「ただいま」から「くつろぎ」までを整える。住まいのカタチを活かしたメゾネットマンションのお家。 | リノベーション事例 #95

お子さんの成長をきっかけに、同じマンション内で住み替えを決めたOさまご夫妻。快適なリビングとキッチンを求めてリノベーションを検討するも当初は壁にぶつかることも…。そんなときに出会ったのがエントリエ。担当者の澤 雄太と対話を重ねるなかで、言葉にしきれなかった好みやこだわりが形になっていき、いまでは「家に帰るのが楽しみ」な日々を過ごしています。

物件について

所在地神奈川県川崎市
建物種別マンションRC造 築23年
リノベ面積
費用1800万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み)
時期2024年

暮らす家族

ご主人、奥さま、息子さん

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

澤 雄太

リノベーションのきっかけを教えてください。

奥さま:もともとは、息子の小学校進学に合わせてこのマンションに引っ越してきたんです。でも息子が成長するにつれて、だんだん手狭に感じるようになって。同じマンション内で広い部屋が空いたので、住み替えることにしました。

ご主人:住み替えた部屋は十分な広さだったものの、造りが建設当時のままだったんです。細かいところで不便があったので、エントリエにリノベーションをお願いすることにしました。

奥さま:そうそう。前の住まいは水まわりがリノベされていたので、余計に古さや使いづらさが気になっちゃって。

エントリエとの出会いを教えてください。

ご主人:エントリエの公式サイトやWEBマガジンを見てみたら、ちょうどリフォームコンテストで受賞した記事が目にとまりました。それがすごく参考になったんですよね。リノベ前の課題をどう解決したのかが丁寧に書かれていて、技術力も高く評価されていて。「ここなら任せられるかも」と、期待が膨らみました。

戸建て_リノベーション_キッチンリビング_澤雄太担当_エントリエ

どのようなご要望がありましたか?

ご主人:譲れなかったのは、リビングを広く使うことと、キッチンの使い勝手をよくすること。もともと南側にあったキッチンを和室のある北側に移せば、リビングのスペースをもっと広くとれるのでは?と思っていました。

奥さま:リノベ前はL字型キッチンだったので、2列型キッチンにしたいという希望もありましたね。私も夫も料理をするので、2人並んで作業できるようなキッチンが欲しかったんです。

BEFORE

AFTER

エントリエの決め手は?

ご主人:キッチンの移設は、相談した施工業者さんにはことごとく断られてしまっていて。妥協案を提示されることも多く、どんどん行き詰っていくような状況。だからといって、自分たちの理想を曲げたくはありませんでした。

そんななかで唯一「できますよ!」とどうすれば実現できるのか、考えてくれたのが澤さんだったんです。その理屈がしっかりしていて、リノベにともなうリスクも含めて説明してくれました。「これはもうお願いするしかない」と思いましたね。

担当者の印象を教えてください。

ご主人:レスポンスの早さはもちろんですが、提案の質が高かったですね。短期間でここまで精度の高いプランが出てくるのかと、目を見張りました。

奥さま:私たちの意向を汲んだプランA、プランB、プランCを提案してくれて「わ〜、すごい!」なんて喜んでいたら、澤さんが「実はこういう選択肢もあって…」と、まさかのプランDが出てきたり。いつもこちらの想像を超えてくるんですよ。

戸建て_リノベーション_キッチンリビングで過ごす家族_澤雄太担当_エントリエ

二階の階段横のスペースを利用した場所は、奥さまのワークスペースになっているんですね。

奥さま:はい、それは私の希望です。うちは共働きで在宅勤務も多いのですが、前の住まいではダイニングがワークスペース代わりでした。仕事モードに切り替えにくいし、大事なオンラインミーティングのときは、家族が映りこまないように気を遣うことも多かったですね。

戸建て_リノベーション_踊り場スペース_書斎_澤雄太担当_エントリエ
戸建て_リノベーション_踊り場スペース_澤雄太担当_エントリエ
戸建て_リノベーション_吹き抜けのあるリビング_澤雄太担当_エントリエ

ご主人:私の一階の書斎も澤さんの提案で機能的な環境になりました。特に実感するのは、コンセントの数と位置です。書斎でパソコンを使うのか、プリンターは必要か、といった細かいヒアリングをもとに最適な配置にしてくれて。以前はタコ足配線になりがちだったのが、いまはスッキリ。些細なことなんですが、めちゃくちゃ助かっていますよ。

奥さま:意外だったのは、夫が緑色の壁紙を選んだこと。ほかの部屋とは少し雰囲気が違っていて「あっ こういうのも好きなんだ」と、知られざる一面を見た思いです。

戸建て_リノベーション_書斎_澤雄太担当_エントリエ
ご主人の書斎。普段使っているパソコンやオーディオ機器などに合わせて、コンセントの配置が工夫されている。

広々とした洗面所も印象的ですね。

ご主人:洗面所は重宝しています。出勤前に夫婦並んで朝の身支度ができるので、本当に快適です。以前は夫婦がローテーションで洗面所を使っていたので、思いのほか時間がかかっていました。

いろいろなところに手を加えてもらいましたが、洗面所まわりはかなり満足度の高い設計。出勤時だけじゃなく、帰宅してからの手洗いや着替えもスムーズです。改めて考えると、家中のあちこちに澤さんのアイデアが散りばめられている。ヒアリングを通じて私たちのライフスタイルを汲み取り、理想の住まいを引き出してくれたのだと感じます。

戸建て_リノベーション_洗面_澤雄太担当_エントリエ

暮らしてみていかがですか?

奥さま:洗面所、ウォークインクローゼット、玄関のシューズクロークがつながっているので、身支度を済ませたら、そのまま出勤できてしまいます。こうした便利な動線は、私たちではまず思いつきません。

戸建て_リノベーション_洗面_澤雄太担当_エントリエ
洗面所から玄関までをウォークスルークローゼットで繋ぎ一つの動線に。
戸建て_リノベーション_収納_澤雄太担当_エントリエ
玄関クロークは靴収納だけでなく、アウトドア用品もまとめてしまえる空間に。

リノベーションを通して、ワクワクした瞬間を教えてください。

ご主人:もう、打ち合わせのたびにワクワクしていましたよ。自分たちの知らない世界を見せてもらえるようで。

奥さま:ワクワクする気持ちがある一方で、施工業者選びからリノベーションが竣工するまで、大変だったのも事実です。育児や仕事の合間を縫って打ち合わせして、何度も決断を重ねていって。もう一度同じことをしろと言われたら、ちょっと悩んじゃう(笑)バタバタだからこそ、ストレスなくやりとりできるエントリエのありがたさが身に染みました。

戸建て_リノベーション_寝室あ_澤雄太担当_エントリエ

お気に入りの場所を教えてください。

ご主人:やはり、家族が集うリビングですね。パイプスペースを活かして壁掛けテレビとテレビ裏の収納を設置しています。みんなでソファに座ってテレビを観たり、くつろいだり。間接照明を仕込んでいるので、夜はガラッと雰囲気が変わるんです。

戸建て_リノベーション_リビング_澤雄太担当_エントリエ
テレビボード裏は収納として機能的に設計しながら、間接照明も仕込み意匠性をもたせました。

奥さま:リビングに大きなクリスマスツリーを飾るのが夢だったのですが、今年の冬はそれが叶いました。ソファから眺めているだけで満足ですし、息子もお気に入りみたい。居心地がいいから、私も毎日帰宅するのが楽しみです。

戸建て_リノベーション_キッチンリビング_澤雄太担当_エントリエ

《6月7日(日)開催》WACCA to MOKEI -vol.1- in 恵比寿

輪っかをひとつひとつ繋ぎ合わせるOTO OTOさんと、建築模型の魅力をもっと多くの人に届けたいという思いで作品をつくり続けてきたokamoto barba namiさん。異なる手法で、それぞれ見る人の心に深く届く作品をつくり続けてきたふたりが、エントリエで2人展をおこないます。輪っかと模型が生む景色をぜひ見にきてください。

イベント概要

OTO OTO × okamoto barba nami
初めての2人展を開催いたします。

2017年、とあるステージ上で出逢った私たち。輪っか飾りの作品と模型作品。全く違う作品をつくる2人ですが、お互いにリスペクトを持ちながら、これまでの活動に影響を与えあってきました。輪っかと模型がどんな空間を生み出すのか?私たちもわくわくしています。どうぞお楽しみに!

それぞれワークショップも開催予定です。こちらは予約優先となりますので、展示の詳細も合わせて今後のSNSにてお知らせしていきます。もしかすると、コラボ作品なんかもあったりするかも…?ぜひチェックしてみてください。

イベント概要

【日付】2026年6月7日(日)
【時間】
12:00~16:30
※入場無料/予約不要
※オープン前にお並びいただく場合は11:50~でお願いいたします。それより早くから会場前でお待ちいただくことはご遠慮下さいますようご協力いただければ幸いです。
※靴を脱いでフローリングにあがっていただく会場となります。
【場所】entrie times ebisu
【住所】〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-11-12 The HONDA ARMS 101
・山手線/恵比寿駅 徒歩3分
・東京メトロ日比谷線/恵比寿駅 徒歩2分
・東急東横線/代官山駅 徒歩8分
【主催者Instagram】
・OTO OTO @otooto.hoi
・okamoto barba nami @okamotonami

主催者のご紹介

OTO OTO

2014年より、折紙の輪っか飾りをテーマにしたアクセサリーや雑貨などを制作しています。「輪っかと輪っかが繋がるように、人と人・人とモノ・人とコトが繋がっていきますように」そんな想いを込めて作品づくりをしております。

■ X
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■ Instagram
https://www.instagram.com/otooto.hoi/
■ SHOP
https://otooto.theshop.jp/

okamoto barba nami

建築模型や製図の技法を応用して、空間をテーマにした立体作品やドローイングを製作しています。とても魅力的なのにもかかわらず一般知名度が高いとはいえない建築模型を、ショーアップして世に広めるのが目標です。白昼夢のような不思議な空間をぜひおうちに持って帰ってください

■ X
http://twitter.com/o_barba_n
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https://www.instagram.com/okamotonami
■SHOP
https://minne.com/@okamotonami

私を応援するために、描き続ける – art painter / chidori.(ちどり)

