北島 一広
記事を書いた人
北島 一広 / Kitajima Kazuhiro
設計営業・ジェネラルマネージャー
リノベーション歴25年。子ども時代は、布団屋さんを営んでいた両親の背中を見て育ち ました。今まで様々な設計を通してたどり着いたルール、それは、「ゼロベース」。固定概念や思い込み、売り込みや効率を一度無視して、お客様の言葉と自分の信念だけを考えて設計する事。そこに新しい発見や驚きがあります。それこそが、人を喜ばせるトキを創り出せると思います。

こんにちは。エントリエでジェネラルマネージャーをしている、北島と申します。得意とする「デザインリフォーム」でリノベーションに携わり、長く仕事をしてきました。今回はそんな私が「後悔しない、間取り変更の考え方」について解説していきます。

SUMMERY
後悔しない、間取り変更の考え方

  1. 間取り変更は「希望の間取り」にはならない
  2. 決め方のポイントは「取りたいところから、取りたいだけとる」
  3. スペースを広げるために、廊下をなくす=空間同士をつなげる
  4. 間取りは「あなたにとっての大事なもの」

間取りの考え方は「大事にしているものから」

間取り変更は「希望の間取り」にはならない

《日本×北欧テイストが美しい。ジャパンディスタイルを取り入れたお家 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #47より

間取り変更、と聞くと「どうしたいか伝える」だけのシンプルなことを想像しますが、難しいところもあります。

なぜ難しいかというと「希望している間取りにはならない」からです。

みなさんに思い浮かべてほしいのですが「広さが十分」という家は、実はそんなにありません。「もうちょっと広かったらいいなぁ」というところが、みなさんと話し合う部分になります。

日本の住宅事情を考えると「広くて余裕がある状態」というのは少なく「今ある広さの中でどうするか?」を考えることが多くなります。

決め方のポイントは「取りたいところから、取りたいだけとる」

限られたスペースで、どう間取りを決めていくのか?

私の提案の仕方は「自分が取りたいところから、取りたいだけとっていく」です。

例えば「リビングは広いほうがいい」と思ったら、間取りで確保します。それ以外のところは「残ったスペースでなんとかしてみよう」と考えます。

《ナチュラルテイストな理想の住まい | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY ♯7より

そんな風に、強弱をつける必要があるんです。

強弱をつけずに、なんとなくすべて平均点でやってしまうと、突出した素敵さがなくなってしまい、あまり良い間取りにならないと私は思います。

自分が実現したいことは「強く・大きくするべき」です。

そして、そうじゃない部分は効率化させ、小さくまとめていく。

どう小さくするのか考えるのも大事ですが、まず大きいところで自分がやりたいことをやりきれば、コストにしてもスペースにしても、残りの部分が考えやすくなってきます。

そうすることで「お気に入りの間取り」につながっていくんですね。

建売や新築マンションで「間取りが素敵な」な例は少ないと思います。

リノベーションと比べてみてください。

リノベーションには、素敵な事例がいっぱいあります。

それは住む人の思いを形にしているから。

だからリノベーションは、良い形が多いのではないでしょうか。

スペースを広げるために、廊下をなくす=空間同士をつなげる

リビングを広く取るために、最初に考えるのは「廊下をなくすこと」です。

▷《老後を見据えた介護ができる家 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY ♯10より

廊下は、家の中のハブのような役割があり、そこからいろんなところにアクセスできるという考えがありますが、この「廊下をなくす」にはどんな意味があるのでしょう。

廊下をなくすとは、空間と空間をつなげていくことです。

ただし、つなげていいもの・悪いものがあります。

例えばリビングにつなげていいものに、子ども部屋があります。

《築古のマンションリノベーションで、より安心して住めるお家に | 施工事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #32より

リビングから直接子ども部屋をつなげることで、廊下が不要になります。

また洗面所そのものをなくすこともひとつです。脱衣スペースは必要ですが、洗面スペースをホールと一体化することで、ほかのところに余裕を持たせられ、コンパクトにしていくことができます。

玄関ホールも同様です。

《回遊式の動線にこだわった、スケルトン工事で安心のわが家。 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #40より

玄関から廊下があり、先にリビングがあるのが一般的ですが、この廊下をなくします。

玄関ホールのドアを開けたらすぐにリビング。まるで海外のようですね。

それから「水回り」に関しては、また別の一角に設けます。

こんなふうにレイアウトを考えることが、ほかのスペースを広く取ることにつながっていきます。

間取りは「あなたにとっての大事なもの」

間取り変更は、自分が大事にしているもの・大事にしたいものほどしっかり取りましょう。

そうなると、間取りは人それぞれになりますね。

あなたにとってのおすすめはあっても、みんなが納得する間取りはないからです。

ただ「何を大事にしているか?」といきなり聞かれても、分からないことがありますよね。

そんなときは、エントリエのモデルルームを見にきてください。

エントリエには「ふれあいを感じられるスペース」と「くつろぎをテーマにしたスペース」の2つのモデルルームがあります。

それぞれ大事にしているものが違うスペースです。

そのモデルルームを見ていただき、自分がどちらに魅力を感じるか? を考えてみましょう。

そしてその中で、いいなと思った要素をたくさん集めていきましょう。

その上で、優先順位をつけて自分の家をつくります。

それが自分がいちばんいいと思える間取りにつながると思います。

ひとつひとつ一緒につくっていくスタンスが、エントリエのリノベーションにあります。

ぜひ見にきてくださいね。

北島 一広
設計営業・ジェネラルマネージャー

北島 一広 / Kitajima Kazuhiro

たじぃー

2級建築士、インテリアコーディネーター、インテリアプランナー

リノベーション歴25年。
子ども時代は、布団屋さんを営んでいた両親の背中を見て育ちました。
今まで様々な設計を通してたどり着いたルール、それは、「ゼロベース」。
固定概念や思い込み、売り込みや効率を一度無視して、お客様の言葉と自分の信念だけを考えて設計する事。
そこに新しい発見や驚きがあります。それこそが、人を喜ばせるトキを創り出せると思います。

ジェルコデザインリフォームコンテストマンション部門 全国最優秀賞受賞

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