食器選びから思い出す – 鴨home 13羽目

我が家の食卓に変化が訪れている。子どもの成長もあり、少しずつだけど食器を新調しはじめたのだ。割れないようにとか、洗いやすいようにとか、そういう基準をなくしてみる。

好きな食器を選べるのは、楽しい。

光原社(岩手県盛岡市)で買った小石原焼きの平皿。何を乗せても美味しそうに見える

普段は青や黒が好きだけど、食器類はなんでだか黄色を選んでしまう。黄色は確か、幼稚園時に一番好きだった色だな。

神奈川県真鶴町のガラス作家さんがつくったグラス。お水を入れてもオレンジジュースみたい

あとはできるだけ、作り手や作られた土地がわかるものがいい。多分、私が惹かれるのは手作りだからとか、1点ものだからというのではなくて、買った日のことや作家さんと話したこと、その土地の雰囲気をいつでも思い出せるものが好きなんだと思う。

東京都八王子市の陶芸作家さんのマグ。アイアンっぽく見える質感がかっこよくて買わせてもらった

10代前半まではっきりしていた「好き」が、20代に入る頃にはすっかり霞んでしまっいたように思う。自分の好みや感性が曖昧になり、周囲の評価や流行に流されやすくなった時期。その頃は、自分の本当の好みを見失っているような、いつもフワフワと宙に浮いたような感覚に苦しんでいた。

そういえば以前、ヴィンテージショップのオーナーさんと「好きなものを選ぶ判断軸」の話をした。

「自分の好きなものを選ぶって、案外大人になっていくとできなくなるんだよね」。流行や世間の価値観に惑わされず、自分の感性への正直さだったり、自分なりにものを組み合わせる遊び心だったり、オーナーさんは年を重ねても持ち続けている(これは、私が彼女のことを好きな理由)。

最近こうやって好きなもののことを考えられるのは、住んでいる家で落ち着けたり、周りの人との良い関係があるからかな。40歳を目前にちょっと遅い気もするけど、あまり知らないこの感覚はわくわくする。


▷「家族が家族じゃなくなる家」を設計した人はこちら

やさしいあなたへお手紙を #84 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ
こんにちは!お元気ですか?
寒くなってきて、自転車がきつい時期になってきました~泣

夏の植物もすっかり終わり、庭は枯葉と茶色の世界。これもまたよいものですね。

先日、草木染めの作家である友人に教えてもらい、
シミのついた白いリネンエプロンを染め直しました。

花びらや葉、本を並べて染める「バンドルダイ」という方法で、
どんな仕上がりになるのか分からないのがドキドキでした。

でも、楽しすぎる~!私、こういうの本当に大好き~♥
緑の葉っぱが黄色になったり、茶色の実が紫っぽくなったり。
予想以上にかわいい仕上がりに大満足!

花も葉も枝も実も、こんなふうに活用できることが本当に嬉しい!!

草木染めを体験したお店のお庭は本当に居心地が良く、
ストーブの火があたたかく、空は青く、時折陽が差し込んで、
全ての生きものが調和しているような、素晴らしい時間を過ごせました。

またやりたいな~♥

寒空の下で飲んだチャイもおいしかったです。
では、また来週!

 

オンラインコミュニティ「ノートと種まきして」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

窓枠の工事現場から、こんにちは。

今日は塗装屋さんによるリノベーション現場のお話です。先日、大工さんの作業が終了し、今日は塗装屋さんが窓枠の塗装をしてくれました。

塗装屋さん作業

窓枠の塗装

リノベーションの際、窓枠の色も内装と調和するように塗装をしてもらいます。窓枠の色を変える方法として、以下の3つの選択肢があります。

  1. ・塗装をする
  2. ・シートを貼る
  3. ・窓枠を交換する

交換という方法もありますが、フレームがひしゃげてしまう可能性があるため、今回は塗装をおすすめしました。

下地処理 塗るところを研磨

まずは塗装箇所にやすりをかけて掃除を行い、塗装の食いつきを良くするために研磨をします。

下地処理 プライマー塗り

次に、塗料がはみ出さないようにマスキングテープを貼り、その後、塗膜と窓枠の接着を良くするためにプライマー(接着剤)を塗ります。この段階で一度白くなります。

仕上げ塗り

最後に仕上げの塗装を行います。養生をしていることや古いクロスがあることから、現時点では全体のイメージがわかりにくいかもしれませんが、完成時にバランスの良い仕上がりになるように丁寧に塗っています。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

リノベーション工事の現場についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
本日は、大工さんの作業が終わり、塗装屋さんが窓枠の塗装をしてくれました。完成後のバランスを考えた仕上がりをどうぞお楽しみにしてください。

【お知らせ】第32回ジェルコリフォームコンテスト2024 表彰式レポート

全国のリフォーム(リノベーション)業者を対象とした、毎年恒例の「ジェルコリフォームコンテスト2024」。このコンテストは、国内最大級のリフォーム関連組織である日本住宅リフォーム産業協会(Japan Extension Remodeling Conference Organization:ジェルコ)が主催となっています。

全国各地から集まった425件の応募作品のなか、入賞したのは33作品。エントリエからは、鈴木栄弥が手掛けた「余白が生み出す『ひかり』と『ゆとり』」が、玄関・ホール部門で最優秀賞を受賞しました。今回は、11月15日に東京都内で行われた表彰式の様子と事例をご紹介いたします!

「良いリフォームとは単に古いものを新しくするだけでなく、お客さまの要望を引き出し、魅力的なデザインを機能させ、ライフスタイルを向上させること」が審査基準とされました。また、審査委員長の宮部浩幸氏(近畿大学教授)は、応募作品全体について「レベルが非常に高く、これまでの基準を超える挑戦が多く見られた」と総評。そして今年は特に「介護や健康を意識したデザイン」「外との関係を考えた住宅デザイン」「リノベーションでしか作れない空間」が注目ポイントとして挙げられました。

全体講評の中では鈴木が手掛けた住宅を「外との関係を考えた住宅デザイン」の代表例として取り上げていただきました。「収納などの基本的な機能はもちろんのこと、玄関と住空間を一体化させ、外からの自然光を巧みに取り入れた設計です」と宮部氏。

さらに受賞にあたり、審査員からのコメントも寄せられています。

今まで数々の玄関スタイルの変遷(特にコロナ後)がありましたが、「これって、マンション玄関の最終系では」との審査員の声も挙がるほど。機能+美しさに加え、玄関が居場所になりうるという可能性を見ました。秀逸は玄関入って正面にも見てとれます。LDKから光を取り込む薄いフレームのドア、なめるように光を受け流すR壁、Rと呼応する愛犬のためのトンネル、袖壁に守られた手洗い、コーナーの余白、などなど。シンプルで丁寧な仕上げの選択があってこそ、このアシンメトリーな空間が生き生きとしています。いくつかの目線の選択があるこの交差点のような玄関が施主曰く「嫌だったことは全部解決しました。」の言葉をもたらしたのでしょう。素晴らしいの一言です。
余白が生み出す「ひかり」と「ゆとり」 | 住宅リフォーム探しの日本住宅リフォーム産業協会 ジェルコ(JERCO)

【全国 玄関・ホール部門 最優秀賞】
鈴木 栄弥 担当「余白が生み出す『ひかり』と『ゆとり』」

今回のリノベーションは、長年住み慣れたまちと家をより快適な空間に生まれ変わらせたいというIさまご夫婦の願いからスタートしました。お仕事や日常生活で培われた奥さまのセンスを最大限に引き出し、空間に「余白」を取り入れることで、明るさとゆとりを感じる住まいが誕生しました。

鈴木は「審査員の方のコメントがとても嬉しかったです。お客さまのこだわりがあるなかで、それをうまくまとめて実現できたのと同時にそれが評価されたことを嬉しく思います」と、受賞について喜びを語ります。

▷エントリエの建築士 澤 雄太(右)と、同会社の別ブランド リフォームプライスのメンバーと一緒に。リフォームプライスも戸建て部門 全国優秀賞を受賞しました!