2019年に作品発表を始めた chidori.さん。弱い自分を励ますように描いた花。誰かの背中をそっと押せたらという願いを込めた女性たち。作品には、自分自身の不安や揺らぎと静かに向き合ってきた時間が滲んでいます。
「つくること」は、仕事でも趣味でもなく、自分が戻ってこられる場所。今回は、絵を描き続ける中で見つけた居場所や、“好き”とともに生きることについて、お話を伺いました。

小さい頃から美術が好きで、「自分の好きなものはこれなんだ」と自然に感じていました。ある時期から、絵を通して何かを伝えてみたいと思うようになり、2019年から作品を公開し始めました。

何者でもない自分が、何者かになりたかったのかもしれません。自分にどんなことができるのか、まずはやってみよう。そんな気持ちでchidori.の活動を始めました。  

「小さな自分が開いていく」

シリーズ作品タイトル「小さな自分がたくさん開いていく花」の「小さな自分」という言葉には、当時の自分自身を応援する気持ちを込めていました。弱い自分を鼓舞するというか、そっと背中を押すような感覚です。

自分自身の力で少しずつでも切り開いていけるのだと、半ば思い込みのようにでも信じていたかった。

そうした、自分の弱さや不安に向けた作品だったように思います。 

「つくること」は、仕事でも趣味でもなく、そのどちらにも完全には当てはまらない、自分にとっての“場所”のようなものです。できれば常にあってほしいと願うものであり、自分自身が戻ってこられる居場所でもあります。

猫をモチーフにした作品も多いchidori.さん。「実際に飼った経験はないのですが、『猫と暮らしてみたい』という気持ちから気軽に描き始めたのがきっかけでした」

展示やイベントでは、人と人が自然に繋がっていく瞬間や、新しい出会いが生まれることにたくさんの喜びがあります。直接の知り合いでなくても、そこに作品があるだけで不思議と会話が生まれたり、気持ちが交わったりする。そうした経験を通して、「つくること」は自分の居場所であると同時に、誰かと誰かをゆるやかに繋ぐ場所でもあるのだと感じています。

自分自身を応援する思いを作品に込めて

女性のイラストを見ることは以前から好きで、自分でも描いてみたいと思っていました。

「カノジョの先にあるもの」

シリーズ作品タイトル「カノジョの先にあるもの」という女性の横顔を描いた作品は、最初はふと鉛筆を走らせていた中で生まれました。何かに向かって駆け寄っていくようなイメージです。強さとやわらかさの両方を持ちながら、自分も夢へ向かって進んでいきたいという思いが込められていたのかもしれません。

すべての女性がそれぞれに輝いている中で、自分もその中にいながら、少しでも自信を持って輝いていけたらいいな、という気持ちがありました。

私の場合、活動を始めたのは歳を重ねてからです。楽しんでいる自分、恥ずかしい自分、自信のない自分、嫌だなと思う自分など、いろいろな自分と向き合いながら過ごしてきました。生きづらさを感じることも多いのですが、生きるということは、悩みが消えることではないのだと思います。

「一番ワクワクするのは、作品が仕上がった瞬間です。形になった達成感や仕上がりを、まずは自分の中でじっくり噛み締めています」

人は単純なようでいて複雑で、面倒くさい生き物だなと思うこともありますが、それでもみんなそれぞれに日々を頑張って生きている。

この作品は、そんな自分自身へのささやかな応援であり、同時におこがましいかもしれませんが、どこかで誰かの背中もそっと押せるような、そんな作品であれたらなという思いがあります。

“好き”を我慢しないこと

今は「がむしゃらにやってみること」と「思いっきり休むこと」、そして「好きなことを我慢しないこと」を大切にしています。

大きな作品を一つ仕上げたあとには、エネルギーを使い切ってしまうことも多く、そのあとにはしっかりとチャージする時間が必要になります。作品に向き合う時間ももちろん大切ですが、旅行をしたり、ただだらだら過ごしたり、動物のように気ままに生きてみる時間も、自分には欠かせないものです。

「特に色を混ぜたり組み合わせたりする瞬間も大事。理屈より、そのときの感覚で仕上げていくことが多いです。なんといっても、もともと色そのものが好きなので、その時間は特に楽しさを感じています」

これまでの作品は比較的こってりとした表現が多かったので、今後はもう少し大胆に、抜け感のある仕上がりにも挑戦してみたいと思っています。

また、これまでとは少し違った表情や空気感を見せられるような表現にも取り組んでいけたらと考えています。

chidori.(ちどり)/art painter
2019年よりイラスト制作を中心に活動を開始。展示やイベント出店を通して、オリジナル作品やアイテムの制作・販売を行ってきました。現在は新たな土地へ移り暮らしながら、これからの活動や作品の構想をゆっくりと育てています。2026年内の活動再開に向け、少しずつ準備を進めています。
☑ Instagram @chidori_2019

家づくりの静かな連鎖 – 鴨home 32羽目

先日、リノベーションを終えた友人の家に遊びに行くと「ダックさんの家を参考にしました」と伝えてもらった。参考にしてくれたのは、色や素材の話だけではなく「家族が常に視界に入らなくていい、それぞれにこもれる場所がある」ということ。

彼女はリノベーション前に遊びにきてくれたのだけど、そういう風に見てくれていたのかと、そういう感覚でつながれたことに驚いた。

1階の間取り図面。とにかく、視線が区切られる家で子どもたちを怒る回数も激減!

考えてみると、もともと実家は、帰ってきたらまずリビングを通らないと自室にいけない間取り。いい時も悪い時も家族の気配が流れていて、そういうものだと思っていた。

自分で家をつくるということは、その当たり前を一度見直して、自分で選ぶ勇気がいる。考えてみると、家をつくる人はみんなそれをやってのけているわけで、なんだかおもしろい。そのパートナーが建築士さんで、「こういう間取りはどうですか?」と提案してもらうことで、自分で選び、別の正解に向かっていくことができる。

自分のことを話すのが苦手な人ならなおさら「この家だと楽しく暮らせる」という感覚を言葉にするのは、とっても難しいことだと思う。私も建築士さんに「つまりこういうことですよね」と図面にしてもらうまで、何を求めているかよくわかっていなかったし。

彼女が一歩出るきっかけになれたと思うと、恥ずかしくも密かに小さな自信になった。

▷「家族が家族じゃなくなる家」を設計した人はこちら

やさしいあなたへお手紙を #157 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ

こんにちは!毎日緑がキラキラ輝いて5月の空気を胸いっぱい吸いこんでいます!

私の大好きなエルンスト・クライドルフの展示を見に、八ヶ岳にある小さな絵本美術館に行ってきました。エルンスト・クライドルフはスイスの画家で詩人。花のメルヘンの絵がとっても良いです✧

草花や小人や妖精、小さな生きものたちが息づく世界!
アルプスの自然を感じる草花や虫たちを擬人化した絵が特に好き〜♡

絵本は日本語訳は絶版で買えないけど、ドイツ語版があり買って帰りました。

日本ではそこまで有名ではないけど、私のようにきっと好きな人は好きだと思うので!絵本の復刊を望みます!美術館もステキで行けてよかったー✧

ではでは またお便りします。

Mayamoon

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

《5月のコラム》遠くの星から、自由の風が吹く Byイルマーヤ

緑が生い茂り、徐々に夏への気配を感じる5月。今月、星読みのイルマーヤさんが届けてくれたのは、「自由」と「ほんとうのこと」をめぐるコラムです。誰にも見せない文を書くこと、ひとりになること。それは自分の内側にある「ほんとうのわたし」に出会うための、静かで大切な時間かもしれません。
イルマーヤさんによる、5月の12星座別占いはこちら

コミュニケーションに改革の星

5月は双子座(言葉や学び、好奇心を表す星座)に水星、太陽、そして天王星が。天王星は革命や改革を司る惑星で、2033年までの約7年間、わたしたちは「コミュニケーション」や「学び方」の大きな転換期を歩んでいくことになりそうです。

そこでピンと来るのはやはり生成AI。聞きたいことがあればすぐに聞ける相談役として、生活の中になくてはならない存在になっています。

最近出会うコンテンツは、生成AIでつくられたものもたくさんあるみたいです。往年の映画スターやミュージシャンの今と昔を並べた動画はついつい見入って、当時の映画を観た時のことを思い出します。犬や猫が人間のように振る舞う動画も楽しいですよね。

でもそんな楽しい動画もあれば、知ってしまったばかりに今までなかった「欲」がでてきて、不足感のような、なんだか後味が悪い気がすることも……そう思うと、なんでも便利で楽しい、とは言い切れない複雑な気持ち。

「ほんとうのこと」と向き合いたい

先日、『ほんとうのことを書く練習(土門蘭、ダイヤモンド社)』という本に出会いました。

タイトルにも惹かれましたが、帯にある「まず、誰にも見せない文をノートに。」という一文も気になり、この本を手に取ることにしました。「ほんとうのこと」ってなんだろう。事実?真実?誰にとっての?誰にも見せない文ってなんだろう?

「ほんとうのこと」とは「私」の一部だ。
「ほんとうのことを書く」とは「私を知っていく」ことだ

(中略)
「この命を生きるために書いている」


『ほんとうのことを書く練習(土門蘭、ダイヤモンド社)』 – P10-11より

わたしはこの本を「ほんとうのわたし」で読みたいと思いました。「ほんとうのことが書いてあるもの」の読み手として、その「ほんとう」に向き合いたい。真剣勝負です!


