月は周りの協力に支えられ、順調に物事が進んでいきそうです。「そのままの自分で大丈夫」という安心感に包まれ、月末からは、来年のお誕生日の生まれ変わり期間に向けて気持ちが少しずつ内側に向き、本心を探り始めます。

●おすすめのあったかメニュー:おでん

♓ うお座

11月はたくさんの「興味」との出会いがありました。
12月はやるべきことにしっかり向き合えるモチベーションが湧いてきます。いつもはちょっと難しいと感じることも、軽くチャレンジしてすんなり乗り越えられそうです。前にやってみたことをもう一度トライしたり、伝統的なことに触れることで楽しんでいきましょう!


●おすすめのあったかメニュー:煮込みハンバーグ

お楽しみいただけたでしょうか?

今月も皆様が心地よい暮らしができますように。そして、良いお年をお迎えください!

またお会いしましょう!

やさしいあなたへお手紙を #34 – mayamoonからの日々の芽便

 オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

緑豊かなお庭に古道具。秘境の小さな村のような茅ヶ崎・熊澤酒造編 #29

SABOTENSのお散歩、今回は神奈川・茅ヶ崎です。エントリエのインタビュー記事エイミーズトーク第67回目『100年後、200年後の人に「熊澤酒造があってよかった」と思ってもらいたい 熊澤酒造六代目蔵元 熊澤 茂吉さん』でお話を伺った、茅ヶ崎市香川にある湘南唯一の蔵元「熊澤酒造」さんを訪れました。

木陰が気持ちいいお庭

村田:今日は茅ヶ崎の「熊澤酒造」さんに来ています!

藤田:住宅街の中に突如現れる素敵な空間。さあ、行ってみるぞ。

村田:アプローチから植物にあふれているね。森の中みたい。

藤田:うわー、素敵。大きな木の下でご飯を食べると気持ちいいだろうねえ。古い酒蔵を想像していたけれど、雰囲気が全然違うな。

藤田:昔の井戸がいい雰囲気。素敵!あやちゃんはここでトークイベントをやったんだっけ。

村田:そうそう。6月に、「暮らしの教室」っていうイベントでお話させていただいたんだよ。

藤田:そうなんだ!

藤田:見て、鳥かご発見!

村田:かわいい。

藤田:鳥、いるかなあ?いないかなあ?お庭に大きいわんちゃんを連れてきてる人もいるね。

村田:お散歩がてら来るのにも良さそうだよね。

藤田:見て、壺の奥に生えてる!

村田:かわいい!

藤田:この中にいました。

細野:覗いてみるもんだね。

村田:いいねえ。敷地の中にも、自然と実生で生えてきた木があるんだって。

藤田:あ、カッパだ。

村田:「河童が住むと言われたほど豊かな水源と土壌を持つ香川では、美しい水田が広がっていました」だって。河童をテーマにしたお酒もあるんだね。へえ〜。

細野:シロクマだ。

村田:一緒に記念撮影しよう。

藤田:素晴らしいシロクマだね。家に持って帰ったら、居間を埋め尽くしちゃいそうなくらい、大きい。

古き良きものが大切に残る空間

敷地内に、レストランやカフェ、ギャラリーなどが別々の建物で建っている熊澤酒造さん。その中で、扉の外からおいしそうなパンが見えた「mokichi baker&sweets+wurst」さんへ入ってみることにします。

ビールの製造工程で出るビール酵母を生かしたパンや、併設のソーセージ工房で手作りされたソーセージやベーコン、季節ごとのスイーツなどが並ぶ「mokichi baker&sweets+wurst」さん。

藤田:おいしそうなパンがいっぱいある!

村田:酒かすが入ったあんパンだって。おいしそう。

藤田:チーズスティックもおいしそう。シチューかなにかと一緒に食べて。ワインとか生ハムと合いそう。

村田:明太フランスもある。おいしそう。

藤田:最高だね。朝ご飯のパンを買って帰ろう。

二言目には「おいしそう」が漏れ出てしまうSABOTENS。それぞれ、朝ご飯や夜ご飯、贈り物用にと、パンやお菓子を買い込みます。店内はフロアごとにスペースが分かれており、階段を下るとカフェスペース、その下にはお酒を売るスペースがあります。

熊澤酒造で醸造・蒸留された日本酒、ビール、クラフト・ジンがすべて揃っている「蔵元直売所 地下室」。

村田:いろんな種類のお酒がある!

藤田:どのお酒も、パッケージが最高だね。後で気になるものを買って帰ろう。

左より、湘南ビール「シュバルツ」「アルト」「ピルスナー」​​。
左より「IPA – アメリカンスタイル」「妻ビール(ゴールデンエール)」「Hazy IPA」。

村田:小津安二郎生誕120周年の記念ラベルもあるね。小津安二郎は、「茅ヶ崎館」っていう茅ヶ崎の老舗旅館によく逗留して、脚本を書いていたんだよ。

「熊澤酒造 小津安二郎生誕120周年記念ラベル Ver. ピルスナー」

藤田:そうなんだ!かわいいパッケージ。ビールのパッケージってワクワクするね。

細野:見て、扉が机になってる!