このような機会をいただいたことを糧に、これからもお客さま一人ひとりのご希望に耳を傾け、それぞれのライフスタイルに合わせたリノベーションを提供してまいります!

Iさま邸Instagramのお知らせ

Iさま邸のお写真や日常のようすをもっと見たい!という方、IさまのInstagramをぜひ覗いてみてください!

entrie Partner’s Profile #14 阿久津 利沙 – AKUTSU Risa

エントリエは、“「会社」という漠然とした相手ではなく、「人」で選びたい”……そんなお客さまのために「相談する人を選べ得るリノベ会社」というコンセプトを掲げています。

何年も暮らすお客さまの大切な住まいを「誰と」つくるか、考えてみませんか? お客さまと出会ったその日からお引き渡しの後まで、伴走する専任スタッフをご紹介します。

entrie Partner’s Profile #14 阿久津 利沙 – AKUTSU Risa

阿久津利沙のプロフィール
たくさんの好きを詰め込んだ、ワクワクするおうちづくりのお手伝いをさせてください。

入社までの経歴 / プロフィール

東京都出身、埼玉育ち。3児のママ。
10年ほどカメラマンを経験しながら、町田ひろ子アカデミーに通いインテリアコーディネーターの資格を取得。その後、リノベーション業界へ。前職では商談から着工まで、お客様と間取りやデザインを決めるリノベーションデザイナーとして活動していました。エントリエの「楽しむリノベーション、HaveFun!」というコンセプトに惹かれて入社。

資格/受賞歴

インテリアコーディネーター

リノベーションへの思い

新築や建売住宅、分譲住宅がある中でリノベーションを選んでくださったお客様には、建物の状態や規定など多少の制限があっても、自由度の高いリノベーションを存分に楽しんでいただきたいと思っています。
もちろん完成したおうちも楽しみにしていただきたいですが、その過程もお客様と一緒に楽しんでいきたいと考えています。お客様の「好き」をたくさん詰め込んだおうちづくりのお手伝いができたらとても嬉しいです。

仕事に関するマイルール

  • お客様の「好き」を大事にする
  • リノベーションを楽しんでもらう
  • 周りの人たちへの感謝を忘れない
  • 一期一会を大事にする
  • お客様にとって一度きりの家づくりなので、誠心誠意込めて取り組む

趣味

料理、ファッション、写真

好きなもの

  • おいしいお酒とごはん
  • デイキャンプ

好きな音楽/映画/本

【音楽】

  • 昔から好きなアーティスト:JUDY AND MARY、DREAMS COME TRUE
  • 最近の洋楽:ブルーノ・マーズ、マルーン5(来日時にはライブにも行きました!)

【映画】

  • 『プラダを着た悪魔(2006)』
     この映画を見るとわくわくが止まりません♡

【本】

北川悦吏子さんの作品が好きです。映像作品も含めて隈なくチェックしています。

やさしいあなたへお手紙を #83 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ
こんにちは!お元気でお過ごしですか?
私は元気にやっています。

11月になったらやらなければいけないこと。
それは玉ねぎの苗を植えることです!

玉ねぎの苗を植える前に、まずは前に植えていた野菜の片付け、土を耕し畝を立て、マルチシートを張ります。
この作業で半日くらいかかってしまいます……。

その後、一気に200本植え付け!と毎年やっているのですが、いつも腰が痛くなるので、
今年は100本を2日にわたって植え付けました。

玉ねぎは来年の5月頃に収穫予定です。
今年の5月に収穫した玉ねぎは今も保存してあり、半年以上は自家製で賄えています。

玉ねぎは一番価値のある野菜!な気がするので、買わなくて済むのは良いです♥

あと、ニンニクも植えたいのですが、種が売っていない!ネットで買おうか……。
最近はメルカリでも買えるのです!
畑もぼちぼちしつつ、最近はやる気があるので絵も描いています。
デジタルで描く練習をしているのですが、感覚だけを頼りに使っていて、もっと便利な機能があるはずなのに、全く使いこなせていません!
YouTubeとかを見て研究しないといけないな~と思っています。

今年も来年のカレンダーを作ったのですが、半分くらいはデジタルで仕上げていて、それを言うとみんな驚きます。
カレンダーの在庫も残りわずかになってきていて、本当にありがたいです。
どうもありがとうございます★

ではでは、またお便りします~!

 

オンラインコミュニティ「ノートと種まきして」

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イメージは白い箱。余白が生み出す「ひかり」と「ゆとり」がある住空間 | リノベーション事例 #75

長年住み慣れたまちとお家での生活を、より快適な空間に生まれ変わらせたい。そんな思いで、リノベーションを決意したIさまご夫婦。お仕事や日常で培われたセンスを最大限に活かした奥さまの思いを形にするために、ともに家をつくり上げるパートナー探しから力をいれました。選び抜かれたモノと、空間に余白を残しながらも、奥さまの感性が隅々まで行き届いた洗練された住まいが誕生しました。

物件について

所在地埼玉県さいたま市
建物種別マンション(RC造) 築27年
リノベ面積61㎡
費用1200万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み)
時期2023年

暮らす家族

ご主人、奥さま、まあま(飼い犬)

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

鈴木 栄弥

リノベーションのきっかけを教えて下さい。

ご主人:もともと中古マンションを購入して暮らしていましたが、いつかはリノベーションしたいと最初の頃から言っていて。

奥さま:ここで10年ほど暮らすなかでも、変えたいなと思う部分がたくさんあって。間取りでいうと、玄関から廊下が暗く、洗面所が狭くて使いにくいなど、かなりストレスを感じていました。買い替えも検討しましたが、せっかく気に入っている場所だし、このままリノベーションで自分たち好みに変えるのがいいんじゃないかと。

エントリエの印象はいかがでしたか?

奥さま:はじめて恵比寿のお店に伺った時に、エントリエで働くみなさんがリラックスしていていいなって思いました。打ち合わせでお店に行くたび、明るくて柔らかい雰囲気で迎えてくれてスタッフ同士で仲が良さそうで。そういう会社の方が協力し合ってする仕事はいい仕事ができるだろうな、一緒にいいもの作れるだろうな、という印象でした。

3社に見積もりをお願いする中でどこもすごく良かったんですけど、エントリエの鈴木 栄弥さんがいちばん話しやすいなと思いました。どの会社さんとも何回か打ち合わせを重ねましたが、鈴木さんは素材を実際に見せてくれたり分かりやすくて、丁寧に準備してくれていることが伝わりました。それに、提案も押し付けのない感じがいいなって。私自身、やりたいことがすごくある人間なので、自分が思ったものを一緒に形にしてくれるような人を探していたんです。

BEFORE

AFTER

狭い洗面脱衣室でしたが、洗面台を廊下に出すことで脱衣・洗面・玄関ホールのそれぞれが広くなり、空間にゆとりが生まれるようにしました(鈴木)
壁をアールにして柔らかい雰囲気に、ガラス戸にすることで光が入り明るく開放的に(鈴木)

エントリエの決め手を教えてください。

ご主人:やっぱり1番イメージが伝わる会社かなっていう感じで選んだよね。

奥さま:実は相見積もりした中でも、エントリエさんは1番見積もりが高かったんです。それでも、すごく1番いい、合いそう、って思ったんです。

ただ、予算をすべての場所に割けるわけではないので、支給品(お施主さま持ち込みの部材)を使ったり、自分たちでできるとこは自分たちでやろう、本当に必要な箇所はプロにお願いしようと2人で話したんです。そんな気持ちも汲み取って鈴木さんは「大丈夫ですよ」と、メリハリをつけたプランにしていってくれました。

私たちにすごく寄り添ってくれているのを感じたし、不要なものを押し付けず、しっかりと住む人のことを考え、一緒に走ってくれそうなパートナーだなと感じました。

正面の格子はご友人の作品を後付け、右面の壁はご主人と奥さまのDIYで漆喰を塗れるように計画しました(鈴木)

かなり具体的にイメージされていらっしゃいました。リノベーションの構想はどのように考えていましたか?