背筋をピンとしながら読んでいくと、著者の土門蘭さんの言葉で「ほんとうのこと」を読むこと、書くことの大切さ、そして向き合い方などが丁寧に表現されています。この本の中には、「わたしもそう思ってる」や「わたしも考えているけど、わからないこと」が詰まっていて、私の中にすっと入ってきました。

わたしが求めている作品とは、「ほんとうのこと」を表現したものなのかもしれない。そして、わたし自身もどんなものを作りたいか、どんなことを伝えたいのかをもっと考えたくなりました。

同時に、自分には必要のない「欲」を膨らまさせられてしまうようなコンテンツは「ほんとうのこと」とは違うものを「感じさせられている」気がするから、後味が悪いのかもしれないとも気づきました。

自由とは

「ほんとうのこと」を書くためにはひとりになることが必要みたい。そして、ひとりになるということは、自由になることである、と。

「自由」になる条件は、「自分を受け入れる」ことだと思う。意のままに振る舞うことを許すこと、その振る舞いをすべて受け入れること。自分で自分を受け入れることができたら、その瞬間、私たちは自由になれる。

「書く」ことも含め、全ての表現はこの「自由」から始まる。

『ほんとうのことを書く練習(土門蘭、ダイヤモンド社)』 – P37より

自由になったら「誰にも読ませない文章」を書く。自由にならないとそれは書けないみたい。

わたしは文房具が好きで、気分転換したい時にはノートやペンを買う癖があります。せっかく買ったのに、なんだかもったいないような気がして結局書けないこともしばしば。もしかしたら、わたしの中の自由が足りなくて、書けなかったのかも?

「私たちは、もっと自由になっていい。」

『ほんとうのことを書く練習(土門蘭、ダイヤモンド社)』 – 帯(背表紙側)より

帯にも書かれたその言葉に、背中を押されてわたしも誰にも見せない文を書きたくなりました。

生きるための表現

誰もが「生きるための表現」をしながら、生きているのだと思います。表現方法は人それぞれで、その成果や結果を生業としている人もいれば、そうでない人もいます。

何かが出来る人、何かをやっている人、そういう「ラベル」が付いていないと、なんだか肩身の狭い思いをしたり、自分に自信を持つことができず、自分には「何もない」ような寂しい気持ちになることもあります。

「誰にも見せない文」は、そんな寂しい気持ちから離れられる気がします。ひとりの時間は、頭の中の「誰か」をシャットアウトして「ただのわたし」でいられるから、あれが好き、これが嫌いを自由に表現して、評価も関係ない。意味がないことも、答えにたどりつかないことも許される自由の時間は、わたしの中の「ほんとうのこと」に向き合う大切なひとときです。

より充実した人生のために良さそうだからやりたいわけではなく、「ほんとうのこと」に向き合えば何かを得られそうだからやるのではない。ただ、白いページにわたし自身を映してみたら、どんなものなのか見てみたい。自由なわたしはどんな人なんだろう。

さて、買い集めたノートに使い道ができたので、また新しいノートを探しに行かないと……!

猫みたいな朝を迎えたい – 鴨home 31羽目

カーテンに朝の光が当たって、凹凸が浮かび上がる。壁のブラケットライトに斜めの光の帯が走って、影が二重に生まれる。窓辺で丸くなった猫の背中の毛が、一本一本光っている。

たまにこういう、誰に見せるでもない写真を撮っている。時間が経つと消えてしまうので、なんとなく。こういう風景に、30秒でも時間を使えている時の自分は心も身体も調子がいい。

多分、リノベーションをしたってしなくたって、きれいだなと思える風景は、もともと暮らしのあちこちにあった。だって当然、朝になれば日は差し込んでくるから。

前の家にはなんとなくいつも忙しない空気が漂っていて、夫婦の会話も少なかった。お互いの機嫌や都合をいやいや気にして、なるべく感情を殺して生活をする。そういう朝には、光を眺める心の余裕なんて0.5秒もない。

暮らしが変わったから、自分が変わったのか。自分が変わりたかったから、暮らしを変えたかったのかわからない。できればもっと若いうちから、朝の光を楽しむ余裕がある人間として生きていたかった。猫を見ているとそんな朝を毎日迎えていそうで良いなと思う。

ともかく最近の自分にとって朝の光をぼんやり眺める時間が、生まれてよかった。今なら前の不満だらけの家でも、楽しく住める気がする。

最近の猫のおいどん

よく庭に遊びにくる猫「トム(仮名)」とお話ししている。

▷「家族が家族じゃなくなる家」を設計した人はこちら

やさしいあなたへお手紙を #156 – mayamoonからの日々の芽便

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

やさしいあなたへお手紙を #155 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ

こんにちは!5月になりました。
今日は雨がシトシト、肌寒い。
植物がうるおっていてキレイです!今日はパンを焼きました。
ドライフルーツミックスというのがあったので、それを入れました。
表面のレーズンはこげて安くなったので、表面のやつは全部ほじってとりました。笑
冷蔵庫で発酵されてこれないパンなので、楽に作れます。
味はまぁ、ふつうです。
でも家で作るものはこれくらい
ふつうの味がいちばんよいよねーと。
この間 、映画「プロジェクトヘイルメアリー」を見に行きました。
SF好きには話題の作品。
まだ本が読めてないのに映画に行ったことを後悔しています。笑
映画館の中って、ちょっと異世界の中に似ているなーと思います。
なんだろー 閉鎖空間で動けないところかな〜。どうでもいいけどー。
そろそろ畑仕事の時期到来です。
夏野菜の苗も植えねば。ではでは、また来週♡ マヤムーン

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

見上げても、見渡しても、心地いい。忙しい毎日をスムーズにする家事ラクなお家。 | リノベーション事例 #94

お父さまが大切にされているご実家で、二世帯住宅として暮らすことを決めたSさまご家族。お子さまの小学校入学を機に、ご両親が暮らす1階はそのままに、自分たちが暮らす2階をリノベーションすることに。家族のライフステージが変わっても楽しめる設計を実現しました。家事動線の効率化で家族時間が生まれ、機能面と心地よさが同居するお家が完成しました。

物件について

所在地東京都府中市
建物種別戸建て 2階建て 
リノベ面積非公開
費用非公開
時期2024年

暮らす家族

お父さま、お母さま、息子さま、奥さま、長女、長男

話し手

息子さま、奥さま

担当スタッフ

小林めぐみ

リノベーションのきっかけを教えてください。

ご主人:結婚する時に、ゆくゆくはこの土地(実家)に住むという話はしていました。父が大切にしていたこともあって、妻も承諾してくれていて。子どもがふたり生まれて手狭になってきたことや、上の子が小学校に上がるタイミングを見据えて、早めに計画を進めようということになりました。完全同居ではなく、1階に両親、2階に私たち家族が住む二世帯という形でのリノベーションを希望していました。

戸建て_リノベーション_2世帯_リビング_壁掛けテレビ_ロフト_小林めぐみ担当_エントリエ

エントリエとの出会いは?

奥さま:ひと通りネットで見つけたリノベーション会社から資料請求をしたのですが、正直それだけではわからなかったです。他社さんとお話しする中で、予算が合わなかったりと難航していました。そんな中でエントリエの担当・小林めぐみさんと出会えて。お義父さんとお義母さんの思い出のこもった家を残せて本当によかったです。

ご主人:たまたま母も、エントリエと同じ会社の他ブランドのことを知っていて。そういう縁も重なったと思います。

before

after

どのようなご要望を伝えましたか?

奥さま:「とにかく家事を楽にしたい!」と伝えました(笑)。私は家事があまり得意ではなくて、特に洗濯などの動線が悪いのがストレスで。働きながらの子育てなので、効率よく動ける「家事ラク動線」と、キッチンから子どもの様子が見える配置をお願いしました。

ご主人:私は「広いリビング」と「広いキッチン」ですね。天井を高くして開放感を出したいという希望と、デザイン面では「黒と木目」を基調にしたモダンなテイストにしたいと伝えました。

戸建て_リノベーション_2世帯_リビング_キッチン_ロフト_小林めぐみ担当_エントリエ
ご主人の希望だった「黒×木目」で統一されたLDK。既存の梁(はり)を活かし、天井を高くすることで開放的な空間に。

担当者と会ってみていかがでしたか?

奥さま:「共働きなので、とにかく家事を楽にしたい」「子育てを含めた生活動線に強い方にお願いしたい」という要望は伝えました。そうしたら、まさにその分野に詳しい小林さんが担当についてくださって。私たちの事情や「こうしたい」という感覚をすぐに理解してくれたので、エントリエさんも私たちに合う担当者を考えて選んでくれたんだな、と嬉しく思いました。

脱衣洗面室前の廊下はウォークスルークローゼットに。洗濯ものは干してそのままハンガーにかけて収納する動線にしたので、「畳む」という工程がなくなりました 。

では、印象的なエピソードを教えてください。

奥さま:小林さんは、こちらの要望に対して基本的に「ダメ」とは言わないんです。構造的にできないことははっきり伝えてくれますが、それ以外は「こうすればできるかも」と常に叶える方向で考えてくれました。予算面でも、私がこだわりたいキッチンにはしっかりお金をかけて、逆にトイレなどの優先度が低い部分はコストを抑えるなど、メリハリのある調整をしてくれたのがありがたかったです。

ご主人:ヒアリングが本当に丁寧でしたね。なるべく具体的なところまで詰めて、実際に生活してからのことをイメージしながら話を聞いてくれる安心感がありました。

お子さまのスペースについては、どのように考えましたか?

奥さま:子ども部屋については最低限で考えていたんです。私自身がマンション育ちで、姉妹で二段ベッドで部屋を区切って過ごしていた経験があって、それで十分楽しかった記憶があるんですよね。それに子どもたちが家にいる時期は、意外と限られていると思っていて。

だから、「子ども部屋」として作り込むのではなく、ふたりが独立した後も私たちが書斎や客室として使えるような、フレキシブルな部屋にしたいと思いました。

戸建て_リノベーション_2世帯_リビング_キッチン_ロフト_小林めぐみ担当_エントリエ
ご夫婦こだわりのキッチン。広い作業スペースや大容量のフロントオープン食洗機を採用し、家事の時間を大幅に短縮することができました。

リノベーションでワクワクした瞬間は?

奥さま:私はやっぱりショールーム巡りですね。小林さんとの待ち合わせの2時間前に入ってずっと見ていたくらいで(笑)。自分の好きなテイストが形になっていく過程は本当に楽しかったです。

ご主人:間取りを3〜4案ご提案いただいて、「これでいこう」と決定したあたりはやっぱりテンションがあがりましたね。自分たちの部屋がこうなるのか、とイメージできた時も。それに解体工事が始まってからは、毎日少しずつ変わっていく様子を見ては、ずっと楽しんでいました。

戸建て_リノベーション_2世帯_リビング_キッチン_ロフト_小林めぐみ担当_エントリエ

実際に住んでみて、暮らしに変化はありましたか?

