和室って奥が深い!素材選びで変わる雰囲気 #67

こんにちは! 少しずつ秋の気配を感じる朝晩。

夏の終わりは少し寂しくもありますが、我が家の家作りも佳境に入ってきております。

今回はその中でも「 和室」について。今回、和室をしっかり作ろう!と、オシャレ和室みたいなイメージでなく、昔ながらの渋めの和室にこだわりました。

なかでも、建具、壁、天井はなるべく現代風にせず、伝統的な日本の和室をイメージして作り込んでいます。

改めて向き合うと、和室の素材って何が使われているのか…何が正解なのか知識が乏しく、調べていく過程でなるほど〜と知る事が多々ありました。

特に天井。

一般的な民家で使われている竿縁(さおぶち)天井、近代以降多くなった目透かし天井などは、よく目にした事があるものでしたが、網代張り(あじろばり)天井、竹張り天井などは、初めて知る名称でした。

天井に使われる素材である竿縁や網代張り、竹張り天井などサンプル

手前117.145が網代張り紙、奥124.125.130が竹張り天井の見本です。

職人さんが手作業で張っていくのでコストはもちろんかかりますが、仕上げの雰囲気がまるで有形文化財。。

我が家はこのどちらかを取り入れよう!と決めました。

砂壁のような珪藻土素材のカラーバリエーションサンプル

また壁も砂壁のような珪藻土素材で塗装すると、より昔ながらの和室に近づくのでは、と採用。ただ色味が本当に決められず、いまだ決まっておりません。

カラーバリエーションサンプルでみると、微妙な色の違いがあることがわかるベージュ系のトーン

209と215なんてほぼ同じです(笑)

ここはもう設計士さんにお任せしようかという案件です。

とこんな感じでまだまだ続く内装の打ち合わせ。特に和室については、選ぶ素材でガラっと雰囲気が変わるので、どんなイメージにしたいのか、リビングダイニングなどより明確な方向性が必要だなと感じました。

なんとなく脇役になりがちな和室ですが、伝統的な素材を選び、思い切り主役にするというのもまた新鮮です。

診断チャートで知る、あなたにぴったりなエントリエの建築士タイプ

この記事では、あなたにぴったりなエントリエの建築士タイプを診断チャートでご紹介します。「誰にお願いすればいいか、わからない」という方はぜひこちらのチャートと、診断結果を参考にしてください(個人指名を提供する理由はこちら)。

あなたにぴったりなエントリエの建築士タイプは?
TYPE A 強くてやさしい総監督

全体感を迅速に把握し、ご要望を的確に捉えた上で、リーダーシップを持ってご対応いたします。確かな技術力と知識で、複雑なリノベーションもスムーズに進行します。大規模なリノベーションや複雑なプロジェクトを希望する方におすすめ。

小林 めぐみ

小林 めぐみ Kobayashi Megumi
お家は、財産であり命を守るもの。安全性はもちろん、生活がハッピーになる家づくりを一緒にしましょう!
プロフィール | 施工事例 | YOUTUBE

二見 奈々絵

二見 奈々絵 Futami Nanae
お客さまの事が知りたいから、沢山お話させてください!好みや価値観を大切にデザインしていきます。
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TYPE B 共感力のある相談者

家族のようにお客さまの気持ちに寄り添い、共感しながら提案を進めます。いただいたご希望に対するリサーチも重ね、ご家族全員にとって心地よい住まいづくりを行います。コミュニケーションを大切にし、共感してくれる担当者をご希望する方におすすめ。

中田 浩江

中田 浩江 Nakata Hiroe
一つ一つの工程をきちんと丁寧に積み重ね、理想の家づくりをお手伝いさせてもらいます。
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田畑 照子

田畑 照子 Tabata Teruko
お客さまの笑顔が何より嬉しく、仕事を続けてきました。ゆっくり、沢山お話しをしながら、家作りを一緒に楽しみましょう!
プロフィール | Works | Instagram

TYPE C 発想力のある演出か

独創的なアイデアやデザインで、お客さまと想像を膨らませながらイメージします。時にはイラストでの解説を交えながら、またお客さまの「好み」に合うスタイルを理解し、プランをご提案します。他にはないユニークなデザインを求める方に最適!?

澤 雄太

澤 雄太 Sawa Yuta
趣味、好きな食べ物、ペットの事…皆さんのお話たくさん聞かせてください〜
プロフィール | 施工事例 |  Instagram

TYPE D 傾聴力のある伴奏者

お客さまの話をしっかりと聞き、ときに質問を投げかけて、言葉の裏側にある願いも引き出します。家づくりの過程で生じる疑問や不安に寄り添い、安心してすすめるよう細やかな提案を心がけます。なんとなくイメージはあるけれど、言葉にすることが苦手という方もおすすめです。

おすすめスタッフ

鈴木栄弥

鈴木 栄弥 Suzuki Emi
「なんとなくお気に入りで…」理由は言葉に出来なくても大丈夫!一緒に好きをあつめて素敵なお家を作りましょう^^
プロフィール | 施工事例 |  Instagram

長谷川 果菜

長谷川 果菜 Hasegawa Kana
お客さまの「好き」を大切に、素敵なお家を一緒につくっていきましょう。
プロフィール | Works | Instagram

気のあいそうな建築士は見つかりましたか?

エントリエではこれから出会うお客さまのために、施工事例だけではなく、WEBマガジンでやSNSでの発信もしています。それぞれのコンテンツを楽しみながらリノベーションのこと、わたしたちのことを知っていただけると嬉しいです!

やさしいあなたへお手紙を #71 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ
こんにちは。
お元気ですか?
8月もあと少しで終わりますね!
日中はまだまだ暑さがきびいけど夜になると夏の終りを感じます。
スズムンがないていて夜風が気手ちよく、ちょっとせっなくなります。
今年は庭のイチギクが豊後で毎日とっていて食べきれないので
3日に1度くらいのペースでドライにしています。
ドライイチヂク屋になれる!
というくらいうまく作れるようになってきました。おいしい〜!!
庭で果材を育てるのは夢の1つでもあったので、増しいですも生のイチチクはサラダにもしたり。もうしばらく楽しめそうです。で、また来週♥

 オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

希望の担当者とリノベーションをするメリットとは

担当者との出会いがリノベーションの満足度を決める

リノベーションでは、理想をかなえるオーダーメイドなお家づくりが可能です。自分の求める暮らしを理解し、一緒にイメージをカタチにできるパートナーを見つけることが良い住まいづくりのキーポイントになります。

特にお家づくりの中で満足度に大きく影響するのが、“たくさんの時間を共にする担当者”とのコミュニケーションになります。

お家づくりのパートナーは「会社」という漠然とした相手ではない

リノベーション会社と一口にいえど、価格帯・デザイン性・対応しているサービスの範囲など特徴はさまざまです。リノベーションを検討すると、まずは過去の事例や会社情報を収集し、相談できる会社選びを進めると思います。

そして、合わせて考えたいのが「誰」とお家づくりをするか。
どんなスタッフが担当になるのか、会社へのご相談の先にあなたのパートナーとの出会いがあります。

住まいに求めることが人それぞれに違うように、お家づくりのパートナーに求めることも十人十色です。例えば、インテリアセンスの良さや構造・技術的なスキルが高いこと。感性が似ていたり、話しやすい雰囲気や二世帯住宅等の住まう人が多くなる場合には全体の調整力など。

ご自身がお家づくりで大切にしたいことを理解し、実現するスキルを持つパートナーとの出会いが家づくりのスタートであり、成功の秘訣です。

わたしたちが、「担当者のリクエスト」をおすすめする理由

エントリエには経験豊富な建築士たちが在籍しています。個性豊かなメンバーですが、共通しているのは「住まう人、それぞれの想いを大切にする」ということ。
ただお家が綺麗になるだけではなく、暮らしが豊かになったとお客さまに喜んでもらいたい。だからこそ、お客さまとじっくりお時間をかけて向き合うことが必要だと考え、最初から最後まで専任の建築士がお手伝いさせていただく環境を作りました。

ご相談では、ライフスタイルや生活のお困り事から、趣味や好きなインテリアテイスト、食べ物のことまで…お客さまが大切にするものや考え方を知るためたくさんお話を伺い、そこから暮らしをイメージした設計・ご提案させていただいています。そのため、お客様が信頼して想いを伝えることができる建築士をパートナーとすることがリノベーション成功のために重要だと考え、エントリエでは「担当者のリクエスト」ができるようになっています。

“相談したい人に出会える”場所づくり

エントリエでは、webマガジンやYouTubeなどのメディアを通し、建築士自身が積極的に情報発信を行っています。それは、お客さまに担当者のことを知ってもらいから。お会いする前に、スタッフの顔や様子を知って頂くことで、スムーズに打ち合わせを進められる場ができていることもエントリエの特徴です。

WEBマガジンで建築士自身が発信する、さまざまな記事。アイキャッチからもお気に入りの記事を見つけてみてください!

