古くなった住まいを新しくする <Re>だけでなく、住まいを通して、ご家族の「こうありたい <Be>」という願いまで実現したい……そんなエントリエのコンセプトに共感してくれた、ファッションデザイナーKODAI YASUNOさんによる連載。愛着のある洋服を染色することで、新たな命を吹き込み、クローゼットの中に眠っていた相棒を再びあなたのお気に入りの一着に。そんな一人ひとりの物語を紹介していただきます。

KODAI YASUNOとは
安野 広大(やすの・こうだい)さんが立ち上げた染色とシルバーアクセサリーのオーダーを受けるアパレルブランド。専門学校でデザインとファッションビジネスを学んだ後、WEBマーケティング会社での勤務を経て、アパレルショップ店長へ転身。2019年より自身のブランドをスタート。

#08 飲食店舗の暖簾染色

今回のお客さまは大人の公園をコンセプトに、ダイニングバーを運営されている方です。緑あふれるオーガニックなイメージの内装に合わせた暖簾を探されていましたが、いいものが見つからなかったためにシンプルな白色の暖簾を購入したそうです。

ただ実際にお店の中に配置してみたところ違和感があったそうで「お店のコンセプトに合うように染め替えて欲しい」というオーダーをいただきました。

“既製品では表現できないコンセプトの体現”

ご依頼いただいた飲食店には”オーガニックで健康的”、”大人の公園のような新たな交流の場所”、”挑戦者を応援する”といった思いが込められており、こうしたお店の軸となるコンセプト・思いを踏襲した上で、おしゃれな暖簾に染め上げる必要があります。

今回の染色は「異なる2枚の染色をお願いしたい」というご内容だったので「自然」を共通点に、異なるデザインで染色することにしました。

1枚目は「オーガニック」なイメージと「公園」を自然の優しさ・爽やかさを彷彿とさせる優しい色合いの緑を使用することで表現し、グラデーションになるよう染色。

2枚目は「挑戦者を応援する」というコンセプトを意識しながら、何ごとにも負けない挑戦者の強さを自然の強さと照らし合わせ、木をモチーフに染色をおこないました。

“「はじまり」の裏側にある、思いや情熱を表現”

▷お客さまの声「コンセプトや思いをしっかりと踏まえた上で、素敵な暖簾に仕上げていただき、大変満足です。またお願いします」

店舗をつくる、ビジネスをはじめるなど、「はじまり」の裏側には思いや情熱が必ず存在します。その思いや情熱をいつまでも忘れることなく、より多くの方の目に見える形で表現する。

その表現方法として染色をいたします。

店舗内装(暖簾やテーブスクロスなどの布製品)でお困りのことがございましたら、ぜひご相談ください。

● KODAI YASUNO

【Online shop】https://shop.kodaiyasuno.com/
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