

mayamoonさんによるPodcast番組「月の庭チャンネル」
オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。



2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。
先日、東京あきる野市にある金剛の滝を見に、友人と山歩きをしました。
自然の中に入ると心も身体もリラックスできて、少しずつ本来の自分に戻っていくような感覚があります。自然体のまま、心が向く方向を大切にしたい自分に気づくたびに思い出すのが、子どもの頃に眺めていた瀬戸内海の景色です
私は広島の田舎で生まれ、瀬戸内海を眺めながら育ちました。
親戚が米や野菜を育てる農家、祖父の海釣りの趣味のおかげでほぼ自給自足の生活を送っていました。小さい頃の遊びといえば泥団子づくりや、川遊びといった田舎ならではの遊びです。

そんな私が都会に憧れ、田舎から上京したのは18歳の時。自然の恵みに感動するような生活とは少し距離のある学生時代を過ごしていました。
私が「暮らしの中で、なるべく自然を感じていたい」という気持ちになったのは、この自然から遠い場所に身を置いた学生時代があるからこそ気付いたことでもありました。その分、「自然を感じていたい」という気持ちがじわじわと育っていったのかもしれません。
小さい頃に泥団子を作って遊んだこと、お夕飯でいただく野菜をお庭に取りに行くお手伝いをしていたこと。けれど、ダンゴムシやミミズを見つけては、お手伝いそっちのけで遊びはじめてしまったり(笑)。そんな幼い頃の記憶が蘇り、自分の「好き」や、「心地良さ」を思い出しているような感覚です。
「暮らしの中で、なるべく自然を感じていたい」と考えるようになった背景には、もう一つの大きな出来事があります。 母が癌で亡くなったことです。
自分の生活や習慣によって防げる病気もあるのではないか。そう考え、食事や生活環境、ストレスとの向き合い方などを調べ、できることは実践するようになりました。
「どうすればストレスの少ない生き方ができるのか」
その問いは、ずっと私の根底にあります。
振り返ってみると、整理収納との出会いも、家業である工務店で家づくりに関わるようになったことも、そうした想いとつながっていたのだと思います。

整理収納は、単に物を片づけることではなく、暮らしの流れを整え、日々のストレスを減らしていくための方法でもあります。家づくりもまた、そのままの自分でいられる場所をつくること。どちらも根っこにあるのは、同じ問いだったと気づきます。
気がつけば私が好きだと感じる場所には、共通点がありました。
本当の心の底から「これが良い」「心地良い」と感じるものは、外から与えられるものではなく、自分の中にすでにあるものなのかもしれません。だからこそ、作り手としては、それをいかに引き出せるかを大切に対話を重ねています。
たとえば、昔足を運んで心に残っている場所にもう一度行ってみて、何が心地良いと感じて覚えているのか、自分を探ってみる。そうした時間の中に、自分の感覚のヒントがあるように感じています。
生き生きとした植物、自然な香り、風の通り道、太陽の満ち欠けを生かした窓の設計、穏やかな光。自然に、争わず、その恵みを最大限に活かすような空間です。凪のように静かで、自然体でいられる場所が、いちばん心落ち着きます。それはきっと、子どもの頃に瀬戸内の山や川に囲まれて過ごした、あの静けさと同じものだと思っています。
だから「そのままの自分でいいんだよ」と、静かに語りかけてくれるような住まいをつくりたい。自分自身を大切にできる場所があって、そこから溢れた活力が、身近な人たちへの愛になっていくと思っています。

今日もそんなイメージを持ちながら、お家を拭いたり、植物のお世話をしたり、カゴを編んだり、今の暮らしの近くにある自然の中で見つけた魚と遊んだりしています。
新年度が始まり、慌ただしい毎日を過ごしている方も多いのではないでしょうか。わたしもバタバタと大混乱中。この時期は周りの変化も多く、つい自分のことが後回しになりがちですよね。でも、今月の星たちは「もっと自由になっていいんだよ」と、優しく背中を押してくれています。完璧を目指して頑張りすぎるよりも、ふと見つけた春の花を愛でるような心の余裕が幸運を呼び込みそうです。
3月のバタバタとした勢いが落ち着きをみせ、ふと「わたしはこのままでいいのかな?」と立ち止まりたくなる時期。頑張りたい気持ちはあるけれど、どこか空回りしているようなもどかしさを感じるかもしれません。でも大丈夫、それはあなたが「新しい自分」に生まれ変わるための大切な準備期間。今は無理に答えを出そうとせず、まずは深呼吸をして、自分の内側の声に耳を傾けてあげましょう。
4月前半は、周囲の期待に応えようとして自分を追い込みすぎないことが大切です。「成功させなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ」という強い思い込みは、時に自分を苦しめる爆弾になってしまいます。たとえ計画通りにいかなくても、「ま、いっか」と空に放つしゃぼん玉のように、軽やかに受け流してみて。何があっても、あなたの人生を彩るひとつの経験です。
月の後半、20日を過ぎたあたりからは空気感がガラリと変わります。これまでこだわっていた「形」や「持ち物」よりも、「誰とつながるか」「どんな情報を手に入れるか」といった、目に見えない部分のフットワークの軽さが運気を動かす鍵になります。古いルールに縛られず、面白そうなことに首を突っ込んでみる。そんな知的好奇心が、あなたを素敵な場所へと連れて行ってくれるはずです。この1ヶ月、特に意識したいのは「使う言葉」です。SNSでの発信や友人との何気ない会話の中で、自分の本音を少しずつ「言葉」にしてみましょう。自分を飾る言葉ではなく、今の自分を心地よくする言葉を選んでください。4月末には、これまでにない新しいアイデアやチャンスが、あなたの元へ舞い込んでくるでしょう。心を軽くして、爽やかな春の風を迎え入れましょうね。

春の咲く花は、小さいながらも冬の間に貯めたエネルギーをもっているので力強さも感じますね。今回は12星座別に「あなたに元気をくれる花」をお伝えしていきます。

お誕生日の季節ですね。おめでとうございます!今月は、あなたの元にたくさんの星が集まり、まるでスポットライトを浴びているような賑やかさです。やりたいことが溢れて、少し空回りしてしまう瞬間もあるかもしれませんが、それはあなたが一生懸命な証拠。中旬以降、バラバラだったパズルのピースがカチッとはまるように、進むべき道が見えてきます。完璧を目指さず、「まずはやってみる」という軽やかな姿勢が、最高の運気を引き寄せます。
●元気をくれる花:チューリップ

前半は自分自身の「メンテナンス」が大切になりそうです。20日を過ぎるとあなたの季節がやってきますが、それまでは少しスローペースになりそう。心の中に溜まった感情や、身の回りの整理をするのに最適な時期です。月末には、長年抱えていた重い「こだわり」や「思い込み」から解放されるような、驚きの変化が訪れるかもしれませんが、過ぎてみれば「なーんだ、そうだったのか」とすっかり身軽な自分に生まれ変わります。そして、5月の風と共に新しい幸せが舞い込むでしょう。
●元気をくれる花:カラー

2日の満月前後は、身近な人間関係の中で「嬉しい収穫」がある予感。あなたが今まで周りに向けてきた優しさが、思わぬ形でお返しとして届きそう。月末はあなたの元へ「変化と自由の星(天王星)」がやってきます。これは数年に一度の大きなターニングポイント。これまで自分を縛っていたルールが、心地よく書き換えられていきます。情報のアンテナを広げ、面白いと思った場所へ迷わず飛び込んでみて。あなたの何気ない一言が、誰かの心を救ったり、新しいチャンスを運んできます。
●元気をくれる花:たんぽぽ

今月は、周囲との「心のつながり」を深く感じられる1ヶ月です。特に前半は、お家の中を整えたり、大好きな人たちと美味しいものを食べたりと、自分の「足元」を固めることにツキがあります。あなたが心からリラックスできる環境を作ることで、外の世界へ向かうためのエネルギーが自然と湧いてくるはずです。20日を過ぎる頃には、新しい役割や仕事にチャレンジする機会も訪れそう。無理に背伸びをする必要はありません。自分を信じて、一歩踏み出してみてくださいね。
●元気をくれる花:ムスカリ

今月の獅子座さんは、まるで新しい舞台の幕が上がる直前のような、独特の緊張感とワクワクの中にいます。前半は、これまで知らなかった分野の勉強を始めたり、憧れの人に会いに行ったりと、「未知の体験」にツキがあります。20日を過ぎる頃からは、あなたが手に入れた新しい視点を「どう現実の仕事や生活に活かすか」という具体的なステップに移ります。月末には、新しい仲間やネットワークとの繋がりが生まれる予感。周りと手を取り合うことで、あなたの輝きはさらに何倍にも増していきます。
●元気をくれる花:アネモネ

いつも以上に自分の「内面」や「本音」と向き合う時間がテーマになりそうな4月。今月は「誰かのため」ではなく「自分の心の声」のために時間を使ってみてください。前半は、ずっと心の奥にしまっていた感情が顔を出すことがあるかもしれませんが、後ろ向きなことではなく、今のあなたを支えるための「大切な記憶の整理」。中旬頃には、心が軽くなります。後半、運気は一気に外の世界へと広がっていきます。ありのままの自分を愛でてあげる。そんな優しさが、幸運を招きます。
●元気をくれる花:スイートピー

2日の満月は、あなたの星座で起こる大きな節目。これまで誰かのために頑張ってきたことや、時間をかけて積み上げてきた人間関係において、手応えを感じられる時です。前半は、出会い運も非常に活性化しています。今のあなたにふさわしい、刺激的で情熱的なパートナーや仲間との縁が結ばれやすい時期です。後半は、少し落ち着いたムードへと移ります。受け取ったチャンスや、新しく始まった関係を、大切に育てていく「熟成」の期間に入ります。月末には、自由な未来へのビジョンが見えてきます。
●元気をくれる花:ミモザ

今月は、毎日の生活を丁寧にチューニングしていくような1ヶ月になります。朝の飲み物を変えたり、通勤路を変えたりするだけで、新しいアイデアが湧いてくるはず。仕事面では、あなたの専門性が頼りにされる場面が増えそうです。11日以降、これまで準備してきたことが形になり始め、目に見える成果として現れるでしょう。自分を追い込みすぎず、適度な休息を取り入れることが、結果的に一番の近道になります。17日の新月前後は、新しい仕事や趣味、習慣を始める絶好のチャンスです。
●元気をくれる花:ユリ

「楽しむこと」が最大の開運アクション。創作活動や趣味、恋愛など、心がワクワクすることに全力を注いでみましょう。17日の新月は、あなたの才能が新しい形で芽吹くタイミング。周囲の期待に応えるよりも、自分の「好き」を貫く勇気が、結果として周りを笑顔にします。月末にかけて、身近なネットワークや情報源に新しい風が吹き込み、あなたの活動をさらに広げるためのユニークな知恵が手に入る予感。遊びを仕事やライフワークへ繋げていく、そんな軽やかな挑戦が待っています。
●元気をくれる花:ブルースター

今月の山羊座さんは、自分の足元やプライベートを慈しむことで運気が大きく開ける1ヶ月です。住まいを整えたり、家族との時間を大切にしたりすることで、外の世界で戦うためのエネルギーが蓄えられます。中旬までは少し忙しさを感じるかもしれませんが、20日以降は趣味や楽しみの時間が充実してきます。月末には、これまでとは全く違う「楽しみ方」を見つける可能性も。自分の中の意外な一面を面白がってみる、そんな心の余裕が幸運を呼びます。
●元気をくれる花:アルストロメリア

これまでの自分を縛っていた目に見えない制限から、解放されるような感覚を味わうことになりそうです。これまで守ってきた「こうあるべき」を壊し、内側から溢れ出すユニークな発想や、ちょっと尖った発言が周りに希望を与える光になります。自分を小さく見積もらず、もっと大きなスケールで夢を語ってみてください。26日、変化の星(天王星)が動くことで、もっと風通しの良い、自由な場所へと軽やかに飛び移っていけるはずです。そんなワクワクするような幕開けを楽しんでくださいね。
●元気をくれる花:ラナンキュラス

まるで春の光を浴びて一気に花開くつぼみのような、パワフルで生命力に溢れた運気の中にいます。これまで「いつかやりたい」と思っていたことに、具体的なアクションを起こすのに最適な時期です。お金の使い方や持ち物の見直しをすると、金運アップに繋がります。月末は、コミュニケーションの形がより軽やかになり、あなたを縛っていた古いルールが心地よく溶けていきます。自分の感性を言葉にして伝えることで、さらに広い世界へとあなたの優しさが広がっていきます。
●元気をくれる花:ラン
お楽しみいただけたでしょうか?
待ち遠しかった春を楽しみましょう。
今月も皆さまが心地よい暮らしができますように。
またお会いしましょう!