お客様それぞれの価値観と決め手

エントリエでリノベーションをしていただいたお客さまからは、こんな声が届いています。

施工事例をみていて、澤さんのデザインが素敵だなって思っていたんです。空間を上手に利用して、限られた空間でもプライベートを守ることができることや、ゆっくりできる場所がある方がいいなと、なんとなく考え始めていた頃で。「この方はそういうのがもしかしたらお得意なのかな」とか考えました。

家族のライフスタイルから生まれた、アイデア溢れるマンションの2世帯住宅 | リノベーション事例 #69より

Instagramや実際に会った姿に「すごくセンスの良い方だな」と思って。個人的に、趣味が合いそうだなとは思ったかな。あとは打ち合わせを重ねるなかで、わたしと彼の意見が合わなすぎてなんども喧嘩になりましたが、二見さんは動じず(笑)。頃合いを見て、ふたりの意見を尊重した提案をくれましたね。
ふたりの「好き」が創り出した、愛着のある住まい | リノベーション事例 #54より

特に驚いた提案は、玄関の間取り。子どもが生まれるという話をしたところ、「それなら玄関にベビーカーを置けると便利ですね」と、隣接する部屋の広さは変えないまま、新たにベビーカー用のスペースを取り入れてくださいました。そうやって、お話する中でこれからの生活環境を汲み取り、プランご提案に細やかに反映してくださいました。
オープンな間取りで三世代が快適に暮らせる住まい | リノベーション事例  家族とエントリエ LIFE STORY #30より

エントリエはソフトで柔らかい印象で「一緒にリノベーションをすすめたい」と思えた。だから選びました。正直どの会社も良かったんですが、これから何ヶ月かやり取りすることを考えると、エントリエかなと。

私はホームパーティーが趣味なので、リノベーションしたあとに「お疲れさま会」をするとしたらどの会社としたいだろう? と考えたんです。それがエントリエさんでした。先週、その会が実現! エントリエのみなさんと牡蠣パーティーをしたんですよ。
未来のふたりのために。リノベで見つけた「快適」のカタチ | リノベーション事例 #52

リノベーションをご検討中の方は、会社選びの先にある、自分の家を誰と一緒につくるか、個人としてのパートナーを見つける視点もぜひ大切にしてみてください。

対面キッチンの背面収納:3つのおすすめデザイン – リノベをマナブ。 #91

キッチンを対面キッチンにする場合、リビングなどよくいる場所から背面の収納がよく目に入ることがあります。もちろん、そこにキッチンメーカーから出ている同じカップボードを背面に設置することも可能です。しかし、リノベーションの特徴はオーダーメイドで作れるということ。そこで、今回はどのような背面収納があるかについてお伝えいたします。

1. 扉で隠す対面収納

事例を見る

この方法では、収納棚や家具を設置し、それを引き戸などの扉で隠すことで、キッチンの背面をすっきりとさせます。

オーダーメイドの利点を活かし、背面の扉をLDKにある他の扉と同じ色や形に合わせることで、空間に統一感が生まれます。また、壁紙の色と扉の色をなじませることで、圧迫感を軽減することもできます。

扉の種類も、お好みや空間に合わせて選べるのがリノベーションの魅力です。例えば、横にスライドする引き戸タイプ、観音開きの扉、上部に跳ね上げるタイプなど、さまざまなオプションから選択可能です。

扉の内側の収納スペースには、ご自身の好きな色や素材を使うことで、開けたときに楽しい驚きを演出することもできます。扉で隠せるため、収納物が多少乱雑でも外観はすっきりと保てます。また、十分な収納量を確保しつつ、LDKとの一体感を損なわないデザインが実現できるのでおすすめです。

2. 上部オープン棚+下部収納家具

事例を見る

2つ目は「上部オープン棚+下部収納家具」という方法です。上部に棚をつけて、下に引き出しなどの家具を置く、というデザインです。

既製品の吊り戸棚では高くて取りにくいことがありますが、オーダーメイドなら使いやすい高さに設定できます。さらに、上部をオープンな飾り棚のように見せる収納にすることで、LDKの開放感もUP。

下部には、ご家庭に合わせた収納ニーズに合わせた引き出しや棚を設置できます。キッチンメーカーの製品を組み合わせたり、完全オリジナルの設計にしたりする方もいらっしゃいます。

3. お気に入りの家具を置く

事例を見る

3つ目は「お気に入りの家具を置く」方法です。

リビングのソファーやダイニングテーブルと合わせて、背面の収納も家具として選ぶことで、LDK全体の一体感を高めることができます。あらかじめ置きたい家具の寸法や色などがわかっていれば、それに合わせて間取りや壁面の設計を行うことができるのもリノベーションの特徴。

お気に入りの家具屋さんやメーカーの製品を使うことで、既製品のキッチン収納では実現できないような、あなただけの特別な空間をつくりだすことができます。

まとめ

リノベーションのオーダーメイドという特性を活かすことで、既製品では実現できないような、理想の空間を作り出すことができます。他にもご自身の生活スタイルや好みに合わせて、最適な収納プランをお選びください。わたしたちエントリと相談しながら、みなさまらしい理想の空間づくりを目指していただければと思います。

やさしいあなたへお手紙を #70 – mayamoonからの日々の芽便

今回はじめて日み白川銀ワイト
ローという石川から山草をむすぶ有料道路にのってみました。
滝や峡谷や展望台が途中にあり、サイコーな景色でした。
女装学選という滝は急な階的や
山道を降りたところにあり、そこは
本当素晴着しかった!
おばあさんが日髪を
ふりりみだしたように見くるから名付けられた言うでネーミングにつ、こみどころ!笑
滝行するにもよさそうな声!
車に戻る帰り道がもくて、年をとったらここには来れないと思ったので、今行けて
よかったなーと。
滝が好きなので、体力のある今こうちに色々行っておこう!と改めて思いました。

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夏にはカレー!カレー皿! #66

こんにちは。暑いですがもうそこには触れないでおきます……

こんなに暑いと食欲も落ちますが、そんな時に食べたいものと言えば、そう、カレー!

スパイスの香りと風味が弱った胃腸を刺激してムクムクと食欲が。夏は頻繁にカレーを作るので、少しでもマンネリを解消すべく、「カレー皿」なるカレーのための器を購入しました。

また今週も器の投稿になってしまいますが……

懲りずにお付き合い下さいませ!

カレー皿なる、カレーのための器。

見つけたのは創業1971年! 老舗の波佐見焼きメーカー中善さんの

新しいレーベル「zen-to」。

陶器デザイナーの阿部薫太郎さんがディレクターとなるレーベルで、肥前と社名の中善の前途洋々たる焼き物の未来を願って付けたブランドネームだそう。

老舗の波佐見焼きのメーカーさんと名だたる各方面のスペシャリストがコラボしたカレー皿は種類も多くなかなか絞りきれませんでしたが、

こちらに!

まずこちら。

右上下は建築家吉田愛さんとのコラボレーションのお皿。左手は文筆家ツレヅレハナコさんとのコラボレーションです。

吉田愛さんとのコラボ器は、サイズも大きく平らなので、シャバシャバなカレーより、キーマカレーなどに向いてそうです。

マットな質感でムラもあり、スプーンの形に沿う絶妙な形。

ツレヅレハナコさんのコラボ器は、ジャイプールで見た器を波佐見焼で再現したという、エスニックなスパイスカレーなどに合いそうなお皿。

サフランライスも映えそうです。

そして

私の推しはこちら!ディレクターでもある阿部薫太郎さんコラボの器。

こちらはサイズ感が絶妙!

ボウルのような楕円形。

カレーと言わず、パスタや煮物にも使えそうです。

和洋中なんでもいけるこの柄も好きです。

zen-toさんの器は、だいたい電子レンジや食洗機可能なのも嬉しい。

作家さんものの器と、量産型の器の間のような立ち位置もなんだか好きです。

暑い夏。

器とともにカレーを!

