「子ども向けアート教室があったらいいな」。

子ども向けアートワークショップ『キッズアートひろば』を主催しはじめたきっかけは近所のママからの声がきっかけ。また、自分自身の子育て中も、子どもたちが気軽にアートに触れられる機会が少ないと感じていたため、少しでも「創る楽しさ」を伝えられたらという思いもありました。アートや子育て、幼児教室で働いた経験を生かしたアート教室をスタートしました。

子どもたちが描く絵やつくるものには毎回感心させられています。大胆な構図に慎重な色塗り。すべてが芸術的です。アートは、個性が全面にでます。むしろ隠すことはできません。

子どもたちの素直で自由な表現が、自分の創作に対しても刺激になっているように思います。

また、ご参加頂いた親御さんから「子どもが『すごく、楽しかった』と言っていました! また参加したいです」といったご感想をいただくこともあります。

わが子の“楽しかった”という言葉は、親はとても嬉しいものです。はじめは緊張していた子が、次第に打ち解けてきていろんな事を話してきてくれたり、終わるころにはニコニコしながらお母さんに出来上がった作品をみせたりしているのを見ると私自身も喜びを感じます。

五感を研ぎ澄まし、豊かな人生を生きる

『sofa 温』(2022.7)

現在の活動は、子ども向けワークショップだけではありません。画家として20代の頃からソファをモチーフにした絵を描くことが多く、またここ数年は詩も書き、それをもとにした抽象画も描いています。

なぜソファなのか自分でも明確な理由ははっきりしていません。ただ、“自分を包み込みゆったりできる空間”、つまり、自分の居場所を常に探している心の表れなのかなと思ったりしています。

創作するうえで自分のなかで大切にしていることは色の組み合わせです。納得がいくまで色を重ね、観る人の心にすーっと風が吹いて気持ちが明るくなる、そんな絵を描きたいと思って筆を動かしています。また、目をつぶると出てくる風景や色合い、心に染みていく感覚を大切にしています。幼少期に住んでいたイギリスの片田舎。そこでの風景や空気が感覚として心に深く刻まれていて、創作の原点になっています。

『Circle of life』(2021.6)

気持ちが沈んで、創作意欲が湧かないこともあります。

そんなときは、自分が好きなことを積極的にすることを意識しています。映画に音楽、読書、ラジオ、スポーツ、ネイルアート、友人と会うこと……自分が知らない世界は、まだまだたくさんあります。

子育てが落ち着き、自分のための時間が増えてきたことでわたしの“好き”に素直に向き合えるようになりました。若い頃よりも、好奇心は旺盛になってきたようです。“好き“を軸に五感を研ぎ澄ますことで視野も広がり、創作意欲につながります。

これは創作のためだけではありません。数年前に大病を経験したことで、「一度しかない人生を楽しく生きるため」と強く思うからです。

『Untitle』(2008)

創作は今、心の支えです。内気で繊細だった幼少期から絵を描いていますが、「好きでたまらない」というよりも「描き続けていることで、気持ちが落ち着く」のだと感じます。生きていればさまざまな壁にぶち当たります。それも、小さなことから、大きなことまで。そんなとき、“わたしには絵があるんだ“と、乗り越えられたことが何度もありました。

今、興味があるのは障害のある方が描く絵。構図や色彩にこだわりがあり、素晴らしい世界観をお持ちの方が多く、心が打たれる作品をいくつも目にしました。今後は、子どもに限らず、さまざまな方に向けたアートワークショップを開催してみたいと思っています。

ワークショップ情報

①キッズ向けワークショップ『キッズアートひろば』
場所:宮前市民館(川崎市宮前区)
対象:年少・中向け教室、年長~小学校低学年向け教室
URL:https://r.goope.jp/lisahoshi1726/

② 親子アート教室
場所:田園都市カルチャー&健康スポーツセンター(川崎市宮前区)
対象:未就園児
URL:https://denentoshi-cul.com/

LISAKO NIWA
■ Instagram
 @li.sa3703
■WEB SITE
 https://r.goope.jp/lisahoshi1726/

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