2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。
今回は、工事が終わりお引き渡しをしたお客さまのおうちからお届けします。エントリエでは、建築士とお客さま同士が参加する「エントリエカフェ」や、WEBマガジンを通じたさまざまな交流の機会を通して、お引き渡し後もお客さまとの関係を大切にしています。
スタッフによってお客さまとのコミュニケーションのかたちはそれぞれですが、私は住まいをお引き渡しするときに、手描きの間取り図をプレゼントしています。

このプレゼントを始めたきっかけをお話しすると、図面ってどのタイミングでお出しするものか、ということからさかのぼります。
商談の場では、イメージや雰囲気をお伝えしたくて、手書きの図面を描くことが多いんです。でもご契約後の仕様決めの打ち合わせになると、工事の精度を上げるためにCAD図面に切り替わっていく。
それ自体は当然のことなんですが、手描きの温かみが急になくなってしまうようで、ずっと少し引っかかっていました。
それに、工事中って多少変わる部分が出てくるものなんです。「いろいろ変わっていったよね」という記録として、図面をお渡しできたらいい。また、私は普段からイラストも描くので、今お客さまが住んでいるこの家の間取りを手描きの図面にしてお渡ししたら、喜んでもらえるんじゃないかなという考えました。
イラストを描くうえで大切にしていることがあります。それは、実際にそのお客さまが使っているものをきちんと表現すること。
コップや家具、テレビ、本、人形……その方の暮らしの中にあるものを丁寧に描き起こすようにしています。特に思い出深いものは、「この人だから描いたら喜んでもらえる」というものを意識して選びます。どんな風に生活しているんだろう、何が大事なんだろうと想像しながら描くのが、私のこだわりです。

それから、間取り図には、英語でメッセージも添えています。
最初にご相談いただいたときのお困りごとから、リノベーションを通してどう解決したかということ、「ありがとうございました」という感謝の気持ち、「こんな風に過ごしてもらえたら嬉しい」という思いをお手紙のように書いています。日本語で書くと恥ずかしいから英語にしているだけなんですが(笑)。
お渡しすると、みなさん「こんなの、びっくり」「家宝にします」「宝物です」と、自分が思っていた以上に喜んでくれて、涙してくれる方もいて。飾ってくださっているお家を後で見せてもらったりすると、すごく嬉しくなりますね。
どのお施主さまも思い出深く、記憶に残っています。でも先日、施工事例「家族とエントリエ」を書いてくださるライターさんがプレゼントの場に居合わせたのですが、お客さまと一緒に涙してくださって。その時にはじめて「価値あることができたかもしれない」と思えた瞬間でした。

今回は、お引き渡し後の現場からでした。これからもさまざまなお客さまの思いを描いていけることを、楽しみにしています。
毎月いろいろなまちを嗅覚だけで歩く企画・まちのミカタ。なんと前回の大宮編で、50回目となりました。51回目となる今回は、これまでの取材を振り返る座談会。思い出深いまちや人について、語らいました。聞き手は、マガジン副編集長でありお散歩の見守り役・細野由季恵さん(ゆきえちゃん)です。
──2019年からはじまった「まちのミカタ」も、前回の記事でなんと50回!振り返ってみてどうですか?
あやちゃん:よくここまで続いたね〜。感慨深いよ。
よっちゃん:ほんとだね。
あやちゃん:長かったような、あっという間だったような。連載が始まってからすぐにコロナ禍になって、3人それぞれ人生のいろいろな節目も迎えて。サムネイルを見ていると、その時々の世の中の状況とか起こった出来事を思い出すよ。

よっちゃん:最初は「撮れ高をつくらなきゃ」「面白いこと言わなきゃ」ってどこか肩の力が入ってたな。でも回を重ねていくうちに、面白いことを目指すんじゃなくて、誰も気づかないような、変なところに着目するところが持ち味なんだって気づいて。今はすっかり肩の力が抜けて、本当にのびのびやってるよ。
あやちゃん:思い返すと第1回目の聖蹟桜ヶ丘は、駅を出発して向こうに見える山まで歩いて、また駅まで戻ってきて。ものすごい長距離を歩いたよね。でも回を重ねるごとに、歩き出して2、3分で喫茶店に入ることもあって(笑)。素の状態にだんだん近くなっていったよね。

よっちゃん:その方が不思議と、面白い人とか出来事に出会える頻度も多くなった気がするよ。一人だったらなかなか入れないようなお店も、三人だから入れて、そこで思いがけない出会いがあったりして。
あやちゃん:偶然立ち寄ったお店で買い物したり、道中で出会ったまちの方にものをいただいたりもしたよね。蔵前では大塚徽章さんっていう、委員会バッヂをつくる会社に偶然出会って。

よっちゃん:その場で委員会バッヂを買ったよね。私は「生活」と「親切」。

あやちゃん:ゆきえちゃんは、「編集」と「給食」だったよね。私は「園芸」と「会長」。あまりに素敵だったから、その後、オリジナルバッヂもつくってもらって。つい最近、増産のお願いをしたところだよ。
──お散歩での出会いが、その後も続いているというのはとても嬉しいな。なにか見つけようという力を抜いても、お散歩をしていると勝手に出会っていく感じがいつも面白いって思っています。
──普段は落ちもんや路上園芸を楽しむ二人だけど、回を重ねることで増えた視点はあった?
あやちゃん:大塚徽章さんもそうだけど、「つくっている人の顔が見えるものって楽しいな」と思うようになったよ。お店に並ぶものをただ買うのと違って、人柄や顔がわかっている方につくっていただいたものには、思い入れも湧くな〜って。
よっちゃん:私はあやちゃんと散歩することで、植物を見る目が変わったな。それまでは、そこにあるのに全然目に入ってこなかった。どちらかと言えば「もの」に近い存在だったんだけど、今では人間と変わらない存在になってきたよ。キャラクターのある、生きているような存在。植物だけでなく、石とか動物も、対等な存在に思えるようになってきた。
誰かが視点を広げてくれると、今まで気づいていなかったものがどんどん目に留まるようになるね。


茅ヶ崎編より。普段は通り過ぎてしまうようなツボもしっかり覗くSABOTENSです。
あやちゃん:私も、よっちゃんと歩いたことで落ちもんに目が留まるようになって、その背後の人間ドラマも想像するようになったよ。
あとは、一人だと緊張しちゃうところ、三人だとえいやって踏み出せるところがあって。女三人という強みなのか、まちの方も話しかけてくださって。おしゃべりする中で、何気なくそこにいるように見えるまちの人たちにも、それぞれドラマや物語があるんだな〜っていうのをひしひし感じるよ。

よっちゃん:あやちゃんは植物を通して、私は落ちもんを通して、そこにあるものに人間ドラマを見ているから、人の物語を感じるものはお互いグッとくるよね。
あやちゃん:あとはゲストさんから教えていただいた視点もあるね。
よっちゃん:そうそう。それは大きいよね。
あやちゃん:普段は地べたを見がちなんだけど、小堺丸子さんに「ビル毛」の楽しみ方を教えていただいてから、上も見るようになった。
あとは神社好きの井口エリさんの「街なかの貼り紙を御札に見立てて観察する」っていう視点も新鮮だったな。立入禁止や駐車禁止の貼り紙は、ある意味御札と同じような存在だって。


よっちゃん:面白い!
あやちゃん:見立てていくことで、あるものが別のなにかとつながったりと、視野が広がるよね。それはお二人に広げていただいた感覚だなと思うよ。
よっちゃん:ジオガシ旅行団の鈴木さんと一緒に伊豆を歩いたのも楽しかったな。地形の成り立ちを一つ一つ教えてもらうと、地面が生きている感じすらして。

あやちゃん:「ここはこういう理由で隆起して……」とか理由を聞くと、はるか昔の風景が浮かび上がってくる感じ。蓮根川の暗渠の上を歩いたときもまさにそうだったな。
よっちゃん:一つのものを見て、その背景を妄想したり、そこから何か発見したりっていうのを繰り返していくと、未来に行ったり過去に行ったりとタイムトラベルしながら歩いている感覚になるよ。普段の生活ではなかなかできない、貴重な体験。

──連載を通して、もともと自分が持っていた視点に変化はあった?
よっちゃん:これだけ多くのまちを歩いたことで、誰かがポロっと落としたものっていう人が気づかない部分にこそ、まちの特徴や本質があらわれるなと、あらためて痛感したよ。
あやちゃん:路上園芸でいうと、たとえ見た目が派手ではなかったとしても、まちの方や3人との会話を通していろんな角度から掘り下げると、見え方が変わることがたくさんあって。前なら見過ごしてた、より細かい部分にまで目が留まるようになったかもしれない。

よっちゃん:まちのミカタの取材は、小学校時代の学校帰りみたいな時間。それを一ヶ月に一度できていることが幸せだよ。
あやちゃん:本当に。日々仕事や私生活で大変なことが色々ある中で、「嗅覚だけでお散歩する」っていう時間が定期的にあることで、自分の心の柔らかい部分が守られてる気がするよ。
よっちゃん:そうそう。自分の原点に戻れるような時間。
──小学校時代って、毎日同じ道を通ってるのに時間をかけて足元を見ながら帰ってたよね。それを思い出すな。
よっちゃん:そうだよね。同じ道なのに、毎日ドラマがあって。
あやちゃん:「今日は物語を考えてみよう」「あの道は犬に吠えられて怖いから別の道を通ろう」みたいに、同じ道を通ってるのに、小さな冒険が日々なにかしらあったように思うよ。
よっちゃん:まちのミカタは、一応出発地の駅はあるものの、散歩の道中は自由。おとなになって、目的もなくまちを歩くって、なかなかできないことだよね。
あやちゃん:本当に。予定があるときの移動というと、Googleマップを使って、目的地まで最短ルートで行きがちだもんな。小学生時代の自分にポンってタイムトリップするような時間だよ。でも行程がガチガチに決まってないからこそ、道中の出来事やまちの空気感の記憶が、体に染み付いてる気がする。