●本日紹介した商品
zen-to
https://hi-zento.stores.jp

鉄骨3階建てのワンフロアに、ストレスなく暮らす機能美を凝らしたお家 | リノベーション事例 #71

ご両親の家の修繕をきっかけに、リノベーションをして一緒に暮らすことに決めたGさまご家族。鉄骨3階建ての2・3階が、ご夫婦とふたりのお子さまが暮らすエリアです。ご夫婦ともフルタイム勤務で多忙を極める中、いかに暮らすうえでの負荷を減らしながらすっきりと過ごせるか。機能美を突き詰めた素敵なお家ができました。

物件について

所在地東京都台東区
建物種別鉄骨造3階建 築34年
リノベ面積120㎡(全体面積180㎡)
費用2900万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み)
時期2023年

暮らす家族

(2、3階)ご主人、奥さま、(1階)お父さま、お母さま

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

小林 めぐみ

リノベーションのきっかけを教えてください。

ブラックとグレーを基調としたシンプルなテイストのダイニングキッチン

奥さま:もともと、この家には父母が住んでいて、わたしと夫、子どもたちは徒歩3分ほどの一戸建てに住んでいたんです。あるとき、ここが雨漏りしてしまって。最初は建て替えを考えたんですが、いろいろと調べているうちに、まだまだ住めるしリノベーションという選択肢を知り、舵を切りました。

話が出たのはふたり目の子が生まれる前のタイミングでした。わたしたちはフルタイム勤務で、保育園の送り迎えを父母に頼っていたのですが、子どもが増えるとなるとこのペースで生活していくのはきつく、今以上に助けが要るなと。そこで、わたしたちがリノベーションを担い、いっしょに住もうという話になりました。

エントリエとの出会いを教えてください。

奥さま:この家は鉄骨造なので、鉄骨造リノベーションに対応してくれる会社を探して、何社か見積もりをとりました。その中の1社がエントリエでした。

父母に意見を聞いたところ、エントリエはホームテック社のリノベーションブランドということで、ホームテック社は以前から知っているからいいのではないかと。わたしたちも、サイトの事例やショールームを見てデザインが気に入っていたので、エントリエにしようと決めました。「わたし好みにしてくれそう」って、直感で(笑)。

before

BEFOREの間取り。1階は、15畳の広々とした部屋が印象的
BEFOREの間取り。2階には、キッチンやダイニング、リビング、水回りなど生活動線が配置さている。

after

AFTER1階。お父さまとお母さまが暮らすための機能が揃っています。
AFTER 2階は、ご夫婦の暮らす空間となっている

どのようなご要望がありましたか?

奥さま:建物としては、雨漏りの対応とそれに伴う外壁塗装、それに1階の断熱工事をお願いしました。お部屋は、1階を両親、2階をわたしたち家族の居住エリアとしてまるまるリノベーションしたんです。3階は父の書斎と居室だったのを、ウォークインクローゼットを新設するなど一部手を入れました。

2階のリノベーションの要望は、「生活すべてをおさめたい」ということです。

ご主人:ここに越してくる前に住んでいた家は3階建てで。僕はワンフロアの実家に慣れていたので、階段をあっちこっち行き来しながら暮らすのが不便に感じてしかたなかったんですよね。

奥さま:実際はリノベーションで子ども部屋は3階につくったんですけど、「子どもはいいんです、わたしたちは2階で生活全部を済ませたい」と(笑)。そのためには、収納スペースもしっかり確保したいけど「見せる収納」は苦手です、とお伝えしました。

リビングのワークスペース

▶️写真左:ウォークインクローゼット。「2階で生活が完結する」を実現するために、季節のものなども含めてすべて収納できる広々としたスペースに。写真右:洗面所。洗濯バーが天井に取りつけられている。奥さま「洗濯機からいったんカゴに移す手間が省けていいですよとおすすめされて取り入れました」

生活動線のよい機能的なお家がご希望だったんですね。プランを見て、いかがでしたか?

奥さま:最初に、担当の小林 めぐみさんが提案プランを3つもつくってきてくださって、まずそれがすごいな!と思いました。こちらから細々と要望をお伝えしましたが、それを検討して、「こういう方法もあるんだな」と、こちらが考えもしなかったような面白い提案をしてもらえました。

意外だったのは、廊下をなくして居室を広くしてもらったんですが、扉の位置を変えることで壁面収納ができたところですね。大きなウォークインクローゼットをつくってもらったのはこちらの要望でしたが、さらに「見せない収納」ができたのはすごく嬉しかったです。

大容量の収納は、ファイルボックスなどを使いすっきりと見せる
階段に付随していた廊下のスペースを居室として広げ、収納スペースに。収納のドアが階段を仕切るドアが併用となっていて、一体感のあるデザインに。
壁つけテレビで、リビングはすっきり見せることに

ダイニングスペースが一体化したキッチンもスタイリッシュです。

奥さま:コンロとシンクが分かれているのがよかったのと、収納スペースを豊富にとるには二列型のキッチンがいいと思っていて、いろいろと探しました。ちょっと予算オーバーなんですけど、やっぱりここは譲れないなと。

わたしよりも主人のほうが帰りの早い日もあったりして、食事はよく主人にもつくってもらっています。

ご主人:僕は料理が好きというわけではないんですよ。だから手早くやりたい、時間をかけずに早く終わらせたいんです。キッチンはリノベーションしてすごく使いやすくなりました。

2列型キッチン

落ち着いた色味で統一された内装デザインは、どのように話し合いをされましたか?

奥さま:ちょうどわたしが育休中で比較的時間があったので、小林さんとは主にわたしがやり取りをしていました。小林さんの提案は、「普通じゃないな」と感じました。いい意味ですよ(笑)。普通じゃない、平凡じゃないのが、わたしは好きなんです。

小林さんのセンスを信頼していたので、壁紙や床材の種類や色なども、なにかと相談しました。このグレーの壁紙も、見本だけではイメージしきれず迷ったときに「もっと暗い色にしても全然大丈夫ですよ、広くなったらそんな暗く感じないから」とアドバイスしていただいて。自分だけでは選べなかったと思います。頼もしかったですね。

パイナップルの置物

最後に、お気に入りの場所を教えてください。

ご主人:うーん。どこかな。僕はもう、とにかく住み心地がいい、というだけですね。

奥さま:あまりキッチン、リビング、部屋、ときっちり分かれていないので。ここ、この空間がいい、という感じです。

夫婦ふたりとも忙しく働いて、家にいられる時間も1日のなかでは本当に少ないんですよ。働きながら、生活が成り立つ家。それが1番大事で、希望が叶ってすごく快適です。

4人のご家族が過ごすシーン

大切なストーリーを込めた1着を | ワンピース・天然アクセサリーkiranah(キラナ)

ワンピース、天然石アクセサリーを制作する、kiranah(キラナ)です。

kiranahには「輝き」や「光」といった意味が込められていますが、実は、わたし自身のストーリーも詰まっています。

ベースとなる、ワンピースのお写真

大きなバストが大嫌いだったわたしは、さらしを巻いたり、小さく見せるブラを着けたりして、とにかくバストを目立たせないよう必死でした。

目線を感じるし、太って見えるし、シャツのボタンは隙間が開くし、ネタにされるし。時には、エロいといわれることも。大きくていいよねといわれるのさえも、吐き気がするほど嫌だったんです。

だけど、これじゃあぜんぜん楽しくない! 女性であることを楽しめていないし、このままだとなんだか可哀想すぎる…と思い立ち、2年前に作ったのがこのワンピースです。

他人の目にフォーカスし隠したい一心でしたが、逆に思いっきり出してしまえば、そんなに見られない、ということに気づきました。胸下に入れたゴムでほどよくギャザーが寄って、バストの大きさに関係なくキレイにまぁるく見えるデザインに。

このワンピースのおかげもあり、他人の目じゃなく自分にフォーカスすることの大切さを改めて知り、今では自分の体が愛おしく、大好きになりました。

そして、わたしの制作の原動力はシンプルです。「可愛いものを着たい! みんなにも楽しんでもらいたい!」という気持ちに尽きます。

心からいいと思える素材を

お洋服に使う、布も天然石も、ネットで買うことはありません。

実際に見て触れて選ぶことを大切にしています。それはわたし自身、敏感肌なので、触って心地の良いもの、できる限り天然のものをという思いから。石に関しては、直感で選ぶようにしています。

こだわりは、ポケットも付けないようにすること。ロックミシンは使用せず、すべて袋縫いや折り伏せ縫いで仕上げること。肌に当たる部分をできる限りソフトするためです。

こういった思いを込めたkiranahのワンピース、現在はイベントなどを通してお客さまに直接お届けする機会があります。

カラフルなワンピースが並んだお写真

ラックに掛かっている豊富なカラーのワンピースの中で、無意識に一番初めに触れたカラーを最終的に選んでいただくとき、とても興味深いです。そして、kiranahのワンピースを着ると「自分に自信が持て、本来の自分らしさが出せる」「ハッピーになる」というお声をいただいています。

今後は染めにも挑戦して、オリジナルカラーのワンピースをつくりながら、誰かの光になるようなモノづくりができればと嬉しいです。

kiranah
Instagram: https://www.instagram.com/kiranah_hikarinomichi/

やさしいあなたへお手紙を #69 – mayamoonからの日々の芽便

 オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

リフォーム産業新聞に二見 奈々絵の担当したリノベーションが取り上げられました

2024年8月5日付けの住宅リフォーム市場唯一の経営専門紙リフォーム産業新聞にて、「ふたりの「好き」が創り出した、愛着のある住まい | リノベーション事例 #54」を取り上げていただきました


大工さん作業進行中! 天井下地貼りの工事現場からこんにちは。

本日はリノベーション現場のお話です。リノベーション中の大工さん工事について紹介いたします!