ご主人:「時は金なり」じゃないですけど、お金をかけて設備を整えたおかげで、本当に生活が楽になりました。実は以前のアパートではあまり家事をしなかったんですが、今は食洗機が大きくて使いやすいので、私が食器洗いを担当するようになりました。

奥さま:1日のおわりにキッチンリセットまで完璧にやってくれるので驚いています(笑)。いつもきれいにしてくれるんですよ。洗濯動線もすごく良くて、洗って乾かして、畳まずにかけるだけ。家事のタスクや時間が減った分、子どもと遊んだり、好きなことに時間を使えるようになりました。

ご主人:あと、断熱性能がすごいですね。冬は暖房をつけなくても寝室が暖かいくらいで、夏もエアコンの効きが良くて。前のアパートとは比べ物にならないほど快適です。

戸建て_リノベーション_2世帯_玄関_土間_小林めぐみ担当_エントリエ
ひとつの玄関ホールに、世帯ごとの上がり口を設けた間取り。
戸建て_リノベーション_2世帯_玄関_土間_小林めぐみ担当_エントリエ
二世帯の玄関づくりは、共有と分離のバランスを考えて設計します。

お気に入りの場所を教えてください。

奥さま:リビングのソファに座って、テレビを見たり、ゲームをしている時はもう最高です。このソファに座って見える、このリビングの範囲がすごくお気に入りで。ここからの景色を見るたびに嬉しくなります。

ご主人:リビングの天井は、梁をあえてそのまま残してもらったのも良かったです。両親がとても大事にしている家なので、元の要素を生かしてくれたことを両親も喜んでくれていました。
また、キッチンはデザインも機能もこだわりにこだわったので、お気に入りです。

奥さま:特にデザインは夫のワガママで(笑)黒×木目に。広くて高機能なキッチンで、私も気に入っています。

ご主人:リビングのテレビ裏も部屋の象徴にできて満足しています。黒いテレビに合うように、縦格子の木のパネルを提案してもらったんですが、これがすごくかっこよくて。
子どもたちはロフトがお気に入りだよね。「秘密基地」みたいにして遊んでいます。

戸建て_リノベーション_2世帯_リビング_キッチン_ロフト_小林めぐみ担当_エントリエ

《5月の12星座別占い》軽やかに、もっと自由に Byイルマーヤ

全体運:もっと自由に!日常が軽やかにアップデートされる5月

あちらこちらで色とりどりの花が咲き、爽やかな初夏の風が吹く気持ちの良い5月がはじまりました。今月の星の動きをみると、羽織っていた上着を脱いで半袖Tシャツになるような軽やかな変化が起こりそうです。

5月は少しゆったりとした雰囲気ではじまります。中旬ごろまでは心地よさを求める牡牛座のエネルギーがとても強くなるので、無理に新しいことを始めようとしなくて大丈夫。ゆったりと「今、ここにある幸せ」を存分に味わってみましょう。お気に入りのコーヒーの香り、ふっくらと咲いた花に触れる瞬間、初夏の風に揺れる木々の緑。五感を使って「今」を感じることで、心にしっとりと潤いが戻ってきます。「毎日よく頑張っているよね」と、自分を慈しむ時間を大切にしましょう。

17日は新月。これまで一つの場所にどっしりと留まっていた星たちが次々と「自由」と「好奇心」のエリアへと移動していくので、世の中の空気感は一気に軽くなります。もしも行き詰まりを感じているとしたら、それは「古いやり方」を卒業するサイン。この時期は、ちょっとした情報のアップデートがあなたを助けてくれます。最新のデバイスや家電をチェックしてみる、気になるオンライン講座を調べてみる、友人とランチをして、他愛もない話で笑い合う……そんな軽やかなアクションが、あなたの日常に新しい風を運んできてくれるでしょう。

5月の終わりにかけて、この時期は「もっと自由に生きていいんだ!」という、清々しい開放感を感じます。これまでの「こうあるべき」という役割や、自分を縛っていた思い込みを、さらっと脱ぎ捨てるチャンスです。高い空に吹く風を捕まえた鳥のように、視点がぐんと高くなります。「無理かも……」と思っていたことも、「今なら違った形で楽しめるかも!」と思えるようになるような不思議な力が湧いてくるタイミングです。

今月は「自分を慈しむこと」から始まり、「新しい自分に出会うこと」で終わる1ヶ月。今はまだ蕾の状態でも、あなたは着実に、自分らしい花を咲かせる準備をしています。5月の終わりのあなたは、今よりもずっと軽やかな足取りで、未来を楽しみにしているはずです。

今月の12星座別おすすめアイテムは、「おすすめの筆記用具」・コミュニケーションが活発になる5月中旬、気づきや思いを言葉にして書き留める機会も増えてきそうです。ぜひ取り入れてみてくださいね。

♈ おひつじ座

牡羊座のイラスト

5月の前半は、「自分自身の充実」に意識を向けてみてください。忙しい朝でも、好きなハーブティーの香りを楽しむ、肌触り良い服を着る。そんな小さな心地よさが、あなたを元気にします。後半になると、今度は知的好奇心がふくらみます。これまで溜めてきたエネルギーが、外の世界へと向かう時。ふと思いついたアイデアを誰かに話したり、気になっていた本を手に取ったりすることで、日常にワクワクするような変化が舞い込んできそう。完璧を目指さなくて大丈夫。軽やかに、今のあなたを楽しみましょう!

●おすすめの筆記用具:3色ボールペン

♉ おうし座

おうし座のイラスト

お誕生日の牡牛座さん、おめでとうございます! 現在、周りのペースに合わせすぎているなら、「自分を最優先」にして大丈夫ですよ。あなたが心地よいと感じること、美しいと思うものに囲まれて過ごしましょう。17日の新月には、これから1年の計画をお気に入りの手帳に書き留めてみてください。後半、あなたの魅力がもっと広がります。これまで温めてきたアイディアが、周りの人の心に届くチャンス。「わたしはわたしのままでいい」という安心感が、新しい出会いやチャンスに繋がります。

●おすすめの筆記用具:羽ペン

♊ ふたご座

ふたご座のイラスト

​​5月の後半、いよいよあなたの季節が幕を開けます。これまで「なんだか思うように動けないな」と感じていた人も、中旬を過ぎる頃には、霧が晴れたようなスッキリとした気分になれるはず。今月のあなたは、新しい知識や情報をキャッチするアンテナがとっても敏感になっています。小さな「知る楽しみ」が、今のあなたに最高のエネルギーをくれます。31日はちょっと刺激的な満月になりそう。心地よい手放しが起こり、身軽になります。あなたがそこにいるだけで周りの空気が明るくなるような1ヶ月です。
●おすすめの筆記用具:ゲルインクボールペン

♋ かに座

蟹座のイラスト

周囲からの優しさや愛情をたっぷりと受け取れる、とても幸福感の強い時期です。いつもは周りの人のために頑張ってしまうあなたですが、5月はあなたが「お世話される側」に。誰かに助けてもらったりすることは、相手に「助ける喜び」をプレゼントすることでもあります。周囲の好意を遠慮なく受け取ってみましょう。19日以降は自分を愛でる時間を大切に。あなたが自分自身を大切に扱うほど、不思議と家庭や仕事場での人間関係もスムーズに回り始めます。あなたの心の安定が一番の光になります。

●おすすめの筆記用具:ガラスペン

♌ しし座

5月の前半、これまでの努力が実を結ぶような嬉しいタイミングを迎えます。仕事や家庭などいろいろな場面で「あなたがいてくれて良かった」と感謝される場面も多いはず。今のあなたは、周りを照らす太陽のような存在です。今月の後半、エネルギーはさらに「自由」な方向へと広がります。これまでの重い責任感から少し解放されて、純粋に未来への希望へ意識が向くようになります。自分でも気づかなかった可能性が見つかる予感。あなたの輝きを、もっと広い世界へ解き放つ準備を始めていきましょう。

●おすすめの筆記用具:蛍光マーカー

♍ おとめ座

おとめ座のイラスト

5月の前半、「もっと広い世界を知りたい」という知的な冒険心が湧いてきそうです。少しだけ効率を横に置いて、自分の興味が惹かれる方向へ足を伸ばしてみませんか?専門書を読んでみる、異業種の人と話をする、あるいは少し遠くまでドライブしてみる。そんな「非日常」の体験が、あなたの感性を心地よく刺激してくれます。後半は仕事や社会的な活動がとても活発になります。これまでの経験から得た知恵が、周りの人から必要とされる場面が増えるでしょう。肩の力を抜いて、「遊び心」を大切に。

●おすすめの筆記用具:多機能ボールペン

♎ てんびん座

てんびん座のイラスト

5月は、一歩踏み込んで誰かと本音で向き合うような熱い時間が流れそうです。大切な人と深い対話をしたり、誰かから大切なバトンを受け取ったりするかもしれません。人との繋がりを通じて、自分の内側にある「本当の願い」に気づかされる経験があなたを待っています。後半は、視界がパッと開けて、溜まっていたタスクを軽やかに片付けられたり、新しい趣味や学びに興味が湧いてきたり、知的なワクワクも止まりません。直感的に動いていくことで、風通しの良い、心地よい軽やかさを感じます。

●おすすめの筆記用具:サインペン

♏ さそり座

2日の蠍座満月では、感情が揺れやすくなり、自分の内側に深く潜りたくなるかもしれません。それは、次のステージへ進むための大切な心の整理整頓。ありのままの自分を抱きしめて、まずはゆっくり休みましょう。中旬からは、対人関係に温かな光が差し込みます。17日の新月を過ぎると、これまで一人で抱えていた荷物を「半分持って」と言えるような、軽やかなコミュニケーションが始まります。人間関係の悩みも「ま、いっか!」と笑い飛ばせる強さに変わっていくはずです。

●おすすめの筆記用具:筆ペン

♐ いて座

いて座のイラスト

日々のルーティンや健康管理など、足元を整えることに意識が向く時期です。少し地味に感じるかもしれませんが、体力を蓄えておくことが今後のためになります。美味しいものを食べて、睡眠をたっぷり取る、「自分自身のメンテナンス」を優先しましょう。31日はあなたの星座での満月。この満月はあなたに「もう一段上の自由」をプレゼントしてくれます。息苦しさを感じていることから、解放されるでしょう。あなたが本当に大切にしたい理想に向かって、もう一度アクセルを踏み出せるときになりそうです。