よっちゃん:野良犬二人のようなSABOTENSをのびのびさせてくれるゆきえちゃんには、感謝しかない!
あやちゃん:二人とも、興味あるものがあるとすぐにフラフラ~っとどこかにいっちゃうもんね(笑)。
──連載を続けさせてくれるエントリエさん、ありがとうございます!
──二人それぞれ、思い出深いまちはある?
よっちゃん:私は、柴崎かな〜。
あやちゃん:柴崎は強烈だったね。前情報もほとんどなく、なんなら手紙社さんのお店があるからオーガニックでおしゃれなイメージだったけど……お会いしたまちの方のキャラがことごとく濃かったね(笑)。
細野:偶然見つけたリサイクルショップでは、店主さんが姓名判断をやってくれて。

あやちゃん:辛口診断でズタボロになったよね(笑)。すぐご近所では、自転車屋兼八百屋さんの一画で、鬼殺しを片手に地元のじいちゃんばあちゃんたちが昼間から酒盛りしてたり。

よっちゃん:謎めいた難しい研究をしている、天才的なおじいさんもいたよね。
あやちゃん:そうだそうだ!そのあとホームページを見てみたけど、やっぱり難しかった。でもこんなふうに、お酒を片手によもやま話できるご近所さんがいるって、いいよね。
よっちゃん:上板橋で、家の中でいろんな動物を飼ってるかたも印象的だった!表に「カメきち」っていう女の子のカメがいて。

あやちゃん:あの出会いは強烈だったね。前の通りのあちこちでコキアがはみ出してたんだけど、「あのおうちから飛んできたのよ」って、発信源まで特定していた(笑)。
──よっちゃんはカメに目が留まって、あやちゃんはコキアを見て。みんなバラバラの方向を見てたのも面白かったな。
連載を続ける中で、二人が大切にしてることはある?
あやちゃん:まちや人にリスペクトを持つことかな。見た目だけの勝手な先入観で「こういう属性だ」と決めつけるんじゃなくて、そこに至った背景を想像するようにしてるよ。記事にする時は、住んでいる人が見ても嫌な気持ちにならないように。
よっちゃん:わかる。相手が悲しくなるようないじり方はしないのと、あとは個人情報の取り扱いには注意する。でも全部をガチガチにしすぎると苦しくなっちゃうし、その匙加減って難しいね。
あやちゃん:わかる。忖度しすぎても面白みがないもんね。

──これからも続く連載ですが、今後やってみたい企画はある?
あやちゃん:専門家をゲストに呼んで、違った観点でまちを歩くのも楽しそうだなと思ってるよ。
よっちゃん:落語家さんみたいに、言葉を操るプロと一緒に歩いて妄想するのもいいな。
あやちゃん:言葉のセンスがあって妄想力が高そうな方々とのお散歩、楽しそう!M-1グランプリで優勝したたくろうさんも、時々YouTubeで街なかの大喜利企画をやってるんだけど、めちゃくちゃ面白いもんな。
──前に、DIR EN GREYのShinyaさんと元MALICE MIZERのManaさんが巣鴨を歩く動画も楽しかったな。異色な方たちとのコラボ、楽しそう。
よっちゃん:昆虫好きな人とか、猫好きな人とか。あとは年齢が思いっきり違う人とか!子どもって、結構いろんなもの見つけるもんね。
あやちゃん:楽しそう!目線が低い分、地べたのものを見つけるのが上手だしね。
──最後に、今後の抱負を教えてください。
あやちゃん:これまでのテイストは大事に、新たなことにも色々チャレンジして、長く楽しんでいただける企画として育てていけたらいいな〜。
よっちゃん:「この着眼点でまちを見るの?」という持ち味を大事にしながら、いろいろなまちに出かけて、その時々で感じたことを伝えていけたらいいね。
あやちゃん:AIがどんどんと浸透していってるけど、このお散歩って、AIが出すような最適解とは真逆の方向性を走っているような感じがするよね。でもそういう視点こそ、これから大事にしていかなきゃいけないと思ってるよ!
よっちゃん:そういうものこそ、きっと面白いよね。
あやちゃん:目の前に実在するものを出発点になにかを考えるって、すごく大事だと思う。
よっちゃん:これからも宝探しを続けていけたらいいね!
あやちゃん:宝探し。いい言葉だ!
──ないものを探すんじゃなくて、既にあるのに気づいてないものを見つけることが大事。ふたりとも、いつもありがとうございます! これからもよろしくお願いします!


アスファルトのひび割れ、マンホール蓋のふち、側溝の奥底、室外機の下……。整備された都市空間の隙間で、人知れず芽吹き繁茂する植物たち。「路上園芸鑑賞家」として活動を続ける著者が、世界13カ国18人の”隙間植物愛好家”を約2年にわたって取材。日本、フランス、トルコ、メキシコ、韓国、台湾、イタリア、スウェーデン、ブラジル、シンガポール、アメリカ、オランダ、ニュージーランドの緑をみる人たち19人のストーリーと、総数800枚もの写真を通して見えてくる、日常にひそむ地球の「野生」を描いた一冊です。



2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。
お子さまたちが独立し、ご主人の定年退職という節目を迎えられたSさまご夫婦。築20年を超えたご自宅のリノベーションを決意されたました。「生まれたばかりの孫を、暖かい家で迎えたい」という思いをもとに、2×4(ツーバイフォー)工法という構造上の制約も活かしながら、耐震・断熱性能を上げ、好みのデザインに。離れて暮らすご家族も集まりたくなる、暖かな住まいが完成しました。
| 所在地 | 神奈川県 |
| 建物種別 | 戸建て(2×4工法)2階建て |
| リノベ面積 | 非公開 |
| 費用 | 非公開 |
| 時期 | 2025年 |
ご主人、奥さま
ご主人、奥さま
小林めぐみ
奥さま:子どもたちが独立して夫婦ふたりの生活になったことや、孫が産まれたことですね。この家は冬場がすごく寒くて「これから大丈夫だろうか」と心配になってしまって。
ご主人:私は外壁塗装だけでいいかなと思っていたんです。でも妻の心配もありましたし、私たち自身もこれから歳を重ねていく中でヒートショック対策も必要だと感じていました。ちょうど国からの補助金制度や私の退職のタイミングも重なったんです。

奥さま:まずはネット検索でイメージに合う会社を探していたのですが、それ以前に「2×4工法」であることが我が家のハードルでした。家から近いエリアで探しても断られることが多く、「2×4工法のリノベーションができる会社」を探さなければいけないとわかったんです。それで、今回担当してくれたエントリエの小林めぐみさんの事例を見つけたました。
奥さま:2×4工法の設計はどの会社も難しいというなか、エントリエさんは間取りを変えられる根拠まで提示してくださったことです。エントリエの構造耐震設計室の方はしっかりと構造計算をして、「この壁を増やせば、こっちは取れます」と論理的に説明してくださったんです。ここなら安心してお任せできる、と確信しました。
ご主人:実は、最初はそこまで耐震性を気にしていなかったんです。でも、構造計算をしていただく中で「現状のままでは強度が弱い部分がある」という判定も出てしまって。契約前の段階にも関わらず、そうしたリスクや必要な補強についても提案してくれました。


奥さま:はい。WEBマガジンの事例を見ていて、小林さんの手がけたお家がどれも素敵だったので、指名でご連絡させてもらいました。レスポンスも早かったですし、初回の訪問から女性目線での使いやすい提案をしてくださって、とても頼りになりました。
また、設計図だけではイメージがわかず不安なときは、小林さんと一緒に進めてくださった宮島 夏実さんがパース図を作ってくれたんです。それを見たら一気にイメージが膨らみましたね。毎日のように眺めてはワクワクしていました。

奥さま:「エントリエのモデルルームのような住まいにしたい」とお伝えしました。コンセプトの異なるモデルルームはいずれも、デザイン性を大切にしながらも、日々の心地よさやQOLを高めてくれる“上質な空間”で、まさに私が思い描いていたイメージそのものでした。こうした住まいで、これからの人生を過ごしていきたいと感じたんです。
また、娘たち家族が集まったときにも、みんながゆったりとくつろげる、居心地の良い住まいにしたいという想いもお伝えしました。自分が何を一番大切にしたいのか、リノベーションの目的は何なのかをノートに書き出して整理し、迷ったときには必ずそこに立ち返るようにしていました。

ご主人:私からの要望は、「とにかく暖かくしてほしい」ということと、耐震性を高めることでした。今の形に至るまでは二転三転するほど、小林さんと何度も話し合いました。当初は仕切りを作るだけでもいいと考えていましたが、ショールームで補助金のお話を伺い、最終的には思い切って玄関を含めた全面的な断熱改修に踏み切りました。
断熱性能のおかげで、夏は1階が本当に涼しく快適に過ごせました。冬を迎えるのも楽しみです。以前は寒さが気になっていた北側も、内窓に加えて断熱ドアをご提案いただき、しっかり対策できました。
奥さま:もう本当に、小林さんにはたくさんわがままを聞いていただきました。私たちの迷いや突然の変更にも、最後まで根気強く付き合ってくださり、感謝しかありません。

奥さま:実はこのキッチン、事前に見ていたパンフレットではまったく候補になっていませんでした。ところがショールームで実物を見た瞬間、夫婦そろって「これだ!」と即決。一目惚れという言葉がぴったりで、めずらしく意見が一致しました(笑)。
ご主人:「かっこいい!」ってなったんだよね。光の当たり方で表情が変わるところが、とても気に入っています。
奥さま:このキッチンに出会ったことで、私たちの目指す住まいの方向性が一気に明確になりました。このキッチンを主役にした家にしようと、間取りや家全体の色彩計画も自然に決まっていったんです。当初パントリーを設ける予定だった場所も、キッチンを優先して設計変更していただきました。
それでも不安が拭えなかったときには、宮島さんがパースを作ってくださって。それを見た瞬間にイメージが一気に膨らみ、毎日のように眺めては完成を楽しみにしていました。


ご主人:リビングの壁に囲まれた一角ですね。ほどよく個室感があって、落ち着ける場所です。
奥さま:主人はその場所をすっかり独り占めしています(笑)。それぞれが好きなことをしていても気にならず、それでいて同じ空間で心地よく過ごせる、そんな住まいにしていただきました。
私自身のお気に入りは本当に全部なのですが、あえて挙げるならキッチンでしょうか。Ⅱ型キッチンは使い勝手も収納量も申し分なく、キッチン部分だけ床をタイルにした点も気に入っています。洗面所を含め、タイルは最後の最後まで悩み抜いて選んだものばかりなので、特に思い入れがあります。
それから玄関も、「本当にやってよかった!」と心から思える場所です。帰宅したときや、朝起きて階段を降りてきたときに、きれいな玄関が目に入ると、それだけで気持ちが豊かになります。小さいながらもSICを設けていただいたおかげで、すっきりとした玄関を保てているのも嬉しいですね。



奥さま:今回のリノベーションは、私たち夫婦のためであると同時に、娘や孫にも喜んでもらえる住まいにしたいという想いがありました。打ち合わせの進捗や工事の様子は、彼女たちが育った家が少しずつ変わっていく過程として、毎週のように写真で共有していました。
完成後、初めて遊びに来たときには、「すごい!いいじゃん!」と感動してくれて。「私が住みたい!」とも言っていて、乗っ取られそうな勢いです(笑)。娘たちが帰省した際には、広くなったキッチンで楽しそうに料理をしてくれます。二人が並んで料理をしている姿を見ると、母として本当に幸せを感じますね。
ご主人:アイランドキッチンのまわりで、孫が追いかけっこをしたり、かくれんぼをしたりしているんですよ。
奥さま:おかげさまで、家族3世代がゆったりと集える住まいになりました。