この日、大工さんの作業現場を訪ねると天井の下地が出来てきました。長方形に並ぶパネルのようなものが下地です。

下地の入った天井

3週間前は何もない状態。壁、床と段々と順々に、むき出しだった床・天井の下地も出来上がっていました。

今後の工程としてフローリングを貼る作業と建具(ドア)の取り付けがあります。

そのためフローリングはどういう風に貼るのか? トイレや洗面所は床材が変わるのでその見切りの位置は?など詳細な打合せも行います。また、建具が無事に入るのかの最終チェックもしてきています。

天井の下地材をみてみよう

こちらが壁や天井の下地材に主に使われる石膏ボードです。主成分に石膏を利用しており、特殊な紙で包んでいます。非常に丈夫で、断熱・遮音性が高いといわれています。

この下地の貼り方は、後々の内装屋さんの作業に影響してきます。木材などで骨組みをしてこの石膏ボードを貼る事で天井や壁が出来上がってきます。

リノベーション工事の風景はいかがでしたでしょうか?

これからも素敵なお家が出来るのを楽しみに完成に向かって頑張っていきます。

好きなお花を飾ろう #20 – タバさんのtodoリスト

自然な
いい感じの花束を
みつけた春のある日。

キッチンに飾るミモザと桜の花。

大好きなミモザも咲き乱れていて
家の中は、春らんまん。

好きと感じる花をかざる
それがタバタ流です!

ちなみに、
今年、庭のミモザは、
咲きませんでした。
来年に期待して育てます。

インスタライブ公開しました

田畑が担当したおうちのインスタライブを公開しました。ぜひご覧ください!

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entrie -エントリエ- | リノベーションブランド(@entrie_renova)がシェアした投稿

ふたりの生活スタイルを大切に考えた、スタイリッシュで機能的なお家 | リノベーション事例 #70

インテリアやファッションが大好きで、休暇にはホテルステイを楽しむなど、暮らしにしっかりと美意識を持っているOさんご夫妻。機能的な中にも憧れのウォークスルークローゼットやスタイリッシュな空間演出を実現し、「ずっとここにいたい」と思える快適な住まいができました。

物件について

所在地東京都台東区
建物種別マンション 築25年
リノベ面積64㎡
費用1980万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み)
時期2023年

暮らす家族

ご主人、奥さま

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

北島 一広、中田 浩江

リノベーションのきっかけを教えてください。

奥さま:ここはもともと二人で暮らしていた住まいで、そろそろ住み替えようかと。でも環境は気に入っていたんです。駅から近くて便利な一方、わりと静かだし、なにより窓からの眺望がとてもよくて。夏には隅田川の花火がよく見えるんです。

ご主人:引越も検討はしましたが、このロケーションはほかでは得られないなと。それでリノベーションを考えることにしたんです。

落ち着いた色の木が印象的なナチュラルなテイストのLD

エントリエとの出会いは?

ご主人:知り合いに紹介してもらった何社かの一社がエントリエでした。でも実は、最初にいくつかプランを出していただいたときは、正直なところ、ちょっとかみ合っていない印象があったんです。

奥さま:どれもしっくり来ない、困ったなと思っているときに、ショールームを見に来ませんかと誘ってもらいました。そこで初めて、この図面はこういうお部屋になるのね! とイメージが湧いたんです。

特に玄関は、まさに私がこうしたかったんだというイメージ通りで。この空間が実現できるならぜひエントリエに、と心が大きく動きました。

ご主人:その後にもう一度担当建築士の北島 一広さん、中田 浩江さんと話をして、次のプランを用意してもらいました。次のプランは僕たちの要望通り、というかそれ以上にすばらしい提案をしていただいて。そこでぜひお任せしたいという気持ちが固まりましたね。

BEFORE

BEFOREの間取り

AFTER

AFTERの間取り

どのようなご要望がありましたか?

奥さま:私は大きなウォークインクローゼットをつくりたかったんです。洋服が好きで、整然とかけられた洋服をゆったり選ぶ時間も楽しみたくて。

当初は今の2倍くらいの広さを希望としてお伝えしていたんです。でも全体を考えると、あまりにほかの要素を犠牲にしないとできないことだなと。その後、二転三転して今のかたちのウォークスルークローゼットになったのですが、今となってはとても気に入っています。

ご主人:動線も最高なんですよ。両側に収納があるんですが、寝室から洗面所や廊下に一直線につながっていて、無駄がない。

奥様のご要望であった広いウォークスルークローゼット
天面がガラス張りのアクセサリーケースになったチェスト。これがぴったり収まるように奥行きを設計。

奥さま、すごく嬉しそうですね。とても素敵なクローゼットになりました。

奥さま:それから、ウォークスルークローゼットとは別に、夫のための小さなクローゼットを寝室につくってくれたんですよ。これがもう、最高のアイデアでした。

私、できればウォークスルークローゼットは、自分が大好きな服やバッグ、アクセサリだけで満たされた空間にしたかったんです。でも決して大きな部屋じゃないのでそんなのは無理だろうな、と諦めていたんですが……それが、夫専用のクローゼットをつくってもらえて。

もう、ものすごく嬉しい(笑)。

夫も、小さくても自分だけの空間ができたと言って喜んでますし!

(写真右)もともと寝室の窓でしたが、開口を活かして書斎と洗面室、それぞれに窓をつくりました。

書斎の様子。
書斎のスポットライトは自分で移動して調整可能。リモート講演などもする奥さまにとっては、ライティングの調整がしやすくてとても便利。

提案されたプランで印象的だったのは?

奥さま:リビングと寝室を区切る壁ですね。やっぱりここが一番インパクトがありました。

ご主人:もともとリビングダイニングは大きなひとつの空間だったんです。横に広すぎてうまく活用できていなかったので、いっそ寝室をリビング側に持ってこようかという要望を出しました。ただ、そうすると当然間仕切りの壁ができて狭く感じるだろうなと。

奥さま:光もそれまでのようには入らなくなって、少し暗くなるだろうなと思っていました。室内窓をつくったほうがいいのかなと素人なりに考えたりして。そうしたら北島さんが、それよりも縦に光が入ったほうがいいから、壁の両側をオープンにしましょうと提案してくれたんです。

壁もただの壁じゃなくて意匠をほどこしたほうがいいですよと勧めてくださって。この木の意匠、とても気に入っています。

最初は、リビングと寝室に一体感があるのはどうなのかな、と一抹の思いはありました。ホテルなどではよくある造りだけれど、生活空間としては大丈夫なのかな、と。でも二人の生活リズムを考えると、寝る時間、起きる時間もだいだい一緒なので、きっとそんなに気にならないねと決心して、実際まったく問題ありませんでした。

ご主人:部屋の明るさも、ひと続きだった以前と変わらない印象が保たれています。

奥さま:この部屋のもともとの良さを活かすことを考えてくださったんだなと感じますね。

壁の両側は可動壁が設定されていて、閉めきることも可能です。

ホテルライクで素敵な空間ですね。

奥さま:自然光も心地よいですし、エントリエはライティングにはすごく自信があるから任せてください、とおっしゃっていて、全部お任せしました。私たちでは到底思いつかないようなしつらえを提案してもらって満足しています。

担当者の印象を教えてください。

奥さま:粘り強くプランを出してくださったことに感謝しています。北島さんには大胆な提案もしてもらって、中田さんには本当に細やかに見てもらいました。たとえば洗面室のタイルの目地の処理のしかたひとつも、雰囲気を壊さないようにと工夫したり、キッチンタイルの貼り方も交互に貼ってスタイリッシュに見せたり。そういう細やかな工夫がほどこされたことで、ますますその空間が好きになるんですよね。北島さんも中田さんも、ただこちらの伝えたことをこなすのではなく、プロとしての意見も伝えてくださって、感謝しています。

ご主人:僕達もかなり細かく要望を出して、何度もやり取りをしましたが、きちんと受け入れていただけたなという印象は持っています。

リノベーションって、最初にこちらが希望を出す必要はあるんですが、素人が言うことですから、それをそのまま鵜呑みにして図面に起こしたところでおかしなことになるんですよね。担当のおふたりは、どんな生活スタイルで、どんなふうに暮らしたいのか、わたしたちのこともたくさん聞いて、理解しようとしてくださってました。それを叶えるためのリノベーションを提案してくださったなと思います。コミュニケーションを重ねる中で、何が譲れないことなのか優先度をつけながら決めていくことが大事なんだなと感じました。

玄関から廊下までトータルでタイル敷きに。空間が広々として見えます。

ワクワクした瞬間を教えてください。

奥さま:私は最初にショールームを見に行ったときですね。さっきもお話しましたが、玄関のしつらえやライティングを図面上ではなく実際に見ることができて、これが実現できるんだったらリノベーションする価値があるな、と感じた瞬間でした。

ご主人:僕は実際にできあがっていく過程を見ているときですね。最初にスケルトンの状態になって、そこから順番にできあがっていくところを何回か見せてもらったんですが、それが一番ワクワクする時間でした。

暮らしてみていかがですか。

奥さま:私たち、休暇はホテルに滞在してのんびりするのが好きなんです。このあいだの年末年始も予約して行ったことは行ったんですけど、二人とも「行きたくないな、家にいたいな」って(笑)。

ご主人:リノベーションが完了して越してきたのが年末ぎりぎりで。住み始めて1週間もしないうちに年末年始が来て出かけるスケジュールになっていたんですよ。それで「もっとここにいたいよな」って言いながら出かけていったという。