●おすすめの筆記用具:シャープペンシル

♑ やぎ座

やぎ座のイラスト

キラキラとした喜びのエネルギーが満ち溢れてる時です。5月は効率や結果はちょっと脇において、「ただ楽しいから」という理由だけで動くのがおすすめです。心からワクワクすることに時間を使ってください。あなたが純粋に楽しむ姿は、周りの人たちに元気を与えます。後半になると、意識は少しずつ「日常の整え」へと移っていきます。前半にチャージした心の栄養を糧に、日常のルーティンをより自分らしく、心地よい形へアップデートしていけるとき。楽な気持ちで日々の仕組みを見直してみましょう。

●おすすめの筆記用具:鉛筆

♒ みずがめ座

みずがめ座のイラスト

5月は一番身近な居場所をアップデートしていきましょう。クッションを新調したり、家族とゆっくり食事を楽しんだり。「安心できる居場所」を整えることで、あなたはもっと自由に羽ばたけるようになります。17日を過ぎる頃から、あなたの知的好奇心がパワーアップ。自分の考えを言葉にして発信したり、新しい趣味の集まりに参加したりと、表現することが楽しくてたまらなくなるはず。今までの自分にはなかったような新しいアイデアが次々と湧いてくる時期です。あなたの独創的な視点を楽しんで。

●おすすめの筆記用具:フリクションペン

♓ うお座

うお座のイラスト

5月は賑やかで楽しいムードに包まれます。友人とのランチや、立ち話のような、何気ないおしゃべりの中から気づきを得られそう。感じていることや、ふとした思いを言葉にしてみてください。あなたの温かい言葉は、知らず知らずのうちに誰かの心を癒やし、勇気づけます。後半、意識は「家の中」や「自分の心」へと移っていきます。家族との関係がより深まったり、自分の居場所を心地よく整えたくなったりしそうです。月末には、「私は私のままでOK!」という安心感に包まれます。

●おすすめの筆記用具:色鉛筆

お楽しみいただけたでしょうか?
初夏を感じる5月。巡る季節を味わいましょう。

今月も皆さまが心地よい暮らしができますように。

またお会いしましょう!

都会の「みちくさ」散歩・渋谷編 #52

まちのミカタ。今回は、ネイチャーガイド・造園家・樹木医の佐々木知幸さんをゲストにお迎えしました!散歩の舞台は渋谷〜恵比寿。2026年4月に発売したばかりの佐々木さんの新刊『みちくさ手帳 いつもの道の「あの草なに?」がわかります!』(文一総合出版)を片手に、大都会の片隅で生きる「みちくさ」たちに目を向けながら歩きました。(今回、SABOTENSよっちゃんはお休みです。)

どこからやってきた?ショカツサイ

出発地点は渋谷。佐々木さんと、村田さん

村田:『みちくさ手帳 いつもの道の「あの草なに?」がわかります!』、早速読みました。道ばたで自然と生えた草花だけでなく、樹木やシダ、脱走した園芸植物など、“身近に出会える植物”たちが広くカバーされていて、植物観察の入口としてすごく参考になるなと思いました!

佐々木:まさに新刊でこだわったポイントです。分からない植物があった時に、いろいろな図鑑を見なきゃいけないのは面倒ですよね。

村田:まさに、そうなんです!あとこの本では、草むらとか空き地とか、生息地ごとに特徴的な植物もピックアップされていて、楽しかったです。

ブロックの目地にコケを見つけるふたり

村田:渋谷の植物たちはどこにいるんだろう……あ、ブロックの目地にコケが!

佐々木:こういう継ぎ目にはコケがいますね。むしろ、こういう目地に生やさないようにする方が大変なんです。

ハルジオンをながめる二人

佐々木:ここにはハルジオンが生えてますね。ハルジオンって、ちぎってみると香りがいいんですよ。ヨモギっぽい香りです。

ハルジオン(春紫苑)(キク科ムカシヨモギ属)
画像提供:佐々木知幸さん

村田:本当だ!爽やかで青臭い香りですね!

佐々木:花が咲くと、甘い香りがするんですよ。

村田:へえ〜!

村田:あ、渋谷川沿いのフェンスについてるのは、フェイクのツタでしょうか。その上の壁には本物のツタ。フェイクとリアルがコラボしてますね!

佐々木:フェイクの植物は、黄色や赤の色素が早めに分解されるから、どんどん青くなっていくんですよ。

村田:へえ〜!こころなしか、フェイクのツタは青みがかっているような。

村田:植え込みには、紫色の花が生えていますね。

佐々木:ショカツサイです。オオアラセイトウやムラサキハナナ、ハナダイコンという別名もあります。「ダイコン」と入っていますが、ダイコンほど立派な根っこにはならないですね。

ショカツサイ(諸葛菜)(アブラナ科ショカツサイ属)
画像提供:村田あやこ

村田:なんで1本だけ生えてるんでしょうか。

佐々木:風で周りから種が飛んでくるだけじゃなくて、植木屋さんの畑に種が混ざっていて、木と一緒に運ばれて植えられる、という場合もあるんです。

村田:へえ〜!そんなパターンもあるんですね!

佐々木:「なんでここにいるの?」っていう植物、実はいろんなところで見かけるんですよ。

都会で輝く草・ニワサキタネツケバナ

佐々木:あ、僕を悩ませ続けた植物がいます。

村田:え!気になります。

佐々木:これはタネツケバナという植物の仲間の、「ニワサキタネツケバナ」です。

村田:『みちくさ手帳』にも載っていますね!

佐々木:タネツケバナの仲間は、街なかでも何種類か見かけることができます。特によく出てくるのが、「ミチタネツケバナ」と「ニワサキタネツケバナ」。ただ当初、ニワサキタネツケバナが何なのかよく分かっていなくて。よく見かけるのにミチタネツケバナとも違うし一体なんだろう……と思っていたんです。

村田:へえー。ミチタネツケバナと、どういう点が違うんでしょうか?

佐々木:たとえば、実の向く方向です。ミチタネツケバナは、まっすぐ上に向かって実をつけるから、「お手上げ!」という感じ。一方でニワサキタネツケバナは、「万歳!」とゴールテープ切るような感じ。

お手上げのミチタネツケバナと万歳のニワサキタネツケバナの気持ちになってみるふたり

佐々木:『みちくさ手帳』をつくるにあたって、「みちくさ」と銘打っているので、道端で出会うものは外せないなと思いました。それで一生懸命調べたところ、謎だった草が「ニワサキタネツケバナ」だとわかったんです。

村田:佐々木さんは、分からない草に出会った時、どうやって調べるんでしょうか?

佐々木:まずは普通の図鑑に当たるんですが、当然すべては載っていません。その次は、都道府県ごとにまとめられている植物誌を確認します。ニワサキタネツケバナは、神奈川の植物誌で見つけました。それでも情報が見つからないときは、詳しい方に聞いています。

村田:へえ〜!ちなみに「ニワサキ」という名前は、文字通り「庭先」が由来なんでしょうか?

佐々木:庭先の鉢植えのように、ちょっとジメジメして土が硬いようなところを好むので、この名前が付いたようです。だから、都会ほど輝くんです。

村田:都会で輝く草!

佐々木:踏まれて硬いところや、エアコンの排水が落ちる場所に生えています。

村田:都会によくありそうな状況ですね。

佐々木:ニワサキタネツケバナがすごいのは、かわいい花が一年中咲いているんですよ。

村田:そうなんですね!

佐々木:おそらく、すごく短いサイクルで咲いては枯れているのだと思います。

3倍体雑種タンポポは西島秀俊さん

佐々木:この木は、葉がテカテカしていて、木の形が面白い。おそらくカワヅザクラですね。

カワヅサクラ(河津桜)(バラ科サクラ属)の葉
画像提供:佐々木知幸さん

村田:ソメイヨシノにカワヅザクラに。桜にはたくさん種類がありますが、見分けるポイントはありますか?

佐々木:葉も重要な要素ですが、最終的には花の周りの形が大事ですね。カワヅザクラについては、葉のツヤ感に加えて、花の周りの苞葉(ほうよう)の形や、お花の萼(がく)も重要です。

村田:そうした膨大な情報をもとにした「検索表」が、頭の中にインプットされているんでしょうか。

佐々木:検索というよりは、いろいろな情報が圧縮されることで、パッと見て「これだ!」と分かるようになります。例えば僕が村田さんに会ったとしても、「メガネをかけていてベレー帽をかぶっているから村田さんだ!」って、いちいち要素を分解しないじゃないですか。

村田:なるほど!何度も接するうちに、特徴がギュッと圧縮されていく。

佐々木:人間でも、あまり会わない人は忘れちゃいます。でもよく会う人であれば、髪型が変わってもその人だと分かりますよね。

村田:植物にも人にも、「よく会う」ことが大事ですね(笑)

村田:あ、タンポポが咲いてますね。『みちくさ手帳』にも、タンポポの見分け方が載っています。

佐々木:タンポポは、最近は雑種が多いんです。パッと見たときに、お刺身に付いてくる食用菊のようなこんもりした花をしているのは、セイヨウタンポポか雑種ですね。またタンポポを見たら、まず裏返してみることがポイントです!

佐々木:花を支える総苞外片という部分がグッと反り返っているのが、セイヨウタンポポ。一方、総苞外片が反り返ってもいないし、ぴたっと花にくっついてもいない、中途半端にもじゃもじゃしたものが、3倍体雑種タンポポです。例えるなら、俳優のムロツヨシさんや西島秀俊さんの髪型です(笑)

村田:一気にイメージできるようになりました(笑)

おしゃれ上級者なセイタカアワダチソウ

村田:いやー、歩き出してわずかな距離だけど、「みちくさ」に注目したら、これだけ見どころがあるとは!ちなみに、本のタイトルに入っている「みちくさ」とは、どんな植物たちのことを指すんでしょうか?

