家族とエントリエ - LIFE STORY - #90
整えてつくる、これからのゆとり。暮らしを描き直すふたりの住まい | リノベーション事例 #91

住み慣れたまちへの永住を見据え、リノベーションを考えるようになったYさまご夫妻。お子さまが独立されたあとの夫婦ふたりでの暮らしを描き直し、広く明るいリビングルームやオープンな収納、お気に入りのタイル意匠を取り入れた水回りなど、ご夫婦の「好き」をとことんまで叶えた住まいに生まれ変わりました。
物件について
| 所在地 | 神奈川県川崎市 |
| 建物種別 | マンションRC造 築23年 |
| リノベ面積 | 75㎡ |
| 費用 | 1450万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み) |
| 時期 | 2025年 |
暮らす家族
ご主人、奥さま
話し手
ご主人、奥さま
担当スタッフ
澤 雄太
リノベーションのきっかけを教えてください。
ご主人:このマンションに新築で引っ越してきたのは20年ほど前、息子が5歳のときのことでした。別のまちから保育園に通う道すがら見つけたのですが、外観のデザインが特徴的で中庭もあって、なかなか他では見ないいい物件だね、と気に入って購入を決めたんです。
奥さま:とはいえ、20年も住むと水回りも古くなり、フローリングも剥がれてしまったところもあって。このまま住むなら手を入れていかないといけないなと検討を始めたのが、リノベーションのきっかけです。
また、息子がちょうど就職したタイミングでした。「あなたはどうする?」と意向を尋ねると、「ひとり暮らししたいから、俺の部屋は作らず好きにしていいよ」と。だったらこれから夫婦ふたりで暮らす住まいを考えようということになりました。

リノベーション会社選びの決め手はどのようなところでしたか?
奥さま:何社かお話を聞きに行きましたが、なかでもエントリエさんが好印象だったんです。設計をお願いすることになった澤雄太さんと、スタッフの大里めぐみさんがとても丁寧にお話ししてくださいました。
ご主人:間取りや仕様の希望をいきなり聞くのではなくて、「どういう暮らしをしたいですか?」というところから話が始まったんですよね。その姿勢にも信頼をおぼえました。
あと数年もすれば定年を迎えるからその後の暮らしをととのえたい、私たちは出かけるのが好きだけど、家でピアノや趣味も楽しみたい、などいろいろとお話をして。そうやって私たちの暮らしのイメージを共有した上で、のちのち澤さんはプランに生かしてくれました。
奥さま:着工までには8か月ほどかかっていますが、そのあいだプランを相談したり、タイルや壁紙など資材のショールームを回ったりと、じっくり考える余裕をもたせてくれたのもありがたかったです。

リノベーションにあたっては、どんなご要望がありましたか。
奥さま:大きなところは、動線と風通しの改善です。以前の間取りですと、キッチン、洗面所は行き来しづらくて。またキッチンは風通しが悪く、特に夏の料理は身にこたえる暑さでした。
ご主人:リビングと和室は、間仕切りを取り払って押し入れもなくして、ひとつのオープンな空間にしてほしいとお願いしました。
BEFORE

AFTER

リビングダイニングとつながるかたちで、ベッドとデスク、ピアノを置いた奥さまのスペースがしつらえてあります。ゆるやかに個のスペースができあがっていて素敵ですね。
奥さま:もともと夫と私と息子の寝室は別々、というライフスタイルだったので、そこは変えずにおきたいなと。澤さんからは、スペースを分けるロールスクリーンなどをつけますかと提案もあったのですが、開放感を優先してこのままにしてあります。後からでもつけられるように、下地だけはつくってあります。
ご主人:あいだに仕切りは何もないのですが、不思議とリビングと妻のスペースはまったくの別物の感覚なんですよ。私はほとんど妻のスペースに立ち入ることはなくて、洗濯物を干すときに通るくらいなんですが、そのときにもちょっと遠慮がある(笑)。

ご要望にあった動線はいかがですか。
奥さま:最後まで悩みましたが、キッチンと洗面所の動線は改善されましたし、土間のある玄関、収納スペース、キッチンは一直線の動線をつくってとても快適になりました。リビングやキッチンから廊下につながるところには、造作の棚をしつらえています。家の中心になるところにWi-Fi機器も収納できましたし、料理を運ぶ際にちょっと置いたりするのに便利ですね。