奥さま:わたしは北欧のデザインをベースにしたアパレルブランドで、デザイナーをしています。それもあって入社してすぐに行った、フィンランドへのひとり旅からの影響があるかもしれません。それに、仕事柄、常にいろんな物を見て、写真や資料をストックしているんです。

イメージの写真とか、キーワードとか、気に入ってて残したい部分を考えて整理して、自分のやりたいことを伝えました。当初伝えていたのは、「白い箱みたいにしたい」「美術館みたいにしたい」とお伝えしてました。未完成でいいなって思っていて。余白があるうえで、暮らしてくうちに足していけたらいいなって。

イメージがはっきりあった分、近づけるのが大変だったのではないでしょうか?

奥さま:そこを鈴木さんに、一緒に進めてもらった感じですね。一緒にショールームに行ったり、「こういう部材はないですか」と相談したり。この床材も、動物を飼っても安全で、デザインやコストのバランスを考えて鈴木さんに提案してもらったものです。壁は白、床はグレーですべて統一したのは、部屋が変わっても空間が広く見えそうだと考えたからです。

床は滑りにくい素材を最優先に、傷や汚れに強く継ぎ目が少なくて済み、単調になりすぎない色味でデザイン性を残した長尺シートをご提案しました(鈴木)

リビングにはいると目に飛び込んでくるキッチンは、最後まで迷われていたそうですね。

奥さま:キッチンはたくさん迷いながらも、最後には好きな感じにまとまりました。アイランドキッチンって、すごく場所を取りますよね。だから「うちは置けないだろうな」と、壁付けのキッチンにしようと思ってたんです。

背面はカップボードなどの収納を置かずスッキリさせたことで、一面に貼った白いタイルがより印象的に(鈴木)

でも、ひとつ自分がやりたいって思ったものをドーンって入れて、逆に無駄なものなくした方が、かっこよく見えそうだなって思ってこの形になったんですが、そうしてよかったなって思います。器が好きなので、収納も十分にできるものを選びました。

奥さま:リビングの中にある仕切りのアール壁は、天井まであると空間が狭く感じるかなと思い、高さも相談しながら決めました。いかに広く見せて光をいれるか、ということを全体で大切にしたかったので、鈴木さんにも伝えて提案してもらいました。

リノベーション後の暮らしはいかがですか?

奥さま:いろんなストレスが減ったなって思ってます。嫌だったことは全部解決して、ゆったり過ごせています。すごく小さいことなんですけど、キッチンの水栓の裏の汚れが気になっていたのが、掃除しやすいものに変えて解決したり。そういうことが意外と一番嬉しいかもしれないです。

小さくて古い洗面台も、広くして廊下に出してもらったことで使いやすくなりました。計画中からわんこを迎えたかったので、お散歩から帰ってきて洗ったりもできるからいいな、と思って採用しました。

飼い犬のまあまさんも過ごしやすそうですね。

ご主人:以前は猫を飼っていたんですけど、床が動物向けではなく滑ってしまって。引っ越してきてこの子を迎えましたが、滑りにくい床材を選んでいるので過ごしやすいと思います。

奥さま:今回は、ペットドアもつけてもらって。前は、「隣の部屋に行きたい」っていわれたらその都度開けてあげていたのが、結構大変でした。寝室とリビングの2か所あるので、好きに移動しています。

この家での好きな過ごし方を教えてください。

ご主人:床に座ることが増えました。前はほとんど床に座ったりはしなかったのに、座っている時の風景が良くて。下から部屋を見回しても綺麗に感じるんです。

奥さま:わたしは、リビングのソファーとかで、わんこと一緒にのんびりするのが気に入ってます。

できるだけ高いものを置かないようにすることで広く見えそうだと思ったんです(奥さま)

色や素材はシンプルですが、Iさまらしさを感じます。

奥さま:プラスしようと思えばいくらでもできるのですが、迷ったら引き算するというのを心がけていました。その方が空間もスッキリして、やりたいことがより引き立つので。迷ったら引いて、どうしても欲しかったら後で足せばいいと思って。

キッチンの飾り棚をやめたり、洗面台下の収納をやめたり、テレビもやめたり。そうして無くしていくことで、逆に個性的になっていくんです。面白いですよね。普通はあるものをなくしてるから、ちょっと違和感が生まれる。それが自分たちらしさになっているかもしれないなって。

*こちらのお家のお写真や日常のようすをもっと見たい!という方、IさまのInstagramをぜひ覗いてみてください!

新しい工事現場から、こんにちは。

今日はリノベーション現場のお話です。本日から新しく工事がスタートしました。今回は戸建ての改装工事で、もともとお住まいのお家を改装いたします。

素敵なお家になるようにたくさんの想いを込めて計画を進めてきました。そのご期待にお応えできるよう、一同気を引き締めて頑張らせていただきます!

解体工事の打合せ

工事監督や職人さんと工事内容の確認をしていきます。本日はお施主さまにも立ち会っていただけたので、一緒に確認を進めました。解体する範囲や内容、既存で残すものなどを丁寧に確認していきます。
解体する場所には分かりやすいように目印をつけて進めます。

解体しない箇所には傷がつかないように保護のための養生を行います。

解体スタート

準備が整いましたら、いよいよ解体工事がスタートします。

本日の解体状況

浴室やリビングに面した和室などの解体が進みました。お風呂の天井を壊すと配線のほか、二階の配管や鉄骨が見えました。特に異常なところはなさそうで安心しました。しかし、解体が進む中でしっかりと確認を重ねていきます。
解体屋さんには暑い中、体調管理に気を付けていただき、明日も引き続き頑張ってもらいます。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

本日は新しくスタートした戸建てリノベーション工事現場について書かせていただきました。リノベーション工事の風景はいかがでしたでしょうか?解体屋さんがお家を壊していく様子は、新しいお家のためとはいえ、少し寂しい気持ちもあります。
そんな想いを汲み取り、新しいお家へのご期待にお応えするのが私たちの役目です。

今日から新しいスタートです!頑張ります!

思い出のマグカップ。金継ぎ体験 その2 #27 – タバさんのtodoリスト

17年前にリノベーションを担当したお客様の娘さん(当時小学3年生)から、お引き渡しの日にいただいたマグカップ。

自分の部屋を作ってくれてありがとう、と一言添えられていて、後でお母さんから「建築に興味を持ったようです」と聞き、すごく嬉しかった思い出のマグカップです。

欠けてしまってもなかなか捨てられず、大事にしていたものを、2箇所の欠けを丸く埋め、シッポに柄をつけて、マニキュアで仕上げてみました。

金継ぎの技術はすごいですね。嬉しい気持ちです。

ふと、あの子は建築の道に進んだのかなと思い出しました。

インスタライブ公開しました

田畑が担当したおうちのインスタライブを公開しました。ぜひご覧ください!

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entrie -エントリエ- | リノベーションブランド(@entrie_renova)がシェアした投稿

525年の歴史。日本を代表する宿で体験したシンプルの美学 #71

こんにちは。
秋が深まり、なんだか少し切ない季節になりました。

この季節はいつも日本に生まれて良かったな…としみじみと感じます。四季があるって素敵ですよね。

さて、今回はまさにそんな秋を満喫すべく、525年の歴史がある日本を代表するお宿についての投稿です。

今回の舞台は、伊豆修善寺にある「伊豆・修善寺 あさば旅館(以下、あさば)」さんです。死ぬまでに一度は行ってみたいお宿のひとつで(大げさ)、なかなか行くタイミングがなく…でしたが、満を持して!