佐々木:そのへんで出会える植物は、みんな「みちくさ」です。命名の由来になったのは、一般の方に自然の楽しさを伝える「みちくさ部」という観察会です。2010年にはじまって、もう16年になりました。

村田:「雑草」という言葉には「邪魔な草」というニュアンスもありますが、「みちくさ」という言葉は、いろんなタイプの草木をフラットにとらえているのがいいですね。

佐々木:もちろん田畑で雑草に困っている方もいらっしゃいます。ただ、あえてフラットに捉えたほうが「この子はこういう子だから」と植物ごとの特徴が分かって、意外と対策が取りやすいのではとも思っています。

村田:渋谷川の護岸にも、いろんな「みちくさ」たちがはみ出していますね。

佐々木:コンクリートのすぐ上にある大谷石がいいですね。境目にユウゲショウが咲いています。

佐々木:面白いのが、護岸の隙間から生えているユキヤナギ。もともと自然の中でも、渓流に生える植物です。奥多摩では、岩の隙間からもじゃーっと生えています。

村田:一方ここは渋谷川。似た環境に生えているんですね!

佐々木:街なかでは公園によく植えられています。おそらく、そういったところから飛んできたんでしょうね。

村田:車道沿いのガードパイプの下は、賑やかですね!

佐々木:雨が降ると、ガードパイプを伝って水が滴り落ちるので、下に植物が生えているんでしょうね。

村田:街路樹の根元。だいぶ賑やかです。

佐々木:笹の仲間ですね。これも植木の土と一緒に運ばれてきた可能性があります。競争相手がいないから、どんどん広がっちゃったのかな。

村田:一箇所、人の形に凹んでいるように見えますね。酔っ払った人が寝ちゃったんでしょうか(笑)

佐々木:そういうとこ、時々あるんですよ。植木がちょっと凹んでいて、絶対にいつも酔っ払いが寝てるじゃん!っていう(笑)

村田:あ、ここもガードパイプの下に!

佐々木:ナズナですね。実は舗装のインターロッキングブロックって、工事の時に道の形に合わせて切って、サイズ調整するんです。でも、どうしても隙間が生まれてしまう。隙間さえあれば、植物は生えるんです。

村田:そこに隙間さえあれば……!

佐々木:ここでは、植えられたものに混ざって、セイタカアワダチソウが生えてますね。

村田:「元からいましたけど」みたいなふりしてますね。

佐々木:こういうふうに、勝手に生えているだけなのに馴染んでいるみちくさがある状態のことを、ほんとは草取りが追いついてないだけなんですけど、、仲間内で「お目が高い」とか「おしゃれ上級者」とか言っています(笑)。

ビルの裏側=じめっとした崖?コケやシダたち

佐々木:あ、ドバトちゃんが休んでますね。植物があると、虫や鳥などの生き物たちもやってくるんです。鳥は植物の実を食べて、種を運んでくれます。植物はなかなか自分では動けないので、どうにかして種を運んでもらうんです。人間も散々運ばされています。

村田:運び屋として……。

村田:あ、なんか生えてますね!

佐々木:アオギリですね。風で種が飛ばされてきたんだと思います。

佐々木:冬芽がかわいいですね。

村田:触り心地がベロア調です。

佐々木:今は減りましたが、昔はアオギリが街路樹として植えられていたんです。……あ、向こうにアオギリがありますね!おそらく植えたものだと思います。

村田:おお!あのアオギリを“発信源”に、こっちに飛んできたんでしょうね。……あ、渋谷川の中で何か作業している人がいますね。

佐々木:洗浄していますね。だからこれだけ川底がすっきり保たれているんですね。

村田:こうやってメンテナンスされてるんですね!

村田:ここでは、フェンスの中でシダがわしゃわしゃ生えてます!

佐々木:シダは、自然界でもこういう暗くてジメジメした場所によく生えています。

村田:その植物が本来好む場所によって、生えている種類が違うのが楽しいです!

佐々木:よく見るとコケミズも生えてますね。コケミズも、例えば鎌倉ではジメジメした水が滴るような崖に生えているんです。一方で都会だと、暗くてどこからか水がしたたってくるような場所。一見すると違うように思えますが、ミクロな環境としては似ているから生えているんですね。

村田:鎌倉の崖と、渋谷のビルの裏側が同じ環境。

佐々木:そこに種さえ来れば生える。

村田:面白いですね!

佐々木:「世界の村で発見!こんなところに日本人」っていうテレビ番組を思い出しますね(笑)

そこに隙間さえあれば……!

村田:まっすぐ歩けば15分くらいの距離。あっという間に1時間以上経ってしまいました。わずかな距離でも「みちくさ」に注目するとこんなに見どころだらけとは!

佐々木:みちくさは、もうどこでも楽しめますからね。

村田:あらためて、佐々木さんの目線で、都心のみちくさを楽しむポイントについて伺えますか?

佐々木:みんながすごく都会だと思っている場所でも、意外と隙間に生えてます。新しいまちの隣には古いまちがあるから、そこではまた違うものが生えている。渋谷というまちでも、想像以上にディープで面白いんです。渋谷でも、新宿でも、大阪でも、仙台でも、みんなそう。みちくさを楽しめば、まち自体も面白く感じるんです。

村田:植物たちを細かく観察すると、少し場所が変わるだけで生えている種類が違うんですね!渋谷というまちひとつとっても、のっぺりと一様ではなく、植物にとっては多様な生息地があるんだなと、解像度が高まりました。

佐々木:再開発の様子を見ると、アイロンで塗りつぶしていくように見えますが、みちくさ目線で見ると、やっぱり隙間はあるんです。

村田:植物目線だと、「よっしゃ!いい場所見つけた!」と勝ち誇ったような気持ちになれますね(笑)。

編集後記(細野):
佐々木さんと一緒にお散歩している途中、私が通う金継ぎの先生がおっしゃっていた言葉を思い出しました。最初は全部同じ器に見えても、さまざまな器を見て、目が慣れてくると、だんだん違いが分かるようになってくる、と。まちの植物でも同じような感覚を味わえるのかと気づいて、ときめきました。
そんなお話しをすると村田さんが「まちのひび割れや隙間を埋めるように生える植物たちは、まさに金継ぎのようでした!」と言ってくださったのも印象的。どんな世界もどこかでつながっているんだなと、しみじみと感じるお散歩でした。

こころに残る渋谷の風景

村田のミカタ:どうやって描いたの?想像が膨らむビルのグラフィティ

村田あやこさん出展作家 金沢21世紀美術館『路上、お邪魔ですか?』展のお知らせ

エントリエの連載「SABOTENS まちのミカタ」でもおなじみの村田あやこさんが、出展作家として参加する展覧会が開催されています。金沢21世紀美術館『路上、お邪魔ですか?』展では、日常のなかにあるささやかな風景や、つい見過ごしてしまいそうな路上の気配に光が当てられています。

会期中、お近くに立ち寄る機会があれば、足を運んでみてください。

【開催概要】
会期:2026年4月25日(土)〜9月6日(日)
時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
※休館日は美術館のホームページをご確認ください。
会場:金沢21世紀美術館 展示室7〜12、14、デザインギャラリー、レクチャーホール
詳細は金沢21世紀美術館公式サイトへ:https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=65&d=1852

展示の詳細や見どころについては、村田さんご本人の言葉で綴られたnoteもぜひご覧ください。

山梨へ。柳かごと、港のような宿と。#4

山梨県甲州市へ、ひとり旅に出かけました。

昨年1年間かけて学んだ「柳と暮らす12ヶ月」プログラム。そのアドバンスクラスで、四角かごをつくるために山梨の先生を訪ねるためです。

柳のかご編みは、準備から始まります。編み始める数日前から、柳を水に浸して柔らかくしておくこと。そして編み始めたら、材料が乾ききる前に編み上げること。時間との勝負でもある工程が積み重なって、素人の私は四角かごを2日間かけてようやく完成します。

今回つくったのは、この夏に向けた収穫用のかご。取っ手付き・浅めの四角かごで、野菜やお花をそのまま持ち運べるように製作しました。使い勝手よく、でも手のぬくもりが感じられる道具として、毎日の暮らしに加わります。

山梨の暮らしを味わう

かご編み教室から20分ほどの甲府駅前に新しくできた「horn(ホルン)」に宿泊したのも、今回の旅の楽しみのひとつ。

hornが目指すのは「人やもの、文化が行き交う場所」。それは「海のない山梨に、小さな港をひらく」ことと言えるかもしれません。そんな素敵な想いに触れて、必ずいつか泊まりたいと思っていた場所でした。

「山脈」と名づけられた部屋で、人の顔が見えるもの、自然な素材、古き良きものをセレクトされた宿のオーナーのお話も一つ一つが思い出です。1階のダイニングバーでは、地元の方や観光客など色んな方々が思い思いの時間を過ごされていて、子連れでも絶対大丈夫と思える心地よさがありました。

以前この部屋に泊まられた方が「ここで読もう」と持ってこられたという本が置いてあり、どんな方だったんだろうと想いを巡らせながらひとりでゆっくり読書する時間も、とても贅沢なひとときでした。

その本は『街と山のあいだ』。山が近くにある暮らしをしている私にも共感することが沢山書かれていて、山登りをさらに深めたい今の私にぴったりで、楽しく読みました。

2日目のアドバンスクラスの前には、AKITO COFFEE TANEでモーニングを。TANEのお隣の古道具屋さんやおみそ屋さんもオススメです。山梨はアウトドアショップや釣りショップ、古着屋さん、古本屋さん、お花屋さん、ハーブ屋さん、ワインショップ、おいしいパン屋さんなど、魅力がいっぱい。

山梨の楽しみ方、ぜひご参考ください。

やさしいあなたへお手紙を #154 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ

こんにちはー!こちらは台湾から
帰ってきて、庭の植物の成長にびっくり!!ハーブがかなり大きくなってきています!花も色んなのが咲いているし、又楽しすぎるー♡

春は本当に短くなってきていて、貴重な今を全力で味わいたい!
台湾から買ってきた虫よけつくりを窓辺にぶらさげています。

(草が入っていて香りはモッコウ)
(中はクローブ、ヨモギ、アンゼリカ、タブリカ?、ゴン?、ペパーミント、アコーラス、カラマス、パチョリ、スイカズラ)
年々蚊が出る時期も早まっているな〜と思います。

