家族とエントリエ - LIFE STORY - #77

集大成の住まいが完成。お気に入りのコレクションに囲まれる暮らし | リノベーション事例 #77

二見 奈々絵
設計した人
二見 奈々絵 / Futami Nanae
設計営業
幼い頃からモノづくりが大好きで自分の生み出したものが長年残る仕事がしたい!と建築 を志す。1989年生まれ 神奈川出身。法政大学 デザイン工学部 建築学科卒業。建築を学ぶ中でより身近な住宅設計に興味を持ち、大学卒業後は大手リノベーション会社に就職。お客さまと直接関わりながら設計・施工を一貫で行う大規模なリノベーションを経験する。型にハマった提案だけではなく、より自由でワクワクする住まいを設計したいと思っていた矢先、エントリエと出会う。好きなものを詰め込んだ空間づくりが得意。リノベーションで住まう人にとっての最高の住空間を提供することに幸せを感じている。
細野 由季恵
記事を書いた人
細野 由季恵 / Hosono Yukie
WEB編集者、ディレクター
札幌出身、東京在住。フリーランスのWEBエディター/ディレクター。エントリエでは 副編集長としてWEBマガジンをお手伝い中。好きなものは鴨せいろ。「おいどん」という猫を飼っている。

戸建てからマンションへの住み替え時にリノベーションを決めたSさまご夫妻。要望をしっかりと受け止め、工夫のある提案ができるパートナー選びでは、エントリエの二見 奈々絵を指名してくださいました。デッドスペースにも出来る限り活かし、大好きなコレクションを見せながらも開放感のある、理想の住まいが完成しました。

物件について

所在地東京都府中市
建物種別マンション・RC造
リノベ面積82㎡
費用1600万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み)
時期2023年

暮らす家族

ご主人、奥さま、ワンちゃん

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

二見  奈々絵

リノベーションのきっかけを教えてください

奥さま:もともと戸建てに住んでいましたが、自分たちの年齢や住宅周辺環境の管理も考慮し、駅近で利便性の高いマンションへの住み替えを決めたんです。ただ私たち家族はそれぞれ荷物が多く、普通のマンションの間取りでは収納しきれない状況でした。だから収納スペースを工夫してくれる方にお願いするしかない、と思っていたんです。

今回、お問い合わせ時に二見 奈々絵をご指名いただきましたね。どのようにリノベーションのパートナー選びを進めましたか?

奥さま:私は何事も下調べを完璧にするタイプで。後々後悔するのはいやだったので、リノベーションを決めてから1年以上前からリサーチをしていたんです。
ちょうど息子もマンションのリフォームをしたのですが、会社によって対応の質が違うことを痛感しました。話した内容をしっかり受け止めていただけて、さらにそれを自分の中で消化し「こういうのはいかがでしょうか?」と提案できる力が必要だと。

エントリエを選んだのは、施工事例が多く自分の好みに合った事例が見つかったからです。特に二見さんのプロフィールを見た時に「北欧が好き」と書いてあり、私の好みとも合いそうだなって思って。直感も信じて、この方にお願いしようと決めました。

ご主人:経歴を拝見し、二見さんは行動力もあるように見えました。それに、「休日にはアクセサリーを作る」ということも書かれていて、そういう点でも似たところを感じました。私たちのことをわかってもらえそうだな、と話しました。

BEFORE

AFTER

担当者からプランを提案したときの印象を教えてください。

奥さま:最初のプランから、一般的なマンションの間取りとは全く違う斬新で個性的な設計だったのでとても気に入りました。最初の提案でも十分満足でしたが、私たちの持ち物や家具に合わせてさらに細かく調整していただいたんです。それまでには、何度も書き直してくれて。さすがだなと思いました。

建築士二見によるプラン図

ご主人:持っている鍋の寸法まで測って考えてくれたんですよね。

事前に奥様が飾りたい鍋やマグカップの寸法を書き出してくださいました。それに合わせて魅せる棚を計画。

お部屋の中でもキッチンがとても印象的です。どのようにイメージをされましたか?

奥さま:エントリエのモデルルーム(room1)のキッチンを見たときに「これ、いいな」と思い、近いイメージでお願いしたかったんです。ショールームやモデルルームの存在って、本当に大事ですね。

「スペースに対して、このサイズのキッチン」みたいなのは、実際に目で見てみないと実感が湧かないんですよ。モデルルームを見て一番驚いたのは平米数に対して、キッチンやリビングが全く圧迫感を感じさせないデザインだったことです。それに一般的な間取りのマンションを見に行くと、スペースが狭く感じて「この場所に自分の荷物が入るのかな」と不安になることが多いんです。

限られたスペースでこれだけ多くのものを収められるのに、こんなに広く感じるんだと驚きました。これならなんとかなりそうだと安心しました。

「以前の家でも白と黒の床を取り入れましたが、仕上がりはイメージと違う市松模様に。今回もリベンジで依頼しましたが、二見さんにはすぐに北欧スタイルのイメージであることが伝わり、理想的な提案をいただきました」(奥さま)

マグカップに、お鍋に、靴に。見せる収納がたくさんありますね。

奥さま:二見さんからは、デッドスペースになるところにも、飾れる場所を提案していただいたのがすごく良かったです。以前は物をしまい込んでしまって、見せることができなかったのがもったいなく感じていました。