念願だった土間から収納スペースを通ってキッチンまでは一直線に。ものを増やしすぎないよう収納はあえてオープンに。
キッチンや床材を選ぶとき、大切にしていたことは何でしたか?
奥さま:キッチンはパイプスペースの関係で壁付けのオープンキッチンにしましたが、リビングにいて視線が向く分、タイル貼りにしたいなと思って気に入るものを探しました。

ご主人:妻はやるとなったらとことんこだわるタイプなんです。タイルやフローリングも、二人で色々ショールームを回って、名古屋にも行ったよね。
奥さま:これが欲しい、と思えるものが見つかるまで探したい性格なんです。大変でしたけど、好きなものを探す過程はとても楽しかったです。

リノベーション中、ワクワクした瞬間を教えてください。
ご主人:スケルトンになったときですね。それまで自分たちが住んでいたとこが何もなくなって、「わが家はけっこう広いんだね」「ここからひとつずつ、つくっていくんだな」という感覚はよくおぼえています。
奥さま:私は施工のプロセスですね。壁紙やタイル、キッチンの色まで、自分が悩み抜いて選んだものが、施工が進むにつれてフィットしていくのを見るのがワクワクしました。

生まれ変わった住まいでご夫婦の暮らしが始まりましたが、どんなことを感じていますか。
奥さま:キッチンの動線は、小さなストレスとなって毎日積み重なっていたのですが、今は全然違いますね。それにリビングの開放感が心地よくて。ソファにのんびり座って、お気に入りのキッチンや家具が並んだ風景を見るとすごく幸せな気分になります。
ご主人:共用の空間と、それぞれのライフスタイルで過ごす空間が生まれたことで、シンプルで暮らしやすい住まいになったと感じます。ふたりで暮らすには広い気もしますが、息子が遊びに来ることもありますし、このくらいのゆとりがあったほうがいいなと思っています。

長きにわたる家づくり、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
振り返れば、最初のご相談から今日まで、本当にたくさんのご検討を一つひとつ丁寧に重ねていただきましたね。 こだわりの動線はもちろんですが、例えばフローリング。一緒に横浜のショールームへ行きましたが、名古屋に気になるものがあると分かれば、すぐにご自身で現地まで足を運ばれていました。その際、私は同席できなかったのですが、「澤さんも行きますか? ついでにひつまぶしを食べましょう!」とお誘いくださったこと、そのお気持ちが本当に嬉しくて今でも大切に覚えています。 でも、フローリングはあくまで一例に過ぎません。キッチンの使い勝手、パントリーの配置、洗面室の広さ、コンセントの位置……。Y様がお家のすみずみまで「これからの暮らし」を想像し、悩み、決断してくださったその過程こそが、この住まいの質感を何倍にも引き上げてくれました。 リノベーションは、膨大な選択の連続です。日々の生活やお仕事でお忙しい中、投げ出さずに最後までこだわり抜かれたY様の情熱には、僕も頭が下がる思いでした。 おふたりがこれからを大切に過ごされるお家だからこそ、「名もなきストレス」を少しでも緩和し、どんな瞬間も快適に過ごしていただきたい。そんな想いでお手伝いをさせていただきました。 選び抜いた無垢の床の上で、おふたりが至福のひとときを過ごされている姿を想像するだけで、僕も幸せな気持ちになります。この家がおふたりのこれからの歩みを、優しく支え続ける舞台となりますように。

澤 雄太 / Sawa Yuta
2級建築士、福祉住環境コーディネーター、愛犬家住宅コーディネーター
神奈川県出身の1987年生まれ。
東海大学工学部建築学科を卒業。…
幼いころから建築、特に日本家屋が好きで近所の民家園によく遊びに行ってました。
縁側でまったり過ごす時間が大好きでした。
人のことが大好きで、その人の頑張ってることを聞くとつい応援したくなってしまうお人よしです笑。
好きな建築を通して沢山の人の幸せ応援が出来るように頑張っています。
その人の大切な想い出がカタチになるように
その人の幸せな時間がより豊かになるように
その人の人となりが浮かんでくるような
そんなご提案を心掛けています。
是非お気軽に色んなお話を聞かせて下さい!
■ジェルコデザインリフォームコンテスト
2020年関東甲信越大会 優秀賞
2021年関東甲信越大会 家族のつながり賞
2022年関東甲信越大会 優秀賞
2022年全国デザイン部門別優秀賞 個室部門
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