ひとつのリノベーションが終わるまでには、さまざまなひととひとが思いを寄せ合う時間や場が何度もあります。私たちはその出会いや体験のすべてが「住まいづくり」につながっていくのだと感じています。「entrie 編集部日記」では、リノベーションやマガジンに関わってくださるみなさまとの間に生まれたできごとを綴ります。

entrie 編集部日記
Vol.1 てづくりケーキ

わたしたちのWEBマガジン「家族とエントリエ」では、施工事例を紹介しています。お施主さまのお家に伺い、担当者立会のもとリノベーションのきっかけやエピソードを伺っています。このタイミングが編集部員として、完成したお家とご家族とお会いできるチャンスであり、もっともエントリエとお施主さまの繋がりを感じる時間なのです。

この日は、《ようこそ美術館へ! おもてなし心たっぷりの、廊下がギャラリーのお家 》 家族とエントリエ LIFE STORY #25 のKさまご夫婦のお家へ。ドアを開けるとすぐに私たちをあたたかい笑顔で迎えてくださいました。

一通り取材が終わったのち、はじまったティータイム。なんと「ケーキをつくったからみんなで食べようよ!」と仰ってくださった奥さまがご準備してくださっていたんです!

テーブルを囲うご夫婦と担当者ふたりを眺めていると本当の家族のようです。お互いの近況報告や住んでからこの日までのことを振り返ります。もちろん、ケーキもとても美味しくいただきました!

この日のように記事でご紹介するエピソードだけではなく、いつもみなさまにお伝えしたいなと思うのが担当者とお施主さまの会話。

「クリスマスツリーを飾ったの」
「DIYするといっていたトイレが完成したから見て!」
「ここに置く家具を買おうと思うんだけれど、どれがいいかな? ちょっと見てくれる?」

本来は、リノベーション会社の担当者とお客さまという関係ではありますが、数ヶ月、数年のお付き合いのなかで一緒に住まいを築いた信頼関係がみえるのです。

「楽しくリノベーションができたの。本当にずっと笑ってたよね!」。

記事には書ききれないのですがこんな明るい声をいただくと、これからエントリエを選んでくださるお客さまにも「同じような時間が訪れると良いな」と心から願わずにはいられなくなる瞬間です。