totonoe LETTER #5 子どもと家
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半分から上は私の窓。
半分から下はあなたの窓。
あなたの見る世界は
どんな景色なんだろ。
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子ども達と関わる仕事をしていて、
「お片付けや身支度を頑張っていました」
とご家族に伝えると
「普段は全然やらないのに!」
と驚かれることがよくありました。
お子さんもお外の顔を持っていて、
家族以外の人の前ではちゃんと頑張っているんですよね。
けれど、このお話、お子さんのやる気以外にもポイントが。
それは、子どもの為の施設は子ども達が使いやすい環境ということ。
幼稚園や保育所、学校は子どものための場所。
彼ら、彼女たちが暮らしやすく設計されています。
扉一つでも、その年齢に合わせた工夫がされています。
一方で、家は家族が暮らす場所。
どうしても子どもたちにとっては
難しいことも多くなるのです。
そこで、お子さんが使うモノの高さ、重さ、
扉の開け閉め、区別の仕方など
成長に合わせて定期的に見直してあげてください。
お片付け問題を解決してくれる収納は
場所や収納の仕方を工夫するだけで
あっさり行動が変わることもあります。
まずは、お子さんと相談してみてくだい。
どんなことが好きで、どんなことが苦手なのか。
このおもちゃは毎日使うモノなのか、どんな遊び方をしているのか。
そんなお話をしていくうちに、片付かない理由も見えてくる。
そこに気づくことでお子さんのモヤモヤも、
親御さんの苦労も減っていくと思います。
また、決められた場所に片づけるのではなく、
自分で考えて、家族と相談して、やってみる。
使いにくさを感じたらまた改善してみる。
主体性はそんな暮らしの中の小さなことの積み重ねで
身についていくものだと思います。
家族で暮らすお家のこと。
誰か一人が決めるのではなく、
皆で相談する習慣をととのえてみては*
大里 めぐみ / Osato Megumi
茨城県出身、大学入学とともに上京。
日本女子大学人間社会学部教育学科卒業。…
幼稚園の時の担任の先生に憧れて、教師の道へ。
都内私立幼稚園で担任や学年主任、地域子育て支援を行う中で
沢山の子ども達・保護者と関わり、家庭や暮らしに関心が深まっていきました。
「家族みんなが心地よく暮らすお手伝いがしたい」
という思いでホームテック株式会社に就職。
現在は、エントリエ事業部で営業、イベント・WEB担当として所属しています。
「まあむ」と呼んでください!