ご主人:現場監督の方とも連携が取れていて、安心感がありましたね。職人さん同士のチームワークがとても良かったのが印象的でした。
奥さま:良い住まいは、特に人生の後半において、とても重要だと改めて感じています。私はこれから仕事を引退し、家で過ごす時間が増えていくことを思うと、妥協せずにわがままを言わせていただいて本当によかったと思っています。
私たちの想いを丁寧に形にしていただき、思い描いていた以上に素敵な住まいになりました。これからこの家で、家族の思い出を重ねていけることが、今からとても楽しみです。本当にありがとうございました。

真鍮や銅などの金属を使った雑貨やアクセサリーを手がけるittoさん。金属造形にとどまらず、異素材との組み合わせも常に模索しているそう。さらに、他の作家とのコラボレーションやその時々のムード、さらに自身の心境の移り変わりなど、変化を柔軟に取り入れながらものづくりを続けていく姿が印象的です。そんなittoさんの日常にそっと寄り添う作品作りと、その歩みについて伺いました。

金属とガラスでアクセサリーを作るアトリエに入り、その後モニュメントなど大きな物を作る金属造形の工房にアシスタントとして入りました。独立してからはアクセサリーや雑貨を制作しています。
気軽に日常で使ったり、身につけて楽しんで頂けたらいいなという思いで制作してきました。
また、人との出会いの中から色々な物ができています。コラボや企画提案を頂いたり、一人では考えつかないことがいっぱいです。
モチーフはその時により自分の中に流行りがやってきて、ついそればかり作ってしまいます。今年はうま年なので馬です。
刺繍や、織物、陶芸作品など、異素材の作品を色々と見てインスピレーションを受けることもあります。金属だけだと色がさびしくて、何か違う素材と組み合わせることをいつも考えています。


金属造形については子どもが生まれてから徐々に仕事に対する意識がはっきりとしてきました。あと10年くらい、子どもが独立するまで頑張って、その後はもっと素材にとらわれない活動もしたいです。

作ることはだいたいなんでも大好きです。時間とお金があれば、生活に関するものはなんでも作りたいです。

若い頃はアトリエの制作机に座ると何も考えずガンガン作り進めることができました。今思うと不思議なくらいです。
何年間かは同じものは作らないと自分で決めていました。今考えると良い物がたまに生まれる感じでした。
今は何をするにも時間がかかり、悩んだり考え込んだりする時間が増えました。同じデザインの繰り返しも制作するものも多く、同じ物を作らなかったころのデザインを改めて作ったりしています。
今後はワックスで制作することに慣れていきたいです。
以下のイベント・販売機会にて、ittoさんの作品をご覧いただけます。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
①やちむんと暮らしの道具mano「新生活と暮らしの道具とthanks gift」
【日時】2026年2月20日〜3月31日
【場所】沖縄県宜野湾市大山2丁目4−10
②奈良町よつば「春の食卓展」
【日時】2026年4月4日〜8日 奈良町よつば「春の食卓展」
【場所】奈良県奈良市鵲町6−21
③OnlineShop lucy
【日時】4月中旬販売
【URL】https://lucysecret.theshop.jp/
【Instagram】@lucy_secretcloset
④てのわ市出店
【日時】2026年4月18日
【場所】都立武蔵国分寺公園(国分寺市)
| itto 伊藤純子 アトリエSOS 、Bonze工房の制作アシスタントを経て独立。東京都国立市でatelierdada開設。妊娠を機に沖縄へ移住し、沖縄から屋号をittoに変更。2019年に埼玉県川越市にアトリエを移し、アトリエの納戸で「ギャラリーすーじぐゎー」をオープン。 @itochin5 |
3月は、季節の変わり目とともに心の揺れも起こりやすい時期。占い師イルマーヤさんが綴る今月のコラムは、「変化のなかで自分を整えること」がテーマです。卒業や進級、新しい環境への準備など、慌ただしい季節だからこそ、立ち止まって自分の心を見つめる時間を持てていますか。焦って前へ進もうとするよりも、いま感じている不安や迷いに静かに寄り添うことが、春からの新しい一歩を軽やかにしてくれるはずです。
➤ イルマーヤさんによる、3月の12星座別占いはこちら
カレンダーをめくるたび、春の足音が近づいてくるのを感じます。3月は、4月からの新しい生活に向けた「間の時間」。期待はもちろんあるけれど、それ以上に「うまくやっていけるかな」という緊張感が、押し寄せてくる時期でもありますよね。
わが家でもこの春、大きな変化が待っています。息子が中学校を卒業して高校生に、娘が小学校を卒業して中学生に。二人揃っての卒業・入学が重なるこのスケジュールを思うだけで、わたしの心はザワザワしています。おめでたいはずなのに、頭の中は「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と忙しない。
特に学校からの連絡事項には、いつもソワソワさせられます。わたしは管理がうまくなくて、紙のプリントはどこへ行ったか分からなくなるし、デジタルのお知らせは通知を見落としがち。あの独特の言い回しを読み解こうとするだけで、なんだか膨大なエネルギーを使ってしまいます。

「お弁当作り、毎日続けられるかな?」「新しい環境で、子どもたちは楽しく過ごせるかな?」……ふと気づくと、まだ起こってもいない未来の悩みを想像して、勝手に胸を痛めている。そんな自分を、どこか「滑稽だなあ」と苦笑いすることもあります。でも、変化を前にして立ち止まってしまうのは、それだけ今の生活や家族を大切に思っている証拠。見通しが立たない不安というのは、あって当然の感情なんですよね。無理に動こうとせず、「ああ、わたしはいま、一生懸命になろうとしてるんだな」と、その震える心に寄り添ってあげるだけで十分なのかもしれません。
4月からは、いよいよお弁当作りという未知の習慣もスタートします。子どもたちの新しいリズムをどうサポートしていくか、考え始めると終わりがありません。「わたしがしっかりしなきゃ」「子どもが困らないようにしなきゃ」というプレッシャーが、いつのまにか自分を縛り付けてしまいます。
けれど、ふと立ち止まって考えてみると、わたしが「子どものために大事」だと思っていることと、子どもたちが「自分の人生で大事」に思っていることって、実は全然違っているのかもしれません。わたしは「忘れ物がないように」とハラハラするけれど、子どもにとっては「忘れ物をして困った」という経験こそが、未来の自分を助ける大切な糧になることもある。
すべてを完璧にコントロールしようとするのは、きっとむずかしいのだと思います。自分以外の誰かが関わる変化には、自分のペースが通用しない部分がどうしてもありますから。
わたしたちは無意識のうちに「こうあるべき」という完璧なストーリーを描き、そこから外れることを恐れます。でも、もし思い通りにいかないことがあっても、それこそが「通るべき道」なのだと信じてみたい。予定が狂った朝も、お弁当が茶色一色になった日も、それはそれでわたしの、我が家らしい人生の豊かな1ページ。
ハードルを思い切り下げて、「今日はこれでOK」と自分に許可を出していこうと思います。できない日があってもいいし、無理だと思ったらやめてもいい。続けることが重荷なら、その時々で一番楽な方法を探せばいい。そんな不完全さを面白がれる心のゆとりが、結果として家族の空気を柔らかくしてくれる気がします。

世の中には「いつも前向きで、キラキラしていよう」というメッセージがあふれている気がします。でも、心が沈んでいるときに無理にポジティブになろうとすることって、今の自分を否定しているようで、なんだか悲しくなってしまいます。「もっと元気にならなきゃ」と無理やり気持ちを切り替えようとするのは、自分への思いやりとは少し違う気がするのです。
ネガティブな気分のときは、その気分でないと見落としているものに気づけるチャンスがあるのかもしれません。心が明るく晴れているときには手に取らないような、少し重ための本を読みたくなったり、社会問題を題材にした映画やドキュメンタリーに考えさせられたり、内面を深くえぐるようなアートに、ハッとさせられたり。
わたしがネガティブモードでいる時、自分の考えていることがあまりに極端で「こんなふうに、思っちゃうんだ」と客観的に感じることがあります。暗闇の中にいるからこそ、見える景色がある。不安な自分をまるごと受け入れ、その声をじっくり聞いてあげると、不思議と心がスッと凪いでいくことがあります。キラキラした状態を24時間維持するなんて、そもそも不自然なことなのかもしれません。ネガティブな自分と同居しながら、その時々のひらめきや気づきを大切にする。それこそが、「自愛」というものなのかもしれない。
「何かを学んでいなきゃいけない」「常に効率的に成長していなきゃいけない」というような、目に見える成果を求める空気感が、わたしには窮屈に感じます。たくさん目にする「賢いやり方」も「損するやり方」も、それはあくまでその人の視点。人生という大きな視点から見れば、それほど重要なことではないのかもしれない……。そう思うと、少し肩の力が抜けます。賢く生きることはできなくても、自分らしく生きていきたい。

星の動きに目を向けてみると、今は「山羊座時代」から「水瓶座時代」への大きな転換期。積み重ねた実績や組織、成功へのピラミッドを登るような時代から、個人の自由とフラットな繋がりを大切にする時代へと、風向きが大きく変わっています。
これまでの時代は、みんなが地位や肩書き、所有物を得ることを目指し、手に入れることが幸せだとされてきました。でもこれからは、その人それぞれの「必要な豊かさ」を見つけ、そこへ向かって生きていくことが、幸せだと感じられる時代になっていくように思います。誰かと比べるのではなく、自分にとってのちょうどいい心地よさを探していく。
水瓶座の時代は、自由です。いつ始めてもいいし、いつやめてもいい。でも、レールがない「自由」は、どこへでも行けるからこそ、「怖さ」を伴います。その怖さを否定せず、「怖いよね、でも大丈夫」と受け入れ、自分と自分の運命を信頼しながら進むこと。それが、この軽やかな時代を自分らしく生きていくための、大切なお守りになるのではないでしょうか。
お弁当作りも、子どもたちの新生活も、まずは気負わず、始めることを喜んでみようかな。完璧なストーリー展開は手放して、予定調和じゃない毎日を、わたしらしい道のりとして歩んでみる。「なんとかなるし、最後にはきっと良い方向へいく」と、自分の人生の力を信じてみる。
春の柔らかな光の中で、愛犬を撫でながら、「まあ、なんとかなるよね」って自分に声をかけ、そして同じように揺れている誰かに、「わたしもいるよ」って手を振っています。




2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。
ゆーさんの現場からこんにちは。 今回は、団地のキッチン組み立て。そのなかでも「換気扇の取り付け」にひと工夫が必要な現場だったので、そのお話をさせてもらいます。
まずキッチンの組み立てで確認するのは、しっかりとキッチンが入る寸法であるかどうか。それと、お水やお湯の排水配管をどう通すか。そして換気扇をどうやって外に排気するか、この3つが大事になってきます。
団地は壁式構造で、元々のキッチンにはカセットコンロと、壁付けのプロペラファンがついていました。この換気扇の位置が、今の設計からするとかなり低め。つまりそこにレンジフードをつけると、さらに低くなってしまいます。
※レンジフードと換気扇の主な違いは、フード(覆い)とダクト(排気管)の有無、そしてファン(羽根)の形状です。です。レンジフードはシロッコファンでダクトを通し排気するため静かで設置自由度が高く、従来の換気扇はプロペラファンで直接外に排気するため安価で強力ですが壁面に限られます

