オートクチュール刺繍の技法を用いて、動物モチーフを中心にアクセサリーを制作するBroderie La mienne(ブロードリー ラ ミエンヌ)です。

私は子どもの頃からものづくりが大好きでした。バッグやワンピース、コートやセーター、なんでもつくってくれた母の影響です。なかでもかわいいロバが引いている荷車に、色とりどりの花……母が美しく刺繍してくれた幼稚園バックは特別でした。「自分も刺繍がしたい」と母に教えてもらったのが、刺繍をはじめたきっかけです。それからは、持っていた縫いぐるみの洋服やビーズのアクセサリー、編み物といつも何かをつくる日々でした。

現在の活動につながる「オートクチュール刺繍」との出会いは、一冊の本でした。オートクチュールの世界が紹介され、その美しい作品の数々に魅了されました。「私もこんな風に刺繍がしてみたい。これなら自分がつくりたいものが表現できるのでは!」と思い、教室に通い始めました。


小さなビーズやスパンコールを敷き詰め、さまざまな素材を組み合わせるオートクチュール刺繍の世界は、きらびやかで繊細で、どんどん引き込まれ、夢中で刺繍をする毎日でした。

オートクチュール刺繍を、日常に寄せたアクセサリーへ

技術を習得しオリジナル作品を作り始めた頃、「オートクチュール刺繍はきらびやかで心がときめくけれど、自分が身に着けて歩くとなると、なにか特別すぎる雰囲気だな」と感じていました。そして、「大好きなオートクチュール刺繍の作品をもっと気軽に、日常的にも身につけられたら」と考え、もっと身近に感じられるものを目指して制作を始めました。

遊び心のある可愛いアイテムで人気の動物シリーズは、ニュアンスカラーやシックな色味でポップになりすぎない、可愛いけれど、大人の女性がさり気なく遊び心を表現できるものを目指しています。キラキラ輝くビーズやビジューと、マットな質感のものを組み合わせたり、ファーを組み合わせたりと、繊細な表現にも心を配っています。

創作から溢れる幸せ

新しいデザインを考えるときは、さまざまな刺繍作品を見たり、たくさんの素材を並べ、組み合わせを変えながら何度も何度も試作を繰り返しています。生み出すまでとても時間がかかりますが、組み合わせを変えると思いもよらない可愛さが生まれたりするので、試作をする時間を大切にしています。

活動を始めた当初は、きらびやかなビジューを使ったものが多かったですが、動物をモチーフに制作してみようと思い立ってからは、さまざまな表現ができるようになったと思います。

今までたくさんのアクセサリーを制作してお届けしてきましたが、本当にたくさんの嬉しいお言葉をお届けした方からいただきます。「言葉をあまり上手に話せなくなった母が、アクセサリーを一目見て久しぶりに嬉しそうに言葉を発してくれた」、「箱を開けた瞬間に、わぁっと声が出るほど感激しました」など、私の手からつくり上げたものでこんな風に思っていただけるなんてと、毎回幸せな気持ちで一杯になります。

わたしにとって作品づくりは、幸せを与えてくれる存在です。

今まではオンライン販売のみで、実際に作品を手に触っていただく機会がほとんどありませんでしたが、今後は実際に見て選んでいただけるような活動もしていきたいと考えています。

Broderie La mienne オートクチュール刺繍アクセサリー
■ Instagram

 @la_mienne_yumiko
■ Creema
 https://www.creema.jp/c/petit-eclat/item/onsale

リノベーションについての
ご相談はこちら

住まいのこと、
お気軽にお話しください!
お話して理想の暮らしについて
一緒に考えてみましょう!