藤田:素敵〜。

細野:社長の熊澤 茂吉さんは、こういう古い道具がお好きみたい。

村田:インタビューでも、「好きという以上に、病に近い状態」っておっしゃっていたよね。

藤田:お店の空間から愛を感じるね。

店内だけでなく敷地内にも、年季が入っているであろう道具や木材がさりげなく使われたり、佇んだりしています。

藤田:扉の上の「熊」っていう字も素敵だね。

村田:扉もいろんな種類の木材が組み合わさっているね。

藤田:この壺たち、素敵。

村田:こっちでは壺が売ってるよ。どうやって使うとよいだろう。

藤田:一輪挿しにしたり。

村田:笛みたいに吹いたり。

藤田:(吹くアクションをする藤田)使い方、違う気がする。

創業当時に酒樽や道具の修理製作を行う工房だった「桶場」を改修した​​ギャラリー&ショップ「okeba gallery & shop」にもお邪魔してみます。

湘南地域の作家・アーティストの作品やヴィンテージ家具、本などを販売する「okeba gallery & shop」さん。

藤田:アクセサリーに文具に食器に……全部この空間に合ってるね。いいものを見ると心が豊かになるな。

村田:ちょうどエントリエでリノベーションをしたばかりの、ゆきえちゃんのおうち(施工事例を見る)に似合いそうな食器もあるね。

藤田:雑貨好きにはたまらないお店。

1階にはさまざまな作家さんによる作品、階段を上ると2階には、古道具や本が並んでいます。

藤田:あやちゃん、ひょうたん売ってるよ。いいんじゃない?

村田:いいね。腰にぶら下げて歩こうかな。

藤田:「どんなファッションに目覚めたんだろう」ってびっくりするだろうね。

ひとしきり敷地内をお散歩したSABOTENS。カフェやお酒、雑貨など「お客さん」として楽しめるのはもちろん、熊澤酒造の文化や哲学を感じる上質な時間を過ごすことができました。ぜひみなさんも、足を運んでみてください!

茅ヶ崎生まれの絞りたて牛乳でできたアイス

取材当日は、天気の良い秋晴れの日。せっかくなので敷地周辺にも足を伸ばしてみることにしました。

村田:気持ちがいい〜。

細野:暖かい。

村田:10月とは思えないくらい。ここに布団を敷いて寝たい。

藤田:お昼寝タイムだ。

村田:最近、赤ちゃんみたいに眠気を抑えきれなくなってる。

藤田:私は最近、言いたいことが我慢できなくなってる。

村田:おかしなこと言われたら、言い返した方がいいんだよ。私はまず、言葉が出てこない。

藤田:あ、キンモクセイだ。いい匂い。こういうまちに住みたい。

村田:アトリエも作ってね。

藤田:いいなあ。アトリエ持ちたい。

村田:あ、立派なヤシの木。

細野:茅ヶ崎はこういう木が多そうなイメージ。

村田:ちょっと南国感があるよね。前に茅ヶ崎の海側に住んでいたことがあるんだけど、上半身裸で自転車乗ってるサーファーの人たちがいっぱいいたよ。ハワイと姉妹都市だから、「アロハビズ」って言って、アロハシャツを着てる人も多かったな。

藤田:だからなのか、せわしなくない感じがするね。

細野:優雅だよね。

藤田:またゆっくり、遊びに来たいなあ。

しばらく歩いて行くと、道の向こうの方にアイスクリーム屋さんが見えてきました。思わず吸い寄せられるように近づいていきます。

茅ヶ崎の牧場からしぼりたての生乳を直送して作られた乳製品を買える「Plenty’s Milk&Cheese Factory(茅ヶ崎市みずき3-1-6)」さん。

村田:アイスクリームの絵が見える。アイス屋さんだ!

藤田:アイス食べたい。

村田:おいしそう。

藤田:キャンディーにアイスに、ゆきえちゃんの好きな牛乳もあるよ。

細野:私は牛乳を飲もう。 

藤田:私はソフトクリームにしようかな。

全員:いただきまーす。

藤田:おいしそう!最高ですね。

牛乳は「低温殺菌ノンホモの牛乳」。牛乳好きなゆきえちゃんは大興奮です。店員さんには「振って飲んでください」といわれましたが、そのまま蓋を開けました。

細野:低温殺菌のノンホモ牛乳は、置いておくと牛乳の脂肪分が上の方に溜まるんだ。クリームラインというんだけど、わたしは振らずに、そのまま食べるのが好きで!

村田:へー!

藤田:牛乳通はそっちの方が好きな人もいるの?