台湾のお土産で私がいつも買ってくるものにヒマワリの種があります。
←皮を割って中を食べる。
味はオリジナル、焦がしキャラメル、海塩というのがあり、私はこの海塩というのが好き!塩味だけど塩以外にも何か入っている?台湾っぽい味がします。

さてさて、もう5月、緑が美しい時期、いっぱい新緑を見に行きたいと思いますー
ではまた!バイバ〜イ。。。

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

やさしいあなたへお手紙を #153 – mayamoonからの日々の芽便

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

【お知らせ】建築士がつくる、リノベ済み住宅 entrie choco(エントリエ チョコ)がオープンしました

entrieの新しいブランド、entrie choco(エントリエ チョコ) がスタートしました。

「ちょこっとの違いが豊かさの違いに。」をコンセプトに、建築士がここに住む人の毎日を想像しながら、動線、収納、デザインひとつひとつに丁寧に向き合ったリノベーション済み住宅をお届けするブランドです。

販売物件はこれから増えていく予定です。まずはLPをチェックしてみてください。

本当に好きで、続けられそうなことはなんだろう? #35 – タバさんのtodoリスト

今年の7月で、この会社に入って30年になります。30年の節目、いろいろ考えます。自分が本当に好きで続けられそうなことって何かなと。だから最近は、とりあえず体験して「あ、これ面白い」っていうのを見つけていこうと思っています。

今気になってるのは、布ものや、染めもの。私の好きな手ぬぐいとか草木染めとか、インスタを見てると色々出てきて、なんかいいなあと思っています。まずは7月にスカーフを手で織る体験を予約してみました。気になってはいるけど、じゃあ自分がやるってなったらどうだろう、っていう感じで。まあ、やってみないとわからないですよね。

答えはまだ全然出てないけど、あれこれ想像しています。

インスタで見つけた、Lanka.さんのこと。

そんななかで出会った作家さんのことを書かせてください。

Instagramを眺めていたとき、目に止まったある投稿。手織りでストールを作っているLanka.さんのプロフィールを読んでいくと「50代からこの道に入った」と書いてありました。

早速DMしてみると、偶然にも東京で個展があるとのこと。「行きます!」と、会いに行ってきました。声かけるのは得意です(笑)。

会ってみたら、優しそうな方。せっかくだからここまでの経緯を教えてくださいって聞いてみました。

看護師として働いてきたLanka.の佐々木さんが手織りと出会ったのは50代に入ってからのこと。最初はとにかく織るのが楽しくて、ひたすら織っては家族に、親戚に、友人に、知り合いに贈っていた、と。ある時、娘さんに「お母さん、どんどん織るのはいいけど、それどうすんの」と言われたのがきっかけだそうです(笑)。

「このストールの気持ちよさを伝えたい」という話に、娘さんや娘さんのご友人、佐々木さんのご友人がSNSの内容やブランド名も考えてくれたのがはじまりなんだって。いい話だと思いました。

ミモザイエローというネーミングにも惹かれました。トレペにロゴの包装も素敵で捨てられません!

ストールは自然素材にこだわっていて、色がとても綺麗。はじめは、ロイヤルブルーにしようかと思っていたけど、なんとなくその日の気分でイエローを選びました。

現在も看護師として働きながら、50代からものづくりの道に入って、娘さんと一緒にブランドを育てている。私が今ちょうど「好きなことってなんだろう」と考えているところだったから、なおさら話がしみました。

もうひとつ、斜めがけバッグが、すごくよくて。

ほどよい長さのデザイン。そして栃木レザーの裏側をなめすことで、洋服が傷つかないよう仕上げてある。そんな細部の丁寧さにも、じわじわと惹かれて。迷っていた私に、Lanka.さんは「もし、やっぱりと思ったら、ご連絡くれれば作りますから。ご無理なくね」と。その言葉にも、惚れました……

こういう出会いが、最近のちょっといい出来事だなと感じます。

日々の情景を、絵日記を描くように作品に残したい|刺繍作家 J’arrive!

手刺繍とビーズで仕立てる装身具の「J’arrive!(ジャリーブ)」には、作家の水戸沙耶香さんが日常で出会う心地よいものを、自身の感性で切り取ってデザインした作品たちが並びます。手仕事のぬくもりを感じる耳飾りやブローチは、日々の装いにスッとなじみながらも、ほんの少しスパイスを与えてくれるような魅力があふれていました。

ビーズと刺繍をかけあわせたらどうなるだろ

以前勤めていた輸入手芸材料屋さんで出会ったたくさんの魅力的なビーズと、ある刺繍作家さんの本と出会い、自由な色使いとモチーフに刺激をもらって2014年にはじめた刺繍。かけあわせてみたらなにか生まれるんじゃないかな、と思ったのがはじまりです。

暮らしのなかの情景、旅の途中で出会う色や形にもらったひらめきを、手刺繍とヴィンテージやアンティーク、現代のものまでさまざまなビーズをかけ合わせて、色とかたちの装身具を制作しています。

「なんだかすこし物足りない、ぼんやりしちゃうな」というとき。単調に感じたり、もうひと味、というときにぴたりと調えてくれたり、その日の始まりを愉しい気持ちにさせてくれたり。背伸びしすぎない暮らしにとけこむスパイスのような耳飾りやブローチを身につけることで、ほんのすこし豊かな気持ちを感じてもらえたら。そんなことを大切に制作しています。

目に入る日常から感じた心地よさを大切に

いい感じに味のある建物、窓枠のカーブ、色合わせがとてもいいタイル、ざらりとした壁のテクスチャー。そういう日常のなかで出会える「なんだかちょっといいな」という、心地よいものを集めては自分のフィルターにかけて切りとり、形にしています。どこかユニークでチャーミングなものになるようなデザインを心がけています。

自分がどきどきするものかどうかを一番大切にしていて、色・形・質感。どれかだけではなくて、どれをとってもしっくりくるもの。好きだなぁ、と思うものを選ぶようにしています。

作品がたくさんの出会いをもたらしてくれた

通り過ぎてしまう風景や記憶の断片、言葉で言い尽くせないこと。そういうものを形として残したいという気持ちが強く、私にとってつくることは絵日記を描く感覚に近いような気がしています。これを形にしたらどうなるかな、こう組み合わせてみたら面白いんじゃないかな、という好奇心を集めたものでもあったり。その作品を通してたくさんの方と出会えたり様々な場所へ連れて行ってもらっています。

振り返ってみると昔から選ぶモチーフやつくりたいもの、根本的なところはあまり変わらないのかもしれませんが、刺繍を始めて作品を制作するようになり、作るものの向こう側には受け取ってくれる誰かがいるということを実感できるようになったことは自分にとって大きなひとつの変化で、とても大切なことだと感じています。

生活を彩る立体作品も手がけたい

刺繍をはじめてからは平面の作品を作ることがほとんどだったのですが、学生の頃は金属で立体作品を制作していました。生活を彩るものとして、小さな立体作品を制作してみたい気持ちがふつふつしているところです。素材や方法にとらわれず自由に、いつか形にしていきたいです。

お知らせ

●取扱店舗

①filema 
【場所】東京 代々木上原
【Instagram】@filema_tokyo  

②ものとアート
【場所】東京 神奈川 千葉
【Instagram】 @mono_to_art  

●POPUP

FAVLIFE 
【日程】2026年5月2日〜31日 
【場所】 山梨 甲府

●対面販売

①雑司ヶ谷手創り市
【日程】2026年4月19日 
【場所】東京(池袋)
【詳細URL】https://tezukuriichi.com/home.html

②あおぞらクラフトいち
【日程】2026年4月25日〜26日 
【場所】茨城(水戸)
【詳細URL】https://www.aozora-craft-ichi.com/

③森乃市「2026 小森手紙・森林文具房」
【日程】2026年5月23日〜25日 
【場所】台湾 台北
【詳細URL】https://www.instagram.com/mori_market_taiwan/

その他出展・販売情報はJ’arrive! Instagramをご覧ください

J’arrive!(ジャリーブ)手刺繍とビーズで仕立てる装身具2023年よりイベントや企画展への出展、参加を軸に活動中です
☑ Instagram@j_arrive_
☑WEB(SHOP)https://jarrive.theshop.jp/

《4月のコラム》幸せの伏線回収 Byイルマーヤ

予定外のトラブル、遠回りに思えた時間。でもそれは、今の幸せへとつながる「伏線」だったのかもしれない。オーブンの故障、10年越しのお茶のご縁……占星術師イルマーヤさんが日常のハプニングを通して気づいた、人生を「ドラマの観客」として眺めるまなざしと、川の流れに身をゆだねる心地よさについてのお話しです。
イルマーヤさんによる、4月の12星座別占いはこちら

「こんなはずじゃなかった」の先に待っているもの

「こんなはずじゃなかった」と思う出来事は、思いがけず起こります。予定していた流れから外れてしまったり、ショッキングなアクシデントが起きてしまったり。その度に感情が揺さぶられて、なんでこんなことになったのか、と落ち込んだりします。

でも最近、そんなトラブルが起きるたびに、わたしの中に新しい視点をもつ感覚が芽生えてきました。「これは、一体なんの伏線なんだろう?」まるでドラマの展開を楽しむ観客のようにのように、自分に起こっている出来事を客観的に観察しているようです。

占星術の知識があると「あの出来事は、どの星の影響だったんだろう」「なぜ、あのタイミングだったんだろう」と、出来事と星の動きを振り返ってみたくなることがあります。見直してみると、当時はただのトラブルや遠回りに思えた出来事が、今手元にある幸せに繋がっていることがたくさんあるように思います。

そうして伏線回収を確認すると人生というドラマを作った監督はニヤリとして、画面の前の私は「そうきたか!」と膝を叩くのです。

オーブン故障事件

最近の出来事です。少し前から夫が月に一度、ケーキを焼くようになりました。その日もバスクチーズケーキをオーブンに入れ、あとは焼けるのを待つだけ…というその時。オーブンから異音発生。

大きな音がするので愛犬はびっくりしてワンワン吠え、あわてて途中で止めて焼き直し。さっきよりは音も小さくなったけれど、生焼けのチーズケーキも困るので、オーブンにぴったり張り付きながら残りの焼き時間を慎重に見守りました。