奥さま:帰ってきて「やっぱりここが一番いいね〜」って。

自分を信じて!目の前のことに集中するとき《8月の占い付コラム》BY イルマーヤ

こんにちは。イルマーヤです。
いつもみなさんに占星術をお伝えしているわたしですが、同じ地球という星で暮らしていますので、もちろん星の影響を受けます。今回はこの記事を書いている7月に湧き出た感情と、その感情と付き合いつつ8月をどう過ごすか、また8月に予定している個展に向けての作品制作の現場からお伝えしていこうかと思います。みなさんも7月を振り返りつつ、お楽しみいただけると嬉しいです。

その前に8月の占いをチェックしたい方はこちらをクリック

蓋をしておいたのに、ゾンビ出現

わたしは一見穏やかでふんわりした印象だと思われがちです。

それは、アセンダントが魚座で「感受性豊か」「優しい」「夢想家」といわれる背景からも説明がつきます。

しかし、実は生年月日から導かれるホロスコープ上では、一番強い太陽は水瓶座の位置にあるのです。水瓶座を表すキーワードは「自由」「平等」「独創的」ですが、水瓶座を支配する天体である天王星には「反抗的」というキーワードもあるのです。

反抗的な天王星と、火に油を注ぐ火星。今のホロスコープの配置により、、今のわたしの心はまるで“ロングスカートのセーラー服で、薄いカバンを振り回しながら風船ガムをぷーっと膨らます女子”のようにイライラしています。

そして、普段は蓋をしているモヤモヤした部分が、いろいろな形で姿をあらわしてくる時期でもあります。


家族の何気ない一言、友人との会話、ドラマの中の物語。昔味わった理不尽さや立ち塞がる壁を思い出す。まるでゾンビのように、何度も何度も出てくるのです。

でも、知っているんです。そのゾンビの正体は、わたしの一部であることを。

森の中にある家に向かう狼と少女と黒猫。
展示会が決まって、一番はじめに描こうと思っていた絵。おとぎばなしで出てくる「森」は「心の中」を象徴しているそうです。

制作活動は自分との対話

今は8月の展示会に向けて、制作活動をしています。

何を描こうか、どんな世界を表現しようか。

今回展示会に込めるテーマは「魔女(女性)がありのままで自分らしく生きることを楽しんで欲しい」という願い。わたし自身のことや、周りの女性の話を聞く中で生まれた強い想いです。

これをどう表現しようかと考えることは、自分の中にあるものとの対話が必要です。

向き合うなかで、自然と内側にある思い込みのようなものに出会います。

不思議なことに、家族や友人からの会話やドラマで見るシーンでさらにシンクロしていくのです。理想的なものを作ろうとすればするほど、その反対側にあるモヤモヤにも気づいてしまう。

これが、ゾンビとの対峙。

モヤモヤしているのに、引き出しにしまい続けた嫌な気持ち。思いを巡らせても行き着く先は「自分の未熟さ」。解決できない上に、誰かのせいにして逃げ出すこともできない。そう、誰かのせいや何かのせいにして、怒りをぶつけられたらどんなに楽か。

でもね、実はそのゾンビ、やっつけなくても良いらしいです。

ゾンビの話をよく聞いて「そうか、わかるよ。大丈夫、そこにいてもいいよ」って言ってあげる。
そうすると、恐ろしいゾンビは可愛いオバケちゃんくらいになって心のどこかで元気に暮らしていけるのだそうです。そのゾンビも、私の一部。大事にしてあげよう。

変わったっていいじゃん !

制作中の森の中では、他のモンスターも出てきます。

それは“らしさ”です。

「らしいね」とか「らしくないな」っていう見えない誰かが決めた「わたしらしさ」に縛られる。でも、わたしが作るものや表現するものは全て「わたしらしい」に決まってる!

展示会ごとに、描くたびに作風が変わろうが、表現するものが絵だって立体作品だって、なんだっていいじゃないか。

と、自分を赦す。ゾンビもモンスターも、「全部アリ!」

変わったっていいじゃん。

何かを捨てるような、置いてけぼりにするような、もったいような、後ろめたいような。そういった喪失感は階段を上がる時の合図。自分を信じて一歩を踏み入れるのです。

向かっている先は、最善であると信じて。

7月は制作活動をしながら、いろいろなモンスターとの出会いがありました。

そのモンスターの思い通りに行動していくのか? どうやって付き合っていくのが、わたしらしいのか? 

8月はモンスターとの距離感と、わたしの価値観で生きるよ! と、わたしの人生のハンドルは自分で握ることの確認をしながら過ごしていきたいと思います!

魔女のくつろぎ

12星座のイラスト
展示会で販売用のカードのために12星座イラストも新しく書き下ろしました!

irrma.展示会「majonokutsurogi 魔女のくつろぎ」

期日:2024年8月3日から9月2日まで
場所:長野県佐久市内
詳しい情報はInstagramでも、ご確認いただけます

全体運:ペースダウン? いいえ、それでOK!

8月は、モチベーションはあるのに同じところをぐるぐる回っているような、遠回りしているようなじれったい気持ちになるかもしれません。それでも着実にゴールに向かっています。未来を信じて日々を積み重ねていきましょう。

8月4日の新月のころ、あなたは周囲の人が魅了されるカリスマ性を発揮します。
魅力を引き出すポイントは、自分を貫くことです。誰かの反応を気にしたり、評価を求めたりすることなく、あなただけの創造性を表現してみましょう。「壮大な自分語りで他人を惹きつけろ!」をスローガンに、自分なりの経験や哲学を魅力たっぷりにシェアしていきましょう。

8月20日の満月では、よりパワーアップしたあなたになるために決断力を求められます。

良かれと思って経験を積んできたことはいつの間にか重荷になっているかもしれません。気づいた時がタイミングです。

キッパリやめて、新しいことを始めたり、自己満足で楽しんでいたことを他の人の役に立てないだろうかと考え始めるなど、よりあなたらしい人生に向かうように「決める」ことがありそうです。

8月はパワフルな反面「これでいいのかな」と立ち止まることもありそうです。そんな時に自分のやることに集中させてくれる12星座別おすすめ「夏のおやつ」をお伝えします。

♈ おひつじ座

牡羊座のイラスト

心の中で常々思っていたことを相手に伝える時がきたようです。熱い感情をぶつけることや議論になることもあるかもしれませんが、見えない圧力で引き下がることはないでしょう。今は自分を通していきましょう。言葉にしていくうちに、あなたの本当に望むものが見えてくるかもしれません。

●おすすめ夏のおやつ:バナナシェイク

♉ おうし座

おうし座のイラスト

前進したいエネルギーも気持ちも十分にあるのですが、ここは一旦立ち止まってリラックスという時期になりそうです。ブレイクを入れることで新しい発見もありますから、ホッとできる場所でのんびり過ごす時間を大切に。慌てなくても、目指すべきゴールはブレません。
●おすすめ夏のおやつ:あんみつ

♊ ふたご座

ふたご座のイラスト

追い込まれるように何かをやることになって、こんなはずじゃなかった…と思うことがあるかもしれません。でも、蓋を開けてみたら「こんなに大きなものを得ていたのか!」と結果オーライに。激動のあまり忙しくなりそうですが、身近なコミュニケーションを丁寧にすることで流れも穏やかになるでしょう。
●おすすめ夏のおやつ:アップルパイ&バニラアイス

♋ かに座

蟹座のイラスト

長い間心の中でくすぶっていた問題に、いよいよ決着がつく時になりそうです。あなたの未来に望むことを手に入れるために向き合う時がやってきました。ちょっとたじろいでしまうかもしれませんが、今なら宇宙のサポートがあると信じて前に進みましょう。自分らしく生きるための大切な時期です。
●おすすめ夏のおやつ:プリン

♌ しし座

しし座のイラスト

「みんなの中での自分」の立ち位置やキャラクターについて考える時期になりそうです。もちろん、ありのままのあなたでいることがベストであるというところに行き着くわけですが「伝え方や表現の仕方を整理してリフレッシュしてみるのはいかがですか?」という宇宙からのご提案です。

●おすすめ夏のおやつ:わたあめ

♍ おとめ座

おとめ座のイラスト

いつもうまくいくはずの「合理的なやり方」が思うように回らずにイライラする場面がありそうです。そんな時には「のんびりペースもいいよね」とあなた自身を許しゆったりした気分で過ごしてみましょう。自然と周りの人たちも協力的になり、思わぬ幸運を見つけやすくなりますよ!
●おすすめ夏のおやつ:トロピカルフルーツのパフェ

♎ てんびん座

てんびん座のイラスト

視界が高く、広いところまで見渡せる時期です。ここぞとばかりに遠くに旅に出ること、興味のあることに打ち込むこと、同じ気持ちをもった仲間とプロジェクトを立ち上げることで大忙しの夏休みになりそうです。遠いところばかりをみて疲れた時は、ゆっくりと深い呼吸をしましょう。
●おすすめ夏のおやつ:わらび餅