じゃあどうしようか、というのが今回のポイントになります。
解体してみると、外への出口になる穴の位置が見えてきました。写真右側のピンクのテープを貼った箇所が、換気扇を出す場所となりますが……

ここで注意なのは団地など集合住宅によっては躯体をいじることができないので、新しく穴を開けるわけにはいかないということ。そのため「今あるこの穴をどう生かすか」が大事になってきます。そこで、既存の穴にステンレスの板を取り付け換気扇を上に持ち上げ、ダクトを左側へ繋ぐ方法をとりました。


もともとコンロは右側にありましたが、今回は左側に変更しています。
コンロが右側のままだと、既存の換気口(右壁の低い位置)に合わせてダクトの通り道となる箱をキッチンの中央付近に作らなければならず、コンロとシンクの間が極端に狭くなってしまいます。お客さまから食洗機を入れたいというご要望もあったので、これでは作業スペースも食洗機の設置場所も確保できません。


そこで、コンロを左側に移動。ダクトの箱をキッチン左端にまとめることで、コンロとシンクの間に十分なスペースが生まれ、食洗機も設置できるようになりました
レンジフードを左側まで持ってくることで、コンロとシンクの間を広く取り、食洗機を入れるスペースを確保できました。
職人さんがキッチンパネルを貼ったりしながら下準備を進め、いよいよキッチンの組み立てへ。


キッチンはダンボールに包まれてバラバラの状態で届きます。シンク単体を見る機会なんてなかなかないんですが、こんな感じで部品が届いて、組み立てることでキッチンが出来上がっていきます。


完成した写真を正面から見ると、右側にダクトの通り道を箱型で作り、吊り戸棚の裏側をダクトが通っています。コンロの上にレンジフードがつき、その右隣にダクトボックスがある形です。

コンロとシンクの位置が左右で変わるだけでも、工夫できることもあるんですね。非常に使いやすいキッチンになったんじゃないかなと思います! ここまで読んでいただきありがとうございます。
先日、工事中の写真が出てきた。思わず仕事の手を止めて、しばらく眺めてしまった。骨組みがむき出しになった家。あの瞬間の高揚感は、なんだったのだろう。

中古で買ったこの家には、もともと四人家族が35年間暮らしていたらしい。
35年か、顔も知らないご家族だけど、その時間はどれだけ濃いものだったのだろう。壁の中でこっそりと家族の成長を見守ってきた柱は、なんだか誇らしい顔をしている気がする。
物件購入は、庶民にとって大きな買い物だ。「失敗しない家選び」「後悔しないためには」。購入したはいいものの、ネットで調べるたび、だんだんと不安になっていた時期。だから骨組みを見たとき、ちょっとだけ安心した。

住みはじめて4年が経つけど、「つくっている時間」は今思い返しても日々いろんな感情が生まれていた。
今思うとくだらない喧嘩を家族としながらも、それぞれが尊重される場所について話し合った時間。
建築士のエイミーさんと白い紙に間取りを描いて、アイデアをどんどん重ねた時間。
何もない空間に、職人さんがひとつずつ形をつくってくれる時間。
考えて、話して、作って、また考える。人とやりとりしながら、家が少しずつ出来ていくあの過程。不安もありつつ、人と何かをつくる時間こそ、いちばん夢中になれる。
わからないことや知らないことは怖いもので、何かを始めるときには、不安とワクワクはだいたいセットでやってくる。でも、どうなるかわからないから面白い。
そういえば私は、「完成」よりも「途中」が好きなんだと思う。
だから、もしもう一度家をつくるなら、完成しなくてもいい気がしている。余白を残して、あとから手を入れたり、色を塗ったり。何回でも壊して、作って、また壊して、ゆっくり育てていけるといい。



2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。
住み慣れたまちへの永住を見据え、リノベーションを考えるようになったYさまご夫妻。お子さまが独立されたあとの夫婦ふたりでの暮らしを描き直し、広く明るいリビングルームやオープンな収納、お気に入りのタイル意匠を取り入れた水回りなど、ご夫婦の「好き」をとことんまで叶えた住まいに生まれ変わりました。
| 所在地 | 神奈川県川崎市 |
| 建物種別 | マンションRC造 築23年 |
| リノベ面積 | 75㎡ |
| 費用 | 1450万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み) |
| 時期 | 2025年 |
ご主人、奥さま
ご主人、奥さま
澤 雄太
ご主人:このマンションに新築で引っ越してきたのは20年ほど前、息子が5歳のときのことでした。別のまちから保育園に通う道すがら見つけたのですが、外観のデザインが特徴的で中庭もあって、なかなか他では見ないいい物件だね、と気に入って購入を決めたんです。
奥さま:とはいえ、20年も住むと水回りも古くなり、フローリングも剥がれてしまったところもあって。このまま住むなら手を入れていかないといけないなと検討を始めたのが、リノベーションのきっかけです。
また、息子がちょうど就職したタイミングでした。「あなたはどうする?」と意向を尋ねると、「ひとり暮らししたいから、俺の部屋は作らず好きにしていいよ」と。だったらこれから夫婦ふたりで暮らす住まいを考えようということになりました。

奥さま:何社かお話を聞きに行きましたが、なかでもエントリエさんが好印象だったんです。設計をお願いすることになった澤雄太さんと、スタッフの大里めぐみさんがとても丁寧にお話ししてくださいました。
ご主人:間取りや仕様の希望をいきなり聞くのではなくて、「どういう暮らしをしたいですか?」というところから話が始まったんですよね。その姿勢にも信頼をおぼえました。
あと数年もすれば定年を迎えるからその後の暮らしをととのえたい、私たちは出かけるのが好きだけど、家でピアノや趣味も楽しみたい、などいろいろとお話をして。そうやって私たちの暮らしのイメージを共有した上で、のちのち澤さんはプランに生かしてくれました。
奥さま:着工までには8か月ほどかかっていますが、そのあいだプランを相談したり、タイルや壁紙など資材のショールームを回ったりと、じっくり考える余裕をもたせてくれたのもありがたかったです。

奥さま:大きなところは、動線と風通しの改善です。以前の間取りですと、キッチン、洗面所は行き来しづらくて。またキッチンは風通しが悪く、特に夏の料理は身にこたえる暑さでした。
ご主人:リビングと和室は、間仕切りを取り払って押し入れもなくして、ひとつのオープンな空間にしてほしいとお願いしました。


奥さま:もともと夫と私と息子の寝室は別々、というライフスタイルだったので、そこは変えずにおきたいなと。澤さんからは、スペースを分けるロールスクリーンなどをつけますかと提案もあったのですが、開放感を優先してこのままにしてあります。後からでもつけられるように、下地だけはつくってあります。
ご主人:あいだに仕切りは何もないのですが、不思議とリビングと妻のスペースはまったくの別物の感覚なんですよ。私はほとんど妻のスペースに立ち入ることはなくて、洗濯物を干すときに通るくらいなんですが、そのときにもちょっと遠慮がある(笑)。

奥さま:最後まで悩みましたが、キッチンと洗面所の動線は改善されましたし、土間のある玄関、収納スペース、キッチンは一直線の動線をつくってとても快適になりました。リビングやキッチンから廊下につながるところには、造作の棚をしつらえています。家の中心になるところにWi-Fi機器も収納できましたし、料理を運ぶ際にちょっと置いたりするのに便利ですね。



念願だった土間から収納スペースを通ってキッチンまでは一直線に。ものを増やしすぎないよう収納はあえてオープンに。
奥さま:キッチンはパイプスペースの関係で壁付けのオープンキッチンにしましたが、リビングにいて視線が向く分、タイル貼りにしたいなと思って気に入るものを探しました。

ご主人:妻はやるとなったらとことんこだわるタイプなんです。タイルやフローリングも、二人で色々ショールームを回って、名古屋にも行ったよね。
奥さま:これが欲しい、と思えるものが見つかるまで探したい性格なんです。大変でしたけど、好きなものを探す過程はとても楽しかったです。

ご主人:スケルトンになったときですね。それまで自分たちが住んでいたとこが何もなくなって、「わが家はけっこう広いんだね」「ここからひとつずつ、つくっていくんだな」という感覚はよくおぼえています。
奥さま:私は施工のプロセスですね。壁紙やタイル、キッチンの色まで、自分が悩み抜いて選んだものが、施工が進むにつれてフィットしていくのを見るのがワクワクしました。

奥さま:キッチンの動線は、小さなストレスとなって毎日積み重なっていたのですが、今は全然違いますね。それにリビングの開放感が心地よくて。ソファにのんびり座って、お気に入りのキッチンや家具が並んだ風景を見るとすごく幸せな気分になります。
ご主人:共用の空間と、それぞれのライフスタイルで過ごす空間が生まれたことで、シンプルで暮らしやすい住まいになったと感じます。ふたりで暮らすには広い気もしますが、息子が遊びに来ることもありますし、このくらいのゆとりがあったほうがいいなと思っています。

生活動線や収納を計画し設計することはもちろん、耐震や断熱、防水などの建物の構造まで含めたトータルなプランニングのご提案が必要とされる大規模なリノベーション。どちらも大切にしながら、これからの住まいへと再構築する――。今回は、その両立を叶えた、エントリエ一級建築士小林 めぐみ・田畑 照子担当の住まいづくりの事例をご紹介します。


お隣にマンションの建設計画が持ち上がったことから、日当たりを考慮し、リビングを1階から2階に移す大規模リノベーションを検討し始めたというOさまご家族。2×4工法のご自宅に対応しているリノベーション会社を探す中で、エントリエを見つけたのだそう。リビングへの採光はもちろん、収納計画も含めた生活動線を整備。家族が自然と集い、快適な日々を送れる住空間へと生まれ変わりました。
「とても暮らしやすくなりました。明るさや暖かさが以前とは全然違います。冬もとても暖かくて快適です」(奥さま)


子どもの成長にあわせ、ご実家所有のビル2フロア分のリノベーションを決めたUさまご家族。光を取り込む大空間LDKと、家中を回遊できる快適な動線設計を取り入れ、居住性や快適性に優れた空間となりました。輸入壁紙や、メンテナンス性の高い床タイルも取り入れられています。
「一から家をつくれるのであれば、せっかくなら見たことがない個性的な空間にしたいと思っていました。一番こだわったのは、壁紙と床のタイルです」(奥さま)

退職を機にご主人の実家へ戻ることにしたTさまご夫婦。築50年のRC造+木造在来の混構造を、安心感と暮らしやすさを軸に全面的に再構築しました。お二人のご希望を丁寧に取り入れ、新たな生活にすっと馴染んでいただける住まいになりました。
「他社さんからは“柱をどんどん抜いて空間を広くする”ような案もあって。でも田畑さんは『取ることは可能ですが、ここは残した方が構造上良い』と、安全面まで加味してプランを立ててくれたんです」(ご主人)