細野:振ってから飲んでって言われるんだけど、私は生クリームみたいでそのまま食べるのが好き。あー、おいしい。

村田:味は違うの?

細野:結構濃い感じがする。

村田:へえー、ヨーグルトみたいな見た目だ。

細野:よかったら食べてみて。

藤田:優しい味がするね。

唐突に蛇を助ける

アイス屋さんの駐車場にて、落ちもん発見。「子どもがアイスを食べて落としちゃったのかな」(よっちゃん)

それぞれ牛乳やアイスで腹ごしらえした後、再びお散歩再開。閑静な住宅地の中を歩いていきます。

細野:いやー、家って本当にたくさんあるよね。

藤田:ゆきえちゃん。そこに気づいちゃったか。

村田:不思議な気持ちになるよね。いままで来たことなかったまちでも、家を見ていると「ここを選んで住んだ人がいるんだな」って思うよね。

細野:茅ヶ崎は「熊澤酒造があるからここにしよう」っていう人もいそうだよね。

藤田:いそう、いそう。実際、私もそう思ったもん。

年末が近づきつつあることもあり、自然と今年の散歩を振り返ります。

細野:今年のお散歩はゲストがたくさん来て楽しかったね。

村田:長野に三保松原に。楽しかったね。

藤田:最高だったよね。

ブロックの隙間を縫うように、コケ。「コケ祭りだ!」(村田)

村田:よっちゃんはこの企画で、お散歩してみたいまちはある?

藤田:ちょっと前に山形の酒田っていうところにいったんだけど、すごくよかったよ。駅前で自転車を借りれて、サイクリングできる距離に市場があったり、酒蔵があったり、レトロなカフェがあって。歩きながら、途中で自転車に乗ったりしたら楽しそう。

細野:いいねえ。全国をお散歩したいなあ。

藤田:茨城県にも「泉神社」っていう泉が湧き出た神社があって、そこにもみんなでいってみたいなあ。前に行ったことがあるんだけど、ポコポコ泉がわいてて、すごくきれいだったよ。泉の後ろに、その泉を見て感動して歌を詠んだ人の石碑があったんだけど、名前が「藤田」だったの!

村田:すごい偶然!

藤田:すぐそばには、映画『君の名は。』の聖地でもある大甕神社もあるんだよ。

細野:茨城、まだいったことなくて。行きたいなあ。

藤田:茨城は畑と田んぼと山がたくさんあって、広大だよ。「散歩」という雰囲気じゃないかもしれない。

「ローズマリーが大きい!」(村田)、「いい香り!」(細野)

村田:ゆきえちゃんは、この企画でいってみたい場所はある?

細野:北海道にはいってみたいな。

藤田:行きたい!

細野:散歩っていうよりか、アウトドアになっちゃうのか……。でも散歩でもなくアウトドアでもない、その間をやってみたいな。

村田:レジャーまではいかないけれど、ちょっとだけ非日常。

全国でお散歩をしてみたい三人。ぜひ、一緒に歩きたいという方はお知らせください。そんな四方山話をしていたら、車道の一角にうねうねと動くものが……なんと、蛇に遭遇してしまいました!

藤田:うわ、蛇!動いてる!大丈夫か?どうした?(蛇に話しかける藤田)

村田:イヤホンがポケットの中で絡まったくらい、ぐねぐねしてるな。触れる蛇かな?

藤田:車にひかれないといいな。

村田:紙に乗せて原っぱに逃がそうかな。(リュックに入っていた紙を取り出し、蛇を乗せてすぐそばの原っぱに逃がす村田)

藤田:よかった、よかった。もう降りてくるなよ。家に帰れよ。

村田:頑張れよ、蛇。

藤田:きっとあやちゃんのおかげで生きながらえたね。

細野:きっといいことがあるね。

藤田:見て、蛇みたいな雲が出てる!しかも虹が出てない?

村田:ほんとだ!横に虹みたいなのが出てる。

藤田:縁起いいね、蛇見た後に、虹。

細野:素晴らしいね。

本日の一コマ漫画

イラスト/藤田 泰実(落ちもん写真収集家)

こころに残る茅ヶ崎の風景

村田のミカタ:古い道具の穴から顔を出す緑。熊澤酒造にて。
藤田のミカタ:カチューシャ使い倒して50年

イベントのお知らせ

SABOTENSの藤田泰実・村田あやこ、そしてもじゃハウス®プロダクツの干潟裕子の“道ばたのあれこれを愛する3人による観察と妄想の展示《妄想路上ラプソディー》開催!

日時:2023年12月2日(土)〜12月24日(日)13時〜19時
※不定休
※おやすみは前月10日前後にお知らせいたします。
場所:シカク(大阪市此花区梅香1-6-13)
アクセス:各線西九条駅から徒歩15分
阪神なんば線千鳥橋駅から徒歩3分
詳細:http://uguilab.com/exhibition/202312/

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