♏ さそり座

「あの時の自分」と対話をするタイミングです。今のあなたなら、当時は気づかなかった自分の本当の気持ち、周りの人や相手の気持ちに寄り添うことができるかもしれません。時間をおいた今だからこそ見えてくることがあります。きちんと向き合うことで新たな気持ちになり、スッキリするでしょう。
●おすすめ夏のおやつ:ソフトクリーム

♐ いて座

いて座のイラスト

人間関係のベース作りをする期間になりそうです。時には強めの主張をぶつけ合うこともありそうです。意見の食い違いに悩むことも。これからの人間関係がよりあなたにとっての居心地良い環境となるための重要なステップです。行ったりきたり、迷ったりしながら、自分のいるべき場所を作りましょう。

●おすすめ夏のおやつ:豆花

♑ やぎ座

やぎ座のイラスト

「日々をどうやって過ごしていきたいか?」について考える期間です。仕事や家事、育児や生活リズムなどライフスタイルのバランスについては、正解というものがありません。自分にとって、家族にとっての健全で幸せな暮らしをじっくり考えてみてください。やがて「ちょうど良い」に辿り着くでしょう。
●おすすめ夏のおやつ:あずきバー

♒ みずがめ座

みずがめ座のイラスト

「自分をもっと表現しよう!」と思いつつも、やっぱり他人の顔色も気になることも。そうは言ってもあなたの本質は変えられません。誰かのフリをすることはできません。思い切ってやってみましょう。本当にあなたを支持してくれる仲間は、あなたを受け入れ、応援してくれるはずです。
●おすすめ夏のおやつ:トゥンカロン

♓ うお座

うお座のイラスト

この時期に大切にしてほしいのは、自分を思いやる生活と家族や身近な人たちとのコミュニケーション。言わなくても分かり合えていると思っていることも、言葉にしないと伝えきれていないこともあります。特に大切な人には丁寧に言葉で伝えてみましょう。思いが届き、幸せな時間になります。

●おすすめ夏のおやつ:牛乳寒天

お楽しみいただけたでしょうか?今月も皆様が心地よい暮らしができますように。

またお会いしましょう!

イベントのお知らせ

irrma.展示会「majonokutsurogi 魔女のくつろぎ」のお知らせイメージ

期日:2024年8月3日から9月2日まで
場所:長野県佐久市内
詳しい情報はInstagramでも、ご確認いただけます

やさしいあなたへお手紙を #68 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ
毎日いかがお過ごしてすか?
連日の暑さ危険なレベルですが、なんとか生きております。先日軽井沢ビールのエエ見学に行ってきました。ビールがどのように作られるのか全く興味ない!笑けどビールは大好きなので…!!見学料は1人500円で生ビール+お土産付きお得すぎる!!
おかわりも300円!制限日手間がなかったらずっといられる...見学なしで来たいです。笑
長野はフルーツ王国★産で加工用のフルーツを買ってきた。フルーツはよいですね~!ひきつつ黒い中、クーラーのイヤで好きなことやりつつ夏をのりきろうと思います。ですまたアディオース

 オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

楽しむときは、最後の最後まで #19 – タバさんのtodoリスト

お客様にいただいた、
美味しいもののなはし。

『marl hobaru cookie』

コンセプトは!子どもも、大人も、
ほおばるcookie marl

「ほおばる」楽しさを追求した、
「もっちりクッキー🍪」ですって。

大きなまんまるで、
素材にこだわった身体に優しいおいしさ、、、
今まで食べたクッキーの中で
一番かも、のお品🍪
包装紙が捨てられずにいます。

てなことで、
包装紙捨てる前に
おいしさを絵、いや、、
落書きして遊びました。

最後まで、、全部楽しむ
これがタバタ流です!

インスタライブ公開しました

田畑が担当したおうちのインスタライブを公開しました。ぜひご覧ください!

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entrie -エントリエ- | リノベーションブランド(@entrie_renova)がシェアした投稿

器の概念を覆す!割れない、軽い、サステナブル #65

こんにちは。

「暑い……暑い……」という言葉しか出て来ませんが、なるべく口には出さないようにしています(笑)。

余計暑くなるので……。

さて、今回は久しぶりに器のご紹介! 私は器大好きなんですが、収納の問題とこれ以上あまり物を増やしたくないのとで、最近は買い控えておりました。

が!

ムム、これは欲しい! 使ってみたい!

という器に出会いましたので、今回はこちらに投稿させて頂こうと思います。

ARASから出ている、樹脂製の器

こちら!

「ARAS」というブランドの器で、石川県の樹脂メーカーさんが作られています。

地震で大変だったかと思うのですが、二子玉川の蔦屋家電さんにも特設コーナーがあったりと、精力的に展開されています。

なんと言っても、特徴は陶器でなく「樹脂」

割れないということです。

その品質にも誇りをもっておられ、商品には「生涯破損保証書」という、保証書付き!

そして私が何より惹かれたのは

樹脂製の器にも関わらず、質感、色合いが美しい

この質感!

樹脂製の器は、軽い、割れないというメリットはあるものの、質感に置いては陶器などと比べるととても難しいもの。

「やはりプラスチックか」みたいな感覚から抜け出すのはなかなか難しく、安っぽく見えてしまうイメージがありました。

しかしこちらのARASは、「何?この素材?」と樹脂製である事がすぐ分かりません。

この凹凸もわざとらしくなく、デザインのアクセントに。

また、こちらのシリーズはサステナブルコレクションと言って、本来なら破棄されてしまう杉皮原料が50%以上含まれています。

森を守る器でもあるのです。

包みを開けた瞬間ほのかに杉の香りが。

ARAS海水の皿シリーズ

こちらは天然のミネラルが主成分のまさに「海水の皿」。色味もどこか海を連想させます。ピンクは珊瑚のような……

食洗機や漂白剤、電子レンジ(製品による)も使えるという使いやすさ。

日常使いもさながら、おもてなしにも是非使いたいです。

カトラリーもあります

器を傷つけない専用のカトラリーも、また素敵な質感です。

無理せずに、でも諦めない。

そんな素敵な器に出会えた夏の始まりです。

●本日紹介した商品
ARAS
https://aras-jp.com/

好きから広がる、創作の道 | 絵付け作家 pichio candle

絵付け(キャンドル、グラス、木製人形、紙もの)をしているpichio candle(ピチオキャンドル)です。ブランド名の”pichio”は、子どもの頃に飼っていた手乗りインコの名前から付けました。学校から帰宅すると、家の廊下から玄関まで走ってきて迎えに来てくれたり、ピアノを弾くと一緒に鳴いて歌ってくれたピチオ。そんな楽しい時間をつくれるものづくりがしたい、という想いから名付けています。 

「かわいくてしかたがない」。こけしとの出会いからはじまった、絵付けの世界

趣味で習っていたキャンドルづくりにハマったのが、オリジナルキャンドルの制作をはじめたきっかけです。次第に、手づくり市といったイベントにも参加するようになりました。

新しいキャンドル案を考えているときのこと。

「こけしモチーフのキャンドルをつくってみよう」と画像検索すると、表紙がピンク色でとてもかわいい書籍『伝統こけしのデザイン kokeshi book(編集/デザイン:cochae、青幻舎)』の表紙にドアップで写るこけしちゃんに一目惚れ!

さらにこけしは“伝統的な柄”として、代々引き継がれてつくられているということに感銘を受け、深くのめり込んでいきました。

同時に「こけしキャンドルをつくりたい!」という猛烈な衝動に駆られたのです。

初期のキャンドル作品

思いがあれば、いくつになってもスタートできる

学生時代、美術の成績は5段階中3くらいだったわたし。絵は描けないため、キャンドルでこけしを表現するにはどうすればよいか?と、試作を続けました。しかし、そこで気づいたのは、どうやらこけしの魅力は絵付けなのだということ。初めて筆と絵の具を購入して、こけし型にしたキャンドルに絵付けを始めました。

「こけしがかわいくて、かわいくて、しょうがない」。その一途な情熱だけで絵付けの練習と試作を繰り返し、なんとか完成にこぎつけました。

絵付けキャンドルをつくりはじめて約5年後。

次第に「キャンドルづくりよりも、絵付けをしたい」と思うほどに絵付けが好きになり、キャンドルづくりと並行し、イラストを使った包装紙やぽち袋、一筆箋、トートバッグ、グラスの絵付け、マトリョーシカづくりを始めました。

もうひとつ、わたしが絵付けをはじめたエピソードがあります。

こけしが大好きで尊敬する気持ちから、伝統こけしそのものを真似てキャンドルにしたいと、東北の伝統こけしをつくっている工人さんにお話しを伺いにいきました。

「伝統こけしをどれだけ上手くつくっても、真似は真似のまま。その上はないよ。自分のオリジナルのものをつくらなければ、自分でつくる意味はないのではないか?」とご意見をいただきました。