うどん屋を営むご両親からの「店舗付き住宅にしたい」という希望を受けたOさまは、ご実家のリノベーションを決意。築31年の木造戸建てをフルリノベーションし、1階をご両親の住居兼店舗、2階をOさまご家族の住まいとする二世帯・店舗併設住宅へ大規模改修を行いました。ご主人のOさま自らショールームをいくつも巡り、こだわりの空間へと仕上がりました。
「ショールームにも一緒についてきてくたり、テイストの合いそうな商品を取り扱うメーカーを紹介してくれたり……『あれがいい』、『これがいい』と議論しながら進めていきました」(ご主人)

リノベーションを前提に築28年の木造住宅を購入したTさまご夫婦。広々とした部屋で暮らしたいと、2階は仕切りをなくした大きなリビングダイニング空間へとフルリノベーションしました。広々としていながらも半個室のような空間もあり、客間としても機能しているのだとか。ご主人の趣味つながりであるご友人を招いたり、奥さまがリースのワークショップをご自宅で開きたいという夢も叶えられる場となりました。
「以前の家では自分の部屋にすぐ戻っていたけれど、今はここがみんなの場所になっています。実は、そうなったらいいなと思っていました」(ご主人)

空き家になった実家を受け継ぎ、リノベーションを検討し始めたKさまご夫婦でしたが、2×4工法の住宅は間取り変更が難しいと知りました。実際に問い合わせても断られたり、既存の間取りを生かした提案が多かったのだとか。エントリエではご両親が暮らした大切な住まいの活かせる部分は残しながら、ご希望だった開放的なキッチンを実現しました。
「納得のいく説明があった上で、以前の間取りでは仕切られていた壁を抜けるということがわかったんです。最終的に小林さんのプランを見たとき、「できるんだ!」と感動しました」(ご主人)

祖母から受け継いだ長屋のフルリノベーションを決めたMさまご夫婦は、土間があって空間がつながっていくような住居のイメージをお持ちでした。小林が提案をしたプランをみるや、「これがやりたかったんだ!」と感じていただいたそう。家事動線や収納性能もアップした空間へと生まれ変わりました。
「言葉にできなかったことが伝わってしっかりプランに落とし込まれていたのがすごく良いなと思いましたね」(ご主人)

築年数による老朽化や寒さ、家事動線の不便さにお悩みだったことからUさまご夫婦はリノベーションを決めました。動線の見直しや設備の交換だけでなく、ヒートショック対策に廊下まで床暖房を取り入れるなど住宅性能も大幅に刷新。猫との暮らしに配慮した工夫を織り込みながら、日々のストレスを減らす間取りへ再設計しました。
「キッチンの室内窓は、こだわった箇所です。ショールームで見つけたアイデアをもとに、開閉式の建具を取り入れました。これなら猫が調理場に入ってくることもないし、開放感もあります」(ご主人)



2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。
日ごとに春の気配を感じる季節になりました。3月は、仕事では年度末のラストスパート、家庭では卒業や進級の準備など、「タスク」に追われる時期かもしれません。
つい「あれもやらなきゃ、これも完璧にしなきゃ」と自分を追い込んでいませんか?でも、今年の3月の星たちは、あなたにこう語りかけています。「新しい季節を軽やかに迎えるために、まずは抱えすぎた荷物を一度、置いてみましょう」と。
今月は、がむしゃらに進むことよりも自分自身を丁寧に整えることが、素晴らしい春を呼び込む鍵となりそうです。

3月の運気は内なる浄化から、光あふれるスタートへと流れていきます。
月の始まりとともに、大きな感情の節目がやってきます。3月3日の満月は「整理整頓」が得意な乙女座で起こります。この時期は、普段は見ないようにしている疲れや不安が、ふとした瞬間に溢れ出してしまうこともあるかもしれません。でも、それは決して悪いことではありません。溜め込んできた頑張りを、星が「もう十分だよ」と浄化してくれているのです。完璧主義のブレーキを少し緩め、自分を労わる時間をゆっくりと作りましょう。不思議と後半の動きがスムーズになります。
3月11日を過ぎる頃から、これまで「なんだか空回りしているな」と感じていた物事が、ゆっくりと、でも確実に前へと動き出します。家庭のことや自分のキャリアの方向性について、迷いが晴れていくような感覚があるでしょう。周囲との協力体制も整いやすくなるので、一人で抱え込まずに「頼る」ことを意識すると、より良い流れに乗れます。
3月19日の新月、そして翌20日の春分は、宇宙規模の新年とも言える大きな転換点です。これまで一つの役割や形にこだわってきた自分から卒業し、もっと自由で多面的な自分を受け入れられるようになります。21日を過ぎれば、思考の霧も完全に晴れ、新生活に向けたアイデアが次々と湧いてくるはず。自分の中に差し込む「新しい光」を信じて、直感に従って動いてみてください。
春はこれからの期待もあるけれど、同時に不安も出てくるかもしれません。そこで今回は不安が消えちゃう「おまじないオノマトペ」を12星座別にお送りしたいと思います。不安な気持ちがでてきたら「⚪︎⚪︎!」と声にだしてみてくださいね。

年度末の忙しさの中でも、今月は不思議と活気にあふれます。それは「自分らしさ」を取り戻す力が強まっているから。仕事や家事など「やらなければならないこと」のスケジュールの中に、少しだけ自分の趣味や美容、学びといった「やりたいこと」を入れてみましょう。中旬以降はこれまで停滞していた計画が動き出します。新しいプロジェクトの種を蒔くのにも最適な時期。完璧を目指して足踏みするより、まずは直感に従って「えいや!」と動いてしまうのが正解です。
●おまじないオノマトペ:きらきら

今月は、少し先の未来に目が向く時期。今の仕事のスタイルや、家庭とのバランスについて考える瞬間があるかもしれません。そんな時は、同じ悩みを持つ仲間のコミュニティに参加したり、異業種の人と交流したりするのがおすすめ。一人で抱え込んでいた課題も、誰かに話すことで「そんな解決策があったのか!」と目から鱗が落ちるような発見がありそうです。下旬は自分の内側にこもりたくなりますが、それは次のステップへ進むための準備期間です。五感を満たしてあげると運気が安定します。
●おまじないオノマトペ:ふんわふんわ

仕事面で大きな注目を浴びたり、責任ある役割を任されたりと、踏ん張りどころの多い一ヶ月になりそうです。あれもこれもと手を広げるのではなく、大切な目標一点に集中するのが吉。満月前後は、日々のルーティンの中で無駄になっている部分が見えてくるはず。家事の外注を検討したり、仕事の優先順位を組み直したりして、自分を「ラク」にさせてあげてください。中旬以降は、コミュニケーションの行き違いも解消され、周囲との協力体制がスムーズになります。「デジタルデトックス」が幸運の鍵です。
●おまじないオノマトペ:ぽんぽん

今月は「安心感」がテーマになります。11日を過ぎる頃から、家庭内の問題や、自分自身の居場所に関する迷いがスッと晴れていくでしょう。忙しい日々の中でも、家族と一緒に料理をしたり、ゲームを楽しんだり、何気ない家庭での時間を大切にしましょう。家族との絆を再確認することで心の土台が整い、あなたのパワーの源になります。下旬には、これまで学んできたことが自信に変わり、一歩外の世界へ挑戦したいという意欲が湧いてきます。新しい習い事や、スキルアップなど、自分を育むことを楽しんで。
●おまじないオノマトペ:ふくふく

周囲とのコミュニケーションが活発になる時期。SNSでの発信や、ランチタイムの何気ない雑談から、思わぬ仕事のオファーが舞い込む予感。今は遠くの大きな理想を追いかけるより、目の前の人との信頼関係を深めることを意識してみてください。あなたの本音が、意外にも周囲の共感を呼び、新しい協力者を生むきっかけになります。下旬の「春分」を過ぎると、一気にエンジンがかかります。新しいプロジェクトへ着手する準備を今から整えておきましょう。フットワークの軽さが、幸運の扉を叩く鍵となります。
●おまじないオノマトペ:ぷわぷわ

3日の満月は、あなたの星座で起こります。月食を伴うため、これまでコツコツと積み上げてきた努力が大きな形で報われたり、一つの役割を卒業したりといった、印象的な節目を迎えるでしょう。ふだん自分に厳しくなりがちな方も、今月は自分を全肯定してあげてください。「もっとできたはず」は脇に置いて、ちょっと贅沢なご褒美が運気を底上げします。後半は金銭感覚が冴えます。あなたが自分を豊かにすることを許可すればするほど、現実の豊かさも引き寄せられてきます。
●おまじないオノマトペ:ぴかぴか

月の前半は少し疲れが出やすいかもしれません。6日に金星があなたの対人関係を彩るエリアに入ると、風向きがガラリと変わります。あなたの魅力が周囲に伝わりやすくなり、自然と助けの手が差し伸べられるようになるでしょう。人からの誘いが増えますが、すべてに応じる必要はありません。今は自分が本当に心地よいと感じる相手との時間を優先して。春分のタイミングで髪型やメイクなどのイメージチェンジを。セルフイメージが書き換わり、運気の流れが劇的に良くなります。
●おまじないオノマトペ:ふわあ

今月は「水面下での準備」に最高の追い風が吹いています。表立って派手に動くよりも、一人で静かに企画を練ったり、内省を深めたりすることで、将来の大きな実りへと繋がる強固な土台が出来上がります。潜在意識と繋がりやすい時なので、寝る前の瞑想やジャーナリングを通じて、ふと思いついたアイデアを大切に拾い上げてください。それが後に、新しい武器になる可能性も。下旬からはこれまで温めてきたものを形にするための具体的なタスクが見えてきます。日々のルーティンを整えておきましょう。
●おまじないオノマトペ:しゅわー

同じ志を持つ仲間との繋がりが、大きな勇気とインスピレーションを与えてくれます。コミュニティの中で悩みや夢を共有してみてください。「自分だけじゃないんだ」と思えることが、一番の特効薬になります。中旬からは、金銭面での停滞感も抜けていくので、ずっと迷っていた決断も下せそう。春分以降は、好きを仕事に繋げる工夫をしたり、新しい発信活動を始めたりと、クリエイティブな活動に没頭してみてください。楽しんでいるあなたの姿が、最高に魅力的なブランディングになります。
●おまじないオノマトペ:ぐいーん

仕事運がピークの時。社会的な役割に光が当たる一ヶ月です。特に責任感の強い山羊座さんは職場での評価が高まったり、重要な案件のリーダーを任されたりと大忙しになりそう。ただ、完璧主義になりすぎないこと。一人で背負わず、信頼できるチームメンバーやパートナーに「ここを手伝って」と具体的に頼む練習をしましょう。11日以降、自分自身の成長を実感できる嬉しい出来事がありそうです。後半、家の中を少し華やかに飾るとオンとオフの切り替えがスムーズになり、私生活の充実度もアップします。
●おまじないオノマトペ:しゃきっ

知的好奇心が旺盛になり、今の自分を超えて「もっと遠くへ」行きたくなるようなエネルギーに満ちています。新しいスキルの習得など、学びを深めることが最高の開運アクションです。月の前半は家庭と仕事の両立に葛藤を感じるかもしれませんが、中旬を過ぎれば周囲の協力体制も整ってきます。21日ごろからは、滞っていたこともスムーズに進み始めるでしょう。自分の可能性を限定せず、もっと広い世界で活躍する自分を自由に想像してみてください。そのイメージが、現実を動かす力になります。
●おまじないオノマトペ:すいすい