BEFORE

AFTER

ご主人:自分の靴が多いので玄関収納に関しては、だいぶ絞りましたが(笑)。マグカップは部屋の雰囲気をつくる中心になり、良かったですね。もともとコレクションを見せたいという希望があったので、今の形に仕上がったのは非常に満足しています。

兼用のワークスペースも、さまざまな工夫がありますね。

奥さま:私はミシンを使うのですが、デスク周辺は以前よりもシステマチックに整い、収納面でも使いやすくなりました。引っ越してからはまだできていませんがミシンもすぐに使える状態で置かれているので、いつでも始められる環境になっています。

ご主人:戸建てからマンションなので、どうしてもスペースは限られてしまいます。なので、ワークスペースは背中合わせで使っているんです。ワークスペースとリビングの空間を天井まで仕切らない設計にしてくれたおかげで、空間を広く感じられます。

「普段はイケアの棚に車輪を付けた仕切りを置いています(ご主人)」

ご指名いただいて進めたリノベーション。担当者とのコミュニケーションは、いかがでしたか?

奥さま:二見さんは勉強熱心で、柔軟性があって、話をよく聞いてくださいました。それにただ受け入れるだけではなく、必要なところはきちんと線を引いてくれるので、信頼してお任せできたんです。予算もオーバーしがちなところをしっかりと調整して収めていただいて。あとは、ものすごい量があるサンプルの中から、的確に選んで提案してくださるセンスには驚きました。

洗面室の床は遊び心をもったテラゾー柄をご提案。
モノトーンのマリメッコクロスはSさまのセレクト。

ご主人:二見さんは、私たちが持っている物や好みを把握してくれていて、それに合わせた提案を毎回丁寧にしてもらいました。例えば、重い鍋を飾るのに適した収納や強度のある設計を全体の統一感を保ちながら進めてもらって。そういった設計が随所にあるんですね。

私たちの希望に寄り添いつつ、予算や実現できる可能性をきちんと調整してくれました。「これはできます」「これはこういう理由で難しい」など、明確に説明してくださるので信頼できました。1年間、本当に家族のように相談できました。

コレクションにはお引渡時に二見がプレゼントしたというマグカップ(左から2番目)が加わりました。

暮らしてみて、いかがですか?

奥さま: 住み心地は最高です。オープンな収納のおかげで、ものを探すことがなくなりました。どこにしまったか分からなくなって、同じものを何度も買うこともなくなって。キッチンの見栄えにはすごくこだわったのでそれが叶って本当に嬉しいです。

ご主人:設計が素晴らしいので、この広さでも開放感があることに驚いています。天井もあまり高くないので、圧迫感があるかなと思っていましたが、不思議とそれを全く感じません。

好きなものに囲まれて過ごすというのは、安心感があります。これまで住んだ家の中で集大成のような空間ができたと感じています。それに1番家で過ごす時間の長い奥さんが楽しいと思っていることがよかったよな、と。

最後に、二見のロゴを作ってくださったと聞いています。

ご主人:本当によくやってくださって。私がこういう仕事をしているので、二見さんのシンボルを作るとしたらどのようになるかなって、記念になるかわからないけど。使ってもらえたら嬉しいですね。

オリジナルで制作していただいた二見のロゴ
STAFF VOICEFutami Nanae

ご指名いただきましてありがとうございました!

エントリエに入社してから間もない頃、初めてご指名をいただきました。 まだ事例も少なかったため不思議に思っていたところ、プロフィールをしっかりと読み込んでくださっていたことが決め手とのことで、大変嬉しかったです。 Sさまご夫婦とは初めて会話した頃から工事の打合せを通して、モノづくりに対する気構えや価値観に共感し〝家づくりでやりたいことを全てやり切る〟をテーマに私もワクワクしながら設計ご提案させていただきました。 マンションへのお住み替えでしたので、戸建てのお住まいにもお邪魔しました。かなりの量のコレクションがあり圧巻でしたが、リノベーションを終え、それらのコレクションが綺麗に飾られた時は感動でした…! 建築は白と黒のモノトーンで構成。お手持ちのストウブ鍋やマグカップ、インテリアでカラフルに彩られた空間はSさまのセンスの塊です。 娘のように可愛がってくださりありがとうございました。 趣味や好きなものに囲まれた暮らしを、これからも楽しんでいただけたら本望です!

二見 奈々絵
設計営業

二見 奈々絵 / Futami Nanae

2級建築士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター

神奈川出身 1989年生まれ
法政大学 デザイン工学部 建築学科卒業

幼い頃からモノづくりが大好きで自分の生み出したものが長年残る仕事がしたい!と建築を志す。
建築を学ぶ中でより身近な住宅設計に興味を持ち、大学卒業後は大手リノベーション会社に就職。
お客様と直接関わりながら設計・施工を一貫で行う大規模なリノベーションを経験する。

型にハマった提案だけではなく、より自由でワクワクする住まいを設計したいと思っていた矢先、
エントリエと出会う。好きなものを詰め込んだ空間づくりが得意。
リノベーションで住まう人にとっての最高の住空間を提供することに幸せを感じている。

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