二見 奈々絵
記事を書いた人
二見 奈々絵 / Futami Nanae
設計営業
幼い頃からモノづくりが大好きで自分の生み出したものが長年残る仕事がしたい!と建築 を志す。1989年生まれ 神奈川出身。法政大学 デザイン工学部 建築学科卒業。建築を学ぶ中でより身近な住宅設計に興味を持ち、大学卒業後は大手リノベーション会社に就職。お客さまと直接関わりながら設計・施工を一貫で行う大規模なリノベーションを経験する。型にハマった提案だけではなく、より自由でワクワクする住まいを設計したいと思っていた矢先、エントリエと出会う。好きなものを詰め込んだ空間づくりが得意。リノベーションで住まう人にとっての最高の住空間を提供することに幸せを感じている。

みなさん、こんにちは。リノベーションブランド・エントリエの建築士セブンこと、二見 奈々絵です。

インテリアテイストの好みは、はっきりしている方もいれば、そうでない方もいますよね。リノベーションのお手伝いをしていると、「好きなテイスト」がまるっきり違うなんていうご夫婦もいらっしゃいます。今回は、そんなときに私がおさえているポイントをご紹介したいと思います。

SUMMARY
夫婦で「好きなテイスト」が異なるときに考えたい3つのこと

  1. 同じ空間では、テイストを混ぜない
  2. 共通点を見つける
  3. どちらか一方の趣味に偏りすぎない

どちらの好みも諦めない「インテリアミックス」のコツ

同じ空間では、テイストを混ぜない

まずひとつ目のポイントは、同じ空間でいろんなテイストを混ぜないことです。

おうちの中にあるお部屋それぞれが違うテイストであることは空間を楽しむことにつながりますが、ひとつの空間の中は異なるテイストを混ぜすぎないようにしましょう。

共通点を見つける

ご夫婦それぞれが好きなインテリアのテイストには「特徴」があるかなと思います。

その特徴のなかから、お互いの共通点を見つけてみましょう。

例えば素材、色、柄など同じ特徴を持つ部分を組み合わせていくといいですね。

どちらか一方の趣味に偏りすぎない

せっかくのおうちづくり。おふたりならではの“オリジナルなインテリアテイスト”をつくっていきたいですね。「ミックス」するようなご提案の仕方を心がけています。

事例から見る「インテリアミックス」

ここからは、ご夫婦それぞれの好みをミックスした<ふたりの「好き」が創り出した、愛着のある住まい | リノベーション事例 #54>よりYさまのおうちをご紹介していきます。

ご主人は、男前なインダストリアルデザインが好み。例えば、機械っぽく荒々しい感じのアイアンなど、素材感を大切にしたデザインです。一方、奥さまは北欧系ナチュラルで洗練されたシンプルなデザインがお好み。

好きなインテリアの雰囲気が真逆のおふたりでした。

そこで、こちらのお家ではもともとお持ちの家具と、今後新しくしていくテイストをミックスさせ、調和するようにまとめる方向で進めていきました。

例えば、こちらのリビング。

1枚目の写真にある、北欧テイストのひとり掛け用ソファー。2枚目にあるのは、ブラックと木目がミックスされたダイニングチェア。「木目のあたたかみ」と「かっこよさ」に共通点を見つけ、クロスや床材、タイルを選定していくことでインダストリアルな雰囲気に偏らないようにしています。また、キッチン部分はご主人好みのモルタル風の濃いグレーのタイルを。照明のライティングレールとダウンライトのフレームの部分にも、あえてブラックをとりいれています。

フロアの床材はオークをメインで使い、ナチュラルでも少しワイルドなテイストに合うようにしています。

ご主人の好きな空間であるキッチンはグリーンのタイルで差し色を。洗面室では雰囲気を変えて奥さまの好きなナチュラルなタイルを使っています。

また、ウォークインやニッチにも奥さま好みの輸入クロスを取り入れました。

全体の色調は真っ白にしすぎるとかっこいいテイストとずれてナチュラルな感じになるため、今回はベースの壁紙を少しグレーがかった色にしています。小物やアクセサリー類(タオル掛けやフック、コンセントのカバー)には真鍮のプレートや真鍮の素材を使って金属の感じを残しつつ、ナチュラルさを残してまとめています。

優しいけどかっこいい、洗練された雰囲気も残した、Yさまだけのオリジナルな愛着のあるおうちになったのではないかなと思います。

このようにお互いの好みを調和させていけるので、諦めることはありません! 決まったテイストにとらわれず、自分や家族が「好き」と感じるものをそれぞれ調和させていくのも、リノベーションの楽しみのひとつだと思います。

二見 奈々絵
設計営業

二見 奈々絵 / Futami Nanae

2級建築士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター

神奈川出身 1989年生まれ
法政大学 デザイン工学部 建築学科卒業

幼い頃からモノづくりが大好きで自分の生み出したものが長年残る仕事がしたい!と建築を志す。
建築を学ぶ中でより身近な住宅設計に興味を持ち、大学卒業後は大手リノベーション会社に就職。
お客様と直接関わりながら設計・施工を一貫で行う大規模なリノベーションを経験する。

型にハマった提案だけではなく、より自由でワクワクする住まいを設計したいと思っていた矢先、
エントリエと出会う。好きなものを詰め込んだ空間づくりが得意。
リノベーションで住まう人にとっての最高の住空間を提供することに幸せを感じている。

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