19日の新月は、あなたの星座で起こり、一つの大きなサイクルが完結することを告げています。これまでの古い価値観や、「こうあるべき」という重荷をリセットし、新しい章へと進む準備をしましょう。周囲からのサポート運が非常に強い時。弱音を吐いたり、助けを求めるしなやかな強さを持ちましょう。あなたが心を開くことで、必要な縁やチャンスが流れ込んできます。下旬からはあなたの繊細で温かな言葉がより深く、正確に他者に届くようになります。自分の直感を信じて、愛ある一歩を踏み出して。
●おまじないオノマトペ:ぷるりん
お楽しみいただけたでしょうか?
小さな春を数えながら新年度への気持ちを盛り上げていきましょう。
今月も皆さまが心地よい暮らしができますように。
またお会いしましょう!
SABOTENSのお散歩。2019年12月にスタートした『まちのミカタ』は、なんと今回で50回目となりました! まだ年明けの空気が漂う1月初旬。SABOTENSよっちゃんこと、藤田泰実さんの地元・大宮へやってきました。2026年最初のお散歩ということで、武蔵一宮 氷川神社(埼玉県さいたま市大宮区高鼻町)をお参りしたあと、書き初めで今年の目標をしたためました。
村田:今日は大宮駅へやってきました!
藤田:ようこそ大宮へ!
細野:立派な駅だね〜。

村田:コンコースに、ねじねじした大きなオブジェがあるね。
藤田:あれは「まめの木」っていう名前で、大宮の人たちの定番の待ち合わせスポットなんだよ。
村田:「ジャックとまめの木」に出てくるまめの木!上に登りたくなる形だな。

村田:駅前にはいい雰囲気の大衆酒場が並ぶね。昼間なのにもう開いてる……!?
藤田:近くに大宮競輪場があるから、競輪帰りの人たちがここで一杯やるんだよ。
村田:「本店」のお隣に「第二支店」まで!店内も結構賑わってるね。

村田:うわあ、メニューにもそそられるな。
藤田:どれも安いよね。

村田:大宮は大きいまちだねえ。
藤田:駅前の高島屋は、開店して50年以上経ってるよ。高島屋のモザイクアート、素敵なんだよ。
村田:見たい見たい!

村田:おおーこれはかっこいい!富士山だ。
藤田:新年の散歩にもってこいだね。
村田:縁起がいい。

村田:アーケードの商店街も賑わってるね。

村田:道端にも謎のコンクリート山がある。
藤田:なんだこれは。時々通ってるけど、全然気づかなかった。


村田:「大阪万博脈々様」「三角コーン」「あつすぎ!!ネコ」……。よく見るとところどころに謎めいたメッセージが。
藤田:大宮の闇を感じるね……。
しばらく歩いていくと、広々した道が現れました。

藤田:このあたりは、氷川神社の参道。さいたま新都心駅から、参道が続いてるんだよ。
村田:そうなんだ!
細野:便利だねえ。綺麗な道!

約2キロもの長さがある氷川参道。参道沿いには20余種の樹木が、600本以上も植えられているそうです。
村田:あ、鳥居が見えてきた。平日だけど賑わってるね。さすが氷川神社の総本社(*関東地方を中心に約280社あるといわれる氷川神社の中で、ここが中心的存在)。
藤田:参道沿いにはお団子屋さんとかハンバーガー屋さんとか、いろんなお店があるよ。
細野:いいねえ。年始だから、まだお正月感があるね。
藤田:お正月はこの参道が屋台で埋め尽くされるんだよ。
細野:楽しいね!
藤田:参道の脇の木は、結構大木なんだよ。
村田:ゆったりした雰囲気だね。こんな大きい神社が駅のすぐ近くにあるなんて、いいねえ。
藤田:氷川神社には初詣から七五三まで、小さな時からお世話になっていたんだけど、実は昔は、なんだか怖いイメージのある場所で。
村田:へー、なんでだろう。
藤田:近所に住むおじちゃんに「よしみちゃん、氷川の神様は厳しいんだぞ」って口を酸っぱく言われたのもあって、なんだか見透かされている感じがしたんだよね。
村田:よくないことをすると怒られるぞって。
藤田:そうそう。努力していないと受験も叶わないし、厳しい目で見てるんだぞって。
村田:ひえー!それは気が引き締まるね。
藤田:大人になってようやく好きになったんだよ。今はよく朝のお散歩がてらお参りにくるよ。

村田:向こうに池もある。風光明媚な場所だね。
細野:まちの小さな神社に来るくらいの気持ちでいたから、思いがけず旅行気分で、楽しい!
村田:ほんと、広々した公園みたいだね。
藤田:私がパワースポットだと思っている場所に案内してもいい?
細野・村田:行こう、行こう!

藤田:ここ。向こうに見える池がすごく静かで、好きなんだよ。
細野:不思議な場所だ。
村田:駅前の賑やかな雰囲気が嘘みたい。
藤田:誰もいないときは、池のほとりに座ってボーっとするのも気持ちいいよ。
村田:静かな気持ちになれそうだね。
後から調べてみたところ、ここ「蛇の池」は、氷川神社発祥の地ともされている自然湧水。古くからパワースポットとして知られているそうです。

細野:この花びら、どこからか流れてきたのかな。
藤田:綺麗だねえ。

村田:雲一つない晴天で、いい日だ。
藤田:今日も晴れたね。
氷川神社のお参りを済ませた後は、神社周辺をお散歩しつつ、よっちゃんの家へ向かいました。
藤田:あそこに見えるのが、私が通っていた幼稚園。
村田:そうなんだ!
藤田:向こうは、通っていた小学校。
村田:よっちゃんゆかりの地を聖地巡礼だ。どんな子どもだったんだろう。何かクラブ活動はしていた?
藤田:手話クラブに入ってたな。
村田:そんなクラブあったんだね!
藤田:あとは4年生の頃にムチムチしてきて、一番仲良しの子が陸上クラブに入るっていうから、嫌だったけど入ったことがあったよ。
村田:文武両道だ!ダイエットのために入ったの?
藤田:そう。長距離だったからすごくいやだったな。
村田:小学生の時点で、太ったから運動しなきゃっていう思考が偉いね。
藤田:あとは合唱部にも入ってた。
村田:すごいね!何個も掛け持ちしてたんだ。
藤田:小6の時に歌った合唱曲に、「みっちゃんを死なせたのはぼくだ」っていう歌詞があって。

村田:怖い……どんな歌だったの?
藤田:みっちゃんっていう友だちを「あの道を通って公園に行こう」って誘ったら、道中で交通事故にあって亡くなっちゃって、それを後悔する歌なの。サビが「みっちゃんを死なせたのは、ぼくだ〜!」って。
村田:合唱曲にしては重い歌詞だね。最後、なにか救いはあるのかな。「夢にみっっちゃんが出てきて『気にしないで』って言ってくれた」みたいな……。
藤田:「あの日から僕の心の中にみっちゃんがいる」みたいな感じで終わるんだよね。多分YouTubeにあるんじゃないかな。
村田:調べてみよう。
※調べたところ、「あの日から」(三善晃作詩/作曲)という曲だそう。最後は、みっちゃんに変わって僕が強く生きていくという歌詞のようです。
村田:あ、競輪場がある。
藤田:通っていた中学校がちょうど競輪場の隣にあって。ちょうど下校時間に、競輪でボコボコに負けたおじさんたちに絡まれて大変だったよ。体操着のゼッケンの名前を見て「おい、藤田!」って叫んできたりして。

村田:怖い!
藤田:ゼッケンを手で隠しながら帰ってたよ。
その後も、“具合が悪そうな医者がいた病院”など、気になるスポットを紹介してもらいながら歩いていたら、よっちゃんの家にたどり着きました。
新年らしいことをしようということで、今日のメインイベントは書き初め! 書を嗜んでいたよっちゃんのお母さまに道具一式をお借りして、2026年の抱負を筆でしたためることにしました。

ゆきえちゃんがまずしたためたのは、「布オムツ開眼」という言葉。布オムツ!?
細野:自分の中で一番大事にしたい人格が、布おむつ時代だったなーって。去年友だちと、恥ずかしながら自分らしさの話をして(笑)。年を取るごとに、どんどん丸く穏やかになっていくじゃん。私は10代の頃、ビジュアル系のバンドが好きだったんだけど、周りからバカにされることがあって。
村田:確かに昔は、自分が触れてるコンテンツでクラスターが分かれるみたいなの、あったよなあ。
細野:だから好きなものを隠したり、いわれたことを許しちゃってたんだけど、「いや。許しちゃいけない。むしろ、好きなものに対する熱いエネルギーを持っていた気持ちを思い出して、尖ったままでいなきゃ!」って思いを新たにして(笑)。
村田:確かに。そういうのって、どこでストッパーがかかっちゃうんだろうねえ。
細野:「なんでもOK!みんないいよね!」みたいに丸くなっていく良さもあるけど、今ここでもう一度、トゲトゲを取り戻そうかなって。
藤田:本当にそうだね。
村田:それが「布オムツ」に込められている……!

村田:私は「珍人生を突き進め」にしよう。
藤田:珍人生、いいじゃん!
村田:無理して社会性を身につけようとしても、悲しいかな脳内は小中学生の頃とあまり変わってなくて。周りの同世代の人たちは社会にすんなり順応して穏やかな暮らしを送っているように見えるのに、なんで自分はまた舞い戻ってきちゃったんだろうっていう絶望感。
藤田:類は友を呼ぶってことなのか、私の周りはそういう友だちばっかり。みんなも好きにやろうとしてるし、自分も「好きにやっていいんだ」って。いい環境になってきたなと思うよ。
村田:不思議と、私も「もう、こうするしかないんだ」と開き直ったら、年々生きやすくなってきた気がするよ。こうなったら突き進みます、我が珍人生。

藤田:私は、自分の大事にしたいものをどんどん解放していくという目標を込めて、「爆発的解放」にしよう。
村田:いい言葉だね。
藤田:仕事に忙殺されすぎず、もっとメンタルと体調を大事にして、自分発信の仕事を増やしていきたいな。40代半ばに差し掛かって、いよいよ軌道修正の時が来たのかもしれない。
村田:整理して隙間ができたら、きっとそこに新たなものが入ってくるよ。ターニングポイントだね。
細野:時間は有限だからね。私も限られた時間は、自分や好きな人のために使いたいな。

三者三様の言葉が出揃いました。
藤田:そういえばお正月に夫婦で今年の目標を話していた時、「自分に宿す人物を3人決めよう」っていう話になって。
村田:自分に宿す人物!
藤田:例えばちょっと迷ったりしたときに、その人を想像して指針にするの。
細野:いいねえ!
藤田:藤田:私はレディー・ガガに、エリザベス女王、悟空。
村田:パンチの効いた3人だ!
藤田:レディー・ガガは肉の服を着ちゃうくらいぶっ飛んでるけど、筋が通ってる。エリザベス女王も、激動の時代にリーダーシップを取ってきた。悟空は強い敵と戦うときに「オラ、ワクワクすっぞ!」って言う。こんな生き方、憧れるな〜と思って。
細野:素敵です!
藤田:荒波を乗り越えるため、戦いの戦士たちを選んでしまった。二人は、誰がいい?
細野:決めた!私はX JapanのHIDEと、Dragon Ashの馬場育三さんと、MEGUMI。
藤田:いいねえ!
村田:MEGUMIさん、出役だけでなく裏方としても年々いい仕事を重ねていっていてかっこいいよね。
藤田:どんどん綺麗になってるしね。
村田:私は、料理の所作がきれいな俳優・小林聡美さん、芸人としてのスキルが高いのに謙虚な阿佐ヶ谷姉妹・江里子さん、いい言葉をたくさん発するドラァグクイーンの肉乃小路ニクヨさん!
藤田:みんな最高!それぞれの3人を宿していこう。
さあ、今年はどんなまちや人に出会えるのでしょう。今年もどうぞ、よろしくお願いします!