「あさば」は、浅羽 弥九郎幸忠氏が開いた宿坊に端を発します。厳格な審査をクリアしたレストランやホテルのみが加盟できる権威ある会員組織「ルレ・エ・シャトー」の宿としても知られています。

7歳以下は宿泊できないので、今回は夫とふたりでの宿泊です。

ロビーの壁には、韓国に生まれ日本を拠点に活動する世界的な美術家・李禹煥氏の作品が掲げられています。

館内は古き良き面影も残しながら、現代的に改装されています。

今まで、こういった歴史ある宿にいくつか伺いましたが、あさばさんが一番シンプルで、一番モダンな印象。

無駄なものが一切なく、かといって寂しいわけでなく。

シンプルだからこそ、それぞれが引き立て合って、素晴らしいバランス。
これはかなり学びになりました。

今回泊まらせてもらった「山吹」というお部屋は、改装されたばかりだそうです。

庭園の素晴らしい眺めに向かって椅子が置かれていて、こちらに座って寛ぐ時間が至福でした。

春には桜が満開だそうで、こちらの部屋目当てに予約される方も多いそう。

聞こえるのは川のせせらぎの音と鳥のさえずりのみ。館内は他に誰かいる?と思うくらい静かでした。
食事も温泉も、その素材を活かして余計な手を一切加えておらず、とにかくシンプルイズベスト!

これだけの歴史があると、ついそれに見合った重厚な家具や骨董などを散りばめたくなると思うのですが、館内は拍子抜けするほどシンプルモダン。でも、それが余計に価値を増していると感じました。

宿泊客にとって常に居心地の良い空間を追求するために、常に建物や設えを改装し、細やかなおもてなしを心がけているそうです。

一流の空間におもてなし。

日本人に生まれて良かったと改めて感じる旅になりました。

「あさば」

本日ご紹介したお宿

伊豆・修善寺 あさば旅館

https://www.asaba-ryokan.com

entrie Partner’s Profile #13 宮島 夏実 – MIYAJIMA Natsumi

エントリエは、“「会社」という漠然とした相手ではなく、「人」で選びたい”……そんなお客さまのために「相談する人を選べ得るリノベ会社」というコンセプトを掲げています。

何年も暮らすお客さまの大切な住まいを「誰と」つくるか、考えてみませんか? お客さまと出会ったその日からお引き渡しの後まで、伴走する専任スタッフをご紹介します。

entrie Partner’s Profile #13 宮島 夏実 – MIYAJIMA Natsumi

入社までの経歴 

1991年生まれ。埼玉県出身。芝浦工業大学建築学科を卒業。建築士の父の姿に憧れ、住宅業界を志しました。

亡くなった祖父との思い出が詰まった家を建て替えに踏み切れなかった祖母の姿がきっかけとなり、リノベーションなら家への思い出と気持ちを残しながら、暮らしも良くできると考え、リフォーム業界への就職を決意。新卒でホームテック株式会社へ入社しました。

資格

二級建築士/インテリアコーディネーター/福祉住環境コーディネーター

リノベーションへの思い

リノベーションには決めることも考えることもたくさんあり、お客様自身が忙しい中で大変な作業だと認識しています。しかし、お家での暮らし方や家族との時間、これからの人生をどう過ごしていきたいかを見つめなおす、貴重な機会でもあります。

だからこそ、打ち合わせは楽しく、ワクワクしていただきたい!皆さんがこれからご機嫌で幸せに過ごせる家づくりをする時間、住まいの新しいスタートにワクワクする時間を、一緒に大切にさせていただきたいと思っています。

▶︎担当したご家族の事例。お父さまがご両親と住まわれていた家を、今度は息子さま夫婦やお孫さんたちと住むためのお家に。打ち合わせを進めていく中で、『息子家族とこんな風に家のことで一緒に話ができるのが嬉しいんだ』とお言葉を頂き、こちらがとても幸せに感じた思い出深い案件です。

仕事に関するマイルール

  • 楽しんでもらう、お客さまの「好き」と「ワクワク」を大切にする
  • 全力を尽くす
  • お客さま、社内スタッフ、職人さん、メーカーさん、すべての人に感謝の気持ちを持って仕事をする
  • お引き渡し後が住み始めてからが本当のスタート

趣味/好きなもの

① スキー 大学時代からアルペンスキーを始め、雪山の宿に住み込みバイトするほどハマっていました。現在は子供を抱っこしながら滑っています!

学生時代アルペンスキー
趣味のスキー、息子と。

② 断捨離 自分のご機嫌と余裕のある時間を生み出すために、物凄い勢いで断捨離に取り組んでいます。

③ ハーブティー ほっと一息つく大切な時間です。頭痛に効くホワイトウィロウを飲み始めてから頭痛が改善され、それ以来、体調に合わせて様々な組み合わせを楽しんでいます。眠りに良いブレンドハーブティーなども愛用しています。

好きな音楽/映画/本

【音楽】

  • ジブリ音楽
  • RADWIMPS

【映画】

「君の名は。」は映像と音楽の魅力に惹かれ、映画館で2回鑑賞。サントラとBlu-rayも購入して堪能しました。

【本】

川口 俊和さんの『コーヒーが冷めないうちに(サンマーク出版, 2015)』をはじめとするコーヒーシリーズが特に好きです。

【イベントレポート】アーティストのtotoganashi / 近藤百恵さんによる絵のお花屋さん at entrie times ebisu

2024年10月12日(土)、entrie times ebisuにて、アーティストのtotoganashi / 近藤 百恵さんによる「絵のお花屋さん」を開催しました。

珠玉の言葉とともに届けられる、あなただけのお花

「絵のお花屋さん」は、近藤さんが行う、参加者のエネルギーや個性を感じ取り、その人を象徴するお花の絵をその場で描き上げて渡すというオリジナルのドローイングイベント。

参加者が持つ内面的な魅力や個性がアートとして表現され、完成した絵には詩の様なメッセージも添えられています。それは描く過程で得たインスピレーションを綴ったもので、まるでその人自身の物語を表現しているかのようでもあります。

ひとりひとりの内なる輝きを感じ取りながら、その方だけのお花を心を込めて描いていく近藤さん。

1回につき約1時間半、参加者さまが扉を開けて椅子にお座りになってすぐに描き始めます。「考え始めるとぶれてしまうから、最初の印象を大切にしているんです」。

ひとりひとりに向き合う時間の温かさ

描き終わった絵は、自らを見つめ直すお守りのような存在。参加者からは、「あたたかい気持ちになりました」「唯一無二の贈り物です」といった喜びの声が聞かれました。また、メッセージは、まるでその方の魂の深層に触れるようなもので、受け取った参加者さまの驚きと嬉しそうな表情が印象的でした。

描かれたお花の絵には額装オプションもあり、それぞれの好みに合わせてその場で額装してもらえる点も、嬉しいポイントです。選ぶ額もそれそれの好みが現れます。

心に残る体験を提供していただき、誠にありがとうございました。

やさしいあなたへお手紙を #82 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ
こんにちは!お元気ですか?
私は元気です。
先日京王百貨店でやってるターシャデューダ展に行ってきました。見にきている人たちみんな60オオーバーな、感じ…みんなターシャにあこがれてるのかな~。
ターシャは絵本作家、園芸家、人形作家。50歳半ばから自給自足の1人暮しをして92歳まで庭を作り続けました。
ターシャのことば「自分はわがままな人間だ。いろんな便利なものにコントロールされたくない。自分は全部の王様でありたい」
「みんなわたしを理想化して見ています。わたしも人間だということを忘れ、現定のわたしを見ようとしない。
マークトウェインも言っているね。
「人にはみな月と同いように、だれにも見せない素側がある」しびれる〜!!私たちが見ているターシャは切り取られた一部分!実際はどうだったか分からない。ただ好きなこともやってただけなんじゃないのかな~。
まわりがり上げたく印想におどらされないよう注意しよう!では!

