築年数を重ねた戸建てには、家族の思い出が刻まれています。その大切な家をただ残すのではなく、住まう人の「今」や「これから」に合う空間へ生まれ変わらせることで新たな暮らしがはじまります。
今回はエントリエが手がけた、30年以上愛されてきた家のリノベーション事例をご覧ください。
家事をしながら、子どもの笑顔が見える安心のリビング(築50年)

曽祖父母から引き継いだ築50年の家。耐震補強、耐熱やシロアリ対策までしっかり施して安心の住まいになりました。リビングを中心にした設計で、家事をしながらでも子どもの様子がすぐに目に入る安心の間取りに。リビングから見えるご主人もよく遊んだという、思い出の階段は今では息子さんの遊び場です。
「家ができるまでを一緒に見れてよかったです。大きくなっても、少しでも覚えていてくれるといいなって。」
キッチンを中心に、家族の笑顔が自然と広がる家(築32年)


叔父さまから譲り受けた築32年の木造戸建てをリノベーション。以前はピットリビングでしたが、段差をなくしフラットに。サンルームやキッチンの配置も、子ども達の姿を見守りながら、“家事がしやすい動線・視線”を大切に設計しました。料理好きの奥さまが活き活きと過ごせる空間と、家族が集うにぎやかなひとときをつくりだしました。
「子どもが小さいうちは、勉強やお絵かきしているところを家事をしながら見ていたくて、カウンターキッチンを希望しました。キッチンもフラットにしてもらうことで配膳も楽になります。」
“個を大切にしつつ、つながる家族”の暮らしへ(築36年)

建売住宅からの住み替えで、築36年の中古物件を購入した4人家族のHさん。廊下や扉が多かった間取りを、部分的に開放。加えて家族それぞれが仕事や趣味に集中できるよう、あえて視線を遮ることでプライベートを尊重できる設計にしました。“家族が家族じゃなくなる家”というコンセプトを通じて、ほどよい距離感のある共有と個の空間が両立しています。
「家族って、存在を感じられるだけで安心するんです。」
“スケルトン工事で安心”回遊式動線にこだわった戸建て住宅(築38年)

築38年が経つご実家のリノベーションを決めたNさまご夫婦。鉄骨造の建物でしたが、屋上の水漏れの不安や住宅機能の懸念が多く、スケルトン工事をご希望でした。間取りでは玄関を中心とした回遊式の動線でストレスなく暮らす工夫アを。建物の外と内、両方の問題を一括で解決したことで安心のお家になりました。
「老朽化している部分や構造的に変えられるところと変えられないところ。いろいろ出てくるのでプロに見てもらえて安心しました。」
“生活と仕事を調和させる”たのしい土間の家(築40年)


築40年を迎える、お母さまから受け継いだ一軒家をリノベーション。自分達らしく心地よく暮らし、在宅で楽しく働けるようにと、生活と仕事が隣り合わせでできる環境を整えました。リビングまでつづく土間や廊下の書棚スペース、暗室など。まるで“基地”のような遊び心ある空間設計で、仕事も暮らしもワクワクする家に変身しました。
「お仕事関係のお客さまが打ち合わせにきたときも、わざわざ靴を脱いでもらうと面倒だろうし、帰るタイミングも難しくなるでしょう。仕事をしやすくするためにも土間はつくりたかったよね。」