アスファルトのひび割れ、マンホール蓋のふち、側溝の奥底、室外機の下……。整備された都市空間の隙間で、人知れず芽吹き繁茂する植物たち。「路上園芸鑑賞家」として活動を続ける著者が、世界13カ国18人の”隙間植物愛好家”を約2年にわたって取材。日本、フランス、トルコ、メキシコ、韓国、台湾、イタリア、スウェーデン、ブラジル、シンガポール、アメリカ、オランダ、ニュージーランドの緑をみる人たち19人のストーリーと、総数800枚もの写真を通して見えてくる、日常にひそむ地球の「野生」を描いた一冊です。
昨年から、整理収納アドバイザーとして自然素材の収納タグをつくりはじめました。
きっかけは、前回の記事でお伝えした柳のカゴ編みをはじめたこと。
暮らしの中になるべく自然のものを取り入れたい。できることなら、自分の手でつくりたい。そんな気持ちが少しずつ大きくなっていったからです。

もうひとつ理由があります。
自然素材のカゴに、テプラなどのテープでラベリング※をすると、どうしても質感がなじまないと感じていたんです。
※ラベリングとは、ものに名前や目印をつけて識別・分類すること。

では、なぜラベリングが必要なのでしょうか。
収納とは「ものの住所を決めること」です。人に帰る家があるように、ものにも帰る場所がある。収納タグは、その場所を示す“表札”のような役割を果たします。
わたし自身も収納タグによってものの居場所が明確になると、片づけはがんばるものではなく、自然な流れへと変わりました。
「ものを探す時間」が減ると、好きなことをしたり、家族と過ごす時間が増えたりします。暮らしに余白が生まれるんです。それがわたしが整理収納アドバイザーとして活動するなかで伝えている、メッセージのひとつでもあるんです。
テープではないラベリング方法を探していたときに出会ったのが皮革・金工作家の竹沢むつみさんです。

竹沢さんは、タンニン鞣しの革と八王子で獣害駆除として捕られた猪や鹿の革を用い、作品づくりをされています。以前から、その自然の温もりを感じる作品に心が惹かれていました。

ある日そんな竹沢さんから、「制作過程で出る革のハギレを収納タグとして活用してはどうか」とご提案いただいたんです! 素材を循環させるという考え方はとても嬉しく思いました。
竹沢さんにお誘いいただき、鹿や猪の革がどのように鞣されるのか、私の手元に届くまでの最初の工程を見られると聞き、胸を躍らせながら八王子の「小津倶楽部」を訪れました。
小津倶楽部は、空き家や山林などの地域資源を再生しながら、里山の環境を守り、地域交流を行っている団体です。

初めて足を運んだその場所は、人も動物も植物も、同じ循環の中で生きていることを実感できる、とても心地よい空間でした。
革が生まれる背景に触れたことで、素材へのまなざしも変わったように思います。
作り手の顔が見える、自然素材のカゴと、革の収納タグ。
暮らしのなかでふと目につく場所においています。この存在が、私の毎日を静かに、やさしく整えてくれています。
忙しさの中で曖昧になりがちなものの居場所を整えることは、自分や家族の暮らしを大切にすることにつながっているのかもしれません。
この小さなアイテムが暮らしの中で“ゆとりの種”となり、そっと芽吹いてくれたら、と思っています。



2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。



2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。
今回はマンションの改装工事についてお届けします。改装工事とは、すでにある建物をつくり替える工事のことです。
今日の現場では、一部を解体しながら、大工さんと一緒に「新しい壁の位置をどうするか」「その位置で問題はないか」といった確認を行いました。図面だけでは見えないことが、解体後の現場にはたくさんあります。だからこそ、このタイミングの打ち合わせがとても大切です。
今回のマンションは、天井と床がコンクリートでできている構造です。その間に「軽天(けいてん)」と呼ばれる軽量の下地材を使って、間仕切り壁や天井をつくっていきます。

写真にもある通り、コの字型の下地材を床に固定し、そこから天井へと位置を移動。また「スタッド材」と呼ばれる軽量鉄骨の縦下地材(間柱)を立てていきます。そうして格子状の骨組みができあがり、その上に石膏ボードを張ることで壁が完成です。


解体した部分を見ると、当時のコンクリート型枠の跡や、施工の痕跡がそのまま現れています。仕上げの奥に隠れていた“建物の素顔”です。こうした躯体の状態を確認しながら、どのように新しい間取りをつくっていくかを考えていきます。
壁の中には配線も通ります。ねずみ色のケーブルは、スイッチから照明器具へと電気を送る「Fケーブル」と呼ばれるもの。今回の間取り変更に伴い、この配線も移設が必要になります。


ただし、リフォームの場合は新築とは勝手が違います。新築であれば、あらかじめ「ここに配線を通す」と計画したうえで、構造強度を保ちながら穴をあけることができます。しかし既存のマンションでは、コンクリート躯体に新たな穴をあけることは基本的にできません。強度に影響する可能性があるためです。
廊下の天井裏にあった小さな開口は、既存のスペースを活かして配線を通すためのもの。

今ある環境の中で、どうやって道をつくるか。それがリフォームの難しさであり、職人さんや設計者の腕の見せどころでもあります。
場合によっては配線をあえて露出させてデザインの一部にすることもありますし、壁を「ふかす」といって、既存の壁の前にもう一層つくり空間を確保する方法もあります。天井を下げることで配線ルートを確保することもあります。
今回は、「ここに壁が立つなら、この線はこう動かそう」といった打ち合わせを行ったところです。解体直後の今はまだ骨組みの段階ですが、これから壁を立て、細かな調整を重ねながら、少しずつ空間が形になっていきます。


ああでもない、こうでもないと現場で話し合いながら進めていく時間も、家づくりの大切な一部です。
ここからどんな住まいに仕上がっていくのか。
完成をどうぞお楽しみに。
2月は、冬の澄んだ空気のなかに、かすかな春の気配が混じりはじめる季節。立春を迎え、世界は静かに次の章へと動き出します。イルマーヤさんが届ける今月のメッセージは、「古い殻を脱ぎ捨てて、未知なる自由へ」。変化の波が本格的に立ち上がる今、あなたはどんな自分として歩いていきたいですか?バレンタインの季節、コラムのテーマは「愛」。人との境界線を見直し、自分にも愛を贈りながら、新しいステージへの一歩をという占い師イルマーヤさんからのメッセージです。
➤ イルマーヤさんによる、2月の12星座別占いはこちら
バレンタインシーズンのお楽しみは、ギフトやチョコレートの甘い誘惑、そして誰かを想う優しい気持ちで溢れる世界。
「自分へのご褒美にいかがですか?」
優しい笑顔で声をかけられると、すっかり甘い世界へ引き込まれてしまいます。
つい話を聞き、頷き、必要以上に共感してしまう。私はそんな誘惑を断れず、気づけば、予定外の買い物をしていることも。
あとになって、「ああ、またやってしまった……」ということが、わたしにはよくあるのです。相手はわたしと「ビジネス」のコミュニケーションをとっているのに、わたしは「心」のコミュニケーションをとろうとしてしまう。その境界線で、すれ違いというバグが起きてしまうんです。また「良いひと」をやってしまった……という虚しさを感じることも少なくありません。「ピュアすぎる!浅はかすぎる!世間知らずだ!」と心の中で内省。。
こんな日は、人との距離感がわからなくなってしまって、ひとりになりたくなってしまいます。

ビジネスの世界では、心の距離を縮めることがプロフェッショナルの腕。それは素晴らしい才能で、その情熱が社会を形作っています。ただ、わたしは時々場違いな気遣いをしてしまったりするのです。
それぞれの色合いで表現された愛であって、どちらも「誠実なかたち」であることには間違いありません。
どちらかが正しいわけではなく、ただ響き合う周波数が違うだけ。その違いを認めることは、冷たさではなく、お互いの個性を尊重するための「愛」なのではないかな、と思います。そう思えたとき、相手のコミュニケーションも「プロってすごい!」と敬いながらも、自分のピュアさを守るための境界線をそっと引ける気がします。
でも、境界線を意識できたからといって、すぐに上手くいくわけではありません。いざ言葉を交わそうとすると、やっぱり立ち止まってしまう。それは、今の時代に「共通する正解」が見えづらいからかもしれません。

少し前なら、年賀状や型通りの挨拶というような、これをやっておけばマナー的にOKな「正解」がありました。でも今は、何が丁寧で何が失礼なのか、どんな言葉を使えばいいのか、その温度感は人によってちがうような気がします。
わたしは、よくメールの文面で迷子になります。本当はもっと伝えたいことがたくさんあるのに、失礼にならないように、重くならないようにと削ぎ落とした結果、送信ボタンを押すときには驚くほどシンプルで短い文章になってしまうことも。逆に、ちゃんと伝えなきゃと丁寧すぎる長文になってしまうことも。
でも、「そっけないと思われたかな」「丁寧すぎてウザいかな」と不安になりながら書き上げた章の裏側には、どんな言葉で伝えようか、相手を思いながら悩んだ静かな時間が流れていると思います。
不器用なメールには、あなたなりの「愛」を伝えたいと考えた末のカタチです。まめに連絡ができなくても、文面が短くても、変に丁寧な文章も、「あなたの存在が大切です」という想いが伝わるでしょう。

人との距離感に迷う日は、自分を支える「自信」も揺らぎます。
頼りになるのは誰かからの賞賛、高評価、成果……?
でもそれって、誰かの物差しに自分を預けてしまうことなのかも。それこそが、他人のために身を削っていることにならない?
揺らいだ時に必要なのはもしかしたら「自信」ではなく「自己信頼」ではないか、と思ったのです。自分を信頼するっていうことは、状況に関係なく自分の感覚を疑わないこと。たとえ立ち止まっていても、迷っていても、思うような成果が手元になくても、まるごと自分を受け入れること。
それが、自分を大切にすることなのかなって思います。
自分を大切にしているからこそ、相手にも健やかな敬意を払える。そんな気がします。
人との距離感は迷ってばかりだけど、わたしの理想は「お互いに敬う気持ちをもった関係」であることは変わりません。仕事であってもプライベートであっても。

もしあなたがわたしと同じような迷路にハマってしまうことがあったら、思い出してください。
正解はない。すぐに「完璧な答え」を見つけようとしなくていい。そして、境界線がバグってしまう自分も、ピュアな自分も、まるごと抱きしめてあげてください。
「わからない」という揺れの中にいる自分を許しながら、今日出会う人に、挨拶ひとつ、言葉ひとつを丁寧に届けていく。
ひとり一人が、自分なりの「心地よい愛の形」を考え、違う形を認め合える。そんな優しい世界を、まずは自分の足元から始められたら、と思うのです。
バレンタインの甘い空気に包まれながら、今日は自分自身に、とびきり優しい愛を贈りませんか?