北島 一広
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北島 一広 / Kitajima Kazuhiro
設計営業・ジェネラルマネージャー
リノベーション歴25年。子ども時代は、布団屋さんを営んでいた両親の背中を見て育ち ました。今まで様々な設計を通してたどり着いたルール、それは、「ゼロベース」。固定概念や思い込み、売り込みや効率を一度無視して、お客様の言葉と自分の信念だけを考えて設計する事。そこに新しい発見や驚きがあります。それこそが、人を喜ばせるトキを創り出せると思います。

みなさん、こんにちは。エントリエのジェネラルマネージャー、北島です。リノベーションを始めて、もう20年。デザインリフォームが大得意で、コンテストでは賞をとったこともあります。

今日はそんな業界歴の長い僕が「家の中の湿気対策」についてご紹介します。梅雨の時期を含め、湿気が気になることってありますよね。少しでも日々の暮らしが快適になるよう、おうちでできる工夫をお伝えしていきます。

SUMMARY
私たちにできること。場所別に考えるお部屋の湿気対策

  1. 湿気対策に大事なのは「換気」
  2. 寝室の窓の結露は「断熱性UP」と「調湿機能の追加」
  3. 洗面所の湿気は「対角線上に空気を通す」
  4. 押し入れの湿気は「外壁面の断熱性を上げる」

場所別に考えるお部屋の湿気対策

湿気対策に大事なのは「換気」

6月は湿度が高い時期。

だから湿気の問題はどうしても避けられませんが、湿気対策に重要なのは「換気」です。

「空気が流れる」ことが湿気対策に良い効果を生んでくれます。

だから「空気の流れがあるかどうか」をまず考えてみましょう。

これは梅雨の時期以外もあてはまります。

日々少しでも快適に過ごそうという場合は、ぜひ通気から考えていきましょう。

寝室の窓の結露には「断熱性UP」と「調湿機能の追加」

湿気に関するお悩みに「寝室の窓の結露」もよくあります。

朝起きると、窓に水滴がたくさんついていてカーテンがカビてしまった… なんてことがありますよね。

このお悩みは冬にご相談いただくことが多いです。

解決方法としては

室内と室外の温度差をなくして湿度をおさえていく

という方法があります。

この方法は梅雨時期の湿気とは少し違う内容になってきます。

寝室の窓の結露でお悩みの場合はまず「断熱性を上げる」ということを考えてみましょう。

断熱性を上げるときは、窓を補ってあげることが大事です。

例えば、6畳の寝室を2人で使っている場合、外気温が5度ぐらいから結露し始めます。

しっかり対策をしてあげましょう。

断熱の優先度を高い順からお伝えすると

1、窓
2、外壁面
3、内側

になります。

まず断熱を行い、そのあとで湿度を吸収する=「調湿」の機能を足してあげると寝室の窓の結露を抑制できます。

寝室の湿気対策に必要なことは

ます断熱、そのあとで調湿

の順番で考えていただければと思います。

洗面所の湿気は「対角線上に空気を通す」

「洗面所がカビる」

こんなお悩みも多いですね。

こんなとき、すぐに頭に思い浮かぶのが「換気扇」です。

単純に換気扇をつけっぱなしにしてもらうことが、身近な解決方法になってきます。

ただ換気効率の視点で考えてみると、気密性の良い空間で換気扇をつけても「空気が入ってこない」と効率が悪くなります。

空気が入ってくるところ、空気が抜けていくところ(換気扇)。

これが対角線上にあるのが、いちばんいい形です。

例えば洗面所の換気扇が天井にある場合、窓を開けて換気するかと思いますが、空気が動くだけなので全体の換気にはなっていません。

この場合は窓を閉めていただき、ドアを開けましょう。

そうすることでドアから入ってきた空気が、上の換気扇から抜けるので「換気能力」が高まります。

単に湿気を吸収する、除湿するだけではなく「空気の通り道をつくる」という視点を持つといいですね。

押し入れの湿気は「外壁面の断熱性を上げる」

「押し入れの中がカビてしまう」というお悩みも考えてみましょう。

原因は温度差や空気が動かないことなどが考えられますが、重要なのは「外壁面」です。

外壁に収納がくっついている面は、最も温度差が生じるところ。

空気が動かないので結露が起こりやすくなり、結果そこからカビてしまいます。

この場合は外壁面の内側と収納の間、ここの断熱を考えていきましょう。

室外の冷たさと室内の温かさが直接触れ合わないことで結露対策ができます。

いつの間にかカビていた… なんてことのないように押し入れ部分をチェックしながら、必要であれば対策を行っていきましょう。

湿気対策としてできることは、ひとつだけではありません。

ぜひお気軽に相談してみてくださいね。

北島 一広
設計営業・ジェネラルマネージャー

北島 一広 / Kitajima Kazuhiro

たじぃー

2級建築士、インテリアコーディネーター、インテリアプランナー

リノベーション歴25年。
子ども時代は、布団屋さんを営んでいた両親の背中を見て育ちました。
今まで様々な設計を通してたどり着いたルール、それは、「ゼロベース」。
固定概念や思い込み、売り込みや効率を一度無視して、お客様の言葉と自分の信念だけを考えて設計する事。
そこに新しい発見や驚きがあります。それこそが、人を喜ばせるトキを創り出せると思います。

ジェルコデザインリフォームコンテストマンション部門 全国最優秀賞受賞

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