伝統こけしをつくっている工人の皆さんも、試行錯誤して自分なりのこけしをつくられている。わたしもそうでなければと思いました。

絵を描けなかったわたしがこうして、絵付けをしていることは今でも信じられません。だからこそ何歳からでも新しいことにチャレンジできる、といろんな人に伝えたい。

これからも、たくさん絵の練習をして、紙ものをたくさんつくりたい。絵が上手くなりたいです。

企画展・イベント出展のお知らせ

8月 千葉 企画展
9月 中国(海南島)企画展
10月 京都 イベント出店

詳細は、Instagramをご覧になっていただけたらと思います。

pichio candle (ピチオキャンドル) 
■HP:https://www.pichiocandle.com/
■ONLINE SHOP:https://pichiocandle.thebase.in/
■SNS 
Instagram: https://www.instagram.com/pichiocandle/

おしゃれと「昭和」が同居するまち、中目黒編 #35

現在、中目黒にあるアート喫茶 フライにて、個展『妄想路上採集』を開催中のSABOTENS。アート喫茶フライは、喫茶でありながら月替わりでアーティストの個展を開催しています。今回は番外編として、会場となるフライで作品を鑑賞しながら、店長である佐野 翔さんにお店についてのお話を伺いました。そしてもう1軒訪れたのが、SABOTENSの藤田 泰実さん(よっちゃん)が長年通っている美容院Taviさん。よっちゃんと中目黒の“あるご縁”に触れるお散歩となりました。

目黒は馬のまちだった!?

村田:今日は中目黒をお散歩! 7月末まで、中目黒にある「アート喫茶フライ」さんで、SABOTENSの展示を行っているんです。よっちゃんも中目黒にご縁があるとか?

藤田:昔、中目黒で働いていたことがあって、駅周辺にはよく来てたよ。20歳からずっと通っている美容室も、この近くなんだ。

村田:馴染みのまちなんだね!

駅前で早速落ちもんを発見。「指輪」でした。持ち主さんのところに無事に戻れますように……

中目黒駅近くにある目黒銀座商店街から、お散歩スタート。約900メートルの商店街に、雑貨店やクリーニング店、電器店など、様々なお店が軒を連ねています。

細野:いいねえ、この商店街。駅周辺の商業施設には行ったことあったけど、この商店街に足を伸ばしたのは初めて。

村田:昭和な雰囲気がちらほらと残ってるね。商店街の周辺には住宅地が広がっていて、生活感もある。

藤田:あ、観音様だ。

村田:行ってみよう。

商店街のビルとビルの細い路地の入口に「目黒馬頭観音」と書かれた提灯を発見。異世界へといざなう小道のようで、ワクワクしながら路地を抜けていくと、神社が現れました。

細野:馬の頭の観音さま……?

村田:(案内板を読みながら)大正時代、目黒には乳牛牧場や馬力運送業者が多かったりと、馬にゆかりが深い土地柄だったんだって。牛馬の息災を護るために観音様が設置されたみたい。へえ〜。

藤田:だからなんだね。

かつて競馬場があったりと、実は馬と縁の深い目黒区。区内に馬頭観音が十数基あるとのこと。かつて馬が身近にいた頃の風景を想像しながら、無病息災と開運を祈り、ご挨拶しました。

月替わりの展示と昔ながらの洋食メニューを楽しめる
アート喫茶フライ

目黒銀座商店街を後にした一行は、目黒川沿いを歩きながら、アート喫茶フライへ。

気持ちいい緑の小道が続く、目黒川沿い
アート喫茶フライ(東京都目黒区東山1丁目3−6 クレール東山 201)

2022年にオープンしたアート喫茶フライさんは、月替りの展示を楽しみながら、オムライスやナポリタンといった昔ながらの洋食メニューをいただける喫茶店。7月31日まで、SABOTENSの展示『妄想路上採集』を開催中です。

店長・佐野 翔(さの つばさ)さんに、お話を伺いました。

店長・佐野さん

村田:お店をオープンしたきっかけは?

佐野さん:以前は中目黒にある別のカフェで、長いこと働いていました。この場所はもともとラウンジバーだったんですが、物件が空くと聞いて、見に来たんです。前のお店でも店内の一角で展示をすることがあったけれど、徐々に手狭になってきて。このお店は広々した壁やピクチャーレールがあるのが気に入って、「今しかない」と独立を決めました。

喫茶店といえばこれ、メロンクリームソーダ

村田:昔ながらの喫茶店メニューをいただけるのも嬉しいです。お店のメニューにはどういったこだわりがあるんでしょうか?

佐野さん:かっこつけていない話と、かっこつけた話と、両方してもいいですか(笑)。

まずかっこつけていない話としては、僕自身が喫茶店に行くのが好きで、落ち着くから。かっこつけた話としては、コロナ禍で老舗の喫茶店がバタバタと閉店していったんです。有名なお店でも、後継ぎが見つからず閉店するという場合が多いようです。今風のおしゃれなカフェは、放っておいてもどんどんできますし、実際に僕が以前働いていたのも、おしゃれなカフェと呼ばれるようなお店でした。

一方で、日本で生まれたオムライスやナポリタンといった和製洋食を出す喫茶店は、誰かがやらないとなくなっていくかもしれないと思っていて。フライでも、昔ながらの喫茶店にあるようなメニューを中心にお出ししています。

少し前にレトロブームが訪れましたが、一時のブームとしてなくなるのではなく、ちゃんと美味しい洋食があって、展示を通して若い子たちにも来てもらえたらいいな、と思いながらやっています。

卵がふわふわのチーズオムレツに、ギザギザした形が懐かしいフライドポテト
夏限定のレモンケーキに、見た目に涼しいノスタルジックサイダー

村田:普段はどういったお客さんが多いですか?

佐野さん:平日はご近所の会社で働く方、土日は家族連れの方が多いですね。

村田:私自身、何度かお店に来る中で、お客さんの年齢層が幅広いなと思いました。夜はひとりで仕事したり本を読んでいる人がいたり。

佐野さん:昔は喫茶店って、そういう場所でしたよね。おじいちゃんやおばあちゃんと行けたり、家族で行けたり、恋人の待ち合わせ場所にしたり。喫茶空間に展示スペースを作ることで、間口を広げたいとも思っています。毎月展示内容が変わるので、ご飯を目的に来た人にも楽しんでもらえたらいいな、と。

村田:確かに、「ご飯を食べがてら展示を見に来てください」と言えると、誘いやすいですね。

村田:ちなみに、SABOTENSの展示の感想はいかがですか?

佐野さん:「やられたー!」と思いました(笑)。スタッフも設営後に出勤したら、「違うお店みたい」ってびっくりしていました。カラフルで夏っぽくて、写真もあればコラージュもあるのが楽しいですね。スタッフやお客さまからも「かわいい」と好評です。

こうやって、毎月アーティストさんの世界観でガラッとイメージが変わるのが、うちの強みだとも思っています。撤収後に何もなくなると寂しくなって、次の月はまた違う色に染められて。恋多き女みたいですね(笑)。

村田:毎月、心をかき乱されて。

佐野さん:「おかわり」待ってます。

藤田村田:ぜひお願いします!

SABOTENSの二人が路上で見つけたものをモチーフに、イラストや写真、コラージュなどを展示。手前は、店長・佐野さんに文字を入れていただいたコラボ作品。

心のリフレクソロジー・美容室Tavi

アート喫茶フライさんを後にした一行は、美容室「Tavi」さんへ。ここはSABOTENSよっちゃんが、20歳から切ってもらっているという美容室です。

富田さん(Tavi店長):こんにちは〜。

藤田:担当の富田さんは、私が東京一かっこいいと思っている美容師さんです。

富田さん:3番目くらいかな(笑)

富田さんはお客さま対応のため、お店のスタッフ・るいちゃんに、お話を伺いました。

村田:お店ができて長いんですか?

るいちゃん:中目黒に移転してからは13年くらい。その前は、原宿にありました。

藤田:私は原宿にお店があった頃からお世話になってます。

村田:お客さまはどういう方が多いですか?

るいちゃん:藤田さんのように、長く来てくださっている方が多いですね。ご本人だけでなく、ご家族やお子さんと一緒にいらしたり、お友だちを紹介してくださったり。

村田:人の縁が広がっているんですね。

藤田:Taviにいて、るいちゃんや、もうひとりのスタッフ・あいちゃんとおしゃべりしている時間は、心のリフレクソロジー状態で。ふたりは、私の過去の恋愛事情も全部知っています(笑)。

村田:よっちゃんの歴史を見守ってるんですね。

昨年2月に結婚したよっちゃん。なんと旦那さまとの出会いも、このお店のお客さん同士だったことがご縁だとか。

村田:結婚のニュースを聞いた時は驚きましたか?

るいちゃん:びっくりしましたけど、ふたりのことを知っていたので、「きっとうまくいくんだろうな」って、心配はなかったです。

藤田:結婚が決まった後に、夫婦でお店に行ったら、るいちゃんとあいちゃん、富田さんが、3人で「おめでとう」と書かれた横断幕を掲げて待っていてくれました。

村田:温かい!