 

オンラインコミュニティ「ノートと種まきして」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

電気屋さん、ダウンライトの取り付け工事現場からこんにちは。

こんにちは。リノベめがねです。 今日はリノベーション現場のお話。

電気屋さんの作業が終盤に差し掛かってきました。

電気屋さんは他の職人さんに合わせて工事をしてくれています。解体時、壁ができてきた時、床ができてきた時、天井ができてきた時など、各段階でできることややっておくべきことがたくさんあります。例えば、部屋中が配線だらけだと工事がしにくいですよね。そのため、最初は解体の際に配線を整理し、全員が作業しやすい環境を作ってくれます。

その後は工事の進捗に合わせてタイミングよく作業を進めてくれます。例えば、床や壁、天井に隠れてしまうと作業ができない部分は、骨組みができたタイミングでコンセントを取り付けてくれます。

今回の作業—ダウンライトの開口 今回は天井ができてきたため、ダウンライトの開口を行ってくれています。これも前もって配線を通してあるので、予定通りの位置に設置ができます。

その他にも換気扇が付く位置の開口や、分電盤が設置される位置に配線をまとめたり開口したりしています。分電盤の配線は本当に多いですね。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

リノベーション工事の現場について書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか? 電気屋さんが良いタイミングで来てくれることで、他の職人さんもスムーズに作業を進めることができます。そんな電気屋さんの作業もいよいよ終盤です。器具付けが楽しみです。

事例特集 – “自分たちらしい住まいをつくる”ふたり暮らしのおうち

ふたりで過ごす大切な時間を、より豊かに、より心地よく―。

共に暮らし続けるふたりだからこそ実現できる、自分たちらしい空間づくりがあります。今回は、ふたり暮らしのお客さまとつくりあげたリノベーションの事例をご紹介。お互いを想い合い、より心地よい毎日を目指した空間づくりの物語です。それぞれの生活スタイルから見えてくる理想の住まいのカタチと、その豊かな可能性をお届けします。

DIYアイデア溢れるお家

「DIYが大好きで、やりたいことはまだまだたくさんあるんです。」とお話ししてくれたYさん夫婦、リノベーションは2度目と教えてくれました。職住近接を目的に中古マンションの購入とリノベーションを計画。DIYが得意なご主人とインテリア好きの奥さまと愛猫のチャトラン君ととらじろう君。ご夫婦の「好き」が詰まった、素敵なおうちになりました。

うちの猫くんたちも気に入ってくれたようです。

未来の猫(家族)のために

なんと「猫マドをつけたんです。まだ、飼ってはいないんですけれど(笑)」というSさまご夫婦。生活の変化に合わせ、リノベーションを決意。「猫を飼う予定で、その子のために」と笑顔でリノベーションのご希望を伝えていただきました。理想の暮らしをイメージし、ときには頭を悩ましながらも終始楽しく進んだ住まいづくり。ご夫婦のセンスが詰まった、唯一無二のお部屋が完成しました。

夜も眠れないくらい、楽しい日々でした。

自分たちの「普通」を目指して

引っ越しを機にリノベーションを決めたKさまご夫婦。東京都内にアメリカのコンドミニアムを想起する、理想のマンションを購入することができました。リノベーションの期間は、ご夫婦はお気に入りの家具を選び、楽しみながら空間をつくったとのこと。白というシンプルなカラーを基調としながらも、モールテックスや塗り壁、無垢の床材など素材感にこだわり抜き、洗練されたインテリアが特徴的な素敵な住まいが完成しました。

普通にとらわれない、わたしたち夫婦だけの「カタチ」をつくることができました

夫婦ふたりで立てるキッチン

理想の住まいを求め、中古物件の購入・リノベーションを検討し始めたKさまご夫婦。購入時は不安だった間取りも、リノベーションの打ち合わせが進むにつれ、イメージは膨み「いい家になりそう」と実感していったのだとか。
和室を思い切ってキッチンに変更し、パントリーのための十分な空間も確保することができました。仕様や家具ひとつひとつを丁寧に選び抜き、大満足のお家ができました。

アイデアをすべて実現させたお家

マイホームを考えたときに、賃貸で感じていた不便はすべて解消して理想の住まいにしたいと、中古物件を購入しリノベーションを決意したHさん夫妻。たくさん調べて、話し合って、細かなところまで「こうしたい」をリストアップしていきました。そんなお二人の思いと建築士のプロ目線のアイディアで、すべての要望を叶えた隅々まで心地よいお家ができました。

やさしいあなたへお手紙を #81 – mayamoonからの日々の芽便

やさしいあなたへ
こんにちは。お元気ですか?
寒くなってきて、外に行く時ははおるものがないと心もとない時期になってきました。
あったかい飲みものもおいしい
季節◆オーストラリアで紅茶を買ってきたのですが「strong
English breakfast」という名の通り、濃くてミルクティーにするとおいしいです
「心にひびくことばおみくじ」というものを使っているのですが「ことばおみくじ茶」というものを作ろう!と試作中です。どうかしら?パッケージもこだわりたい!できあがったらおひろめします♥
ではまた来週

 

オンラインコミュニティ「ノートと種まきして」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

大工工事終盤の工事現場からこんにちは。

こんにちは。今日はリノベーション現場のお話です。大工さん工事も終盤に差し掛かってきております。

大工さん作業の進捗

間仕切り壁の設置

間仕切り壁も大体できてきて、お部屋の区切りがグッと出てきました。 以前、解体した時とは全く違う空間に生まれ変わってきています。

以前の様子はこちら

建具(ドア)の枠の取り付け

建具の枠が付いてきたことで、より一層お部屋らしい雰囲気が出てきました。これからどんな扉が付くのか、想像が膨らみます。

各所の仕上がり

玄関周り、書庫、LDKもだんだん形になってきました。これからは棚を付けていく作業に入ります。空間がどんどん使いやすく、生活感のある場所に変わっていきます。

アーチ開口部の制作

お客様が特に楽しみにされているアーチ開口も、少しずつ形になってきました。可愛らしい雰囲気が出てきて、空間のアクセントになりそうです。

アーチ開口の下地造り

曲げベニヤを利用してアーチ開口の下地を造っています。木材をアーチ状になるように慎重にはめ込み、徐々に癖をつけていきます。その後も微調整を重ねて、理想的なアーチの形を作り上げていきます。職人技が光る繊細な作業です。

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

リノベーション工事の現場についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?大工さんの工事も終盤に差し掛かり、一気に空間が出来上がってきています。来週にはお部屋の完成イメージがばっちりとわかるはずです。その後は内装屋さんを始めとした仕上げの職人さんたちにバトンタッチです。工事の進捗を見ているとワクワクしてきますね。

新しい時代からのギフトを受け取ろう!《11月の占い付コラム》BY イルマーヤ

こんにちは。イルマーヤです。

11月も天体の動きは私たちの世界に大きな影響を与えそうです。
みんなが自分らしく生きることができればどんな変化が起こっても、その世界は素晴らしいのだと思います。そして、このコラムが「あなたが、あなたらしく生きる道」のための気づきの一つになれば嬉しいです。