そのオーブンは、数年前に他界した父が新築祝いに贈ってくれたものでした。なんとか焼き上がったチーズケーキをみて、「お父さん、ありがとう」と心の中で呟きました。でも、この調子じゃ使い続けるのはちょっと怖いかも。

壊れたタイミングが、頻繁に使うわたしではなく、(ほぼ)月に一度しか使わない夫の時だったことにも意味を感じました。もしわたしが壊してしまったら、修理しようか、だましだまし使おうか、となかなか踏ん切りがつかなかったかもしれません。

でも、夫のタイミングだったからこそ、わたしは父との思い出を重荷にすることなく、軽やかに「ありがとう」と手放すことを決めました。

予定外の出費にはなりましたが、新しいオーブンを迎え入れることになりました。この春から息子のお弁当作りが始まることに少し不安を感じていましたが、最新の機能を眺めているうちに「これを使ってお弁当を作ったら楽しそう!」と、心が上向き始めている自分に気づいたのです。

もしかしたら、あのオーブンの故障も「お弁当作りを楽しむための伏線」だったのかもしれない。

ハプニングが起きたときに、戸惑っている「役者」の自分の後ろで、もう一人のわたしがひょっこり顔を出して「さて、この物語は、どんな幸せな落とし所を見せてくれるんだろう?」そんなふうに、次に起こることをわくわくして待っている「観客」の自分の存在をなんとなく感じるのです。

10年越しの「お茶」のご縁

もう一つ、長い伏線のような出来事があります。ずっと習ってみたいと思っていた「お茶」。なかなかご縁がなく、気がつけば10年以上が過ぎていました。半ば諦め、忘れかけていた時にお稽古のお誘いをいただいたのです。

もし10年前の私だったら、今のように心地よくお茶を味わえなかったかもしれません。当時は「何かを身につけたい」「成果を出したい」という焦りもあり「ただ楽しむ」ということができなかった気がするのです。

何者かになろうとしなくてもいい。そう思える今の自分になったからこそ、ようやくこのご縁が巡ってきたのかもしれません。遠回りも、立ち止まった時間も、すべては今のわたしにふさわしい「これから」を準備するための伏線だったのかもしれません。

川の流れに身をまかせて

わたしたちが頭で「こうなりたい」と望んでいることと、「本当の自分」が求めている幸せは、必ずしも同じとは限らない。目に見える成果やステータスを追いかけているとき、順調に見えるけれど、それが本当に自分にとって最適な道?もちろん、それがモチベーションになって頑張れる時もあるけれど、それが全てになってしまうと重くなる。だから、時々離れる。

失敗や立ち止まる時間もあるからこそ、今の自分があって、なるべくしてなる人生へと流れていく。最近のわたしは、大きな川の流れの中で、さらさらと流れに運ばれていく自分をどこか遠くから眺めているよう。

今日もまた、何か思いがけないことが起こるかもしれません。戸惑う自分と、わくわくしている自分。その二つの視点を行ったり来たりしながら暮らしています。

やさしいあなたへお手紙を #152 – mayamoonからの日々の芽便

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

【トクラス選手権2025】特別賞 戸建リフォーム部門を受賞しました

住宅設備メーカーの株式会社トクラスが2014年より毎年開催する「トクラス選手権」。リフォーム・リノベーションの設計・デザイン力を競うコンクールで、今回エントリエの田畑 照子が「特別賞 戸建リフォーム部門」を受賞しました。

今回受賞したのはUさまご家族邸。毎日の家事がぐんと楽になる動線計画、裸足で歩くのが気持ちいい床暖房。そして大切な家族である2匹の猫たちが、それぞれが安心して過ごせる住まいです。

プレゼンをする田畑 照子

「見える・感じる」がキーワードになったLDK

リノベーション事例_戸建て_リビング_施工後_田畑照子_エントリエ
猫との暮らしに寄り添う室内窓。家事動線もスムーズな‟つながる”住まいのかたち | リノベーション事例 #89

猫のエリアと人のリビングの境には、大きな室内窓を設けました。扉を閉めても視線が通り、お互いの気配を感じられます。リビング入口には猫用のステップを設け、そこからキャットウォークへつながる動線です。キッチンに立ちながら、高いところでくつろぐ猫ちゃんがいる、という毎日の風景を眺められる点も設計に込めた想いのひとつです。

家事動線も大きく改善。ランドリールーム兼ウォークインクローゼット、パントリーとつながるキッチンなど「なんとなく遠回り」だった毎日の家事がぐっとシンプルになりました。

そして審査委員からは「猫と人、双方の快適さへの丁寧な考慮」が評価されました。

動線や視線の工夫により、飼い主はどこに居ても猫の様子を感じられ、猫も飼い主の存在を感じながら自由に暮らせる、双方にとって心地よい住まいになっています。

受賞ページ審査員の声より

受賞にあたり、田畑は「人も、猫も、どちらも我慢せずにそれぞれが居心地のいい居場所をお客さまと一緒につくれました。思い入れのあるお家を評価いただけてとても嬉しいです」と話します。

「こんな暮らしがしたい」という想いを、みなさんと一緒に考えていくのがわたしたちエントリエです。家族であるペットのことや、住まう人、そこに訪れる人みんなの時間が豊かになるように。
まずは気軽に音あいわせください。

ピンポンハロー – 鴨home 30羽目

先日、子どもの友人がランドセルを背負ったままひとり訪ねてきた。どうしたのかと聞くと「なんでもない」といってニコニコしている。家で遊んでいくか?と聞くと「いや、いい」といってニコニコ。そのうち「じゃあね!」と言って帰って行った。一体何をしに来たんだろう。

リノベーションのイメージを膨らませている時、なんとなく頭の片隅にあったことのひとつが「自然と人が集まるような家」だった。ホームパーティとかそういう類のものじゃなくて(料理の準備が無理)、誰かがいつでも来ていいと思えるような場所。彼の訪問は、小さく夢が叶った瞬間のように感じた(真意は謎だけど)。

お気に入りの玄関。

以前の家はご近所付き合いもなく、友人が来ることも稀だった。建築士のエイミーさんが家を素敵にしてくれたことも大いにある。それだけじゃなくて、わたし自身が少し変わってきたのかもしれない。うまく説明できないけれど。

ちょうど最近「居場所ってなんですかね」と、カウンセラーさんに問われた。なんでしょうね、と話してその時は答えが出なかった。

けど、ピンポンを押して挨拶だけでもできる場所は私もほしいなと思った。

▷「家族が家族じゃなくなる家」を設計した人はこちら

やさしいあなたへお手紙を #151 – mayamoonからの日々の芽便

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

瀬戸内の風景がつくる、今の私 #3

先日、東京あきる野市にある金剛の滝を見に、友人と山歩きをしました。

自然の中に入ると心も身体もリラックスできて、少しずつ本来の自分に戻っていくような感覚があります。自然体のまま、心が向く方向を大切にしたい自分に気づくたびに思い出すのが、子どもの頃に眺めていた瀬戸内海の景色です

瀬戸内の暮らしから、都会へ

私は広島の田舎で生まれ、瀬戸内海を眺めながら育ちました。

親戚が米や野菜を育てる農家、祖父の海釣りの趣味のおかげでほぼ自給自足の生活を送っていました。小さい頃の遊びといえば泥団子づくりや、川遊びといった田舎ならではの遊びです。

そんな私が都会に憧れ、田舎から上京したのは18歳の時。自然の恵みに感動するような生活とは少し距離のある学生時代を過ごしていました。

私が「暮らしの中で、なるべく自然を感じていたい」という気持ちになったのは、この自然から遠い場所に身を置いた学生時代があるからこそ気付いたことでもありました。その分、「自然を感じていたい」という気持ちがじわじわと育っていったのかもしれません。

小さい頃に泥団子を作って遊んだこと、お夕飯でいただく野菜をお庭に取りに行くお手伝いをしていたこと。けれど、ダンゴムシやミミズを見つけては、お手伝いそっちのけで遊びはじめてしまったり(笑)。そんな幼い頃の記憶が蘇り、自分の「好き」や、「心地良さ」を思い出しているような感覚です。

心地よい暮らしをつくる仕事

「暮らしの中で、なるべく自然を感じていたい」と考えるようになった背景には、もう一つの大きな出来事があります。 母が癌で亡くなったことです。

自分の生活や習慣によって防げる病気もあるのではないか。そう考え、食事や生活環境、ストレスとの向き合い方などを調べ、できることは実践するようになりました。

「どうすればストレスの少ない生き方ができるのか」

その問いは、ずっと私の根底にあります。

振り返ってみると、整理収納との出会いも、家業である工務店で家づくりに関わるようになったことも、そうした想いとつながっていたのだと思います。

整理収納は、単に物を片づけることではなく、暮らしの流れを整え、日々のストレスを減らしていくための方法でもあります。家づくりもまた、そのままの自分でいられる場所をつくること。どちらも根っこにあるのは、同じ問いだったと気づきます。

心地よい感覚を見つめ直し、自分の手でも作っていけるように

気がつけば私が好きだと感じる場所には、共通点がありました。

本当の心の底から「これが良い」「心地良い」と感じるものは、外から与えられるものではなく、自分の中にすでにあるものなのかもしれません。だからこそ、作り手としては、それをいかに引き出せるかを大切に対話を重ねています。

たとえば、昔足を運んで心に残っている場所にもう一度行ってみて、何が心地良いと感じて覚えているのか、自分を探ってみる。そうした時間の中に、自分の感覚のヒントがあるように感じています。

生き生きとした植物、自然な香り、風の通り道、太陽の満ち欠けを生かした窓の設計、穏やかな光。自然に、争わず、その恵みを最大限に活かすような空間です。凪のように静かで、自然体でいられる場所が、いちばん心落ち着きます。それはきっと、子どもの頃に瀬戸内の山や川に囲まれて過ごした、あの静けさと同じものだと思っています。

だから「そのままの自分でいいんだよ」と、静かに語りかけてくれるような住まいをつくりたい。自分自身を大切にできる場所があって、そこから溢れた活力が、身近な人たちへの愛になっていくと思っています。

今日もそんなイメージを持ちながら、お家を拭いたり、植物のお世話をしたり、カゴを編んだり、今の暮らしの近くにある自然の中で見つけた魚と遊んだりしています。

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