藤田:あいちゃんは旦那さんに、「絶対に、絶対に幸せにしてくださいね」って念を押してくれました(笑)。本当に、お世話になっているお店です。

お店の一角では、アクセサリーや海外の古着なども取り扱っています。洋服をきっかけに来店するお客さまもいるとか。

細野:居心地がいいお店ですね。

村田:確かに、不思議と落ち着く。

るいちゃん:私自身、美容室って緊張してしまうので、「ザ・美容室」みたいに、きちっとしすぎた感じにならないようにしています。

藤田:今いるメンバーが素晴らしいから、こういう空間が作れたんだなと思います。いつも本当に、ありがとうございます。

実はアート喫茶フライさんも、よっちゃんの旦那さまにご紹介いただいたお店。「Tavi」さんからいろいろな縁が広がっていた……! Taviさん、ありがとうございました!

おしゃれなイメージがあり、勝手に「とっつきづらいまちなのかな?」と思い込んでいた中目黒。しかし蓋を開けてみたら、目黒川沿いには気持ちいい緑の道が続き、ちょっとレトロなマンションも多く、昔ながらの商店街があり、ふらっと立ち寄れる喫茶店や美容室もある。ひとりでも家族連れでも、過ごしやすそうなまちなのでした。

本日の一コマ漫画

イラスト/藤田 泰実(落ちもん写真収集家)

こころに残る中目黒の風景

村田のミカタ:意外にも路上園芸をいたるところで見られた中目黒。七夕の短冊をたくさんつけたアロエの鉢植えが、インパクト満点でした。
藤田のミカタ:ぎゅっと詰まったミニ植物園

<お知らせ> SABOTENS EXHIBITION 妄想路上採集

記事でも訪れたアート喫茶フライにて、7月末までSABOTENSの展示を開催中!

7月27日(土)13時〜18時、31日(水)11時〜16時には、SABOTENSも会場に在廊予定。

ぜひ遊びにいらしてください!

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SABOTENS EXHIBITION 妄想路上採集

期間:2024.7.2(tue)-7.31(wed) ※最終日は16:00まで
会場:アート喫茶フライ
住所:東京都目黒区東山1-3-6クレール東山 2F
営業時間:11:00〜24:00
お散歩ユニットSABOTENSが、中目黒のアート喫茶フライに初登場。道端の落としものや、隙間から顔を出す草。視界に入っているかもしれないけれど、気にすらとめない「路上のはみだしもん」を愛でる二人組。それぞれの視点で切り取り、「妄想」をミックスさせた路上の風景を展示します。

ご来場お待ちしています🌵🌵

「わからなさ」は、「きらい」じゃない – 鴨home 9羽目

これまでの人生で、動物と一緒に暮らしたことがなかった。だからか、どちらかというと自分より小さな生き物は「きらい」だと思っていた。

友人の家で動物を見かけても、どう接したらいいかわからない。だって予想に反して柔らかかったり固かったりするから、どこを触ればいいのかと戸惑う。走って飛びついてくるのに、喜んでいるのか怒っているのか伝わってこない。道を歩いているだけで、犬におしっこを引っ掛けられたり吠えられたりした経験も、この気持ちに拍車をかけた。

それでも「ペットは家族だ」という言葉を聞くと、気安く「犬」や「猫」と呼ぶのも躊躇われた。だから、わたしなりの気遣いで「ワンコさん」とか「ニャンさん」と呼んでいた。今思えば、それが正解だったかどうかもわからないけど。

そんな私の人生に、突然「おいどん」がやってきた。ホームセンターにあるペットショップの横を通りかかったときに、偶然目が合った白色にすこしグレーの毛が混じったの猫だ。手をクロスしたまま、じっと座り、丸い目でこちらを見つめる姿に、「神様かな」と思った。

家に帰っても気になってしまい、次の日もその次の日も、何度も足を運ぶうちに、まったく予定外のタイミングで迎え入れることになった(生体価格3万3千円に諸費用数万円。支払いながら、この金額にどんな価値があるのかと悩み、少し寝込んだ)。

▶︎最近では、人間に見えてきたおいどん。名前の由来は、松本零士の漫画『男おいどん』から。

おいどんと過ごしてみると、「ただ、いるだけでいい」とはこういうことかと思い知らされた。表情や仕草、鳴き声、生活リズム。言葉はないけれど、確実に何かを訴えてくる様子。時間を一緒に過ごすことで、少しずつ、理解できた気がしてきた。

そういえば、子どももきらいだった。突然大きな声を出したり、わがままに見えたりするから。でも自分が子どもを産み、一緒に過ごす時間を重ねる中で行動の裏側にある理由を前よりは理解できるようになった。

関係性の中で築かれるもの、ほんのすこし関わり方を間違えるだけで壊れてしまうような繊細さや純粋さ。知れば知るほど、この存在を尊重せずにはいられない。

わからないことを「きらい」として無関心でいたり遠ざけてきたけれど、結局自分の世界を狭めてしまうだけだった。精神的な余裕や年齢も関係するかもしれない。自分だけがいちばんの小さな小さな世界で、他者を理解する余裕がなかったのかもしれない。でもわからないことを恐れ、わからなさに目を背けていては触れられるはずのものにも触れられなくなる。「わからなさ」は「きらい」ではないと、自覚的でいよう。

余談だけど、小学校の頃ザリガニの赤ちゃんをもらい飼育していたことがある。けれど、1年ほどお世話をしたのにもかかわらず、ザリガニは小さくて、透明なままだった。赤く立派なザリガニになることを期待していたわたしは、とうとういやになって庭に生き埋めにしたことがあった。その日の夜に見た「巨大化したザリガニに襲われる夢」と同じ夢を、まだたまに見ている。

今ならどうしていたかな、と最近考えている。


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やさしいあなたへお手紙を #67 – mayamoonからの日々の芽便

 オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

読売新聞 くらし面にてインタビューが掲載されました

2024年7月23日付けの読売新聞 くらし・家庭欄の「階段下の空間 収納に活用」記事内で鈴木 栄弥の回答が掲載されました。


邂逅を楽しむ作品づくり | ヴィンテージボタンアクセサリー URAH-C

もともとものづくりや、絵を描くことが好きで友人への贈り物として制作していました。ヴィンテージボタンアクセサリー URAH-C(ウラウシー)として活動することになったのは、2017年に友人が主催したイベントの出店がきっかけ。

はじめは寄せ集めの什器にショップカードもない状態でのスタートとなりましたが、それまで細々と続けてきたアクセサリーが人の手に渡り喜んでもらえたこと、今でも鮮明に覚えています。

ボタンを探し、歩くことからはじまるURAH-Cのアクセサリー

URAH-Cがアクセサリー制作に使うのは、ヴィンテージのボタン。以前、頻繁に足を運ぶ洋裁店があり、そこには国内外問わず、素材もメタルやシェル、ガラス、古いボタンが天井まで壁一面に積み上がっていました。

今は閉業してしまいましたが、そのお店の店主からボタンの奥深さを聞くことでボタンの魅力に惹きこまれ、徐々にアクセサリーに使用するように。選ぶボタンは、華やかすぎず、独特の雰囲気を持つものが好き。多少の傷や色褪せがある素材も多少は磨きますが、経年変化の風合いも魅力のひとつとして考えています。

ボタンの流通量は年々減っており、在庫があっても仕入れは停止している店舗がほとんどです。そのため、ここに行けば必ず購入できるということも約束されていません。

だからこそ自分の足で歩いて「探す」。その過程で人やボタンに「出会う」。それも制作過程の楽しみのひとつであり、原動力となっています。

イベント出展では、お客さまに直接ボタンへの熱い思いをお話することがあります。後日、「家に眠っているだけでは、もったいないから使ってほしい」とボタンを譲っていただいたり、「あの町にたしかお店あったはず」など、インターネットには載っていないローカルなボタン情報が寄せられたりすることが増えました。そんなつながりに、感謝しています。

好きを楽しむを忘れない

アクセサリーにする際はボタンの持つそれぞれの魅力を最大限引き立たせるデザインにするための、組み合わせを考えています。

鮮やかなボタンにはダークカラーのパーツを合わせ、逆にロートーンのボタンには合わせるパーツで異素材の輝きを加えるなど、全体のバランスを大切に。そして、何より自分がつけて気分が上がるようなものを作ることをこころがけています。

販売を始めて7年。イベント出店を重ね、ものづくりを通して人とのつながりが増えたことは以前に比べると大きな変化です。友人のイベントに出展して以来、自分の住む町での委託販売、少しずつ活動範囲を広げ、東京、横浜、埼玉でのPOPUP、京都に1店舗常設で作品を置かせてもらっています。

現在は他に仕事を持っているため、ローペースの活動ではありますが、制作は好きを楽しむ自分にとってのご褒美の時間。この気持ちを忘れずに、これからも活動を続けていきたいです。

ヴィンテージボタンアクセサリー URAH-C
■SNS
Instagram:https://www.instagram.com/urah_c/
■HP
ONLINE SHOP:https://urahcurahc.thebase.in/
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