さて、前回のコラムでは手放しをテーマにしました。今回は私が手放しをした時に気づいたこと、その先にある「受け取ること」について書いてみようかと思います。

その前に11月の占いをチェックしたい方はこちらをクリック

断熱サッシ交換のためのステップ

昨年から我が家はリフォームを重ねていますが、とうとうリビング&ダイニング、玄関のサッシを変えるということになりました。この記事を書いている最中も、工事の音が響いています。

注釈:ガラスがない景色。陽気の良い日だったので気持ちよかったです。

「サッシを変える」といっても我が家の場合は枠ごと変える大工事です。

断熱効果をアップさせたいという、念願の工事なのですが、この工事をするためにはいくつかのステップが必要でした。というのも、少なくともこの夏くらいまではこの断熱サッシに交換するなどという話は微塵も出てこなかったのです。

FORTUNE LIVING 2024年5月のコラムでは、リビングのソファが入ったお話を書きました。「もうこれで整った!」と思っていましたが、そこで終わりではなかったのです。

それより少し遡り、2024年1月と2月のコラムでは、ワークスペースのお話を書きました。そのステップでは大掛かりな「お片付け」になりました。その後のリビングにソファを入れる時も頑張りました。

その3つのステップがあったからこそ今回のサッシ交換がより具体的になり、現実のものとなったのだと思います。後から思えば、できる範囲のスモールステップの積み重ねだったなと感じます。いっぺんにこれらを全部やるのは、どう考えても無理だからです。しかも、今回のリフォームでは子ども部屋の分割やランドリールームの増築なども同時に行われています。いつかはやりたいと思っていた工事が、一気に進んでいるという状況です。

時間をかけて私たち家族にできる範囲のステップを重ねながら、家が少しずつ快適になっていくことを、ただただ、楽しんでいる毎日です。

受け取りのテクニック

贈り物のイメージ

まだ工事中とはいえ、快適な住環境を受け取りました。なぜこういう流れになったのだろうと、あれこれ思いを馳せてみたらあることに気づきました。それは「受け取る」ということは「受動的」ではなく「能動的」なアクションなのではないか?ということです。

その人に必要なことは起こるし、自然とはそういうことだと思っています。だから、特別なテクニックや方法は正直気にしていません。

でも、受け取るために両手を差し出してみるのも良いのかも、とは思っています。

「受け取るための準備ができていますよ」という合図です。

それは、我が家の場合は大掛かりなお片付けをしながら家族のライフスタイルを見つめ直すことでした。それぞれが、どう過ごしたいのかを考えながら、理想の住環境を思い描いていき、それが現実化していくという引き寄せの法則の波に乗っていったのです。

そして、もうひとつ大切なことも感じました。

「受け取りのサイン」です。受け取りのサインは最近、省略しがちですが、配達員さんに「ありがとうございます」と声をかけたり、感謝のメッセージ入りの宅配ボックスを置いてあるご家庭もあると思います。「ありがとう!」という感謝の気持ちを持つことで、気持ちよく受け取ることができるのかもしれません。

気づきのためのグッドコンディション

受け取っているぞ!ということに気づいていないと「受け取りのサイン」ができません。また、気づいていたとしてもサインをしなければ受け取った実感が薄くなるのかもしれません。

今、手元にあるものはたくさんの人のいろいろな想いがあるのだと思うと、あちこちにサインしたくなりますよね。自然の豊かさや美しさ、壮大さを感じる時にも、サインしたくなります。

気づきのために、心のコンディションを整えておくことが「受け取り上手」になるためのコツなのかもしれません。

時代の動きが加速する11月は自分とつながりながら、気づきためにコンディションを整えつつ過ごしたいですね。さあ、お待たせしました。11月の占いです!

全体運:流れが加速する11月。未来を信じよう!

いよいよ11月です。10月の後半から11月の前半にかけては、風のエネルギーが大きくなって、拡散していきます。1日の新月と16日の満月にも水瓶座のエッセンスが入ってきます。20日の冥王星水瓶座入りに向けての準備が着々と進行していきます。

大きな天体の動きですが「個人の出来事」として、何かドーン!と起こるというよりは、徐々に私たちの価値観がリニューアルされていった結果、今までは選ばなかった選択肢を自ら選んで歩んでいくような、そんな変化が起こるのではないかと思います。

1日の蠍座で起こる新月では、サポートしてくれる家族や仲間の存在を感じ、心強さを感じていきます。自分のことを丸ごと信じることができます。そして、お互いに理解しあえる信頼関係の中で「さあ、次は何をしようか?」と未来のことを考えていく、そんな雰囲気を感じていくでしょう。

16日は牡牛座で満月を迎えます。自分にとっての本当の豊かさとは何か、何度も問いかけてきたことだと思いますが、今の時点での答えが見えてくる期間になりそうです。自分の磨き抜かれた眼差しを信じて、真の豊かさを見出していきます。

新しい感覚を手に入れるために

・変化を恐れないこと
・自分を信じること
・物事の本質を見抜く力

これらが「受け取る準備」として整っていくのではないでしょうか。

今回は、新しい感覚や視点に気づきそうなおすすめのスポットを各星座ごとにご紹介していきます。お出かけして、心をニュートラルに、気づきの準備も整えていきましょう!

♈ おひつじ座

牡羊座のイラスト

視座が高くなりそうです。物語の全体像が見えてくるので、誰のサポートを得ることができるのかも見えやすくなります。協力者を得て、やりたかったことが実現していきます。自分の新しい可能性を見つけやすい時期となりそうです。新しい感覚を楽しんでお過ごしください。
●おすすめのお出かけスポット:お寺

♉ おうし座

おうし座のイラスト

家や職場など、1日の多くを過ごす場所の環境が整っていきます。ひょんなことから改革が進んでいき、不要なものからは離れて、あなたにとって必要なものだけに囲まれる、ということも。環境がよくなることで、より良いパフォーマンスが期待できます。交渉ごともスムーズに進みそうです。
●おすすめのお出かけスポット:インテリアショップ

♊ ふたご座

ふたご座のイラスト

今までの自分なら「これはちょっと無理かも」と避けていたけれど、本当はやってみたいと思っていたことにトライ出来そうです。周囲からの援助を受けたり、好機に恵まれるかもしれません。人との関わりの中にそのチャンスの種は散りばめられています。「これだ!」と思うものをつかんでいきましょう!

●おすすめのお出かけスポット:ヨガスタジオ

♋ かに座

蟹座のイラスト

今まで頑張ってきたことがいよいよ役に立つ時がやってきました。実力を十分に発揮できるシチュエーションに恵まれそうです。身近な人に何気なく教えたことが喜ばれて、もっと多くの人に広げたくなるというような、始まりは小さなことがきっかけかもしれませんが、大勢の人をハッピーにしていきます。
●おすすめのお出かけスポット:コスメ売り場

♌ しし座

しし座のイラスト

あなたらしさにスイッチが入ります。モヤモヤしていた過去の出来事も「今の自分ならどうするか?」と考えることによって解消していきそうです。今の自分にしか出来ないことがあるのだと、自分をしっかりと信じて物事に向き合っていける、とても力強い自信を手に入れる時期となりそうです。

●おすすめのお出かけスポット:旅館

♍ おとめ座

おとめ座のイラスト

心の奥底にある自分自身の思いとつながれそうです。「こういうことが正しいのだ」と思っていることを「本当にそうなのかな?」と問いかけてみてください。もし違和感があるのなら、心の声を聞いてみましょう。新しい自分との出会いに目からウロコな体験ができるかもしれません。
●おすすめのお出かけスポット:ブックカフェ

♎ てんびん座

てんびん座のイラスト

先月に引き続き、思うように物事が進んでいくように感じる期間です。思っていること、起こるこ根気強く身につけていたことが、目に見えて役に立つ時がきました。会社やグループの中での立場や役割に変化が出てくるかも。また、持ち前のバランス感覚や美的センスが生かされるような仕事を始めるかもしれません。自分の感覚を信じて、行きたい未来へと前進しましょう!
●おすすめのお出かけスポット:庭園

♏ さそり座

達成感を味わえる期間になりそうです。ずっと頑張ってきたことにひとまずのゴールが見えて、結果にも満足するでしょう。11月後半、パートナーや仕事仲間との信頼関係が強まり、誠実なものとなります。自分自身の力を信じて、もっと高いところを目指していきましょう。

●おすすめのお出かけスポット:アスレチック

♐ いて座

いて座のイラスト

自分の持っている理想に磨きをかける時期になるでしょう。「もっとこうなっていけば良いのに」ということが、たとえ難しいことであっても、今はその夢を思い描くことが必要なのです。時代はその夢が実現可能なところまで変わっていくのだと、世界と自分自身を信じて夢を大きく膨らませてみてください!

●おすすめのお出かけスポット:露天風呂

♑ やぎ座

やぎ座のイラスト

自分自身の力が底上げされていることに確信を持つ期間になりそうです。気づかないうちにグレードアップしているので、今までになかったような仕事のオファーがあったり、プライベートも忙しそうです。あれこれ起こったとしても、今のあなたならスイスイとこなすことができるでしょう。
●おすすめのお出かけスポット:観覧車

♒ みずがめ座

みずがめ座のイラスト

強い力を感じる時期になりそうです。今まで「人にはわからないだろうな」と思っていたようなことが次第に共感できる人が増えてくるような感じがするでしょう。目指す世界へと向かうためのリーダー的役割を担う人もいるかもしれません。世界の変化を肌で感じる、とても力強い時期になりそうです。

●おすすめのお出かけスポット:古跡

♓ うお座

うお座のイラスト

理想のために忙しく動き回ることが増えそうです。自分の行き先や目標を見据えてきちんと計画を立ててから行動していきます。きちんと結果もついてくるので、充実感のある期間になりそうです。目標がブレないように文字や言葉にしてみると、思いのままに物事が進んでいくでしょう。

●おすすめのお出かけスポット:エアポート

お楽しみいただけたでしょうか? 今月も皆様が心地よい暮らしができますように。

またお会いしましょう!

タイルを使いたい人必見! タイル同士の隙間「目地」について – リノベをマナブ。 #96

リノベーションにおいて、タイルはとても人気のある選択肢。エントリエでも造作のキッチンや洗面所にタイルを取り入れた事例が多くあります。

タイル自体が持つ雰囲気に加え並べ方や配色でも雰囲気の変わります。では実際、お手入れの面ではどうでしょうか? さっと拭き取れるフラットな壁などに比べて、 「タイルの隙間って掃除が大変じゃない?」と不安に思う方もいるかもしれませんね。

今回は、タイルの目地についてのお話です。

お掃除をする際、タイル同士の隙間部分が気になるポイント。特に水回りや湿気の多い場所では、目地に汚れが染み込みやすい、カビが生えやすいといった不安がつきものです。

ただし最近の技術では、従来の目地に比べ、汚れや水分の染み込みを大幅に抑え、カビの発生も防ぐことができる目地材が登場しています。

こちの目地材は、LIXILさんから出ている『スーパークレーンバス・トイレ』。

疎水性(みずをはじく性質)を持つ粒子を使用しており、水分が目地に入り込まず、拭き取りも簡単。結果として、日常の掃除が大幅に楽になるため、キッチンやバスルーム、トイレといった清潔さが求められる場所でも問題なく使用できます。

また、目地幅(2〜5mm)やカラーも選べるため、機能性だけでなく、空間に合わせてデザイン性で遊び心を加えることも可能です。参考にした写真と同じタイルを選んでも、目地の色を変えるだけでまた違った印象になります。

リノベーションは見た目だけでなく、長期間にわたり快適な空間に保ちたいもの。

他にも、さまざまな建築材料が豊富に有ります。不安な点は、ぜひエントリエにご相談ください。

やさしいあなたへお手紙を #80 – mayamoonからの日々の芽便

やさいいあなたへ
こんにちは。ずいぶんすずしくなり日が暮れるのも早くなってきましたね。
そろそろなや豚汁もおいしい季節になってきましたねー!!
今日の夕飯何にしようかな~。
家のをにずっとあるオソーブの針材えの木の実がなり、ほっておいたら黒っぽくなっている!このままだと落ちてしまいそうなのでとってみました。
4*立だし…どうするの?って感じですが、塩漬けにしようかと…
調べると渋けをぬく処王望をしないとらしく、水につけてら庫に10日間くらい置いておくといいとか。毎日水は変える)
冷蔵庫を開けると水につかったオソーブがあるのが日常化していて、なんかそうそれだけで満たされま..。
なんか一種のペット的な感覚?
食べなくてもいいかも...と思えてきます。
欲深いので、オーリーグをてるなら、オリーブオイルイれるくらいの量をやろう!
とかすぐ思ってしまいがちだけど、たった4*立のために時間や労力をさくことが、ある意味ぜいたくな気がして、好しくなります。
10月ものこりわずか、今年は紅葉もおそいのかな~。自然の中にいきたい気持ちがいりいこと。
秋のねなべに色々作りたいものもあったり、ひっそりとゆったりと過ごせるといいなー。
体に気を付けてお元気で。
また来週お使りします。

 

オンラインコミュニティ「ノートと種まきして」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

リペアの工事現場からこんにちは。

今日はリノベーション現場のお話です。リペア工事を紹介させていただきます。(リペア工事とは傷ついてしまっているところや塗膜の剥がれなどを直してくれる作業)

大工さんの道具の画像

リペア箇所の確認

どこかがぶつかってしまったのか、表面の塗膜がはがれておりました。こちらは使用されていた現状の塗膜が少し厚いタイプでして、凸凹にならないようにしなければいけません。

下地処理

現状のままの所と新規で塗るところが滑らかにつながるように、紙やすりで処理しています。同時にパテ材を薄く塗って厚みも調整しています。

プライマー吹付

新規で塗る塗料の吸着が良いように、接着効果促進剤を吹き付けています。

塗装作業

既存の色と合うように調色をして塗っていきます。これが難しい。何回も繰り返し塗って色味を合わせていきます。絵具をイメージしてほしいのですが、微妙な色味を再現するのはまさに職人技です。

完成

無事にきれいに仕上がり、完成です。厚み・色味・つや感も合わせられて良かったです。

今回使用した道具たち

こちらが今回使用した道具たちです。主にアクリルウレタン系の塗料をベースに、リペア屋さん秘伝の調合で作られた塗料です。リペア屋さんによって道具が違うので、その辺りも面白いです。そしてこれらを使って調色をしています。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

いかがでしょうか?今日はリノベーション工事の現場のリペア工事について書かせていただきました。大工さんや内装屋さんなど様々な職人さんがいるのですが、こんなリペア屋さんという職人さんもいます。色んな職種の方々みんなで家を作り上げています。良かったらまた読んでください。

お気に入りの湯呑みと金継ぎ体験 #26 – タバさんのtodoリスト

お気に入りの湯呑みが欠けてしまい、捨てられずに食器棚の奥にしまっていました。いつか使えるといいなと思っていた時、そのタイミングがやってきました。

少し前に参加した金継ぎ体験で、飲み口2箇所が欠けていた湯呑みを修復することに。バランスを見て5箇所に金継ぎで補修を兼ねて装飾しました。

黒にいぶし金が映えて、前よりもずっと素敵な姿に生まれ変わり、新たなお気に入りになりました。

好きな物を手を入れながら長く使えることの喜びを感じた体験でした。金継ぎという技法の素晴らしさを実感しています。

インスタライブ公開しました

田畑が担当したおうちのインスタライブを公開しました。ぜひご覧ください!

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小さな気づきから生まれるそれぞれの自由な物語 – 作家 irrma.

 irrma.(イルマ)は、イラスト作品や刺繍、編み物などの手芸作品を手がける作家。物語に出てきそうな活動名は、見る人の想像力を刺激したいという思いからつけたそう。作品を通じて、自由な発想と小さな気づきの世界へと誘います。

自由に受け取ることを楽しんで欲しい

以前は見てくれた人に「可愛い!」を共感できるのが嬉しいと思いました。それは今も同じなのですが、時間を重ね変化してきた思いがあります。

作品をみた時に感じることは人それぞれで、お気に入りポイントもみんな違ったり、わたしとは違う世界をイメージしている人もいることに気がついたんです。

それは、「作品を見て生まれる感覚」を共同で作り上げているようで。そして、その感覚自体が作品の価値なのかもしれないと思いはじめたんです。

そうして、制作や展示を重ねるうちに「自由っていいよね!」と思うようになりました。作るものが変わっても、作風が変わっても、わたしが作っている、ということだけは変わらない。わたしの幸せは「自由に作ること」です。だから、見てくださる方にも「自由にうけとる」ことを楽しんで欲しいと思っています。

自由な表現と観る人との共創

刺繍作品や編み物、イラスト。

アウトプットはさまざまで共通のテーマは特にないのですが、あえて言うなら「小さな気づき」を表現したいと思っています。

イラストでは「ありそうだけどない物」をよく描きます。それを見て『可愛い』、『変だな』、『キモチ悪い』など、感じ方は人それぞれ。その多様な反応こそが、「小さな気づき」です。

手芸作品も同じ。単なる「物」ではなく、そこに物語を感じてほしい。見る人や使う人が自由に物語を紡いでいく。それが私の表現です。

これらの物語に正解はありません。壮大なものでも些細なものでも構わない。架空で、その場限りのオリジナルストーリーでいい。

ただ、感じるままにイメージの世界を味わってもらいたい。みなさんの自由な発想で、作品を通じて小さな物語を一緒に作っていけたら、と。

これからの展望 – より深い共創を目指して

正直なところ、技術的にどうかとか、売れるか売れないかとか、そういう評価のようなものが気になる時もあります。

でも、それを考えてしまうと、手が止まってしまうというか、何を作っていいのかわからなくなってしまうのです。揺れて、心が迷子になってしまう時は、本当に辛いのです。でも、展示を見てくださる方や応援してくださっている方、作品を購入してくださる方がいらっしゃるということが、大きな心の支えになっているので、本当に感謝しています。

今後も小さな個展やグループ展などをやっていきたいです。見ていただける機会を作ることは、わたしにとってもすごく刺激的。作品を見るだけではなく、その時間をより楽しんでいただけるような工夫をして、観覧者と一緒に作りあげることをやってみたいです。

また、イラストと刺繍や編み物などの手芸作品とをリンクさせて、わたしの表現できる世界をもっと広げていけたらいいな、と思います。

わたしの幸せは「自由に作ること」。見てくださる方にも「自由にうけとる」ことを楽しんで欲しいと思っています。これからも、小さな気づきと自由な発想を大切に、みなさんと一緒に新しい物語を紡いでいけたらいいなと思っています。

irrma.
Instagram

事例特集 – “もう一度、住まいを好きになる”家族それぞれの物語

人生の素敵な転機に寄り添い、もう一度、住まいを好きになれるように―。

お子さまの独立、趣味の時間の充実、新たな家族の形。今回は、それぞれの暮らしの変化に合わせて、長年愛着のある我が家を、より快適で心地よい空間へと生まれ変わらせるストーリーをご紹介します。それは、単なる住まいの改装ではなく、新しいライフステージに寄り添う新しい形との出会いでした。

南国リゾートが夫婦の憧れ

南国リゾートをイメージしたN様邸

東京都渋谷区にご夫婦でお住まいのNさん。沖縄のリゾートホテルに魅せられ、遊びに行くたびに「こんな空間で暮らしたい」と感じていたそうです。その夢を実現すべく決意したリノベーション。ご主人「自分たちの思い通りの空間にしてもらえましたから、外出や外食が減って、家で過ごす時間が明らかに増えましたね。リビングにヨガマットを並べて妻と一緒にヨガをしたり、趣味のギターを弾いたりして過ごしています」と。奥さまは「以前は友人を呼ぶのもちょっと躊躇していたんですよね。なんとなく窮屈な雰囲気の間取りでしたから。でも今はこんなに広い空間がありますから。皆を呼んでよくホームパーティしています」と、新しい暮らしの魅力を語ってくださいました。

南国のリゾートホテルを、東京の自宅で実現しました。

ようこそ美術館へ!

築30年のマンションにお住まいのKさんご夫妻。当初は水回りのリフォームを検討されていましたが、奥さまの「こうしたい」という想いから、フルリノベーションへ。特にこだわったのは「いらっしゃいませ美術館」と名付けた廊下スペース。奥さまの好きな作家さんの作品をはじめ、家族旅行の思い出や記念の品々が、ギャラリーのように美しく並びます。大切な仏壇もすっきりと収まり、新しい暮らしが始まりました。

リノベで見つけた、未来の快適なカタチ

築20年以上のマンションで暮らすOさんご夫婦。ご主人の退職を機に、気になっていた水回りの不具合をきっかけとして、全面的なリノベーションを決意。「一緒にリノベーションを進めたい」と感じた雰囲気を大切に、10か月かけて理想の住まいづくりを実現。「最後は牡蠣パーティーで施工チームと完成をお祝いしました」と奥さま。今では同じマンションの方から相談を受けることも。「かつての自分を見るような思いで『きっと大丈夫』と励ましています」と、温かな笑顔で語ってくださいました。

夫婦のキュレーションが紡ぐ空間で

マンション購入時より「いつか理想のリノベーションを」と考えていたFさんご夫婦。愛着ある住まいの記憶を残しながら、建築家の美学を取り入れた心地よい空間づくりを実現。「ドアを開けたとき、住んでいた懐かしさを残しつつ、快適性は格段に上がった」とご主人。奥さまも「キッチンに立ちながら会話を楽しめる」と、新しい暮らしの心地よさを。「出張から帰ると、お気に入りの椅子で過ごす時間が、より大切なひとときに」と、ふたりの暮らしに寄り添う住まいの魅力を語ってくださいました。

緑豊かなベランダのある大人の隠れ家 

慣れ親しんだ土地で、戸建てからマンションへの住み替えを決めたMさんご家族。これまでの住まいの経験を活かし、風通しの良い快適な空間を実現。玄関を入ると、ガラス越しにおしゃれな小上がりが出迎え、その先には広々としたダイニングテーブルと緑豊かなベランダが。「猛暑でもエアコンがいらないほどの心地よさです」とご主人。奥さまは「自分の暮らしを知ることが基本。お気に入りの空間を中心に考えることで、理想の住まいが見えてきます」と、新しい住まいでの発見を語ってくださいました。

何が好き?
大切なものを知ることは
自分達を知ること

未来も好きなものに囲まれて

10年間温めてきたリノベーションの夢を実現したTさんご夫婦。3人のお子さまの独立を機に、これからのふたりの時間のための住まいづくりを決意。「自分が病気をしたこともありまして、とにかく彼女の方が、多分、僕よりも長く人生を生きると思っていたので。年齢的にもね、60半ばを過ぎて親も看取り、子どもも独立したので、後々彼女が困らないようにできたらな良いなということですよね。」とご主人は奥さまへの想いを優しく語ってくださいました。

結婚に、子育てに、仕事に、いろんなことがあったね。
これからもふたりこの家で、未来を紡いでいこう。

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